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アニメ・マンガ

宮崎駿、痛みを感じない人工知能に体を動かさせ「気持ち悪い動きができました」に怒る 115

ストーリー by hylom
SFでは昔からあった議論が現実のものに 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

アニメ映画監督の宮崎駿氏が、人工知能で作り出した「極めて奇怪な動作」をする人間のCG動画に対し激怒したことが話題になっている(ハフィントンポスト)。

これはNHKの「終わらない人 宮崎駿」というドキュメンタリー番組内で放映されたもの。この動画は人工知能で「早く移動する」ことを学習させたモデルを使ったもので、痛覚や「頭が大事」といった概念がないため、頭を足のように使って移動しているという。これに対し監督は、知人の身体障害者を引き合いに出し「極めて不愉快」「生命に対する侮辱」とまで発言している。

たかがCG、ではあるが、つい最近『「ロボット犬」でも蹴っちゃダメ? 倫理めぐる議論盛んに』という話題もあった。

やがて人工知能が発達し仮想であれ現実であれ肉体を与えられるようになった時、それに対してする何事かが生命に対する侮辱になるだろうか? それは人工知能の人間らしさか生命らしい肉体へかが問題なのだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 宮崎さんに何と言われようと自分たちのやり方に自信があるということなのか、衝突そのものに価値があると考えているのか…。
    いずれにせよすごい度胸だと思った。

    • 老いたとて、若い人たち「だけ」に任せるととんでもないことになりますよ、というメッセージを込めたカットでしょ?あそこは。
      タブーを恐れずいろんなことにチャレンジしていく若者の象徴がドワンゴの人たちで、ともすれば内輪のノリだけで暴走していくワカモノを、自らの見識をもとに良いものは良い、悪いものは悪いと、容赦なく叩き斬るジジイの存在が宮崎さんの役どころ。
      労働者人口が減るんだから、年寄りもできる範囲(CGじゃなくても手書きでいいから)で社会参加して下さいといいたいんですよ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 10時06分 (#3116524)

      CGやAI使うと想像外のことが起こる、
      というのを端的に表わすのにゾンビを使おうという川上の趣味もアレだが、
      宮崎の反発も趣味の話だよね。
      技術的な話をしようとした川上と、
      キャラクターの話をしようとした宮崎という、
      話がかみ合ってないだけのシーン。

      プレゼンターとしては川上の失敗だけど、
      技術、やり方そのものを否定されてるわけではないというか、
      否定できるわけもない。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時34分 (#3116428)

    って流れならむしろ川上氏のプレゼンは大成功だろう

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時19分 (#3116422)

    人間や動物の歩行を模倣したいなら明らかにモデル化が不完全だし、
    何か特殊な動きをさせたいなら人型にした意図が分からない。

    総じて何かやりたかったのか不明ではあった。

    • by Anonymous Coward

      映像ではホワイトボードにDeepLearningって大書きしてあった。

    • by Anonymous Coward

      リアルなゾンビモデルの研究かなぁ

      川上「本物のゾンビはあんな動きはしない! 一週間待っていろ俺が本物のゾンビを見せてやる」

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時36分 (#3116430)

    アニメ映画監督の特殊性ってあるよね。
    アニメ映画監督の場合、微に入り細を穿つ演出でキャラクターが動くわけで、
    そこをポンだしでやられても大筋で「なめとんのか」という感想なんだと思うよ。

    逆にアニメのキャラクターはまったく自由意志のない操り人形みたいなもんだから、
    俳優が演出からはみ出した時の「なんじゃこりゃー!」というような驚きは生まれようがないけど。

    倫理とかよりも見せる人間違ってると思う。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 8時49分 (#3116464)

    めっちゃ怒られているのがテレビで放送されてしまった
    http://anond.hatelabo.jp/20161116152814 [hatelabo.jp]

    あのシーンにおいて、どちらが正しいといったことはないと、僕は思っている。それぞれ違う考え方、違う感じ方を持つ別々の人間であるというだけの話だ。

    事実としてあるのは、僕が「ある人」を不快にさせることを、「ある人」のテリトリーでやってしまったということだ。それについては全面的に僕の失敗であり落ち度だ。

    そもそもあの場はなんだったのかというと、CGの世界でどういう技術が開発されようとしているかを知って欲しかったからだ。放送で使われたのは、自社で作った映像の一部が映っていたが、実際は他社も含めた事例紹介の中の一部が切り取られてテレビには放送されたわけだ。

    だそうで。
    あくまでもはてな匿名ダイアリーなので怪文書と言うところで。
    謎の人物「かわんご」と言う人が、投稿のと1分もたたずにはてなブックマークで「誰だろうな-」と言っているので [hatena.ne.jp]誰だか分かりません。

    もう一人あの場で怒られてた人の日記…のarchiveによると
    https://archive.is/YSmEb [archive.is]

    諸々言いたいことはありますが、まああれは番組上の演出であって、実はけっこう、仲良くやらせていただいているということでご勘弁願えないかと思います。
    しかしあのシーン、当然会社に確認が来たわけですが、川上さんよくオッケーしたなと。

    と言う言葉とともに、ドキュメンタリーにもよく出てきた、宮崎氏が客にコーヒーを出してもてなす自分のアトリエのカウンターで話し込む様子の写真を上げています。

    と言う訳で、過剰演出に見事に載せられたネット民が空騒ぎしているだけというのが真相ですね。01論ばかり目立って、煽られている連中、本当に議論がヘタだな、とそれぐらいしか残らない感じ。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時25分 (#3116424)

    そこで知人の身体障害者を連想する宮崎さんが怖い

    • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時35分 (#3116429)

      容赦ない追い込み方をする宮崎駿コワい。
      あれでは川上量生が卑劣な変態みたいになってしまう。あそこでまだ言い訳をしようと悪あがきできる川上会長の根性もなかなかだがそこもえげつなく塞ぐ。「一体何を目指してるの???」

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「人を叱るときには逃げ道を残してやれ」という言葉があるが、
        逃げ道を残さないとこうなってしまうから、なんだな…
        反面教師的に理解した。

        • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 8時55分 (#3116466)
          いや、追い詰めてたように聞こえてもあれは完全に否定した訳じゃないから。
          「(この映像は)面白いと共感する者の間でやればいい。俺の所に持ってくるな。」
          って意味合いのこと言ってたし。

          それにしかられる側もあの映像の流れのまま謝罪の一言を挟んでいないのなら
          「駿さんの意見を解せず口答えした」
          ようにしか取られない。

          一旦「そちらには考えが及ばなかった」事を謝罪して、
          「常識を取り払って新しい可能性が出てこないかやってみた」と主張して
          「今回この内容をサンプルとして提示したのは誤りだった」と再度謝罪するべきだった。

          #とはいえ匿名ブログで「その後も良好な関係」とか言ってるらしいから、
          #駿さんも「こいつはこんな物言いをしてしまうヤツ」と解ってるのかも。
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    • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時57分 (#3116440)

      あなたは重度身体障害者に出会ったことがないのでしょうね
      CGを見て、自分は実際に会ったことがある人の動きを思い出しましたよ

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        普通は連想しても言及しないんじゃない?

        • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 9時31分 (#3116496)

          実際の人を思い出したからこそ「気持ち悪い動き」にカチンときたんじゃないの?

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          想像してもポリコレとか色々考えちゃって素直に口に出すのは無理だよね

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時27分 (#3116425)

    お題に対して、求めてる答えとは正反対の品を持ってきたから怒ってるんじゃないの?
    怒って叱るんじゃなくて、理路整然とした叱り方すれば良いとは思うけど。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 7時28分 (#3116426)

    宮崎だって生命を侮辱した不愉快な映像いっぱい作ってるだろうに。

    • by nemui4 (20313) on 2016年11月18日 7時53分 (#3116438) 日記

      そのへんは生命に対するアンチテーゼ的なものじゃないすかね。
      命の素晴らしさを際だたせるためにワザワザ見せつけている感じだから
      それが単独で存在させられて見せつけられたのが気持ち悪かったのかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 9時40分 (#3116503)

      宮崎はグロは描くけど笑いものにしたりグロを理由に攻撃対象とするわけではないよな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ナウシカ読んだ事ないの?

    • by Anonymous Coward

      俺もドロドロの巨神兵を描いたお前が言うのか、と思った。
      宮崎だってあの場面だけ切り取られて生命への冒涜だ何だ言われたら心外だろ。

      • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 12時54分 (#3116616)

        ドロドロの巨神兵もそうだし、その他いわゆるキモい動きの蟲だのなんだのの
        クリーチャーを大量に生み出してきた人ではあるが、
        それらを笑いものにしたりはしなかった。
        生命の尊厳については非常に厳格な人じゃないかな。

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      • by Anonymous Coward

        まさにこれだろ?
        川上はせっかく「そこに至るまでの過程」を述べる機会をもらったのに自爆しているようだが。

    • by Anonymous Coward

      倫理観や忌避感に引っかかるような映像を作った事が問題なんじゃなくて
      それに付随する作品に対するコメントに配慮が欠けてるのが気にかかったんじゃないの?
      そこを作品作った意図や込められた気持ち考えずに映像だけをとって反論するのは微妙にズレてるような

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 8時29分 (#3116457)

    まず、動画タイトルが誇張してませんか?

    自分の基準だと指摘レベルだと思います、
    まぁそれにつられてクリックしてしまったのは確かですが…

    今回の動画の内容も、宮崎さんの”今現在”の意見を述べただけの事だけ
    なのじゃ無いでしょうか?

    動画に有った、「毎朝、会われている障害者の方…」がもし毎朝会って無かったら…
    と考えるとまた話は変わって来たかもしれませんね。

    ただそれだけだと思います

    • by Anonymous Coward

      激怒でしょ。
      障碍者出して逃げ場無くしてからのフルボッコ。

      社内の人間じゃないし、仕事上の部下でもない、酒の上の話でもない、納期やトラブル等で余裕がなくなったわけじゃない
      相手の社内でのポジション考えない。公衆の面前どころかTVカメラ回ってる前での話。

      取引切れるのを前提にしないとこんな事できませんよ。

      • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 9時08分 (#3116476)

        ドワンゴとスタジオジブリはNHKと組んで長編フルCGアニメを作った実績がある、非常に近い会社ですよ。山賊の娘ローニャ。
        http://www.nhk.or.jp/anime/ronja/staffcast/index.html [nhk.or.jp]
        監督は宮崎駿氏のご子息、宮崎吾朗氏。

        また、ドワンゴ、カドカワの川上量生氏はスタジオジブリにも席をおいています。鈴木敏夫氏の弟子、なんて言ってますが実際には業務提携でしょう。

        と言う訳で、連れてきたトップは社内の人間で、仕事上の部下です。

        映像見ると「激怒」というレベルと言うより部下を叱っている感じですし(宮崎氏が感情的にぶち切れるシーンは従来のドキュメンタリーで何度も起きているのでそれに比べると明らか)取引を切る前提なわけもありません。その後も取引は続いてるようですから。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >社内の人間じゃないし、仕事上の部下でもない
        川上量生氏はスタジオジブリにプロデューサー見習いとして入社してます。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 8時48分 (#3116463)

    ロボット犬が苛められるという事実ではなく、生命に模したものへの虐待を愉しむ人の心のありようが問われているのでは。

    こういった動画について、あーこれは何かまずいんじゃねとうっすらと危機感は覚えるのが「まとも」な人間であるし、
    虐待などの行為自体よりも、これが肯定され何の背徳感も感じない人間が現れる(増える)リスクに対しての反応でもあると思う。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月18日 8時59分 (#3116468)

    作った人、本当は自分の考えで人型の物体がここまで動くようになったの、すごいと思ってるでしょ。キモいとか思ってないでしょ?
    自分が苦労して作った人工生命みたいなもんだからそうだよね。

    だけどまだ未完成で客観的に見るとキモいと言われそうだから、照れ隠しにゾンビみたいなテクスチャ貼って、これはゾンビですよキモいですよとか言ったんでしょ。
    で、本当は誰かに「いいやこれは素晴らしいよ」って言ってもらいたかったんじゃないの?「足りないものが分かってきているなら、後はそれを足せばいい。それらしく"見せる"ことを目的にするなら、それにはノウハウを貸しましょう」ってね。

    日本の文化では謙遜をするのが美徳だけど、最先端のIT技術職では逆に膨らませて未来を語るのが良いとされる。それがおかしな方向でくっついてどっちつかずになっちゃったのでは。
    ありのままで「今は、こんなのだけど将来ものにして見せます」でいいじゃないか。ビジネスパートナーのキーマンに話す話なんだから。

    身に覚えはある。
    自分では自身があって後は時間をもらえればできるレベルまでできたと思っていたのだけど、妙な方向で謙遜したらそのまま叱られてしまい、慌てて後で乗り込んで話をしてなんとか事なきを得たことがある。
    まぁお前と一緒にすんなと言いわれるとその通りなんだけど。

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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