全盲以外の視覚障害者も白杖を使用できる 55
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「空を飛びまわるロボットタクシー」の実現が近づいているという(Popular science、ロボティア、Slashdot)。
このような乗り物は「エアミュール(Air Mule)」などと呼ばれており、イスラエルのUrban Aeronauticsが11月16日、完全自律飛行に成功したと発表した(Popular Science)。テスト飛行は約2分間行われ、問題が発生することなしに完了したという(動画)。
この飛行機は「Cormorant」と名付けられ、テストでは飛行から着陸まですべてが自動で行われたという。飛行に使用する回転翼が飛行機内に組み込まれているのも特徴だそうだ。
iPhoneのロック画面を解除しなくても、端末内の連絡先や写真などを見ることができる方法が発見された(GIGAZINE)。
この手法はSiriと各種アプリケーションの操作を組み合わせたもので、次期アップデートのiOS 10.2(ベータ3)でも利用できたという。対策としてはSiriに「自分の情報」を登録せず、また「ロック画面でのアクセス」を無効化、「写真」へのアクセスを許可しないなどの対策で回避できるようだ。
Googleは21日、Google Play開発者サービスにおけるAndroid 2.3~3.2(API 9~13)のサポートについて、現在のバージョン10.0.0を最後に終了すると発表した(Android Developers Blog、VentureBeat)。
来年初めにリリース予定のバージョン10.2.0では、API 14(Android 4.0.1~4.0.2 Ice Cream Sandwich)以降のみがサポートされる。Google Play開発者サービスに含まれるFirebaseも同様だ。Google Play開発者サービスを使用する開発者は、API 9~13のサポートを打ち切ってバージョン10.2.0に移行することが推奨される。ただし、API 9~13の端末を使用するユーザーが多いアプリの場合、APIバージョン別のAPKをビルドすることも可能だ。
API 9~13のサポートを打ち切る理由として、Android 2.3.x Gingerbreadが6年近く前の古いプラットフォームであり、Android開発者の多くが既にサポートを打ち切っている点が挙げられている。古いプラットフォームのサポートを打ち切ることで、開発者は新しいプラットフォームの能力を活用したアプリを開発できる。Google側の事情もこれと同様だという。
2012年に半数を超えていたGingerbreadのシェアは、11月時点で1.3%まで減少している。Android 3.x Honeycombは2014年6月以降0.1%未満となり、プラットフォームバージョンごとのデータでは報告されなくなっている。
IIJがMVNOとしてサービスを提供している携帯通信サービス(いわゆる「格安SIM」)の新プランとして、契約されたプランのデータ通信量を使い切れなかった場合、500MBあたり100円の割り引きを行う「IIJmioモバイルプラスサービス」を発表した(IIJの発表)。
新たに発表されたのはauの4G LTE網を使用し、端末もセットで提供する「IIJmioモバイルプラスサービス」。毎月の通信量が3GBの「エコプランミニマム」が900円、7GBの「エコプランスタンダード」が1,700円。また、音声通話機能付きSIMを利用する場合はそれぞれ毎月1,600円、2,400円。(ただし音声通話機能付きSIMでは12か月以内の解約の際に解除料が必要となる点に注意)。対象の端末は富士通arrows M03、ASUS ZenFone Go/2 Laser/3。
格安SIMでも複雑な料金プランが登場しつつある昨今だが、大手キャリアと同様端末とセットで割り引きという流れになっていくのだろうか。
米国・フロリダ州モンロー郡のフロリダキーズ諸島で計画されている遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験について19日、フロリダキーズで蚊の対策を行うFlorida Keys Mosquito Control Districtの委員会が議決を行い、3対2で実施が決定した(NPR、Genetic Literacy Project、Ars Technica、Oxitecのプレスリリース)。
放出するネッタイシマカは英Oxitecが開発したOX513のオスで、OX513と交尾したメスのネッタイシマカが産んだ子供は成虫になる前に死滅する。8月には米食品医薬品局(FDA)が環境への重大な影響はないとの最終判断を出しているが、大統領選挙に合わせて11月8日にモンロー郡で実施された住民投票では賛成派が過半数を超えたものの、実験予定地のキーヘイブンでは65%が反対という結果になっていた。
住民投票に拘束力はないが、議決が行われた委員会の定期会合(動画)では、反対派が多数を占めるキーヘイブンでの実施の是非について出席者や委員から多くの意見が出されている。一方、世界保健機関(WHO)がジカウイルス関連の緊急事態終了を宣言しているが、感染が終息したわけではないという意見や、ジカウイルスは感染しても発症しないことが多いため、フロリダキーズで感染者が確認されていないといっても感染が広がっていないとは限らないといった意見も出された。そのため、キーヘイブンでの実施は白紙に戻され、改めて実験地を選定することになるようだ。
カルチャースタディーズ研究所と三菱総合研究所が行った「住みたい街調査」で、男性が住みたい町第3位に秋葉原が入ったという。1位は鎌倉で10.9%、2位は吉祥寺で10.2%で、秋葉原は水道橋や飯田橋、春日、白山などと同じ9.8%。さらに30代男性に限ると秋葉原はトップになるという(東洋経済)。
記事では詳しい分析もされており、秋葉原は特に「未婚で実家に住む30代男性」からの人気がとても高く、それが秋葉原の上位ランキング入りに貢献しているそうだ。また、「彼女がいない未婚男性が住みたい街」や「年収が200万円未満の男性が住みたい街」でも秋葉原が1位になっている一方、年収が400万を超えると秋葉原はランクが落ちるそうだ。この結果を受けて記事では秋葉原について「年収が増えるほど住みたい街でなくなっていく」と称している。
Windows 10はx86版だけでなくARM版もリリースされているが、このARM版Windowsにx86向けのバイナリを実行できるエミュレータが搭載されるという噂が出ている(ZDNet Japan、BusinessNewsline)。
噂によるとこの機能は2017年秋の大型アップデートに搭載されるという。Windows 10 Mobileでは外部ディスプレイやキーボードを接続して利用できる「Continuum」という機能があるが、これと組み合わせることで、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンでx86向けのアプリケーションを実行できるようにするという意図があるようだ。
2015年にNASAのニューホライズンズ探査機が冥王星で巨大なハート型の地形「トンボー領域」を発見したが、その後の研究でこの下に氷の海が存在する可能性が明らかになった(アストロアーツ、CNN、Slashdot)。
「トンボー領域」は冥王星の赤道付近に1000kmにも渡って広がる巨大な領域で、クレーターが無く氷の氷河やスプートニク平原と呼ばれる氷原が広がっている。この領域は月の裏側のように常に冥王星の衛星カロンの逆方向に位置していることが判明していたが、内部構造モデルの研究の結果、平原の地下の海が部分的に凍った「半解けの」状態である場合に潮汐力によりこのような状態が成立しうることが判明した。なお、平原の地上部を覆っているのは窒素の氷だが、water-ice oceanとあるのでこの海は水の氷のようだ。
氷の海といえばエウロパやエンケラドスのものが有名だが、冥王星でもあるとなれば案外ありふれた存在なのかもしれない。
京都大学の河本宏教授らが、ヒトiPS細胞からがん細胞への高い殺傷能力を持つキラーT細胞を作製することに成功したと発表した(日経新聞)。
がん細胞に反応するキラーT細胞をがん治療に利用する研究は以前から進められていたが、高品質なキラーT細胞を効率良く増やすことは困難だったという。今回開発された手法は、iPS細胞を使ってT細胞を再生するという手法。この手法自体は2013年に開発されていたが、既存手法ではがん細胞への殺傷能力が弱い細胞しか作れなかったという。
通常のキラーT細胞は「CD8αβ」という、標的となる抗原を認識するのを助ける分子を出すが、従来手法で作られた細胞はこれとは異なる「CD8αα」という分子を出すため、がん抗原を認識する力が弱かったという。今回開発された手法は、iPS細胞からT細胞を再生させる過程で、「CD4」と「CD8」という分子を共に出している段階の細胞(共陽性細胞)をそうでない細胞(共陰性細胞)から分離して刺激を加えるというもの。これにより、CD8αβを出すT細胞を効率良く誘導できるという。また、この段階の細胞を分離しない場合、刺激された共陰性細胞が共陽性細胞を殺しているためにCD8αβを出すT細胞が生成されないことも確認されたという。
実験ではマウスを使った実験で治療効果を確認したとのこと。また、生体内で正常組織を傷つけず、投与した細胞自体ががん化しないことも確認できたという。
ソフトバンクがIoT向けの無線通信技術「NB-IoT」の実証実験を公開した(日経ITpro、朝日新聞、ソフトバンクの発表) 。
NB-IoTは、最大通信速度が上り62kbps、下り26kbpsと遅いが、通信用のモデムがシンプルで低いコストで対応端末を製造できるのが特徴。消費電力も少ないという(WirelessWire News)。電波を細かく分けて利用するため、1つの基地局で多くの端末と通信できるのも特徴のようだ。
実証実験は駐車場の駐車スペースに通信機能を備えたデバイスを埋め込む「スマートパーキング」を使って行われた。車の入庫・出庫を検知し、その情報をサーバーに送信して管理を助けるというシステムだそうで、このサービス自体はまだ試験的なもののようだが、通信を行うための実験とした十分な内容だという。また、具体的なサービス開始は2017年夏を計画しているようだ。
犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward