フリーランス向けの失業保険、政府が損保大手に創設を提言 56
保険料次第 部門より
政府がフリーランス向けの失業保険創設を提言するという(日経新聞)。
「損害保険大手と商品を設計し、来年度から民間で発売してもらう」とのことで、政府が損保会社に対し失業や働けなくなった際に所得補償を受け取れるような保険の提供を求めるというもののようだ。
売るのはあくまで民間、加入するのも民間なので、現実的に機能するか微妙なところではある。
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政府がフリーランス向けの失業保険創設を提言するという(日経新聞)。
「損害保険大手と商品を設計し、来年度から民間で発売してもらう」とのことで、政府が損保会社に対し失業や働けなくなった際に所得補償を受け取れるような保険の提供を求めるというもののようだ。
売るのはあくまで民間、加入するのも民間なので、現実的に機能するか微妙なところではある。
先日、機密情報暴露サイトWikiLeaksウィキリークスがCIAが使用しているハッキングツールに関する文書を公開したが、これによる影響が広範囲に及んでいるという(過去記事)。
現在でも対策に追われている企業は多いというが、今回の騒動の中でハイテク産業が得た教訓もある。それは暗号化技術はやはり有用性だということだ。公開された文書によれば、CIAの仕事を請け負う代理人は、暗号化されたデータに関してはかなり時間を費やさなければならないという(AP、Slashdot)。
米国政府がデータを入手したいと考えているならば、データが破壊されるような処置はやりにくく、標的を絞った攻撃に頼らざるを得ない。これには相当な資金が必要になるとしている。AppleやGoogle、Microsoftなどは今回明らかになった脆弱性の多くを修正したと言っている。しかし、暗号化をバイパスする手段がまだ残っているとする指摘も多い。
ウェブの生みの親であるティム・バーナーズ=リーが、「今後もウェブが全人類にとって役立つツールであり続けるために変更すべき3つのこと」を語った(World Wide Web Foundation、Slashdot)。
1つめは、ユーザーによる個人情報の管理ができなくなっている点。Webでは「個人情報と引き替えに無料のコンテンツを提供する」というビジネスモデルが主流となっており、そのためさまざまな個人情報の収集が行われ、さらにそれが予期しないところで使われる可能性があるという。
2つめは、Web上で正しくない情報が簡単に広がるという点。昨今では多くの人々が一握りのソーシャルメディアや検索エンジンからしかニュースや情報を得ていないという。こうしたサイトは利用者から収集した情報を使い、「ユーザーが見たいもの」を見せようとする傾向がある。こうした情報は人々を驚かせたり、ショッキングだったり、思い込みに合致したものであることが多く、さらにそれらを悪用して簡単にネット上に広めることができてしまうという。
3つめは、オンライン上の政治的広告には透明性と理解が必要という点。昨今ではネット上で政治的キャンペーンを展開することが珍しくなくなっているが、倫理的に不適切なな方法を使ったものもあるという。たとえば米国の選挙に関連した政治的広告では、偽ニュースサイトに誘導したり、またほかの人を投票から遠ざけるようなものがあったという。
デンマークで14歳の少年が、家の農場に埋まっていた第二次大戦中のドイツの戦闘機メッサーシュミットBf109の残骸やパイロットの遺骨などを発見したという(CNN.co.jp)。
残骸を発見した少年は、歴史の授業で第二次大戦の何かを調べるという課題を与えられており、それを聞いた父親が冗談半分で金属探知機で農場内を探すことを提案したという。父親は祖父から家の農場に大戦中に戦闘機が墜落したとは聞いていたものの、古いプレートか何かが見つかればという軽い気持ちだったようだ。だが、農場内のどうやら沼だったところで機体の断片が見つかったことから、掘削機を借りて7〜8mの深さまで掘り進めることになったという。その結果、パイロットだと思われる骨や着衣、未使用のコンドーム3個、デンマークの硬貨が入った財布、食料配給券といった所持品が見つかったという。
通報を受けて爆発物処理班も出動し、残骸と遺骨は北ユトランド歴史博物館に運ばれた。書類も見つかっており、パイロットの身元も判明する見通しらしい。当時、近郊の都市オールボルグにあったドイツのパイロット養成所から飛来したと思われるそうだ。
自身が作曲した楽曲が、別人の作曲者名義で日本音楽著作権協会(JASRAC)に登録されていたとして、アイドルグループに楽曲を提供していた作曲家がJASRACを提訴した。この楽曲についての著作権使用料を徴収しないよう求めているという(ハフィントンポスト)。
楽曲の作詞を担当した人物が、自分が作曲者であると偽って音楽出版社と契約を結び、その音楽出版社がJASRACに著作権管理信託を行ったと見られるという。
Microsoftは15日、Windows 10 Creators Updateが間もなくリリースされるとのアナウンスを開始した(BetaNews、On MSFT、Neowin、Softpedia)。
3月の累積的な更新プログラムを適用したWindows 10の設定アプリでは、「更新とセキュリティ→Windows Update」に「お待たせしました! 間もなくWindows 10 Creators Updateをお使いいただけます。いち早く手に入れる方法を確認しますか?」と表示される。しかし、リンク先ページで紹介されている「いち早い入手方法」はWindows Insider Programに参加するというものだ。
Anniversary Updateは段階的な提供が行われたため、一般リリースから適用されるまでに時間がかかることもあった。Insider Program参加者には一般リリース前にRTMビルドが提供されるので、いち早く入手できるのは間違いないと思われる。ただし、このページで説明されている内容としては、Insider PreviewでCreators Updateが体験できるという話のようだ。
なお、14日にファーストリング向けの提供が始まったWindows 10 Insider Preview ビルド15058では、評価版を示すデスクトップのウォーターマークが再び削除された。Microsoftは今週中にCreators Updateのサインオフプロセスを開始するとも報じられている。
IPAが2008年に公開したセキュリティ学習のためのソフトウェア「安全なウェブサイト運営入門」に脆弱性が発見された(IPAの発表、JVN#11448789)。
安全なウェブサイト運営入門は、アドベンチャーゲームのようなロールプレイング形式でセキュリティ事件を体験的に学習できるというソフトウェアで、Windowsで動作する。開発は日立インターメディックス。
今回発見された脆弱性は、細工されたセーブデータを読み込むことで任意のコマンドを実行される可能性があるというもの。すでにサポートは終了しているためIPAからの対策は提供されず、使用を停止するという対処が提示されている。
IPAの学習ツールにおいては、先日IPAの脆弱性体験学習ツール「AppGoat」でも脆弱性が見つかっていた。
国土地理院が3月15日、日本の重力値の基準を40年ぶりに更新したと発表した。
日本各所における重力の基準は「重力基準網」として公開されていたが、前回公開されたのは1975年で、公開から40年が経過し、地殻変動などで実際の重力との乖離が大きくなったことから改訂が行われた。新版である「日本重力基準網2016(JGSN2016)」は同日公開されている。
また、任意の緯度・経度および標高の位置の重力値を推定する重力値推定計算サービスも公開されている。
筑波大学が、「時間結晶」の室温観測に成功したと発表している。
液体や気体は、空間に対して均一な性質を持っており、たとえば物理的な位置や向きが変わってもその性質は変わらない。この性質を並進対称性と呼ぶ。いっぽう固体(結晶)については、原子が規則的に並ぶことによってこの並進対称性が破られ、位置や向きに応じた異なる性質を持てるようになる。この性質は結晶の単位毎に周期的に繰り返されることから「離散的並進対称性」と呼ばれている。
物理的な位置や向きだけでなく、時間的にもこの並進対称性は存在すると考えられている。そして、同様に時間軸においても離散的並進対称性(時間的な繰り返しの周期性)を持つ可能性があることが2012年に発表された。このような状態を、液体や気体が固体になる変化になぞらえて「時間結晶」と呼ぶ。2015年には平衡状態では時間結晶が存在しないことが証明されていたものの、非平衡状態では存在の可能性が残されていたという。
今回の実験では、ダイヤモンド窒素-空孔中心(NVセンター)と呼ばれる、炭素原子の代わりに窒素原子が結晶中心部に存在する構造を持つダイヤモンド結晶を使い、このダイヤモンド結晶から取り出した量子電子スピンを用いて時間結晶の生成とその観測を行ったという。その結果、一定の周期で初期状態に戻る振動が長く続くことを観測、時間結晶の存在を確認できたという。
Googleが、同社の提供するクラウドサービスの無料使用可能枠の拡大を発表した(TechCrunch)。たとえばGoogle Compute Engineでは、最小インスタンスである「f1-micro」インスタンスを毎月最大1つまで無料で利用できる。
Google Compute Engineのほか、Google Cloud DatabaseやGoogle Cloud Storage、Google AppEngineなどについても無料枠が提供される(@ITが詳しい)。
Cloud Storageが5GBまで無料なのは趣味利用では嬉しい。詳細はこちら。ただしリージョンに制限があり、利用できるのはus-east1、us-west1、us-central1だけのようだ。
国際便の旅客機内で、充電式のヘッドホンが発火する事故が発生した(CNN.co.jp、CNET Japan)。
事故が発生したのは、北京からメルボルンへ向かう飛行機内。使用者が音楽を聴きながら眠っていたところ、突然破裂音とともに発火したという。
Bluetoothタイプのだと当然バッテリも積んでるでしょうし、中にはこうなるのも出てくるのでしょうが。被害者の写真が公開できる程度の怪我ですんだのがせめてもの幸いでしょうか。
UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア