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医療

短期記憶や長期記憶の形成過程が明らかに 27

ストーリー by hylom
インテリジェントなハードウェア 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

理化学研究所が、海馬から大脳皮質に記憶が転送される新しい仕組みを発見したと発表した(理研の発表読売新聞マイナビ)。

記憶には短期記憶と長期記憶があり、まず脳は物事を短期記憶として記憶し、その一部が長期記憶に移し替えられるという仕組みになっていると考えられていた。短期記憶は海馬に、長期記憶は大脳皮質に記録されるという違いもあるが、どのようにして短期記憶が長期記憶に転送されるのかは分かっていなかった。

研究チームではマウスを使った実験で脳内の神経細胞がどのように働いているかを観察したという。その結果、物事を記憶する記憶痕跡(エングラム)はまず海馬に形成され、その後大脳皮質の前頭全皮質にも形成されることが確認されたという。ただし前頭全皮質のエングラム細胞は最初はすぐには使われない「サイレント」状態で、その後時間とともにアクティブになり、逆に海馬のエングラム細胞は最初はアクティブで、その後時間とともにサイレントになるいう。また、扁桃体に形成されるエングラム細胞は常にアクティブな状態になっているが、時間が経つにつれて想起のための情報伝達ルートが変化することも分かったという。

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  • by jizou (5538) on 2017年04月12日 16時56分 (#3192315) 日記

    海馬がフロントエンドで、大脳皮質がバックエンドのDBなのかな?
    短期的な記憶をみんな大脳に書き込むと書き換えのエネルギーもいるし、
    書き換え回数が大きいと劣化も出る。

    海馬でいったん受けて、夜間に整理した情報を大脳にコピーする。
    大脳皮質では蓄えられた情報と関連するものごとをつないで行くことで、
    関連づけが行われてゆく。
    メインメモリとSSDみたいな関係かな?

    • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 17時35分 (#3192341)

      いや、キャッシュとディスクの関係のような。

      # 私はsync回路が劣化しているんだな。 すぐに忘れる。

      親コメント
      • Re:よくできてるなぁ (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2017年04月12日 18時09分 (#3192362)

        > すぐに忘れる。
         
        内臓フラッシュメモリの書き換え寿命を超過してるのかもしれません。

        親コメント
        • Re:よくできてるなぁ (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2017年04月12日 18時19分 (#3192367)

          うまいことをいう>内臓フラッシュメモリ
          # 誤変換じゃない内臓

          親コメント
          • by Anonymous Coward
            脳は内臓じゃないぞう。
            内臓とは体腔内にある器官ということで。
            体腔内に限らず器官=内臓という広い定義もあるようですが、ダジャレを言いたかっただけなので気にしない。
  • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 16時55分 (#3192314)

    その復習行為自体が前に経験したことを100%再現できていないんだから、復習すれば忘れる確率が減るというは論理は崩壊している
    130年前ものエビングハウスの忘却曲線を否定する論文があれほどあるのに、復習しろ、復習しろとで同じネタに何回も金を払わせて儲けてきた教育業界は反省するべきだ

    • 100%再現するには100%記憶する必要があるだろうけど、それは人間の脳みその容量的に不可能だと思う。
      視覚から得られる情報だけでも膨大になり過ぎてしまうし。
      仮に100%記憶出来たとしても、その膨大な記憶容量の中から再現したい状況を忠実に引き出せる検索機能も無さそうだし。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      100%再現できないと記憶は強化されないはず、という理屈はどこから来るの?

    • by Anonymous Coward

      130年前ものエビングハウスの忘却曲線を否定する論文があれほどあるのに、

      忘却曲線の結果を認めている論文もあるようです.
      例えば, ウィキペディアの忘却曲線の項目 [wikipedia.org]にて紹介されている論文 [plos.org]は, エビングハウスの実験結果を再現したと報告しています.

      忘却曲線を否定する論文には, どのようなものがありますか?

    • by Anonymous Coward

      抽出したい特徴が同じでノイズ分布が異なる複数の入力データセットを学習させたら過学習を防ぎやすそうじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 17時53分 (#3192350)

    短期記憶から長期記憶に置き換わるのにそんなにかかるのか。
    短期記憶ってもっと短いと思っていた。

    • by Anonymous Coward

      実験に使ったのはマウスだからね。ヒトじゃないよ。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 18時04分 (#3192358)

    完全記憶能力をオン/オフ可能にできたらいいなぁ

    • by Anonymous Coward

      経営者「昨日の徹夜残業の記憶を強制リセット」
      社畜「今日も一日頑張るぞい」

      • by qem_morioka (30932) on 2017年04月13日 10時36分 (#3192743) 日記

        映画「月に囚われた男」がちょうどそのような話でしたねぇ

        # 強制リセットの方法が…

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        私の場合、本当につらかった時期の記憶がすっぽり抜け落ちてるんですよね。
        脳は元々そういう機能を持ってるようです。
    • by Anonymous Coward

      小学生時代の男女合同着替えシーンを完全再生ですね。
      # ちょっと署まできてもらおうか

    • by Anonymous Coward

      思い出せないだけで脳内にはしっかりと残っている。

      というのは映画なんかのよくある設定だけど、実際にはどうなんだろう。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 20時37分 (#3192454)

    酷い事故にあった人がその瞬間の記憶がないと言ってるけど、これはどういった仕組みでなるの?
    短期記憶から長期記憶への変換が一時的に停止してしまい残ることなく消えてしまうのかな

    • by Anonymous Coward on 2017年04月12日 22時29分 (#3192507)

      危険な情報なためACLでアクセス不可にしたか
      エラー領域として破棄されたか
      到達経路が通行止めになったか
      事故と自己によりけりなんじゃないですかね

      短期記憶がパーになることは実は極々稀で
      目の端で無自覚に入ってくる情報も蓄積されているものですよ
      知覚可能な知的情報と認識し扱えるかどうかは別物です

      まぁ転記済んだけど意味消失してるようなもんみたいなのも含みますが

      親コメント
    • そもそも短期記憶にすら入ってなかったんじゃない?
      動的な情報が海馬の組織変化になる前じゃ危機情報に上書きされて消えるだろう。

      --
      the.ACount
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      (これから事故が起こるかもしれない!)と思った時のとっさの、
      PTSDへの自己防衛本能かもね。
      ショックで血の気が引いていく、感覚と似ている?ちょっと違うか

    • by Anonymous Coward

      ひどい事故じゃなくても、気絶した場合には気絶する数秒前からの記憶がないことが普通のようだけどね。

      HDDにデータは転送し終わったけど、HDDのキャッシュのデータを書き切る前に電源が落ちてしまった感じなんじゃないだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月13日 1時20分 (#3192572)

    記憶自体は海馬と大脳に『同時に』記録されるって事ですよね。
    だから学習直後でも外部から無理やり大脳に刺激を与えてやれば想起する。
    つまり最初は刺激を大脳へ伝達する経路が形成されていないのが海馬からの刺激で徐々に形成されていき、
    逆に海馬は時間が経つと外部からの刺激に反応しなくなるって事ですよね。
    データ自体はどちらの細胞にも記録されているけど、信号伝達の回路が作られるのに時間がかかると。
    それでいくと、大脳への伝達回路ができあがる前に海馬からの刺激が途絶えると脳の中にデータはあるのに
    取り出せない(思い出せない)ということもありそうですね。

    • by Anonymous Coward

      >記憶自体は海馬と大脳に『同時に』記録されるって事ですよね。

      自分は知らなかったのですが、これって重要な知見ですよね。
      その分野では常識なのか、今回の実験で明らかになったことなのか、門外漢なものでわかりませんが。

      >それでいくと、大脳への伝達回路ができあがる前に海馬からの刺激が途絶えると脳の中にデータはあるのに
      >取り出せない(思い出せない)ということもありそうですね。

      そういや、赤ん坊のころの記憶は、思い出せないだけで実は残っているという話もありますね。
      例えれば、データはあるけどキーがない状態ということかもしれません。

      そうすると大脳側ではインデックスの構築に時間がかかっているのかもしれません。
      海馬は情報の認知的な解釈によるキーの抽出にも一役かっているのかも。

  • by Anonymous Coward on 2017年04月13日 7時57分 (#3192618)

    ドキシサイクリンが記憶障害を引き起こすことも示され、PTSD治療に有望とされる。

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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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