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2017年7月9日の記事一覧(全6件)
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パテント

EFF、食事の栄養情報を記録して今後の計画に役立てるというソフトウェア特許を批判 6

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献立 部門より
EFFが毎月バカバカしい特許に贈る「Stupid Patent of the Month」の6月分で、摂取した食品の栄養情報を記録してメニューの計画に使用するというコンピュータープログラムの特許が選ばれている(Deeplinks Blogの記事)。

この特許(United States Patent 6,817,863)は2001年に出願され、2004年に登録されている。プログラムは食品の栄養情報を提供するデータベースと摂取した食品を日付ごとに入力するユーザーインターフェイスで構成され、毎日摂取した栄養素のやカロリーといった情報を確認できるというもの。栄養情報は食品カテゴリー別に色分けして表示され、データベースから不要な食品を削除したり、栄養情報を編集することも可能となっている。

これについてEFFは、コンピューターを用いたデータの記録と追跡は2001年時点でも新規性がないだけでなく、抽象的なアイディアをソフトウェア特許として認めないという米連邦最高裁の判決(Alice v. CLS Bank、Alice判決)が出ていることから、この特許の請求項は無効だと主張。特許を保有するDynamic Nutritionは特許侵害訴訟をたびたび提起しているが、最初の訴訟では被告のUnder Armourが棄却申立 を行い、Dynamic Nutritionが反論する前に棄却が認められたという。

コンピューターを用いて食事の計画を行う特許はDynamic Nutritionだけでなく、DietGoalというパテントトロール企業も同様の特許を保有して10件以上の訴訟を提起していたそうだ。DietGoalの特許はAlice判決に照らして無効とする連邦地裁判決が出されており、控訴裁判所でも判決を指示しているという。この判決の論理はDynamic Nutritionの特許にも適用されるとEFFは主張する。

EFFは最近「Saved By Alice」プロジェクトを開始し、Alice判決を根拠とした反論がバカバカしいソフトウェア特許に打ち勝った例をまとめている。
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統計

Android 7.0 Nougatのシェアが10%を超える 21

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一割 部門より
GoogleがAndroid Developersサイトで公開しているAndroidプラットフォームバージョンごとのデータによれば、Android 7.0 Nougatのシェアが10%を超えたようだ。

今回のデータは7月6日までの7日間にPlayストアアプリが収集したもので、0.1%未満のバージョンは除外されている。通常、このデータは毎月第1月曜日までの7日分だが、今月は第1木曜日までの7日分となっている。

Android 7.0 Nougatのシェアは1.7ポイント増の10.6%。Android 7.1 Nougatも0.3ポイント増の0.9%となっており、Nougat合計では2.0ポイント増の11.5%となった。Android 6.0 Marshmallowは4月に初の減少に転じ、以降はシェアの変動がない状態が続いていたが、今回は0.6ポイント増加して31.8%となっている。Android 5.1 Lollipopは0.3ポイント減の22.3%、Android 5.0 Lollipopは0.4ポイント減の7.8%。Lollipop全体では0.7ポイント減の30.1%となり、30%を割り込むのも目前とみられる。

このほかのバージョンはすべて減少しており、Android 4.4 KitKatは1.0ポイント減の17.1%、Android 4.1.x~4.3 Jelly Beanは0.7ポイント減の8.1%となっている。Android 4.0.x Ice Cream SandwichとAndroid 2.3.x Gingerbreadはいずれも0.1ポイント減で0.7%となった。

昨年8月22日に提供が始まったNougatは10%を超えるのに10か月を要したが、Lollipopは7か月Marshmallowは9か月で10%を超えており、提供開始10か月後のLollipopは20%を超えていた。次期Android「O」来月にも提供が始まるとみられているが、今後のシェアはどのように変動していくだろうか。
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アメリカ合衆国

夏の暑さの中、アイスクリームのデリバリーサービスは成功するか 48

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冷却 部門より
日本ではサーティーワンアイスクリームとして知られる米Baskin-Robbinsが夏に向け、アイスクリームのデリバリーサービスを全米22都市、600以上の店舗で開始したそうだ(ニュースリリースBloombergの記事、 、 Consumeristの記事)。

デリバリーサービスはDoorDashとの提携によるもので、DoorDashのアプリまたはWebサイトから注文すれば1時間以内に届けられる。アイスクリームのほか、サンデーやシェイク、アイスクリームケーキなども対象で、基本的に店頭で食べるのと同じものらしい。DoorDashでは保冷ケースを使い、アイスクリームが溶けたり崩れたりすることがないように配達するという。

ただし、ホイップクリームは流れてしまうため、サンデーはホイップクリームなしになるとのこと。スクープは蓋つきのカップに入れて提供され、コーンやワッフルコーンを注文した場合は別包装となる。アイスクリームは1スクープから注文できるが、別途デリバリー料金が必要だ。

米McDonald'sは5月、Uberのフードデリバリーサービス部門、UberEATSとの提携によるMcDeliveryサービスを全米1,000店舗以上に拡大することを発表している。アイスクリーム系デザート類もデリバリー対象になるようだ。

カップ充填されたアイスクリームであれば事前に強く冷やしておくということも可能だが、注文を受けて盛り付けるタイプではそうもいかない。フードデリバリーサービス同士の競争も白熱するが、夏の暑さの中でアイスクリームは無事溶けずに届くだろうか。
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idle

江添亮、職務質問される 265

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また別の経験を積む必要 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

自由ソフトウェア主義者、C++ Evangelist、C++標準化委員会の委員、ドワンゴ社員である江添亮氏が、警察官に職務質問された際の顛末をブログに書いている(本の虫の記事)。

リュックを見せる、見せないともめたのち、パトカーの応援も駆けつけ、最大7人の警官に法的根拠のない自称説得行為を受けつつ、公妨だ!拳銃を触った!と言いがかりをつけられたらしい。

ちなみに職務質問をした理由は、「うつむいて、下を向いて歩いていた」、「薬物中毒者はよくうつむいて下を向いて歩くものだ。本官は薬物中毒者を多数見てきた経験論から知っている。君とは社会経験が違うのだよ」ということなので、薬物所持を疑われたらしい。

みんなも昼間から、うつむいて、下を向いて歩いていると薬物中毒者と間違われるので気を付けよう!

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統計

LinuxノートPCの3割がWindowsとのデュアルブートという調査結果 86

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切替 部門より
Phoronixが実施した「2017 Linux Laptop Survey」によると、ノートPCでLinuxを利用するユーザーの29.3%はWindowsとのデュアルブート構成にしているそうだ(Phoronixの記事)。

調査は6月23日~7月6日に実施されたもので、30,171人が回答したという。Linuxとデュアルブート/マルチブートで使用するOSではWindowsが圧倒的に多く、4.4%が複数のLinuxディストロ、3.5%がmacOS(3.5%)と回答している。一方、デュアルブートにしていないというユーザーが62.2%を占めており、BSDとSolarisは合計で0.6%となる。

最も直近に購入したノートPCにLinuxがプリインストールされていたという回答は10.3%にとどまり、およそ9割は購入後に自分でインストールしているようだ。ノートPCを選択する際に重視するポイントでも、Linuxがプリインストールされているとの回答は14.1%にとどまる。これに対し、製品の造りの良さを重視するとの回答は30.7%に上り、パフォーマンス(25.2%)と合わせて過半数を占める。

使用ディストロ(複数回答)ではUbuntuが38.9%を占め、ArchLinux(27.1%)、Debian(15.3%)、Fedora(14.8%)、Linux Mint(10.8%)が続く。LinuxノートPCで主に実行する作業としては、Webブラウズが最も多い82.5%。ソフトウェア開発(73.1%)、オフィス業務(47.7%)、マルチメディア(45.2%)、学校の勉強(25.3%)が続く。SteamのOSシェアでLinuxは1%未満となっているが、こちらでもゲームに使用するとの回答は21.1%にとどまる。
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法廷

米政府が無生物を告訴する理由とは? 18

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対物 部門より
先日、米国で工芸品などを販売するHobby Lobbyが古代メソポタミアの歴史的遺物をイラクから大量に密輸したとして、米政府が民事訴訟を提起した。Hobby Lobbyは輸入手続きに不備があったことを認め、和解の手続きを進めているが、この訴訟の被告はHobby Lobbyではなく、輸入された物品なのだという(Consumeristの記事)。

訴状(PDF)によれば、被告は楔形文字が刻まれた古代の粘土板およそ450点と古代の粘土製封球(ブッラ)およそ3,000点となっている。無生物を相手取った訴訟は「in rem」(対物)と呼ばれ、違法に入手・製造された金品を米政府が差し押さえ・没収するためによく行われているそうだ。

Consumeristによれば、1960年に18金製の鶏が逮捕・告訴されたのをはじめとして、アップルサイダービネガーや子供用のパジャマ、現金、フカヒレなど、対象は多岐に及ぶようだ。18金の鶏は違法に製造・入手されたわけではないが、当時の法律では大量の黄金を保有すること自体が違法だったという。

アップルサイダービネガーを相手取った1924年の裁判では、季節によって保存用の水分を抜いたリンゴを原料に製造したことが偽装表示とみなされた。アップルサイダービネガーの原料に生のリンゴを使用することは、93年後の現在も米食品医薬品局(FDA)の表示基準になっているとのこと。

このほか、パジャマは危険な化学物質の使用、現金は税関での申告漏れ、フカヒレは違法な漁で採取されたとの疑いにより沿岸警備隊が米国籍の船から差し押さえたものだ。ただし、この船は漁を行っておらず、各地で漁船から買い集めたものだと判明したため、裁判所では没収を認めなかったとのことだ。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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