パスワードを忘れた? アカウント作成
13392451 story
書籍

書店がない自治体・行政区が増加中 195

ストーリー by hylom
栄枯盛衰 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

書店が全くない自治体や行政区が増えているそうだ(朝日新聞フジテレビ・ホウドウキョク)。

出版取次大手のトーハンによる7月時点での「まとめ」によると、北海道や長野、福島、沖縄、奈良などに「書店ゼロ」の自治体が多いという。人口減少や活字離れ、雑誌市場縮小、ネット書店の台頭、経営者の高齢化、コンビニの雑誌販売等が理由とされている。

地方に住んでいたり、実家が地方の皆様の地元では、書店減少はどうなっているだろうか。また、大型書店の影響による中小書店の減少は地方だけでなく都市部の問題でもないだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • と前もって言っておきます。

  • 書店の自業自得 (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2017年08月28日 22時39分 (#3269215)

    昔、欲しい本 [wikipedia.org]があって……
    草深い田舎の本屋で取り寄ようとしたら……
    「日之出出版はウチでは取り扱っておりません」と断わられた時に
    もう、地元の本屋では取り寄せまいと思って……

    昔、欲しい本があって……
    草深い田舎の本屋で本を3冊取り寄せたら……
    本が届くまで半年以上もかかって……
    だから地元の本屋ではもう、取り寄せまいと思って……

    アマゾンを利用するようになって……
    だんだん……

    という経緯で本屋をほとんど利用しなくなりました。
    そりゃあ、みんな潰れるに決まってんだろ!

    現在アマゾンよりも地元の本屋を優先して利用するのは、ディアゴスティーニの安い創刊号などテンバイヤーの標的になりやすい本くらい。

    書籍における流通上の問題点は20年前から指摘されていたんだよ。
    以下は電脳倶楽部94号(1996年3月号)の変酋長の小屋より。(強調は私)

    某月某日

                 (前半省略)

      で、「本屋に注文する」という手もあるのだが、その場合は、「で
    きるだけ大きな流行っている本屋」に頼むこと。たぶん今もシステムは
    変わってないと思うのだが、出版の流通では、「その本屋からの注文が
    一定の数以上にならないと、たとえ何ヶ月たとうが配送しない」
    という、
    ワンダホーな商習慣があるらしいのだ。だから、近くに大きな本屋が無
    い場合は、直接出版社に問い合わせるか、「本の宅急便」等を使うのが
    安全&確実。出版の流通は、掟無用のジャングルなのだ。

    amazonが日本に上陸した20世紀末に、その「掟無用のジャングル」に対する
    抜本的な改革を行おうとしたか?

    要するに、これまでの出版社・書店側による怠慢が招いた結果が今なの。
    図書館は予算の問題ありなどのところもあるかもしれないけど、本屋は上に述べた通り。

    #「活字離れ」は嘘。むしろ活字耐性は昔よりも今の世代の方が高くなっている。
    #じゃなきゃ、どうやってネットの文章を読むんだよ。

    • by wood377 (46309) on 2017年08月28日 23時13分 (#3269228) 日記

      > #「活字離れ」は嘘。むしろ活字耐性は昔よりも今の世代の方が高くなっている。
      長文を読まなくなっている。
      元コメントもどれだけの人が全文、読んでるか怪しい気がする。
      目についた単語にだけ、反応している人が増えているのは気のせいか?

      地元の本屋、 e-honに参加してから、客注より、e-honがいいですよ、と勧められた。

      そして、リアル店舗で買うより、通販の方がポイントなんやかんやで、安いのはなぜ?
      店頭に無い確率高いものは、最初から、通販にしてしまう。

      # 勝手に新刊の帯外さないで欲しい。大事な本の一部なんです。

      親コメント
    • by Mistbow (12027) on 2017年08月29日 0時39分 (#3269263)
       私の経験でも、本に関しては

      ・事前に予約しようとしても入荷するかどうか分からないと言われる。発売日に行っても、売り切れていたり、そもそも入荷していなかったりする。発売日やそれ以降に注文しても、版元切れで在庫なしの通知が来る。
      ・他のお店に行っても、置いていなかったりする。あるいは、「あるとすればこのあたりの棚なんだけど、無ければ無いですね」とあやふやに言われる。
      ・いくら探しても無かったが、実は予定の発売日に出ておらず、発売が延期になっていたりする。

      といった状態が長かったので、オンライン書店で注文できるようになった時は嬉しくてしかたがありませんでした……。

       現在でも、興味のある特集がどの程度の量あるのか確認したくても雑誌が紐で縛ってあって分からない、小説の内容紹介が表紙の折り返しに書かれているのだけどビニールパックされているので読めない、辞書辞典系を比較して買いたいと思ってもお店にそもそも置いてない、などということがあったりも。現物がある書店の店頭の方がネット上よりその本に関する情報量が少ないという状況も発生していたりするので、実店舗で買うことが減ってしまっています。本の重量の問題で、電子書籍に移行してしまったことも大きいですが。
      親コメント
    • 普通、「活字離れ」というときの「活字」というのは、ただ単に本を読んでいるかどうかじゃなくて、ある程度の読解力を必要とする、まとまった本や新聞のことを言うわけです。

      そういう意味では、ラノベやネット小説は読んでいるうちに入らない。何も読まないよりはましという程度。

      ましてや、LINEやTwitterみたいな、会話を文字にしただけのようなものを、活字体フォントだからといって「活字」と呼ぶのは変でしょう。
      親コメント
  • by hakikuma (47737) on 2017年08月28日 15時47分 (#3268877)
    ジャスコでさえ110㎞先にあるんで
    利用頻度からすれば書店なんてもっと先にあってもOK
  • by NOBAX (21937) on 2017年08月28日 16時00分 (#3268891)
    Amazon、楽天ブックスやセブンイレブンがあるから無問題。
    重い本を本屋から持って帰るという行為はエネルギーの無駄。
    • by Anonymous Coward

      北海道の過疎地だと上の人みたいな感じだよ、セブンイレブンも
      #トラックや観光客が通るところだと結構あるんだけどね

  • 5時に夢中 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2017年08月28日 16時35分 (#3268917)

    先週金曜日だったかの5時に夢中でこれに似た話題が出てました。
    (記憶で書きます。間違ってたらゴメンナサイ。たぶん、YouTubeあたりで動画が出てるかも)

    映画監督の井筒和幸氏が

     本屋がなくなってきて文化が廃れるような感じがして悲しい

    というようなことを新聞のコラムに書いていて、
    それに対し、月一レギュラーの堀江貴文氏は、

     だったら自分でやれよ。
     僕、何年か前から本屋もやってて、雰囲気の良いカフェを併設したり、
     ファッション雑誌の撮影場所になるようなおしゃれな場所も提供したりしてて、
     今は、黒字だよ。

     田舎の個人経営の本屋って、土地持ちが片手間にやってたのが多くて、
     商品は定価割れすることもなく、返品もOKだし、委託販売みたいなもんだから、
     黙ってても稼げてたから、何にも努力してないんだよ。

    とコメントしてました。
    なるほどね、一理ある。と思いましたです。

    ネット通販以外でも、コンビニで雑誌や漫画などが売られているし、
    本屋はよほど努力しないと生きていけないんじゃないかなぁ。

    #そういえば、本屋ではなくAVレンタル屋になるけど、ニッチに特化して、
    #○○フェチならあそこのお店に行けば必ず目当ての商品がある!というお店もあったとか。
    #だいぶ前に聞いた話なので、もうネットのほうに押されてるんじゃないかなとは思うけれど。

    • by Anonymous Crow (45505) on 2017年08月28日 17時00分 (#3268949)
      >僕、何年か前から本屋もやってて、

      どこでやっているの?
      親コメント
  • 産業の衰退 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2017年08月28日 21時45分 (#3269187)

    書店の減少は産業の衰退と連動してるんじゃないかな?
    本屋の裏の顔として
    企業向けの営業もある
    御用聞きで販売してたりする
    高額テキストも研修用なら人数分用意する必要があるんだよね
    学校ではコピーし放題だけど
    営利企業は原則、引用の範囲を超えるコピーは違法行為
    研修に自作資料を使用しているところもあるけど
    数千円のテキストを購入しているところもある
    テキスト代が一人あたり一万円で受講者が20人なら
    一度に20万の売上になる
    業種によっては頻繁に講習を受ける必要があるところもあるので
    金額が大きい
    そういう需要がなくなると小さな店は回らなくなる
    そもそも企業が無いところではかえって関係ないけど
    企業城下町の小さな本屋もバタバタ潰れているので
    その辺の影響は大きいと思う

    • > 学校ではコピーし放題だけど

      し放題じゃないよ。
      著作権法第35条1項で、学校で教育目的の複製に著作権が及ばない(=著作権侵害にならない)とされていますが、
      これは、たとえば「ある日の朝日新聞に掲載された天声人語をコピーして配り、それを題材にして国語の授業を行う」みたいな使い方を想定したもの。
      一人一冊持つことを想定したテキストのたぐいを一冊だけ用意してそれをコピーして配ったりするのは、「著作権者の利益を不当に害する」ので、35条1項には該当しません。学校で教育目的で行っても著作権の侵害です。 [jbpa.or.jp]

      親コメント
    • by nemui4 (20313) on 2017年08月29日 11時44分 (#3269458) 日記

      >書店の減少は産業の衰退と連動してるんじゃないかな?

      そのまんま、地方の衰退
      そして、日本の衰退

      につながりそうですね。

      昔とある商店街で、普段から店頭では全然売れていないスポーツ店や文具店を見かけて不思議だったけど。
      学校その他公的機関や官公庁御用達で収入の殆どはそっちからだったという話を聞いたことあったっけ。
      若者の働く場所がなくなって、若い夫婦や子供が居なくなった地方はもう後がなさそう。

      親コメント
      • by nnnhhh (47970) on 2017年08月29日 12時46分 (#3269503) 日記

        なんせ年取って年金もらったり蓄えを作った年寄りが
        商店街からどかないですからね…そりゃシャッターも増えるわな

        親コメント
  • えっちでよくない本も扱っていたような個人本屋さんは、本当に壊滅したなって印象が。
    風俗街ですらそういうお店が減ったイメージ。

    そういう本屋は、えっちでよくない本メインとはいえ、
    普通の雑誌や漫画なんかも扱っていたわけで。
    アマゾンでOKとは言っても、地方だと、Kindle化されていない本は届くのに結局数日かかるし、
    欲しい時に欲しい本を買えないのは地味にストレスが溜まって仕方がない。

    • by Anonymous Coward

      えっちはネットで代用できるから、今の人は無理して本を買う必要はないのでは?

    • by Anonymous Coward

      えっちでよくない本なら、同人も込みでDMMがきっと頑張ってるに違いありませんっ!
      きっと電子書籍化もしているはずっ!

  • by nagata_mikio (48041) on 2017年08月29日 21時19分 (#3269849)
    雑誌不況の方が心配になりますよ。特にリーマン前後でトラ技が激ヤセした時とか。今もトラ技は激ヤセのママですが。
  • by Anonymous Coward on 2017年08月28日 16時22分 (#3268912)

    俺の田舎の本屋なんて金儲けの為だけに書かれた流行りの本しか置いてない
    専門書とか古典みたいな本がない本屋はそもそも要らない

typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

読み込み中...