文藝春秋の松井社長が、図書館に対し文庫本の貸し出し中止を要請するという(朝日新聞、日経新聞)。図書館の文庫本貸し出しが文庫の売り上げ減少に影響しているためという。以前より出版社側は図書館によるベストセラー書籍などの貸し出しによって売り上げが低下すると主張していた(過去記事)。
( ´_ゝ`) (スコア:4, 参考になる)
貸出と言わず購入中止がいいんじゃないっすかねえほじほじ。
Re:( ´_ゝ`) (スコア:3, すばらしい洞察)
とりあえず、文藝春秋の書籍だけ扱いを辞めてみて、数年かけて他社との比較をすれば良いと思います。
図書館のデータは示すのに、文庫の地域別売り上げデータを比較して出さないなんて、明らかにおかしいですしね。
読書家の多い地域と、書籍の売り上げは、正の相関関係がありそうですし、まぁ出せないんでしょうね。
もうこの際、ちゃんとしたデータ収集したら良いと思います。
Re:( ´_ゝ`) (スコア:2)
blogやSNSへの投稿等も、入手できない事が多々ありますね!
お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:1, 荒らし)
出版日から一定期間とか限定で、一回貸し出すごとに定価の5%くらいの貸出料支払うとかで良いのではないかな。
図書館の理念とか考えると禁止は無理があるけど、ベストセラーを何冊も複本用意してまで貸し出すことに疑問が残るのも確か。
なんでいきなり短絡的な事を言い出すかな……
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:2)
雑誌は最新刊が貸出禁止になっているのにねぇ。
新刊も一定期間貸出禁止になれば、図書館で読んで
家に帰ってから続きを読みたくてポチる、という
ようなことにならんだろうか。
Re:お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:1)
>家に帰ってから続きを読みたくてポチる、という
図書館に本を借りに行く人たちの多くは、そもそも本にお金を出したくない or 所有したくないのかもしれない。
希望する出版社のみ一定期間は貸本制度にして1割程度/1weekの払うようにしたら良さげ。
システム導入と利用料は希望する出版社側の負担で。
Re:お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:1)
> 図書館にリクエスト出してたくさん買ってもらって、
ちょっと前、リクエストしたら、予算が、、、って言われた。
結局、買っていただいたが、
こっちも予算カットの模様。
その一方、利用者が減ると困る、と。
どこも一緒。
Re:お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:1)
図書館と貸本屋を勘違いしている人がいますからね
話題になった本が貸し出し中ってわかったときに
「何で本を増やせないんだ」って職員に怒鳴りつけてた人が
いましたけど「そんなに読みたいなら買えよ」って思ってた
案の定、しばらくたつとその本を借りる人は皆無になりました
# 最終貸出日が見れたのよその図書館
# 端末でデータ検索している時間の方が長かったあの頃
# ただ、五十音順のキーボードはつらかった
Re:お金取るようロビー活動すればいいのに (スコア:1)
> 「何で本を増やせないんだ」って職員に怒鳴りつけてた人が
聞きますね。
書店併設だと、ご案内できます。九州のどこだったかはそこまで考えている?
> 案の定、しばらくたつとその本を借りる人は皆無になりました
その時に借りようと思ったりもするのですが、自分も忘れている。
その程度の興味だったという事で。
公共図書館の役割 (スコア:1)
そうそう本を買えない層に対して知識と娯楽を提供するのも図書館の役割じゃ無いかね。
特定の種類、特定の出版社の特別扱いなんか出来ない。
それでも文庫本を貸し出して貰いたくないなら、図書館向け卸に出荷しなければいい。
その覚悟も無いくせに、要請なんて無責任な戯言言い出すのは社長失格じゃないか。
図書館専門の卸ってないから (スコア:4, 参考になる)
業界の中の人として一言。
> 図書館向け卸に出荷しなければいい
まず用語的に言うと、出版物の卸は「取次」といいます。
でもって、図書館だけを相手にしている取次はありません。TRC(株式会社図書館流通センター)のことを想定しているのかもしれませんが、TRCの流通上の位置付けは小売店と同じで、出版社からではなく、一般の取次(昔は大洋社だったけど潰れたので今は日販)から本を仕入れます。
だから、出版社がいくら図書館に本を売りたくなくても、小売店との直取引ではないので、コントロールは不可能です。
Re:図書館専門の卸ってないから p.s. (スコア:5, 興味深い)
一般の書店に卸した本の約半数は返品されて、その輸送コストは全額取次が持ちます。ところが、TRCなどに卸した本はほぼ返品がないわけで、取次から見ると非常に優良な顧客となります。
だから取次としては、いくら出版社から「TRCに売らないでくれ」と言われても、「はい、そうですか」と聞くわけがないことは、まあ当然かと。
Re:図書館専門の卸ってないから p.s. (スコア:1)
他の判事の欄にX以外を記入すると投票用紙全体が無効になるようですので
その点にご注意されたし。
http://www.jdla.jp/kokuminshinsa/2017kokuminshinsa.pdf#page=1 [www.jdla.jp]
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
今、文庫本がいくらするか。
3桁でなく、4桁もあり。
ま、文庫によるが。
簡単には買えない。。。。
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
いないとは言わないけれど,例が極端だなと.
貧困層の人でも文庫本を購入する余裕のある人はいます.
昨年夏に貧困の現状を訴えたうららさん [archive.org]は,1000円キーボードの話題を提供した一方,同じ映画を6回観たり,70巻を超える漫画単行本を揃えて所有していたりする程度には文化的な生活を送っていました.生活は苦しいと思いますが,これなら文庫本を購入することは可能でしょう.
極端な例であおって印象操作すると,貧困層に対する支援を好意的に受け止めているひとをだますことになり,結果的にその好意を失ってしまいますよ.
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
これは酷い。
図書館を津々浦々設置していった我々の祖父達の意図は主に子供達の為ですよ。
貧困であっても、字を読めるように義務教育を施し、本に触れてより多くの知識と表現に触れられるようにしたのです。
読む子供は月に平気で百冊読みますよ。
入院中の人や障害者も読む人は読みますよ。大きな病院には図書館が設置されていることはご存じではなかったですか?他には食事ぐらいしか楽しいことは無いですから。
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
一冊で満足しろってことですか?
それこそあり得ません。
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
あり得なくはないと思いますが,毎月の収入が5万円に届かない世帯が周りにいたならば,生活保護申請を勧めてください.行政からの支援が得られる要件を満たしていると思います.
現実を踏まえて支援を受ければ,文庫本を購入できる文化的な生活が送れるでしょう.
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
図書館の本当の役割は、自立・起業しようとする人のためにリファレンスやその他の情報を提供することです。これを削って人集めばかりしようとしている最近の某企業が管理している公立図書館は役割を果たしていませんよね。
maruken
Re:公共図書館の役割 (スコア:1)
グモッチュイーン
デメリットだけを見るのはどうかと思うけど (スコア:1)
統計によると公共図書館は2016年で3,280。
1館で2冊以上置いているところもあれば0冊なところもあるので、とりあえず均して1館1冊と仮定すると3,280冊の売上が確定する。
図書館での貸出は通常2週間程度、+αで延長や延滞、予約受取待ちがあるとして1回転3週間、21日と仮定する。
と1年間でフル回転して約17.4回転。×3,280とすると約57,000冊の売上減となる。
けど1年間ずっと借りられっぱなしってかなりの人気図書だと思うしあり得ない仮定に近いかな。
と、半分だと考えると28,500冊の売上減。
30万冊の売上だと1割減程度のダメージと考えちゃうのもしかたないんだろうねぇ…
置くな (スコア:1)
読まずに買うと必ず外れだから、無料で読めた本から買う本を選ぶのさ。
タダで読ませたら売れない本なんて読む手間も無駄だから図書館に置かない方が良い。
the.ACount
Re:1タイトル1冊に限定 (スコア:2)
これでイイんじゃないですかね
大規模なところは数増やしてもよろしいし
結構な数勝ってるところもあるみたいだけどさすがにそれはちょっと方向性違うでしょ
Re:1タイトル1冊に限定 (スコア:1)
予約人数が3ケタ
今約半年待っている状態ですが、
あと半年待っても順番は来そうにないですね。
Re:1タイトル1冊に限定 (スコア:1)
これが全米で評判の問題作、『侍女の物語』原作本(の翻訳書)あたりだと
日本での放映時期のめどがまるで立っていないというボーナスポイントの
おかげで図書館にあれば誰もあたりをつけていなくてらくに借りられる。
Re:買わないってことは (スコア:1)
じゃあその本が図書館に入らないようになっても、誰も文句言わないよね。
Re:買わないってことは (スコア:1)
srad.jp が有料になったら、あなたは文句を言わないですよね。
タダだから利用しているんじゃないですかね。
Re:買わないってことは (スコア:1)
既に勘違いが、、、
人文系の専門書は、公立図書館にも結構ある。
特にその地域に関係するものは、そこにしかない場合も。
専門書 = 工学書 と決めつけてないか。
もっとも大学の図書館も千差万別で、期待する方が間違いとか、
公立図書館にも劣るところがあるし、多くは関係者以外は利用できない。
(or 公立図書館経由で依頼してくださいも)
Re:買わないってことは (スコア:1)
>ついでに自分とこでも手を出してる電子書籍も売り上げに影響してるんじゃあるまいか
いや、いっそ電子書籍だけにしてしまえば、図書館に入れられる事も無く、
BookOffに売られる古本問題も無く、賞を取って急に人気上昇しても
在庫が無くて買えないって事も無く、Win-Winじゃないですかw
Re:買わないってことは (スコア:1)
>貧乏人は図書館で本を借りて読む。娯楽用だったり教材だったりいろいろ。
今本屋に並んでない本を読むには図書館って便利だよ。
最近は新刊書と出版社がプッシュしてる本くらいしか店頭に並ばない本屋も増えてるし。
Re:絶版にしないでくれたらね (スコア:1)
絶版にはしません!品切重版未定です!
Re:最近の図書館は知的な場所としての姿勢が妥協しているような気がする (スコア:3, すばらしい洞察)
かつて、ロックは堕落だ質の低い音楽だと言っていた世代がおりましてな。反発してロックにのめり込んだ世代ももう爺さん。ジャズもヒップホップもラップもみんなそう。そしてボカロ曲。
ボカロ曲もヤマハが楽譜出版する時代。
メランコリックな私小説が文学の聖杯だった時代もあった。その時代は今の一般小説が娯楽小説と呼ばれて低く見られていた。労働文学をやたら先生がオルグしてたり。時代は巡る。
題名はともかく、ラノベも小説。文体が受け付けられなくとも質が低いなどと決めつけるのは良くない。
自分の価値観を他人に押し付けてはいけない。それは親の世代と同じ過ちを犯す事になる。
Re:最近の図書館は知的な場所としての姿勢が妥協しているような気がする (スコア:1)
見た目がラノベだけど中身がラノベじゃない:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
見た目がラノベじゃないけど中身がラノベ:剣客商売
SFも (スコア:1)
>挿絵が豊富なラノベ系レーベルから出てれば内容問わずラノベ扱いだし
バローズの火星シリーズ(早川)なんて挿絵がエロくて興奮していました。
当時は1ページ1円ぐらいでしたね。今の文庫本は高すぎる。
次のコメントにある八犬伝(岩波)も挿絵が面白かった。
maruken
Re:最近の図書館は知的な場所としての姿勢が妥協しているような気がする (スコア:1)
娯楽作品削ったところで削った分で買えなくなっていた本が買えるようになる訳じゃない。
娯楽作品目当ての利用者が減ったらその分予算が付かなくなるだけ。
それどころか施設自体が削減対象になって、保管場所に困れば閲覧されない書籍から処分される羽目になる。
Re:最近の図書館は知的な場所としての姿勢が妥協しているような気がする (スコア:1)
娯楽作品の研究をする時の事を考えれば、それらも図書館に必要な気がします。一般層への貸出の是非は別として。
Re:借りる人はわざわざ買わない (スコア:2)
合法か否かという点を除けばワレズ [wikipedia.org]と同じ論点になる?
Re:借りる人はわざわざ買わない (スコア:2)
文春なんてタダでも読まない人も結構いるし:-b
Re:影響度合い (スコア:1)
目の敵にするする人は多いようですが、
昨今は、厳しいとか。 (と言うニュースがあった)
本の売れ行きはともかく、買取りが減ってるらしいです。
その結果、売るものが減っているとか。
Re:影響度合い (スコア:1)
そもそも元の発言が大嘘なんだよね。
出版物の売り上げ推移とか見ると、文庫、新書、単行本で同程度の割合で売り上げが減少してるんだよね。
つまり文庫本の複本貸し出しとか、全然関係無い。
この状態で一度でも要望を受け入れたら、新書も、単行本も減ってるからって言われたら、拒否出来なくなる。
ブックオフは大手出版社が買っちゃって文句言えないから、図書館にいちゃもんつけてるんでしょうね。
Re:図書館こそが優良顧客という目線が必要 (スコア:1)
なんだ、たった 5000か。
でも地元の図書館で、新刊の文庫なんて見た事も無い。
一時、近くの公立図書館、いくつか見たけど、どこも文庫の新刊なかった。
あ、ちょっと遠い、隣り町の図書館はマンガが(比較的)充実してたが。
Re:図書館こそが優良顧客という目線が必要 (スコア:1)
たった5000か、と言われますが、純文学のような芥川賞をとっても売れないようなジャンルを支えている現実があるわけです。
市場として軽視するのはどうかと。
Re:今は文庫も高い (スコア:2)
ちくま学芸文庫なんかだと、厚くもないのに軒並み1000円越え。
歴史的名著が多く、それが文庫で手にはいるのだけれど
文庫らしい値段にしてほしいところ。
Re:今は文庫も高い (スコア:1)
> ちょっと厚いとすぐ千円越えちゃう。
これ [amazon.co.jp]を「ちょっと厚い」と言い放てるのは京極夏彦信者だけだぞ。
Re:今は文庫も高い (スコア:1)
昭和40年代の感覚だと新潮文庫の『お吟さま』が飛びぬけてページ数が多かった。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001052253-00 [ndl.go.jp]
Re:今は文庫も高い (スコア:1)
Re:今は文庫も高い (スコア:1)
何年前だよ?w
Re:ハードカバーを出して売れば? (スコア:2)
ハードカバーでの需要が終わってる(無かった)から文庫で出てる。
Re:やっと言い出す所が出てきた (スコア:1)
ほとんど売れない専門書って言うが、ここで言う専門書って何だろう。
最近、Ai系の本が増えている。3度目か、4度目のブーム(バブル)みたいですが、
それらは専門書? バブルにのった本は売れているでしょうが、(一冊買った)
付き合いきれない。 図書館に全部置いてくれると比較できて助かるんだけど、
バブル本、全部に付き合う時間は無いし、図書館もAIなんて狭い分野の本を沢山
置くのは、予算も場所も無理。
人文系、文芸書は、図書館頼り。あ、ベストセラーじゃないです。
置いてあれば、読みますが、ベストセラーはまず貸出中。
結局、買った本も。(手元に置きたい本も多数。全部買ったら、、)