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2017年10月29日の記事一覧(全6件)
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カナダ

カナダ食品検査庁曰く、ソイレントは食事を置き換え可能な食品の基準の一部を満たさない 16

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食事 部門より
食事の代わりに飲むだけで必要な栄養素が摂取できる「Soylent」だが、カナダ食品検査庁(CFIA)の指導によりカナダへの出荷が一時停止されたそうだ(Soylentの更新情報The Vergeの記事The Regisiterの記事Ars Technicaの記事)。

Soylentを製造・販売するRosa Foodsによれば、Soylentが食事を置き換え可能な食品(meal replacement)に関するCFIA基準の一部を満たさない、との通知を10月初めにCFIAから受けたのだという。

Rosa Foodsはカナダの基準が人間に必要な栄養素に関する現在の知識を反映していないと主張するが、法律を尊重してすべての基準を満たすよう努めると述べている。そのため、当局と協力して解決策を探ったが、短期間での解決は難しいため出荷の一時停止を決めたとのこと。

なお、カナダの倉庫に在庫がある限りは購入可能とされ、25日時点ではほとんどの製品がカナダで購入可能な状態だったが、現在はすべて売り切れになっているようだ。Rosa FoodsではSoylentの安全性に問題があるわけではなく、当局による基準の問題であることを強調している。
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Android

Androidのセキュリティ、Google Playプロテクトのマルウェア検出性能は不十分? 78

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検出 部門より
ドイツの独立系ITセキュリティ機関 AV-TESTが実施したAndroid向けアンチウイルスソフトウェアのテスト結果によると、Googleの「Google Playプロテクト」では流行中のマルウェアの3分の1以上を検出できなかったそうだ(The best antivirus software for AndroidThe Next Webの記事Tom's Guideの記事)。

Google PlayプロテクトはGoogle Playに組み込まれたセキュリティサービスで、7月から提供が開始されている。今回のテストは9月分で、Google Playプロテクトは初の評価となる。テストではマルウェア検出率(テスト時点で流行しているマルウェア/4週間以内に発見された新しいマルウェア)による「Protection」と、パフォーマンスへの影響と誤検出数(Google Playで公開されているアプリ/Google Play以外で公開されているアプリ)による「Usability」の2項目について各6点満点で評価される。なお、テスト環境はAndroid 6.0.1で、各ソフトウェアはテスト時点の最新版を使用している。

Google Playプロテクトのテスト結果は、パフォーマンスへの影響なし、誤検出0件で、Usabilityのスコアは6点満点を獲得している。しかし、マルウェア検出率は流行中のマルウェアが65.8%、新しいマルウェアが79.2%で、Protectionのスコアは0点となった。今回テストされた21本のうち、認定証を獲得できなかったのはGoogle Playプロテクトのみだ。なお、そのほかのセキュリティ機能もチェックされているが、評価の対象にはなっていない。
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バイオテック

寒さに強い遺伝子組み替え豚 48

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温豚 部門より
中国科学院などの研究者がブタの遺伝子を組み換え、気温が低い環境でも体温を維持できるようにしたそうだ(Ars Technicaの記事NPRの記事Consumeristの記事論文アブストラクト)。

脱共役タンパク質1(UCP1)は褐色脂肪細胞で熱を生成し、低温からの保護やエネルギー恒常性の維持に重要な役割を果たす。しかし、現在のブタはUCP1の機能を失っているため、寒さに弱く、脂肪が蓄積しやすい。冬季には生まれたばかりのブタが死亡しやすくなるため、養豚の生産効率低下を防ぐには暖房が必要になり、費用がかさむ結果になる。

研究者はゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」を用いてマウスのUCP1遺伝子をブタの細胞に挿入。ブタのUCP1機能は2,000万年前ほどの変異で失われたとのことで、これを復元することになる。この細胞から2,553個以上のブタのクローン胚を作成してメスのブタ13頭に着床させたところ3頭が妊娠し、UCP1組み込み(UCP1 KI)ブタのオス12頭が生まれたという。UCP1 KIブタは寒さに強く、4時間の低温テストでも体温を維持できたそうだ。また、赤身肉の比率は通常のブタが50%なのに対し、UCP1 KIブタは53%。体脂肪率は通常のブタが20%、UCP1 KIブタは15%だったとのこと。
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スパコン

ベンチャー企業開発のスパコンが日本一の性能を達成 110

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達成 部門より
northern 曰く、

ベンチャー企業のExaScalerとPEZYComputingは、両社が開発したスーパーコンピューターが国内1位相当の性能を達成したと発表した(プレスリリースNHKニュースの記事)。

独自開発した最新のメニーコアプロセッサ「PEZY-SC2」を基幹プロセッサとし、液浸冷却技術で高い省エネ性能を実現したという。

このスーパーコンピューター「Gyoukou (暁光)」は海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所に設置されており、6月分のTop500で69位、Green500で7位にランキングされていた。今回実現した性能を6月のランキングにあてはめると、Top500では世界6位(国内1位)、Green500では世界1位に相当するとのこと。昨年6月のGreen500で1位・2位を占めた理研の「Shoubu (菖蒲)」と「Satsuki (皐月)」も両社が開発したものだ。

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Google

Google、地域別の検索結果をccTLD別ではなく現在地情報に基づいて提供するよう変更 13

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変更 部門より
Googleは27日、Google検索およびGoogleマップの地域別検索結果を、ユーザーの現在地情報に基づいて提供するよう変更したことを発表した(Google Official Canada Blogの記事The Vergeの記事9to5Googleの記事)。

これまではgoogle.co.jp(日本)やgoogle.co.uk(英国)のように、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)ごとのGoogleサイトを使用することで、その地域向けの検索結果を利用できていた。今後はいずれのccTLD別Googleサイトを使用した場合にも、デフォルトでは現在位置に基づく検索結果が表示されるようになる。

その結果、google.co.jpを使用していても、海外では現地に関連する情報が検索結果上位になる。現在対象となっている地域は、Googleのトップページや検索結果画面の下部に明示される。変更はモバイル版Web検索とiOS版Googleアプリ、デスクトップ検索、マップが対象となる。

現在地にかかわらず特定の地域向けの検索結果を表示したい場合は、Googleの設定で地域の設定を変更すればいい(デスクトップ版では「設定」→「検索設定」→「地域の設定」)。ただし、同じ環境でもブラウザーとccTLDの組み合わせによっては変更がまだ適用されておらず、ccTLDに合わせた画面が表示されることもあった。この場合は地域の設定オプションも表示されない。なお、この設定は「検索オプション」の地域の設定とは別のものだ。
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アメリカ合衆国

パンプキンパイにパンプキンが入っていない理由 152

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南瓜 部門より
北米で「pumpkin」といえば、ハロウィンのランタンに使うようなオレンジ色の果皮のカボチャを指すのが一般的だが、パンプキンパイなどに使う缶入りのパンプキンピューレは「100% Pumpkin」と書いてあっても果皮が緑色のセイヨウカボチャなどが使われていることが多いそうだ(Consumeristの記事)。

カボチャ属(squash: Cucurbita)にはズッキーニのように未熟な果実を食用にするものもあるが、熟した果実を食用にするものがいわゆるカボチャだ。このうち、pumpkinと呼ばれる品種は主にペポカボチャ種(C. pepo — 例: Connecticut Field Pumpkin)に含まれ、セイヨウカボチャ種(C. maxima — 例: Big Max Pumpkin)やニホンカボチャ種(C. moschata — 例: Long Island Cheese Pumpkin)にも含まれる。pumpkin以外のカボチャはsquashとして区別されるが、果肉はpumpkinと同様に黄色~オレンジ色で甘いカボチャ味だ。なお、果皮がオレンジ色ではないJarrahdale Pumpkinや果皮がオレンジ色のButtenut Orange Squashもある。現在日本で一般的なセイヨウカボチャ(栗かぼちゃ)は「Kabocha Squash」だが、「Japanese Pumpkin」とも呼ばれる。

さて、「100% Pumpkin」の缶詰にsquashが使われる理由だが、米食品医薬品局(FDA)は1938年以来、squashのみを使った製品やsquashとpumpkinを混ぜた製品に「pumpkin」「canned pumpkin」などと表示することについて規制を行わないと缶詰製造業者に伝えているのだという。本来は不当表示になるのだが、缶詰を使いやすくするためにpumpkinとsquashを混ぜることはしばしば行われており、消費者を欺いているといった証拠がない限り方針を変更するつもりはないとのことだ。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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