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2017年11月5日の記事一覧(全6件)
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スラッシュバック

米CIA、ビンラディンの隠れ家で回収したデータファイル47万点近くを公開 27

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問題 部門より
米中央情報局(CIA)は1日、米軍などが2011年にオサマ・ビン・ラディン氏を殺害した際にパキスタン・アボタバードの隠れ家で回収した47万点近いデータファイルを公開した(プレスリリースThe Vergeの記事The Registerの記事Ars Technicaの記事)。

回収したデータファイルの一部は印刷物などのリストと合わせ、米国家情報長官室のWebサイトで「Bin Laden's Bookshelf」として、機密指定が解除されたものから順次公開されていた。ただし、これまでに公開されていたデータファイルは計265点であり、文書ファイルが大半を占めていたが、今回公開されたデータは多数の音声/動画/画像ファイルを含む幅広い内容となっている。

公開ページは技術上の問題が発生したとしてアクセスできない状態が続いているが、公開された文書ファイルにはビン・ラディン氏個人の日記も含まれており、およそ79,000点の音声/画像ファイルには演説の練習や連絡用の録音、アルカイダがさまざまな目的で収集または作成した画像などが含まれるという。1万点を超える動画の中にはアルカイダの「ホームビデオ」やビンラディン氏の声明ビデオなどが含まれているそうだ。

今回の資料はこれまで公開されていたものと同様、アルカイダとISISの間に生じた亀裂の原因やビン・ラディン氏が殺害された当時アルカイダが直面していた困難を知ることができる。また、組織内や関係組織間の団結を維持するためのビン・ラディン氏の努力や、失墜したイスラム教のイメージを回復するためのアルカイダの努力といったテーマの資料を見ることもできるとのこと。

なお、国防上の影響がある資料のほか、著作権保護されている資料、ポルノ、マルウェア、空のファイル、破損または重複したファイルは公開から除外されている。著作権保護された資料の中には映画やテレビ番組などが含まれるとのことで、リストの一部がプレスリリースに掲載されている。
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Android

Google、ランチメニューで真の「Android Burger」を提供 38

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本物 部門より
Googleが3日、シアトルのオフィスで従業員のランチメニューとして、真の「Android Burger」を提供したそうだ(Android Centralの記事The Vergeの記事Neowinの記事)。

絵文字のハンバーガーでチーズ入りのものは、ほとんどがパティよりも上にチーズが重ねられている。しかし、Googleだけがバン(下半分)の上に直接チーズが載り、その上にパティ→トマト→レタス→バン(上半分)の順で重ねられていることから、論争となっていた。ただし、スラドのストーリーでは2日時点で58コメント中パティ下派4、チーズ下派1であり、あとの53コメントはどちらでもいいという感じになっている。

ランチメニューで提供されたAndroid Burgerはブリオッシュ生地のバンにチェダーチーズ、ビーフパティ、トマト、レタスの組み合わせ。チーズはバン(下半分)に載せてから加熱してあるようだ。今回の「Cheese-gate」について、Google CEOのサンダー・ピチャイ氏は全力で対応するとツイートしていたが、これが答えなのかどうかは不明だ。
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Google

Google Playに偽WhatsAppが複数出現 26

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偽物 部門より
Google PlayにWhatsApp Messengerの偽アプリが複数出現しているようだ(The Registerの記事)。

The Registerが紹介しているのは「Update WhatsApp Messenger」という名称のアプリで、Redditユーザーの調査によると開発者名は正規の開発者と同じ「WhatsApp Inc.」の後ろに「0xC2」「0xA0」の2バイトが付加されていたという。付加された2バイト分は画面上で表示されないので、正規の開発者によるアプリのようにみえる。アプリの内容は基本的に他のアプリの広告を表示するだけのもので、「whatsapp.apk」をダウンロードするコードも含まれていたそうだ。このアプリは既に削除されているが、The Registerによれば100万回以上ダウンロードされていたとのこと。

ただし、偽アプリはこれだけではない。Google Playで「whatsapp」を検索すると、別の「Update WhatsApp Messenger」のほか、「WhatsApp」「WhatsApp Messenger」といった名称のアプリが複数ヒットする。検索結果トップに表示される「WhatsApp Messenger」と2番目の「WhatsApp Wallpaper」は本物のWhatsApp Inc.によるものだが、3位以下は偽開発者によるものだ。
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テクノロジー

小型無人航空機がイベント会場で墜落、6人が軽傷 109

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墜落 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

岐阜県大垣市で開催された「ロボフェスおおがき2017」で4日午後、菓子を上空から撒いていた小型無人航空機(ドローン)が制御を失って墜落する事故が発生した(NHKニュースの記事朝日新聞デジタルの記事毎日新聞の記事)。

事故発生時、無人航空機はイベント会場の真上を飛行して菓子をばら撒いていたが、突然機体が傾いて来場者の頭上に墜落し、6人が軽傷を負った。幸いにも被害者は擦り傷程度ということだが、一歩間違えば大惨事になった可能性もある(Twitter投稿動画 [1]、 [2]、 [3]、 [4]、 [5])。

航空法では無人航空機のイベント上空の飛行は禁止されている。イベントで使われた無人航空機による菓子のばら撒きサービス提供元では囲いをして飛行直下に参加者を入れないように、とのただし書きをしていたが、今回の事故では全く守られていなかったようだ。

ちなみに、無人航空機から物を投下することも航空法で禁じられている。航空法(PDF)第132条の2第6には「地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれがないものとして国土交通省令で定める場合を除き」投下禁止とあるが、現時点で省令により投下禁止から除外されるものはなく(PDF)、個別に申請し、許可を得る必要がある。

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法廷

全世界のGoogle検索からインデックスを削除させるカナダの裁判所命令に対し、米連邦地裁が事前差止命令を出す 37

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差止 部門より
6月にカナダの連邦最高裁はカナダ企業Equustek Solutionsの知的財産を侵害するWebサイトに関して、カナダ版だけでなく全世界のGoogle検索からインデックスを削除するようGoogleに命じることができるとの判断を示している。一方、米国のカリフォルニア北部地区連邦地裁は2日、カナダの裁判所による差止命令に対する事前差止命令を出した(EFFの記事裁判所文書: PDF)。

カナダでの裁判はEquustekの企業秘密を盗んで競合製品を製造・販売する元代理店DatalinkをEquustekが訴えたものだ。2011年に州裁判所がDatalinkに在庫の販売禁止などを命じているが、同社が国外移転して販売を継続したため、EquustekはDatalinkのWebサイトをインデックスから削除するようGoogleに要請。任意のWebサイトでのDatalinkの営業を禁ずる州高等裁判所の差止命令を経てGoogleは対応を行ったが、カナダ版(google.ca)で特定のページを削除するにとどまった。

これに対し、EquustekはWebサイト全体を全世界の検索インデックスから削除するようGoogleに命じる差止命令を勝ち取る。Googleはカナダ以外でのインデックス削除命令は各国の主権侵害であり、表現の自由の侵害にもなると主張して上訴したが、州控訴裁判所は棄却。連邦最高裁は、表現の自由が裁判所命令に反して違法な製品を販売するためのものではないなどとして差止命令は有効との判断を示した。

今回の裁判は、これ以上カナダで上訴できないGoogleが米国ではカナダの裁判所命令が無効であることの確認や差止などを求め、米国でEquustekを訴えたものだ。Googleはカナダの裁判所命令が国際法に反する点や表現の自由を侵害する点のほか、Equustek側が米国法における権利侵害について何も証明していない点などを挙げ、略式判決を求めていた。
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スラッシュバック

8月に発生した米駆逐艦とタンカーの衝突事故はユーザーインターフェイスも一因との指摘 46

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混乱 部門より
米海軍は2日、6月に相模湾で発生したUSS Fitzgeraldとコンテナ船の衝突事故および、8月にシンガポール海峡で発生したUSS John S. McCainとタンカーの衝突事故に関する調査報告書を公表した(ニュースリリース報告書: PDFArs Technicaの記事)。

いずれの事故も訓練不足が指摘され、John S. McCainの事故では当直の割り当てミスも指摘されている。しかし、John S. McCainの事故にはユーザーインターフェイスの問題もあったのではないかとArs Technicaは指摘する。

事故が発生した8月21日の夜明け前、John S. McCainはシンガポール・チャンギ海軍基地に向かっていた。5時19分、当直の操舵手が速度を調整しつつ方向を維持するのに苦労していたため、艦長は速度のコントロールを隣のステーション(リーヘルム)に切り替え、別の当直に担当させるよう命じる。しかし、この変更が当直チームに混乱を招き、速度コントロールだけでなく舵のコントロールもリーヘルムに切り替えられてしまう。

直前まで操舵手は海流に対応するため右に舵を切っていたが、コントロールステーションの切り替えにより舵が中央に戻ったため、左寄りに進路が変わる結果となる。さらに、舵がリーヘルム側に切り替わったことを知らない操舵手は、舵のコントロールが失われたと報告。そのため、艦長は速度を落とすようリーヘルム側の操舵手に命じるが、左舷と右舷のスロットルが連動しておらず、左舷側だけが減速し、さらに左へ進んでいくことになる。

この時点で既に交通量の多い海域に入っており、付近には衝突したタンカー「Alnic MC」を含め、3隻の船がいたという。しかし、コントロールの問題に気を取られていた艦長をはじめブリッジ上の乗組員は、状況を把握できていなかった。およそ3分後に別のコントロールステーションから操舵が可能となり、スロットルのミスマッチも解消した時には既に遅く、5時24分にAlnicと衝突したとのこと。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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