東北大学、論文不正で博士号を取り消し 32
後手後手 部門より
東北大学大学院歯学研究科が、2003年に博士課程を修了した元博士課程学生の学位論文に不正行為があったとして学位の取り消しを行うことを発表した(東北大学)。
この元博士課程学生は修了後、同研究科の助教を務めていたが、発表した論文にデータ流用などの研究不正の指摘があり、最終的に懲戒解雇となった。これに対しこの助教は地位保全などを求めて大学側を提訴する事態になっていた(「我が国における研究不正(ミスコンダクト)等の概観」の「事例6」、2009年の日経BP記事)。