トリチウム水の処分、海洋放出が現実的とされるも反対の声も 204
どうするんだろうね 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
北朝鮮が関与していると言われているハッカー集団「Lazarus」が、仮想通貨の窃取を狙ったマルウェアを開発したとKaspersky Labがブログで伝えている。
ブログによると、問題とされているのは「Celas Trade Pro」という仮想通貨取引ソフトウェア。このソフトウェア自体にはマルウェアは含まれていないが、このソフトウェアの更新を行おうとするとトロイの木馬型マルウェアがダウンロードおよびインストールが行われるという。このマルウェアはWindowsだけでなくmacOSもターゲットとしているそうだ。さらにLinuxも今後ターゲットとされる可能性があるという。
この話は産経新聞やForbesも報じており、比較的狙われにくいとされていたmacOSがターゲットになった点が注目点として取り上げられている。
なお産経新聞によると、「重要情報を扱うシステムのOSは世界的にマイクロソフト社製のウィンドウズからマックOSに移行する動きがある」という。
アフリカに生息する「ハダカデバネズミ」は、女王の糞を食べたメスが赤ちゃんの「世話役」になるという性質があるそうだ(朝日新聞)。
ハダカデバネズミは地下に巣穴を掘って群れで暮らすという性質があり、群れには赤ちゃんを産む女王1匹と数匹のオス、赤ちゃんは産まないメスの「働きネズミ」がいるそうだ。このうち、「働きネズミ」の一部が糞を食べると世話係に変わるという。
Googleがインターネット上の児童性的虐待コンテンツ(CSAM、Child Sexual Abuse Material)を自動検出するツールを発表した。対策に取り組む団体に無料で提供するという(ITmedia)。
このツールはディープニューラルネットワークを使用して画像を分析し、画像をCSAMである可能性が高い順にソートできるという。従来はCSAMであるとタグ付けされた画像と検出対象の画像をマッチングするという手法が使われていたが、この技術では人工知能技術を使うことで未知の画像に対しても検出が可能になる。
Googleによるテストでは、「一定時間に検出・対処するCSAMが700%増加した」とされている。
9月4日、米Amazon.comの時価総額が1兆ドルを突破した。先日Appleが時価総額が1兆ドルを超えたが、これに続く米企業では2社目の時価総額1兆ドル超えとなる(ギズモード・ジャパン、日経新聞)。
米国ではハイテク企業の株価が上昇傾向にあり、AlphabetやMicrosoftも時価総額1兆ドルに近づいているという。背景には、「安心して買える銘柄」として人気が集まっていることがあるようだ。一方で時価についてはあまり意味がないものの、Amazonは「売上高1兆ドル」を狙えるのではないかという指摘もある(ロイター)。
米国・カリフォルニア州で販売されるコーヒーに発がん性を警告する表示が必要となる州上位裁判所判決が5月に出たことに対し、米食品医薬品局(FDA)が消費者に誤った情報を与えることになるとして懸念を示している(プレスリリース、Los Angeles Times、89.3 KPCC)。
判決は焙煎したコーヒー豆にアクリルアミドが含まれていることによるものだ。アクリルアミドはカリフォルニア州の「安全飲料水および有害物質施行法(プロポジション65)」による発がん性または生殖毒性のある化学物質のリストに発がん性のある化学物質として掲載されている。
しかし、動物にアクリルアミドを大量投与した場合には発がん性が確認されているものの、現在の研究ではコーヒーの飲用による顕著な発がんリスクはないことを示しており、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)による報告書にも反映されている。報告書ではコーヒーの飲用により肝がんや子宮内膜がんの発症リスクが低下することも指摘している。
そのため、州法でコーヒー製品に発がん性の警告表示を強制することは、消費者に誤った情報を伝えることを禁じた連邦法に違反することになる。既にカリフォルニア州環境保健有害性評価局(OEHHA)ではコーヒーを発がん性の警告表示から除外することを提案し、意見募集や公聴会も実施している。FDAではOEHHAに対し、提案を強く支持する書状を送ったとのこと。
FDAがプロポジション65によるアクリルアミドを含む食品への警告表示に懸念を示すのは今回が初めてではない。アクリルアミドは幅広い食品に含まれることから完全に排除するのは現実的ではなく、健康面での利点がないにもかかわらず警告を表示して食生活を変えさせることは消費者に誤った情報を与えるものだという。たとえば全粒穀物食品の中にはアクリルアミドを含むものもあるが、全粒穀物には健康増進効果や栄養面での利点があることも知られている。アクリルアミド含有を理由に発がん性の警告を表示することは、発がんリスクを低下させる食品を含めて健康に利点のある食品を消費者が忌避してしまう結果を招く可能性もあるとのことだ。
サイトへのアクセス時、Webブラウザにバックグラウンドで広告を多数含むページを開かせて広告閲覧数を水増し、不正に広告料を得るサイトが多数存在するという(NHK)。
NHKの報道によると、不正を行なっているサイトでは大手企業や省庁、地方自治体などの広告が確認されたという。アダルトサイトなど、通常は広告出稿側が広告を出さないよう制限しているサイトでもこれらの広告が確認されているようだ。広告配信は複数の配信事業者によって行われており、その1つであるヤフーも問題が発生していることを認めているという。
こういった不正の存在は以前より指摘されており、漫画海賊版配信サイト「漫画村」でも同様の手法が使われていることが知られていた(過去記事)。この問題を検証しているブログによると、漫画村の場合40以上のサイトをバックグラウンドで開くといった挙動も確認されている。
福島第1原子力発電所の事故後に現場で作業を行ない、その後肺がんを発症して死亡した50代の男性作業員について労災が認められた(NHK)。男性の合計被ばく線量はおよそ195ミリシーベルトとされ、これによってガンを発症したという判断。
過去には白血病を発症した作業員に対する労災認定が出ている。
9月5日、キヤノンのフルフレーム(フルサイズ)ミラーレスEOS Rが発表された(キヤノン、価格.comマガジン)。
マウントは新型のRFだが(EF Mレンズ使用不可)、口径は54mmで変わらない。フランジバックは20mmらしい(デジカメWatch)。有効3030万画素、ローパスフィルタあり、ボディ内手振れ補正なし(レンズ側対応で5段ある)、バリアングル液晶、SDカードと、キヤノンらしい個性を発揮?している。
-6EVまでAF可能は凄いかも。防塵防滴あり、シャッター耐久性は約20万回。連写はワンショットAFで秒8コマ、サーボAFで秒5コマ。バッテリーは通常370コマ。重さは他社と殆ど横並びで、価格はニコンZ6より若干安いか同等。レンズはなかなか高価。ラインアップもまだまだなので、EF対応レンズの出番が多そうだ。9月12日10時より予約受付、10月下旬より発売。
なお9月25日にはPanasonicのフルフレームミラーレスが発表されるらしい。
ハワイアン航空23便で8月31日、乗客が誤って他の乗客に送信した写真が原因で出発が90分遅れた上、上空では別の乗客が違法に持ち込んだトウガラシスプレーが漏れ出す騒ぎが発生したそうだ(The Mercury Newsの記事1、記事2、Hawaii News Now、KGO-TV)。
ハワイアン航空23便はオークランド国際空港(カリフォルニア)発カフルイ空港(ハワイ・マウイ島)行き。問題の写真は15歳の少女が学校の授業で作った模擬の事件現場を撮影したもので、うつぶせに倒れた子供の人形が中央に写っている。少女は隣に座っている母親のiPhoneへAirDropで送信しようとしたが、誤って他の乗客(他人)15人ほどに送信してしまったらしい。AirDropはWi-FiとBluetoothで近くにあるiOSデバイスやMacとファイルを共有する機能で、受信側の設定によっては未知の相手とファイルを共有することが可能だ。
23便は既にゲートを離れて滑走路に向かっていたが、脅迫だと感じた乗客が乗務員に知らせたことから、機長はゲートに引き返す必要があると判断。少女と母親は保安官代理の尋問を受け、悪意はなかったと判断されたが、ハワイアン航空は他の乗客の利便性を考慮して少女と家族の予約を後の便に変更し、23便は90分遅れで出発した。
しかし、飛行時間の半分を過ぎた出発から3時間後、ファーストクラスとプレミアムクラスの乗客が咳き込み始める。乗務員は乗客を後部の客室に誘導し、40分ほどで換気が終了したとして席に戻るよう告げたが、異臭は消えていなかったという。カフルイ空港到着後、乗客12名と乗務員3名は病院で治療を受け、全員退院したとのこと。
異臭の原因は乗客が違法に機内へ持ち込んだトウガラシスプレーが漏れ出したことだと判明。トウガラシスプレーを預入手荷物に入れることは認められているが、客室内に手荷物として持ち込みむことは禁じられており、最高13,000ドルの民事制裁金が課せられる可能性があるとのことだ。
AMDが9月6日、新プロセッサ「Athlon 200GE with Vega 3 Graphics」および「Athlon PRO 200GE」、第2世代の「Ryzen PRO」シリーズを発表した(4gamer、PC Watch、AMDの発表)。
Athlon 200GE with Vega 3 Graphicsはグラフィックス機能内蔵の廉価版プロセッサ。動作周波数は3.2GHzで、2コア/4スレッド。TDPは35Wで想定価格は55ドルとなっている。位置付けとしてはIntelのPentiumシリーズの対抗馬となるようだ。
また、Athlon PROおよびRyzen PROシリーズはビジネス向けという位置付けのプロセッサで、セキュリティ機能や管理機能などを搭載する。
少なくない数の大学が、東京五輪のボランティアに参加した学生に単位を与えることを検討しているという。また、大会期間中は授業を行わず、ボランティアの事前研修に参加するために授業を欠席した場合は公欠にするという大学もあるようだ。
これに対し、対価を求めてボランティアを行うことはボランティアではないという声も出ている。
東京五輪のボランティアは「学生が主力」という話もあり、文科省は大学に対し大会中に授業を行わないことを求める通知を出している(毎日新聞)。しかし、大学生には授業だけでなく就職活動などもあるほか、昨今では生活費や学費を稼ぐためにアルバイトをせざるを得ない学生も少なくないため、なかなか見通しは難しいようだ(日経新聞)。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy