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ビジネス

日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由 149

ストーリー by hylom
原因は1つじゃない 部門より
nemui4曰く、

国内で書店が大きく減少していることはすでに報じられているが、この背景には日本独自の出版流通形態が大きく影響しているという(東洋経済)。

ざっくり読んで、日本の書店販売は雑誌流通に支えられていて、それが衰退したので書店も潰れていってる感じですかね。書籍や雑誌は消費税の軽減税率対象外となる方向との報道も追い打ち掛けるのかな。

日本ではかつて雑誌が書店の売上や利益を支えていたが、近年では大幅に雑誌の市場が縮小し、これが中小書店の経営に大きな打撃を与えたという。また、国内では「取次」と呼ばれる中間業者が書籍や雑誌の流通を担っており、そのため書籍が廉価で販売できる一方で粗利は低く、書籍だけで書店を経営していくのは難しい状況になっているという。

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  • 本当の理由もなにも (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2018年12月11日 16時03分 (#3531262)

    技術者の視点から言えば、まず間違いなくネット通販のせいであり
    根本的な原因は、日本の出版業界における流通系がクソだったから一択っしょ

    例えば90年代に、オブジェクト指向方法論OMTとか、TAOCPとか、虎本とかを、ふらっと本屋に入って買えた人なんてどれだけいるよ
    自宅が旧LAOX秋葉原店の近所でしたとかでもない限り、技術書なんて基本取り寄せで2週間~1ヶ月待ちは当たり前だったろ
    我が大学の生協なんて、工学部のくせにレポート書くのに半ば必須な日本語LaTeX2εブックすら取り寄せだった
    このバカバカしい流れをぶち壊したのが、Amazonであり、楽天booksだろう
    本とCDしか扱ってない頃のAmazonなんざ、送料無料で速い時には20時間以内に技術書届けてくれたわ

    マンガや雑誌、文庫本を買うような一般人の話はよくわからんが、基本的に技術書しか買わない我々技術者の観点からすれば
    日本の書店が潰れるのは、ただ単に淘汰されただけ
    むしろもっと早く潰れるべきだったと断言できる
    たかが本一冊届けるのに2週間もかかるような流通系は潰れていい

    • by hjmhjm (39921) on 2018年12月12日 13時15分 (#3531962)

      言いたいことはわかるが、オフトピだな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 19時42分 (#3531466)

      技術書しか買わない技術者の生涯に幸多からんことを

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      なんか最近Amazonの雑誌って買い合わせ対象がやけに目につくようになった気がする。もう雑誌は電子にするしかないんじゃないかな?

      • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 16時31分 (#3531287)

        そもそも、雑誌って消費されてすぐに捨てられるもの。
        環境のためにも電子化オンリーにするのがベスト。
        だがしかし、雑誌買うような層は、サブスクリプションでオンラインで雑誌読み放題にしても、そっちには金払わないという。
        ウェブで読めるようにしたとしても、有料会員になる人少ないだろうなぁ。
        ウェブ=無料、というイメージが強すぎる。1円でも取ると逃げてくんだよね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 17時04分 (#3531323)

          雑誌では電子書籍だと平気でグラビアやら特集やらを真っ白にして抜け落ちてくるんだもの。
          表紙には平気で載せておいて。

          買ったのに読みたい特集が見れない、しかもそれを買うまでわからない。
          しかも出版社の気分、財政次第でいきなりストアをつぶされて、買ったはずの本を読めなくされる。

          殆どは読み捨てだろうが、取っておきたい号でもね。
          そりゃ買う気になりませんわ。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      プラス500円で翌日お取り寄せなら可能かもしれないけど、それならAmazonで買うわな。
      通販は小売りの取り分と流通コストを送料に当てるようなもんだから、構造的にどうにも太刀打ちできない感じでは。
      これは書籍に限ったことではないはず。

    • by Anonymous Coward

      自分のニーズに合っていなかったからって、そこまで憎まなくともw
      書店は技術者のためだけにあるわけじゃないだろう。
      > 例えば90年代に、オブジェクト指向方法論OMTとか、TAOCPとか、虎本とかを、ふらっと本屋に入って買えた人なんてどれだけいるよ
      なんて無茶言うなw 街の本屋は無限ストレージ持ってるわけじゃないんだから。

      まあ黒船が来たとき、流通も本屋もそれに対抗して変わっていこう
      という努力をあまりやってこなかった様子なのはその通りだろうな。

    • by Anonymous Coward

      >技術書なんて基本取り寄せで2週間~1ヶ月待ちは当たり前だったろ
      90年代はそうだったんですか?80年代に学生やってた者ですが、わが大学生協は洋書以外ならほとんど一週間で取り寄せてくれましたよ?

      • by Anonymous Coward

        本屋にもヒエラルキーがあるんだよ。
        大規模書店や大学と町の本屋で配本の優先順位がまるで違う。

        • by Anonymous Coward

          元コメ (#3531262)も大学生協をひきあいに出してたので同じ土壌での比較だと思ったのですが。
          まあ大学生協つっても規模の違いはあるかもしれませんが。

  • 雑誌って本屋で買わなくないですか?
    コンビニとか駅の売店で買うものでしょ。

  • 取次流通というのは新刊を地方まで生き渡らさせて、経営基盤が貧弱な小売店や出版社のために資金をプールして貸し付けに近い機能も持っている。
    地方の商圏あたりの人口が少ないエリアは何をどう頑張っても大して売り上げは上がらない。そういうエリアで今の取次流通がなければ、自助努力で商圏確保とリサーチ&マーケティングが可能なごくごく一部を除いて絶滅してる。少なくとも、今ある地方書店のほとんどが経営成り立たなくなる。

    まあ、出版点数が増えてるけど1点あたりの印刷数は減ってるとか、返本率の低いところに優先配本する特約店システムが出てきているとか、弱小店舗には厳しいと思われる状況の変化がこの20年くらいずっと続いてるわけで、取次流通の延命処置にも限界が来ているだけじゃないかと思うねえ。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • 日販とトーハンすら経営統合しようとしてますからなあ(とりあえずは物流統合からだけど,最終的には全部でしょうね)。
      現状の採算ラインの刷数だと,小規模店舗まで行き届きませんしねえ。
      親コメント
  • by nonko (48539) on 2018年12月11日 21時00分 (#3531518) 日記

    傍からは作り手(作家)のお給料ずっとケチっていたからみんなでジリ貧になっていってるように見える。

    あと書店はどこも社員ですら本に対する愛情あるのかなあ、という感じ。売り場の乱れくらいこまめに直してほしい。

    紙の本好きとしては書店の元気がなくなっていくのは本当に悲しいものです。

    • by LARTH (14573) on 2018年12月12日 2時49分 (#3531703) 日記

      作家の手取りが減ってる最大の理由は「供給過剰」だと思います。

      売り場の乱れが直らないのは人手不足じゃないかな。点数が馬鹿らしくなるぐらいに多いし、最低賃金上がれば上がる程人を削っていくし。

      // 立ち読みできないところでは買わない主義

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 15時43分 (#3531241)

    ネット通販が出てくる前、書店に注文して本がくるのに数ヶ月待った。
    今ってそれ解消してるの?

    • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 16時25分 (#3531280)

      そもそも紙本だと「絶版」という最悪のものがあるので、
      売れなくてもとりあえずマーケットにおいておける電子書籍の方がいいなぁ。

      親コメント
    • by nemui4 (20313) on 2018年12月11日 19時29分 (#3531455) 日記

      秋ごろだったか。
      ネット通販(非Amazon)で本を注文して、一週間くらいなんの音沙汰も無いので問い合わせしたら。
      「在庫無いので手配中」
      更に一週間くらい待たされて「版元にも無いので注文キャンセル」とのこと。
      在庫と版元確認するのにどんだけ時間掛かるんやろ、手紙?

      親コメント
    • by wood377 (46309) on 2018年12月11日 23時12分 (#3531606) 日記

      もう、(既に)大分前ですが、
      本屋で注文しようとしたら、Honto(本屋が加盟している通販)の方が早いと言われた。
      どっちも同じ本屋で受け取りなんですが、、、

      ほんとにそれで良いの? って思った。

      もっともそれから、そこでは店頭にあるものしか、買ってない。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      モノによるとしか

      • by Anonymous Coward

        元とは別のACですが、

        モノによるもなにも、取り寄せ不可能=”在庫がない”なら取り寄せ不可だし、
        在庫があるならなぜそんなに時間かかるって話でしかないと思いますがね。

        未だにまともに在庫管理もしてないの?出版関係は。そりゃつぶれていくのは当たり前でしょう

        • Re:昔々 (スコア:5, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2018年12月11日 19時13分 (#3531448)

          そんな単純じゃない。モノによるんだよ。
          在庫には3種類あって、

          ・出版社在庫なし・重版予定あり
          ・出版社在庫
          ・取次在庫(通常)
          ・取次在庫(即応在庫)

          で、これのどこにあるかによって変わってくる。

          最後の即応在庫というのは、取り次ぎがやっているブックライナー、QuickBookと言う速達注文サービスがあり、これに載っているかによる。で、最後の即応在庫にあれば、島嶼部を除いて、注文日を入れて3日で店に届く。13時までの注文で翌日着荷とかもできる。
          ただし、送料が別にかかる。
          昔は書店は別料金のサービスにしていたが、今はそんなこと言ってられずこれが使える場合は無料で受けている書店も多い。(送料は30冊までいくら、と言う方式なので、必ず速達注文を使うと決めてしまえば固定費扱いになる)

          取次に通常在庫がある場合では、一週間程度で届く。ここでも速達サービスを使うともう少し早くなる。出版社在庫の場合は出版社によるとしか言えないが、大手出版社であれば取次在庫とそう変わらないスピードで手に入る。
          そして、在庫はないが重版予定があると言うのもある。出版社は昔に比べて在庫を減らしている一方で、デジタル輪転機などを活用し、機動的に少量で再版をかけると言う事をやっているため、こまめに再版をかけている。昔よりも在庫はないが重版予定はあるということがある。この場合は1ヶ月くらいかかる場合もある。

          一方で、注文してから出版社より出庫されるまで一週間かかるような出版社もまだある。これは在庫管理の問題ではなくて、ほとんど数人で経営しているような出版社も数多くあるから。

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        • by Anonymous Coward

          出版社→店舗への送料がかかるから、ついでの荷物があるのに便乗して運ばれるから遅いんだよ。
          1冊注文があるたびに送ってたら、売った利益よりも高い送料が毎回かかって即死するわw

          Amazonや楽天ブックスのせいで送るのはタダですぐ届かなきゃクソみたいな風潮があるけど、あれは送料が格安な特別契約だから出来るだけで、あれが標準じゃないからな

          • by Anonymous Coward

            >出版社→店舗への送料がかかるから、ついでの荷物があるのに便乗して運ばれるから遅いんだよ。
            なんの理由にもなりませんね。

            「週刊誌は何か月も遅れ纏めて数か月分入るのかよ、あほ」

            週刊誌なりのついでにすれば何か月もかかるまい、それすら出来ないならつぶれて当たり前。

    • by Anonymous Coward

      Twitterで漫画家やラノベ作家諸氏が、初動が重要なので予約して購入してくれって第1巻発売前に訴えていますよね最近。
      でも別コメで書いたけれど日販とトーハンは23区とその周辺しか見ていないから、地方の書店だと予約しても入荷が確約されないんですよね。そして入荷しなかったら注文で数週間待ち。だったら売ってる所へ行って買うわいなと。それかプッって買えない本は買わない。
      いまどきネットで他所の情報がすぐわかりますから、市内の書店のどこにもないのに東京の書店のアカウントが「入荷しました」って山積みにした写真をうpしてるの見て何回どれだけヘイトを溜めたか。作家も憎み始めて手元に見当たった本をブコフへ売り飛ばした作家も何人も居ますよ。
      出版不況は取次と出版社が自分で作り出してると思いますね。

  • >国内で書店が大きく減少していることはすでに報じられているが

    流通システムがまるっきり違う、というか取次が存在しない北米でも「本屋」が減少しているのはなぜだ?

  • by Anonymous Coward on 2018年12月11日 17時22分 (#3531341)

    出版物の売り上げと書店数が同じペースで減少し続けていて、実店舗売り上げの大きな雑誌が特に落ち込みが激しい。
    日本の出版流通形態だと書籍代は安いけど粗利が小さいからやっていけない。出版流通形態を変えたほうがいいということだけど、それって書籍代の値上がりにつながるのでは?それこそ本離れが進む未来しかみえないw

    流通形態の前に、業界としては雑誌が売れる工夫を、書店側としては魅力ある店づくりをするべき。
    書籍なんてどんどん需要が減っているんだから本を本として売っていたら潰れるのは当たり前。

    雑誌だったら握手券()でもつければ百万部越えだろうし、
    店はリアルと絡めて、植物図鑑とセットで近くの植物を調べてみようなハイキングイベントとか、地元の料理名人を講師にして料理本とセットで料理教室開くとか、地元のスーパーや魚屋なんかを巻き込んだイベントにして商店街活性化につなげてもいだろう。とにかく地元の人脈を使って低予算で理由をつけて店に客をしばりつける工夫しないともう無理でしょ。昔と同じことを惰性で続けて生きていけるほど楽な世の中じゃないってのに気づいたほうがいい。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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