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2019年3月3日の記事一覧(全6件)
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国際宇宙ステーション

SpaceX、国際宇宙ステーションへのクルー輸送に向けた無人テストフライトの打ち上げに成功 9

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乗客 部門より
SpaceXは2日、国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送に向けた初の無人テストフライト「Crew Demo-1」ミッション(PDF)を実施した(NASAのプレスリリースNASAのブログ記事[1][2][3]動画)。

Crew Dragon宇宙船を載せたFalcon 9ロケットは東部時間2日2時49分、ケネディー宇宙センターLC-39Aから打ち上げられた。打ち上げから約11分後にCrew Dragonは切り離され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に着陸し、回収も成功している。Crew Dragonは東部時間3日6時頃にISSへドッキングし、8日8時45分頃には地球へ帰還する予定だ。

Crew Dragonには約181kgの補給物資や機材が積まれているほか、「乗客」として女性型の人形「Ripley」が搭乗している。Ripleyはミッション中の宇宙飛行士の状態を調べるためのセンサーを搭載しており、地球帰還後にSpaceXがデータを回収する。
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医療

眼に注射すると近赤外線が見えるようになるナノ分子 46

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変換 部門より
光受容体に結合し、光の波長をアップコンバートするナノ分子(pbUCNP)を哺乳類の眼に注射することで、近赤外線が光として見えるようになるという研究成果が発表された(論文The Registerの記事SlashGearの記事)。

哺乳類の光受容体は波長が700nmを超える近赤外線を検出できない。中国科学技術大学とマサチューセッツ大学メディカルスクールの研究グループはピーク波長980nmの近赤外線を照射することでピーク波長535nmの光を発するナノ分子(UCNP)を合成し、マウスの網膜下腔へ注射した。光受容体にUCNPが結合したマウスに波長980nmの近赤外線を照射すると瞳孔の収縮がみられ、近赤外線で照されている場所を明るい場所と同様に避けるようになったという。

また、可視光線による特定の形状と関連付けられた隠しプラットフォームを見つけるよう訓練したマウスに注射したところ、近赤外線による形状を識別可能になったそうだ。使用した近赤外線LEDから波長900nm以下の光は検出されず、注射しなかった対照群のマウスにこれらの現象はみられなかったとのこと。

注射したマウスの網膜にはわずかな炎症が起きていたものの重大な副作用はなく、可視光線の認識への影響がない一方で、10週間後にも効果は持続していたという。このようなナノ分子は視覚の強化に役立つだけでなく、眼病の治療や視覚に関連する動物の行動研究にも役立つとのことだ。
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プライバシ

テクノロジー企業にユーザーのセキュリティとプライバシーを強化するよう求めるEFFのキャンペーン 39

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要求 部門より
EFFは2月28日、テクノロジー企業にユーザーのセキュリティとプライバシーを強化するよう要求するキャンペーン「Fix It Already」を開始した(Deeplinks Blogの記事Mac Rumorsの記事Softpediaの記事)。

キャンペーンの対象は9社。AppleにはiCloudバックアップの暗号化、Android (Google)にはAndroidでアプリの「INTERNET」パーミッションをユーザーが無効化できるようにすること、Microsoft (Windows 10)には「デバイスの暗号化」で暗号鍵をMicrosoftのサーバーに送信しないことを求めている。

このほかの6社に対する要求は以下の通り。
  • Facbook: セキュリティ目的でユーザーが提供した連絡先情報を他の目的に使用しない
  • Slack: 無料ワークスペースの管理者にもメッセージ保持期限の設定を可能にする
  • Twitter: ダイレクトメッセージをエンドツーエンドで暗号化する
  • Venmo: 友達リストを非公開化できるようにする
  • Verizon: 端末へのスパイウェアインストールをやめる
  • WhatsApp: グループへ追加する前にユーザーの了承を受ける
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サイエンス

ワサビの辛み成分がヒアリの忌避剤になる可能性 46

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辛口 部門より
KAMUI 曰く、

ワサビの辛み成分 アリルイソチオシアネート(AITC)をヒアリの忌避剤として利用できる可能性があるという、兵庫県立大の橋本佳明准教授らの研究チームによる研究成果が日本応用動物昆虫学会の英文専門誌「Applied Entomology and Zoology」最新号で発表された(論文アブストラクト)。

AITCを含む「ワサビシート」を使った防虫効果について検証したもの。おおよその実験内容については朝日新聞デジタルの記事に詳しいが、このワサビシートで荷物を覆うことでコンテナなどへのヒアリの侵入を防げる可能性があるようだ。なお、AITCを用いた製品は弁当などの抗菌シートとして実用化されている。

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Android

Google Playのアプリセキュリティ向上プログラム、修正を助けたアプリが累計100万本を超える 4

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修正 部門より
Googleは2月28日、Google Playで公開されるアプリのセキュリティを向上させるApplication Security Improvement Program (アプリセキュリティ向上プログラム)により修正されたアプリが累計100万本を超えたことを明らかにした(Android Developers Blogの記事VentureBeatの記事)。

Application Security Improvement ProgramはGoogle Playに送信されたアプリをスキャンし、脆弱性が見つかった場合には開発者に通知して修正を助けるというもの。その後も定期的なスキャンが行われ、新たに脆弱性が見つかれば通知される。脆弱性の種類によっては、修正が完了するまでアップデートは公開されなくなるが、公開済みのAPKには影響しない。

Googleは5年前にプログラムを開始してから、現在までに30万人以上の開発者による100万本以上のアプリの脆弱性修正を助けており、昨年1年間だけでも3万人以上の開発者による7万5千本以上のアプリが修正されたとのことだ。
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マイクロソフト

Microsoft Band向けアプリ/サービスのサポート終了へ、アクティブユーザーには返金も 48

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返金 部門より
Microsoftは2日、ウェアラブルデバイスMicrosoft Band向けに提供しているMicrosoft Health Dashboardアプリとサービスのサポート終了計画を発表した(Microsoftのサポート記事Windows Centralの記事The Vergeの記事Neowinの記事)。

Microsoft Health Dashboardサイトは5月31日に閉鎖され、スマートフォン向けMicrosoft Bandアプリは各アプリストアから削除される。以降もMicrosoft Band単体で動作する機能については使い続けることも可能だが、スマートフォンアプリは動作しなくなるとのこと。

これに伴い、Microsoft Band/Band 2ユーザーのうち、保証期間内のデバイス所有者またはアクティブユーザーには返金も行われる。アクティブユーザーは2018年12月1日~2019年3月1日の間にMicrosoft BandをMicrosoft Health Dashboardと同期したユーザーと定義されている。返金額はMicrosoft Bandが79ドル99セント、Microsoft Band 2が175ドルで、8月30日までに手続きを行う必要がある。対象ユーザーには返金手順を電子メールで通知するとのことだ。

Microsoftは2年以上前にMicrosoft Bandの販売を終了しており、日本では結局発売されなかった。発表時ストーリーでは好意的なコメントが多かったように思われるが、スラドの皆さんの中で実際に使っていた/使っているという方はおられるだろうか。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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