Facebookの一部投資家、Mark Zuckerbergの解任を求める 11
そんなシステムがあるのか 部門より
Facebookの一部投資家が、Mark Zuckerberg氏を会長の立場に追いやることで経営から切り離し、企業構造の変革を目論んでいるという(Business Insider、Sputnik、Slashdot)。
Facebookは5月30日に株主総会を行う予定だが、ケンブリッジ・アナリティカ事件といった情報漏洩事件などの結果、昨年7月以降Facebookの株価は40%も急落しており、一部の株主らがZuckerbergの代わりとなる幹部を求めているという。
ただ、こういった要求をしている一部投資家は30億ドル以上のFacebook株式を持っているものの、Facebookではデュアル・クラス・ストックと呼ばれる制度を採用しているため、要求が通る見込みは薄いようだ。Zuckerberg氏の持つ株式は全体の13%に過ぎないものの、同氏は1株で10倍の議決権の差を持つ「クラスB株式」であるため、全体半分以上の議決権を有しているためだ。
そのため、一部投資家は今回の株主総会でデュアル・クラス・ストック制度を廃止したいとも考えているという。しかしFacebook側は「現在のコーポレートガバナンス構造は健全で効果的である」として、この提案を却下すると見られている。