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2019年5月18日の記事一覧(全8件)
13911120 story
地球

アメリカをカーボンニュートラル化するには年間1兆ドルが必要 43

ストーリー by hylom
気候変動まっしぐら 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米民主党は次の大統領選挙に向け、気候変動が選挙の政治的焦点になると考えている。彼らは地球温暖化ガスの放出を10分の1に抑える計画を立案している。だが、それは本当に可能だろうか。実現には、内燃機関を利用する自動車の利用を停止し、石炭で生産された電力の大半を放棄し、調理や暖房に天然ガスを使用するよう建物を改装する必要がある。

温室効果ガスの定量化を行っているGlobal Carbon Projectによると、2018年の世界全体の排出量は前年同期比で2.7%、米国では2.5%増加したという。民主党の大統領候補の一人Beto O'Rourkeは、2050年までにその目標を達成するため5兆ドルの計画を立てた。2030年までの実現を求める議員も複数いる。

これに対し、ブレイクスルー研究所のAlex Trembath氏は「2050年のカーボンニュートラル実現は可能だろう。しかし、2030年での実現はどう考えても不可能だ」と話す。国連が率いるDeep Decarbonization Pathways Projectによると、米国産業のカーボンニュートラル化を実現するためには、2050年までに年間1兆ドル以上の投資が必要になるという。この数字は、グリーンニューディール政策を達成するには、年間約9,800億ドルの費用がかかるというブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの見積もり値と一致している。

かといって気候変動に対応しない場合、より対策コストを増加させることになる。国連環境金融イニシアチブプロジェクトの分析によると、二酸化炭素の増加への対策を遅らせると今後15年間で企業は1兆2000億ドルの費用負担が増えると指摘している(Bloomberg BusinessweekSlashdot)。

13911240 story
ハードウェア

9割以上の人が「突っ張り棒」の正しい使い方を知らない 61

ストーリー by hylom
知らなかった 部門より

バネなどの力で突っ張るようにして固定する「突っ張り棒」は多くの家庭で使われているが、突っ張り棒製品を手がけるメーカーの平安伸銅によると、「9割の人が間違った使い方をしている」という(FNN PRIME)。

たとえば、バネ式の突っ張り棒では棒を伸ばしながら設置する人が多いそうだが、本来は設置したい場所の幅よりも数cmほど長く伸ばしてから縮めて取り付けるのが正しい使い方なのだそうだ。

13911127 story
月

月は縮んでいた 31

ストーリー by hylom
萎むという感じ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

月はその内部が冷えることで縮んでおり、過去数億年の間でおよそ50メートル以上小さくなっているという。その結果月の表面には「しわ」ができ、これが月面の地形形成の一つの要因になっているとの発表をNASAが行った(NASAの発表AFPBBCTIMESlashdot)。

NASAの無人月探査機「Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)」が撮影した画像を解析したところ、このような結果が得られたという。また、活動がないと考えられてきた北極近くに位置するクレーター「氷の海」は移動し亀裂が発生していることも分かったという。

13911681 story
Firefox

Mozilla、拡張機能全滅問題に対応する旧バージョンFirefox向け修正を拡張機能としてリリース 13

ストーリー by headless
拡張 部門より
先日発生したFirefoxの拡張機能全滅問題について、Mozillaが旧バージョンFirefox向けの修正を拡張機能としてリリースした。Firefox 66とFirefox ESR 60では既に修正済みバージョンがリリースされている(Mozilla Add-ons Blogの記事gHacksの記事Softpediaの記事)。

MozillaではFirefox 52~65向けの修正を予告していたが、実際にはFirefox 47~65向けの修正が提供されている。拡張機能はバージョン別に「Disabled Add-on Fix for Firefox 47-56」「Disabled Add-on Fix for Firefox 57-60」「Disabled Add-on Fix for Firefox 61-65」の3本に分けられている。それぞれ対応した拡張機能をインストールすることで新しい証明書がインストールされ、拡張機能やテーマが再び正常に利用可能となる。

なお、Firefox 61~65対応版のみ、Mozillaがデプロイした修正を受け取っておらず、最新版にアップデートしたくないユーザーにインストールが推奨されている。詳細が説明されていないためFirefox 61で試したところ、オプションで「プライバシーとセキュリティ→Firefoxが技術的な対話データをMozillaへ送信することを許可する」にチェックが入っている(デフォルト)と拡張機能が自動でインストールされた。このほかのバージョンに同様の説明はなく、設定にかかわらず手動でインストールする必要があった。

ちなみに、Firefox 61~65対応版はabout:addonsに「hotfix-update-xpi-intermediate」と表示され、このほかのバージョンでは「Hotfix for Firefox bug 1548973 (armagaddon 2.0) mitigation」(ママ)と表示された。Firefox 47~56対応版はダウンロードページにFirefox Quantumと互換性がないと記載されており、about:addonsでは旧式の拡張機能であることが表示される。ただし、MozillaではいずれのバージョンもFirefoxを最新版にアップデートする場合は互換性の問題が発生する可能性があるとして、アンインストールするよう求めている。

Mozilla Add-ons Blogの記事では修正に関する更新情報を追記してきたが、今回(5月14日)の更新情報が最終版になるとの見方を示している。
13911738 story
バグ

WhatsApp、音声通話の着信でリモートからのコード実行が可能な脆弱性 15

ストーリー by headless
着信 部門より
Facebook傘下のWhatsAppが提供するメッセンジャーアプリ「WhatsApp Messenger」でリモートからのコード実行が可能な脆弱性CVE-2019-3568が見つかり、修正版が公開されている(FacebookのセキュリティアドバイザリーThe Guardianの記事Neowinの記事Android Policeの記事)。

Facebookによると脆弱性はWhatsAppのVOIPスタックに存在するバッファーオーバーフローの脆弱性で、特別に細工した連続するSRTCPパケットをターゲットの電話番号に送信することでリモートからのコード実行が可能になるという。ターゲットが応答する必要はなく、着信させるだけでコードが実行されるようだ。Financial Timesの記事によると、この脆弱性を悪用してスパイウェアをインストールするコードをイスラエルのNSO Groupが開発しており、既に攻撃が確認されているとのこと。

脆弱性はAndroid版のバージョン2.19.134やiOS版のバージョン2.19.51などで修正されており、最新版への更新が推奨されている。
13911741 story
人工知能

Universal Dependencies 2.4がリリース 29

ストーリー by headless
充実 部門より
yasuoka 曰く、

Universal Dependencies 2.4が無事にリリースされた、との連絡をいただいた。Universal Dependencies 2.4は、ドイツ語・チェコ語・日本語・ロシア語・フランス語・アラビア語・スペイン語・ノルウェー語・英語など83の言語にまたがるツリーバンクで、UDPipe・StanfordNLP・NLP-Cubeなどの解析エンジンと組み合わせて、係り受け解析に用いることができる。半年前のUniversal Dependencies 2.3に比べて、古典ロシア語・古典中国語(漢文)・ウォロフ語・グアラニー語(ムブヤ)・ウェールズ語・カレリア語・現代アラム語(アッシリア)の7つの言語が増えており、古典中国語のツリーバンクは、私(安岡孝一)の共同研究班「東アジア古典文献コーパスの実証研究」が制作した「四書」(孟子・論語・大學・中庸)の全文係り受けデータである。係り受け解析や文法解析に、どしどし使ってほしい。

13911962 story
月

NASA、月面着陸に失敗した探査機Beresheetの衝突地点の画像を公開 24

ストーリー by headless
痕跡 部門より
NASAは15日、月面着陸に失敗したイスラエル・SpaceILの探査機「Beresheet」衝突地点の画像を公開した(NASAのニュース記事The Vergeの記事SlashGearの記事GeekWireの記事)。

Beresheetは4月11日、月面への降下中に通信が途絶して月面に衝突したとみられている。画像はNASAの月探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)搭載カメラ(LROC)が4月22日に月面の90km上空から撮影したもので、幅10mほどの黒いシミを取り囲むように白いシミが広がっている。LROCの画像ではBeresheetがクレーターを形成したかどうかを確認できないが、クレーターが形成されたとしても確認できないほど小さい可能性や、Beresheetが同サイズの流星物質と比べて軽量で低速であり、進入角も小さかった(月面に対しておよそ8.4度)ことから小さなくぼみを作っただけの可能性もある。

大気のない月には隕石が絶えず落ちてクレーターを作っているが、このシミがBeresheetによるものだと考えられるいくつもの手掛かりがあるという。まず、Beresheetの着陸地点が数マイル以内の精度でわかっていること、4月11日以前に同地点で撮影された写真と見比べると、シミが唯一の変化であり、Beresheetサイズの物体が作る大きさであることを最も重要な点として挙げている。これは数学モデルから推定される大きさと同様であり、過去にBeresheetと同様の速度で月面に衝突した同サイズの宇宙機が残した痕跡とも一致するとのこと。また、白い部分は衝突で巻き上げられた塵が落ちて月面を平滑化したものとみられ、Beresheetの降下方向と同様に南へ向かって伸びている。

LROは月のすべての場所を1か月に2回、それぞれ月での夜間と昼間に通過する。次に同地点を通過するのは5月19日であり、さらに多くの画像を撮影する予定だという。また、BeresheetにはNASAのゴダード宇宙センターが提供したレーザー再帰反射装置が搭載されており、衝撃で壊れずに残っているかどうかについて、LROのLunar Orbiter Laser Altimeterを用いた調査も行われているとのことだ。
13911986 story
グラフィック

Windows 10 May 2019 Updateの「ペイント」ではキーボード操作で描画可能に 35

ストーリー by headless
描画 部門より
Microsoftは14日、Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903)の「ペイント」アプリ(mspaint.exe)でキーボード操作による描画が可能になることを明らかにした(Windows Insiderの記事On MSFTの記事Windows Centralの記事)。

現行のペイントではキーボード操作によるツールの切り替えには対応しているものの、描画を実行するにはマウスやタッチスクリーンを使用する必要がある。May 2019 Updateではカーソルキーとスペースキーを組み合わせて描画や範囲選択が可能になり、Ctrl+カーソルキーでキャンバスをスクロールできる。選択範囲や未確定図形のサイズ・位置を変更するには、Tabキーで操作位置を選択してカーソルキーで操作する。操作を取り消すにはEscキー、確定するにはCtrl+スペースキーを押せばいい。

この機能は簡単操作機能の一環として追加されたもので、ペイントをWindows標準の「ナレーター」などスクリーンリーダーと組み合わせて使う場合の動作も改善されているとのこと。キーボード操作による描画機能は今回初めて発表されたものだが、遅くとも2月のWindows 10 Insider Preview ビルド18343には搭載されており、20H1ビルドでも利用可能だ。このタイミングで発表したのは5月16日のGlobal Accessibility Awareness Dayに合わせたようだ。

ペイントは2017年のWindows 10 バージョン1709で非推奨となり、標準アプリではなくMicrosoftストアで提供する計画が発表されていた。Windows 10 バージョン1803以降では間もなくMicrosoftストアに移動するといった情報を表示する「製品の警告」ボタンが追加されていたが、最近のInsider Previewビルドではボタンが削除されており、MicrosoftのBrandon LeBlanc氏が当面はWindows 10に含まれ続けると明言していた。
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