別件逮捕や自白強要などで有罪になった後に再審で無罪となった「布川事件」、東京地裁が国・県に対し賠償金支払いを命じる 73
長かった 部門より
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広告プラットフォームやSNSプラットフォームによる個人のオンライン活動の追跡はプライバシー侵害として問題化されつつある。米国のワシントンD.C.では、こうした追跡をワンクリックで拒否(オプトアウト)できるようにすべきだとする法案がJosh Hawley上院議員によって提出された(Decipher、Slashdot)。
この法案は「Do Not Track Ac(トラッキング拒否法)と呼ばれ、連邦取引委員会をシステムの執行機関としており、違反した企業や人物、組織は1ユーザー当たり1日50ドルの罰金が科せられるという内容になっている。
現在多くのWebブラウザでは追跡を拒否する「Do Not Track」オプションが用意されているが、ほとんど役割を果たしていない。このオプションは訪問者が追跡を望まないことを閲覧しているサイトに通知するものの、サイト運営者がそれを尊重する義務はない。Hawley上院議員の提出した今回の法案は、違反に対して罰金を科すことで状況を改善しようとしている。
米国と中国の貿易摩擦が激しくなっているが、中国のソフトウェア開発者の一部でGitHubへのアクセスも米国の規制によって制限されるのではないかとの懸念が出ているという。
GitHubのルールの冒頭には、GitHub上にアップロードされた情報は、米国輸出管理規制(EAR)を含む米国輸出管理法の規制を受けると記載されている。これは、Huaweiへの制裁に使われたものとまったく同じものだ。
これに対しオープンソースソフトウェア開発を支援しているApache Software Foundation(ASF)は、オープンソースのコードを使ったソフトウェアに関してはEARの対象とならないとの公式発表を行った。にもかかわらず、一部のコミュニティのユーザーはまだ懸念を持っているようだ(abacus、Slashdot)。
Appleの算盤(abacus)の絵文字が歴史上使われたことのないデザインだと批判されているようだ(The Verge)。
算盤の絵文字はEmoji 11.0で追加されたもので、iOS 12.1以降に含まれている。各社が実装する算盤の絵文字は、1を示す珠と5を示す珠が梁で分割された東洋風のものと、教育用の百玉そろばんのような西洋風のものがあり、AppleとFacebook、Microsoftは東洋風のデザインを採用している。このうち、FacebookとMicrosoftの算盤は珠が1:4に分けられた現代日本風のものだが、Appleの算盤は珠が2:4に分けられており、さらに串の向きが水平になっている。5を示す珠が2個の構成は中国の算盤にみられるが、これは16進数の計算をするためのもので、1を示す珠は5個になっている。
ラヨラ大学シカゴで数学を教える算盤史家のEli Maor教授によれば、珠が2:4に分けられた構成の算盤は(おもちゃのようなものを除いて)見たことがないという。また、スミソニアン・国立アメリカ歴史博物館学芸員のPeggy Kidwell氏によると珠の数よりも串の向きの方が問題であり、博物館の所蔵品に同様のものはないとのこと。
AppleはiOS 12.1 Beta 2で追加したベーグルの絵文字が食欲がわかないなどという批判を受け、Beta 4でクリームチーズを追加している。一方、裏表逆だと指摘されたイカの絵文字は修正されていないようだ。
Windowsは長年の間、Pythonインタプリタを含まない唯一の主流のOSであることが知られてきた。しかし、Windows 10 May 2019 Updateではその状況も変化する。MicrosoftはPythonを使った配布物をMicrosoftストア上でリリースしやすくなるように変更したほか、Windows 10 May 2019 Updateではデフォルトで「python.exe」がインストールされるという。ただしこのpython.exeは実行するとMicrosoftストアのPythonページが表示されるというもので、実際にPythonを利用するにはMicrosoftストアからのダウンロードとインストールが必要となる。
Microsoftストアで提供されるPythonのバージョンは3.7で、これによってWindows 10に簡単にPythonをインストールできるようになり、またpythonのほかpip、idleなどのコマンドも利用できるようになるという(Microsoft開発者ブログ、Slashdot)。
なお、PythonのMicrosoftストアでの配布は今年1月より開始されている(過去記事)。
英歳入税関庁(HMRC)は2017年から音声認識によるユーザー認証システムを導入しているが、このシステムで記録・使用されていた納税者500万人分の音声データを削除するという。削除の理由は、EU域内で2018年5月25日から適用されているGDPR(EU一般データ保護規則)に違反すると判断されたため。
このシステムでは利用者に音声を登録してもらうことで、利用者の声をパスワード代わりに利用できるというもの。歳入関税庁への問い合わせ効率を高めるために導入されたが、利用者に対しては登録した音声をどのように利用するかの十分な説明がなく、また音声の登録は拒否できず、登録した情報の削除もできない点がGDPR違反になるとしている(Netsecurity、BBC、Register)。
「若い女性の甘い香り」の元となる「ラクトン」という成分を含むというロート製薬のボディソープや制汗剤「DEOCO」シリーズが、男性にも注目されているという(ZakZak)。
この商品は大人の女性をターゲットにしているようだが、これを使用した男性がブロガーがブログに「まちがいなく女の子の匂いだった」などと投稿したのが発端となり注目されたようだ(わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる、ついっぷるトレンド)。
NHK学生ロボコンで優勝した京都大学機械研究会がTwitterでLenovoの公式Twitterアカウントに対し機材の支援を以来したところ、すぐにLenovoが反応した話が話題になっている(市況かぶ全力2階建)。
すでにTweetは削除されているが、日本メーカーの某社には支援を断れたという文言もあり、そこから日本企業を批判する声も出ている(はてなブックマーク)。
MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発遅延やそれによる納入延期などで苦戦している三菱航空機が事業方針を見直し、現状のMRJ事業を縮小して座席数を減らした小型の機種を開発する方針だと報じられている(日経新聞の記事1、記事2、産経新聞、朝日新聞)。
現在のMRJは90席規模のサイズだが、米国では航空会社の労使協定のため90席規模の期待が運航できない状況になっているという。そのため協定に該当しない70席規模の機体開発に注力する方針に転換するようだ。
また、名称についても「三菱リージョナルジェット」から「スペースジェット」に変更するとのこと。産経新聞によると『名称から「三菱」を外してイメージを刷新する』という。
Webブラウザ上で無限にアラートメッセージを表示させる、いわゆる「アラートループ」を起こしたとして警察に摘発された男性2人が起訴猶予処分になったことが報じられている(ITmediaの記事1、記事2、弁護士ドットコムニュース、NHK)。男性2人の弁護を担当した横浜パーク法律事務所はこれを受けて、「アラートループ事件の被疑者2名に対する起訴猶予処分を受けて」との文書を発表、捜査機関や検察を批判している。
これによると、今回起訴猶予処分となったことに対し、裁判を避けることができたことについては好意的に捉えているものの、問題となったページに含まれているスクリプトが不正なプログラムに相当するかどうかの明確な判断は出ていない点については「今後も捜査機関が法的素養を欠いた濫用的摘発に走りかねない状況に対する抑止効果としては不十分」としている。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級