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2019年6月の人気記事トップ10
13930064 story
アップグレード

Windows 10 バージョン1903、「更新プログラムのチェック」をクリックしたユーザー全員に提供開始 70

ストーリー by headless
全員 部門より
Microsoftは6日、Windows Updateで「更新プログラムのチェック」をクリックしたWindows 10ユーザー全員に対するWindows 10 May 2019 Update(バージョン1903)の提供開始を発表した(Windows Release InformationWindows UpdateのツイートSoftpediaの記事)。

バージョン1903は5月21日から「更新プログラムのチェック」をクリックしたユーザーに対する段階的な提供を開始し、徐々に提供対象を拡大していた。Windows 10 バージョン1803/1809では5月に提供された累積更新プログラム(KB4499183/KB4497934)がインストールされていれば、「Windows 10、バージョン 1903の機能更新プログラム」が利用可能になったと表示され、「今すぐダウンロードしてインストールする」をクリックするまで処理は開始されない。ただし、11月12日にサービスが終了するバージョン1803は6月以降順次自動更新されるということなので、このオプションがいつまで利用できるのかは不明だ。

なお、Windowsの既知の問題点と修正に関する情報は、これまでの更新履歴ページからWindows Release Information(Windowsリリース正常性ダッシュボード)のページに移動している。バージョン1903の既知の問題点としては、システム言語がアップデート前後で変更された場合にWindows Sandboxがエラーコード0x80070002で起動に失敗する可能性がある、Dynabook Smartphone Linkが機能しなくなる、Intelの一部のディスプレイドライバーで画面の輝度調整ができなくなる、Dolby Atmosヘッドフォン/ホームシアターで音声が出なくなる、という4件が調査中となっている。その他の問題点については6件で回避策あり、5件が解決済み。「調査中」「回避策あり」に該当する環境では、アップデートの見合わせが推奨されている。

手元の環境では5日にバージョン1903が利用可能になったと表示され、インストールは1回失敗(再起動後に応答しなくなった)したが、2回目は問題なく完了した。インストール後のビルド番号は5月30日リリースのKB4497935が適用されたビルド18362.145となっていたが、5月15日にリリースされたFlash Playerのセキュリティ更新プログラム(KB4497932)と.NET Framework3.5および4.8の累積的な更新プログラム(KB4495620)は適用されていなかった。
13939891 story
Windows

PCのキーボードにOffice専用キー、欲しい? 127

ストーリー by hylom
そもそもOfficeを使っていない 部門より

headless曰く、

MicrosoftがPCのキーボードにOffice専用キーの追加を検討しているらしい(The VergeWindows CentralSoftpediaWalkingCat氏のツイート)。

WalkingCat氏がTwitterに投稿したアンケートページの画像によると、Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903)でOfficeキーを搭載するキーボードのテストが(社内で)行われていたようだ。Officeキー+O/T/W/X/P/D/N/Y/Lというキーボードショートカットを試したかどうかという設問もみられるが、割り当てられている機能に関する記載はない。別の設問ではアプリケーション間をまたいだ操作や複数ステップを要するタスクといったキーボードショートカットの提案を求めており、ドキュメントを共有するキーボードショートカット「Officeキー+S」が例として挙げられている。

Microsoftが「Holgate Low」「Holgate Mid」というコードネームの新しいキーボードを開発しているという情報が出ており、複数キー同時押しが必要な操作を改善するFixSurfaceKeyboardプロジェクトではMay 2019 Updateをインストールしたらドイツ語キーボードレイアウトでアクションセンターキーを押すとOfficeアプリ起動するようになったという報告も出ているが、Officeキーとの関連は不明だ。

スラド読者の皆さんはOffice専用キーの追加について、どう思われるだろうか。

13930084 story
idle

旅客機の3人掛けの席、真ん中に座った人にアームレストを譲るべき? 101

ストーリー by headless
陣地 部門より
旅客機の3人掛けの席で、両端に座った人が真ん中に座った人にアームレストを譲るべきかどうか、という長年の問題にインターネットの意見が二分されている(Rich Eisen ShowのツイートMashableの記事)。

Rich Eisen ShowがTwitterで実施した投票では、107,528票が投じられ、500件近いコメントが付けられている。コメントでは真ん中の席の人が両方のアームレストを使えるようにするのが飛行機のエチケットだと強く主張する意見がいくつもあり、譲らないという人を強く批判する意見もみられる。一方、投票では当然(譲るべき)47%、(譲るなんて)ありえない53%と譲らない派がやや優勢な結果となっている。

個人的にはこちらの席まではみ出してこなければ譲ってもかまわないが、4人掛けの席もあることを考えると互いに譲り合って独占しない・なるべく使わない、ぐらいの感じがいいのではないかと思う。スラドの皆さんのご意見はいかがだろうか。
13930081 story
Android

GoogleがAndroidを米国の輸出制限から除外するよう米商務省と交渉しているとの報道 57

ストーリー by headless
交渉 部門より
headless 曰く、

Googleが安全保障上の問題を理由に、Android OSをHuaweiに対する輸出制限から除外するよう米商務省と交渉しているとFinancial Timesが報じている(VentureBeatの記事Ars Technicaの記事The Vergeの記事Bloombergの記事)。

米商務省は5月15日、米国のテクノロジーを販売・移転するのに産業安全保障局(BIS)のライセンスが必要となるエンティティリストにHuaweiを追加したが、5月20日には90日間の一時的な一般ライセンス(TGL)を発行している。これにより、Huaweiは8月18日まで輸出管理規則(EAR)で制限されない米国のテクノロジーを個別のライセンスなしで入手可能となっており、今後商務省ではTGLの期限を延長するかどうかの判断を行なう。

Googleが交渉しているのは、TGLの延長またはライセンスの免除だという。Financial Timesの情報提供者によれば、GoogleがAndroidを輸出制限から除外すべきと主張する根拠は以下のようなものだ。HuaweiがAndroidを入手できなくなればHuaweiはAndroidのオープンソース部分をフォークしたハイブリッド版のAndroidを開発することになる。ハイブリッド版はGoogle版と比べてバグが多くなることが予想され、Huaweiの端末が(特に中国により)ハッキングされる可能性が高まるとのこと。

GoogleはFinancial Timesに対し、商務省の措置を確実に順守するため同省と連携しているとしたうえで、同社が注力しているのは既存のHuawei端末を利用するGoogleユーザーのセキュリティを保護することだと述べたとのことだ。

一方、FacebookがWhatsAppやInstagramを含む同社のアプリについて、Huawei製端末へのプリインストールを停止したとReutersが報じている。ReutersではHuaweiに新たな一撃が加わったと述べているが、Android Policeの記事では最近のHuaweiに関するニュースの中で、ようやくいいニュース(ゴミアプリがプリインストールされなくなる)が出てきたと評している。

13930077 story
変なモノ

防衛省の調査報告書に誤ったデータ、Google Earthを定規で測って計算したことが原因 194

ストーリー by headless
計算 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

防衛省は8日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画の調査報告書で発見された誤りはGoogle Earthをデータとして使用したことが原因だと発表した(朝日新聞デジタルの記事西日本新聞の記事時事ドットコムの記事FNN.jpプライムオンラインの記事)。

誤りが見つかったのは東日本の候補地に関する調査結果。秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を唯一の適地とし、計19カ所のうち9カ所で山の仰角を理由に不適と判断していたが、これら9か所では実際よりも大きな仰角が記載されていた。

報告書の作成者はGoogle Earthの断面図が縦方向に拡大されていることに気付かず、定規で測った数字を元に仰角を計算していたという。問題の9か所では山が電波をさえぎるとの理由で不適と判断されていたが、防衛省はデータの修正後も判断に変わりはないと説明しているとのこと。これについて毎日新聞の社説では、新屋演習場を唯一の適地とする結論が先にあったと疑われても仕方ないと指摘し、西日本も含めデータを精査すべきだと述べている。

13934730 story
お金

CERN、ソフトウェアライセンス料増加対策としてオープンソースへ移行するMAltプロジェクトを発表 67

ストーリー by headless
対策 部門より
CERNは12日、ソフトウェアライセンス料の増加を見越してオープンソースソフトウェアへの移行を図る「Microsoft Alternatives(MAlt)」プロジェクトを1年前に開始していたことを明らかにした(CERNのニュース記事BetaNewsの記事The Registerの記事Neowinの記事)。

CERNの活動やサービスでは商用ソフトウェアへの依存が増しているが、これまで提供されていた学術・非営利・研究機関向けの有利なライセンス条件から企業向けライセンスへの切り替えを要求される傾向にあるという。たとえばMicrosoftでは過去20年にわたり、CERNに学術機関向けライセンスでソフトウェアを提供していた。しかし、直近の契約が終了した今年3月以降、ユーザー数ベースの契約に切り替えるよう要求してきたそうだ。これにより増加するライセンス料は10倍以上におよび、継続的に支払える金額ではなかったとのこと。

MAltが基本とするのは、すべてのCERN職員にこれまでと同じサービスが提供できること、持続不可能な商用条件によるリスクと依存性を減らすためベンダーロックインを避けること、データを手元で管理すること、一般的なユースケースに対応すること、の4点が挙げられている。MAltは数年がかりの取り組みとなるが、現在は最初の移行を開始する段階に入っているという。まず、今夏にはIT部門とボランティアを対象にしたメールサービスのパイロットプログラムを実施し、その後CERN全体の移行を行う。これと並行してSkype for Businessやアナログ電話機の一部をソフトフォンへ置き換えるパイロットプログラムを実施するとのこと。

MAltは野心的なプロジェクトだが、CERNがベンダー/データロックインなしにコアサービスを構築できることを示すまたとない機会とのことだ。
13939802 story
The Gimp

GIMP 2.10.12公開。開発者にはWindowsユーザーがいないらしい(そしてmacOSも) 96

ストーリー by hylom
とはいえ手を出すにもなかなかハードルは高い 部門より

minet曰く、

6月12日、画像編集ソフト「GIMP」のバージョン2.10.12が公開された(GIMP.org窓の杜)。

GIMPチームによれば、今回のバージョンは多数のバグ修正が行われた「ほとんどバグフィックスリリース」のようなものだそうだ。“Don’t squash bugs…free them!”(バグは潰すんじゃない……解き放つんだ!)との格言漫画が添えられている。

とはいえ、いくつもの重要な改良も加えられている。

  • 曲線ツールの改良
  • TIFF形式エクスポートでのレイヤーのサポート
  • Windowsでのユーザーインストールフォントのサポート
  • 描画の高速化
  • 覆い焼き/焼き込み操作のインクリメンタルモード
  • 自由選択ツールの改良
  • 新しいオフセットツール

その中で、Windowsでのユーザーインストールフォントのサポートについては、「十分なテストはされていない」「マジに今の開発者の中でWindowsユーザーが誰もいないのでバグが山積み(ついでにmacOSでも同じことが言える)」「パッチと新しい貢献者を喜んで歓迎する!」などと言及されており、現在のGIMP貢献者がGNU/Linux系に偏っている実情が伺える。

13926200 story
アップル

新型「Mac Pro」発表。筐体は直方体のアルミ製に。今秋より発売 170

ストーリー by hylom
2018年予定だったはずが 部門より

6月3日(米国時間)、AppleがMac Pro新モデルを発表した(gori.meCNET JapanEngadget日本版ITmedia)。価格は5,999ドルからで、今秋より発売予定。

現行のMac Proは円筒形の筐体を採用しているが、次期Mac Proは一般的なタワー型PCに近い直方体の筐体を採用。内部はモジュール構成となっており、ユーザーは容易に内部にアクセスできる。ケース内の放熱についても考慮されており、ケース内に搭載されたヒートパイプや放熱フィンによって効率的な放熱が可能で、静音性も高いという。電源ユニットは最大1400Wの出力に対応する。

CPUはXeon Wプロセッサで、8コアから28コアまでが選択できる。メモリは最大1.5TB、GPUは「MPX」というフォーマットのモジュールを採用しており、最大2つのモジュールを搭載可能。モジュールはRadeon Pro 580XもしくはRadeon Pro Vega Ⅱ、Radeon Pro Vega Ⅱ×2が選択でき、最大でRadeon Pro Vega Ⅱを4基搭載可能。ストレージはSSDで、最大容量は4TB。

そのほか拡張スロットとしてPCI Express Gen3を8ポート搭載。うち4ポートがGPU向けのMPXスロットで使用され、1ポートはUSB 3×2、Thunberbolt 3×2、10Gbイーサネットポート×2を搭載したI/Oカードが接続されている。それとは別に筐体上部に2つのThunderbolt 3を備えるという。

なお、筐体には吸排気用の穴が多数空いており、その姿がチーズおろしや大根おろしに似ているとの声も出ている。この多数の穴が空いたデザインを採用した32インチ・6K解像度ディスプレイ「Pro Display XDR」も発表された(Engadget日本版)。こちらの価格は4,999ドルから。

13939188 story
サイエンス

セミ成虫の寿命1週間説は俗説、笠岡高校の3年生がこの調査で生物系三学会最優秀賞を受賞 99

ストーリー by hylom
それでも短い 部門より

セミは数年から十数年を土の中で過ごし、成虫になって地上に出てからは1週間ほどで死ぬと言われているが、実際には10日以上、種によっては1か月ほど生存するということを広島県笠岡市の笠岡高校3年生の植松蒼さんが突き止めたそうだ(山陽新聞)。

植松さんは捕まえたセミの羽根に油性ペンでマーキングを行い、後日再捕獲するという手法で調査を行った。その結果、最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だったという。植松さんは昨年8月にも、「ヒラズゲンセイ」を広島県内で初めて発見するという成果を出している。

13938160 story
ビジネス

OSS開発プロジェクトの多くは持続可能なほどの収入を得られていないとの指摘 91

ストーリー by hylom
フレームワーク系は直接収入を得るのが難しい 部門より

オープンソースソフトウェアの開発に携わっているAndré Staltz氏によると、知名度の高いオープンソースソフトウェアでも多くはそれによって得られる収益が少なく、「業界標準」ところか貧困と言われるレベルの収益しかないものもあるという(Staltz氏のブログSlashdotGIGAZINE)。

氏はOpenCollectiveで支援を募っている58のオープンソースプロジェクトについて、そのプロジェクトに携わっているフルタイム開発者と、プロジェクトへの支援額を調べたそうだ。その結果、支援によって開発者1人あたり6桁ドル(10万ドル、約1,084万円以上)の収益を得ているのはVue.jsやWebpackといった限られたプロジェクト(全プロジェクトの3%)だけで、半分以上のプロジェクトが「貧困レベル」の収益しか得られていないと推測できたという。

ただし、こういった収益の少ないプロジェクトにおいても、企業に雇われている開発者がプロジェクトに貢献しているというケースがあるため、携わっている開発者が必ずしも貧困であるというわけではない。しかしStaltz氏はそれでも企業に所属していない開発者の貧困問題は残っているとし、オープンソースソフトウェアを使っている企業はその収益をオープンソースソフトウェア側に還元していない、寄付による支援こそがオープンソースプロジェクトの持続可能性に繋がると主張している。

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