ソニー、IoT向け通信規格「ELTRES」に対応する通信モジュールを発表 24
ストーリー by hylom
普及となるか 部門より
普及となるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
ソニーが、IoT向けに独自開発した通信モジュール「CXM1501GR」を発表した。CXM1501GRは低消費電力広域(以下、LPWA:Low Power Wide Area)通信規格「ELTRES」に対応しており、見通し100km以上の伝送性能を持つほか、電動自動車やバイクといった高速で移動する物体にも対応できるという(Engadget)。
今回発表された通信モジュールCXM1501GRは、高さ55×幅40×奥行14.8mm、重さ35gほどの大きさ。USB Type-CおよびBluetooth 5.0で外部機器と通信できる。また、920MHz帯での電波を発信する変調LSI、び外付けアンテナとのインピーダンス整合回路を内蔵。時刻情報と位置情報を取得するGNSS受信LSIを内蔵し、GPS・GLONASS・QZSS(みちびき)に対応しているのが特徴。サンプル価格は5,000円。
NECネッツエスアイのリリースによると、ELTRES IoTネットワークサービスは、関東、東海、関西の主要都市を中心に順次提供を開始するという。国内の商用サービスに関しては、2019年9月下旬を予定しており、2020年度上期中に全国展開を目指すとしている(時事通信、Slashdot)。
移動体のトラッキング用かな (スコア:1)
高速で移動する物体となると、今時のLPWAのLoRa/SIGFOX/NB-IOTちょっと難しくて、LTE-Mだと移動物体にも対応するけど、一桁も二桁も電力も回路規模が大きい。
さらにSonyお得意の超低消費電力GNSSと組み合わせて、わりとピンポイントで隙間狙ってきた感じかな。
Obligatory xkcd (スコア:0)
https://xkcd.com/927/ [xkcd.com]
ところで「通信距離100km」というのは「基地局を1個置いたら、半径100kmからリクエストが殺到し、上り通信は半径200km圏内に撒き散らされる」ってことにもなりかねないんで、距離が伸びると帯域が制約されがちだよね
Re:Obligatory xkcd (スコア:1)
80bpsの通信速度で0.4秒間以下の通信を、3分~24時間毎に行う。そんな仕様です。もしよく売れて親局当りの子局収容台数がオーバーしそうなら親局を増やすこともできるかも知れません。
Re: (スコア:0)
> 80bpsの通信速度で0.4秒間以下の通信を、3分~24時間毎
ビットレート低すぎませんか? 自分のID送るだけで日が暮れそうな...
うまい話はないもんだなぁ。
Re:Obligatory xkcd (スコア:1)
80bpsというのは、おそらくペイロード128bitが0.4秒で320bps、これが4回繰り返されるので4で割って80bpsと表現しているのだと思われます。
簡単に言うと「128ビットのユーザーデータを20秒で送れる」という事になります。
Re: (スコア:0)
LPWA でも低いほうではあるけど、低すぎるほどじゃないから、そんなもんだろう。
Re:Obligatory xkcd (スコア:1)
こんなもんですね。
電力・ガスメーターとか、温度計なんかだと、場所を表すID、時刻、数値があればいいので、128bitで十分。
Re: (スコア:0)
見通しで100kmとか日本のどこにあるんだ。近隣で一番高い山のてっぺんに基地局置くんだろうか。
Re:Obligatory xkcd (スコア:4, 参考になる)
今富士山の山頂でこの機器を連続稼働させてるらしい。で、富士山を最も遠くから見える和歌山県の山にソニーの社員さんが登って300Km超の通信に成功したそうだ。
もちろんトラ技には技術的な解説が載ってるのだけど、出力20mWで10cmくらいのアンテナで300Kmの交信ができるって凄く不思議。
Re: (スコア:0)
300Km超:さんびゃくケルビンメートルちょうというと、273ケルビン条件下で1メートル強(の赤外線・音波通信)?
Re: (スコア:0)
横レスだが、つまらん揚げ足取りだな。ナンセンスだ。
熱伝導率W/m・Kを踏まえりゃ語順的にケルビンと解釈するのは無理があるし、
組立単位としてもトルクN・mから類推すれば
「温度が二倍になるのと距離が二倍になることの影響が等しい物理量」
でなければならない。
三重にナンセンスだ。やり直せ。
Re: (スコア:0)
スカイツリーの頂上からでも、直視で見通せる範囲は90km弱だな。
Re:Obligatory xkcd (スコア:1)
>関東では、地上波TVの送信が東京タワー(アンテナ位置を海抜300 [m]とする)から東京スカイツリー(アンテナ位置を海抜600 [m]とする)に変わりました。
>単純に送信点の高さが2倍になったとして、地上で受信できるカバーエリアは、円の半径にして√2倍(71.4→100.9 [km])、面積にして2倍(16,000 [km2]→32,000 [km2])になったことになります。
ということで、首都圏エリアはスカイツリーに基地局建てれば見通し100kmを確保できますがその他の地域ではどうするんでしょう…
Re: (スコア:0)
「見通し」で見るなら、「アンテナ位置を海抜600 [m]とする」なら、
((6400+0.6)2-64002)1/2 ≒ 87.6 [km]
で、100km行かないはずだけどなぁ。
Re: (スコア:0)
例えば相手も海抜600mの山上に居れば見通しは二倍、
十数メートルのビルの上となら見通し100kmは可能ですね。
Re: (スコア:0)
飛行船を飛ばせばいいと思った。
通信距離100kmって (スコア:0)
何素子の八木使うんだろう?w
あるいはパラボラ?
プリント基板上のプリントアンテナとコイン電池で100k通信出来るのなら褒めて遣わす
Re:通信距離100kmって (スコア:1)
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201905/19-048/index.html [sony.co.jp]
>920MHz帯の外付けアンテナとのインピーダンス整合を行う回路を内蔵しているため、汎用アンテナを使用する場合は直結が可能です。
https://www.sony-semicon.co.jp/products_ja/eltres/index.html [sony-semicon.co.jp]
>低消費電力コイン電池一個で動作可能
Re:通信距離100kmって (スコア:1)
シャノン=ハートレーの定理 [wikipedia.org]
通信に使う帯域幅と受信信号のS/N比によって、最大どのくらいのビットレートで伝送できるかが決まるので、アンテナのゲインや送信電力が低くても適切なビットレートで送信すれば通信できますよ。
Re:通信距離100kmって (スコア:1)
検索してたら、このモジュールには"外付けアンテナを内蔵"なんてページがいっぱい出る。
"外付けアンテナのI/Fを内蔵"ですよね。
IT系のニュースサイトなのになぁ。
Re:通信距離100kmって (スコア:1)
RF回路や高速シリアルI/FのPHYみたいな分野が分かる人(アナログ技術屋)は相対的に減ってるんでしょうかね。
Re: (スコア:0)
SIGFOXやLoRaみたいに基本無指向性のアンテナだと思うよ。
ハイゲインのアンテナ使うと深宇宙探査機みたいに高精度にアンテナの方向を制御してやらなきゃならなくなっちう。
Re: (スコア:0)
符号ゲインがとっても大きいのかもしれない
Re: (スコア:0)
オームとトラ技に出てたから、見るといいですよ。