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地震

消防庁、消防飛行艇の予算を試算。初期費用は380億円 53

ストーリー by hylom
耐空証明のほうも問題では 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

消防庁が広範囲に大規模な散水が可能な「消防飛行艇」の導入・活用を検討しているが、常時運用に必要となる2機体制を整えるには初期費用として約380億円、維持管理費は年間20億円が必要という試算が出ている(産経新聞)。

消防庁の年間予算規模は約100億円で、初期費用がこれを大幅に上回ることや維持管理費の高さが導入への課題だという。

また、海上自衛隊の救難飛行艇「US2」をベースとすることが想定されているが、同機体は国土交通省の耐空証明を受けておらず、消防隊員や民間パイロットが操縦することができないという問題もあるという。

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  • by Anonymous Coward on 2019年06月04日 17時52分 (#3627591)

    US-2って大きすぎて、CL-415辺りの方が使い勝手が良いだろうから売れないんだよなぁ。
    スケールダウンして双発型作った方が良いと思うんだが。

    • by Anonymous Coward

      いっそ国策として、海外救援含めて広域展開することにして、4機体制ぐらいにしちゃった方がいいんじゃないか。
      大規模な山火事とか起きたら要請に基づき無償で出張って消火作業する感じ。

      まぁ、そんな危険な任務、今の日本じゃできなそうだが…。

      正直、消防飛行艇よりも、大型ヘリが水平飛行しながら高速に水補給できる散布用バケツを開発した方が効果的かもしれないね。

      • by Anonymous Coward

        4機体制の予算をどこからひねり出すんだよ

      • by Anonymous Coward

        消防飛行艇を使用する想定の一つであろう震災火災時には、大量の漂流物で(特に夜間の)離着水が不可能になるから、陸上から運用するしかない。
        搭載・離発着能力から考えると、C-130Jの民間仕様L-100系などの純粋陸上機の方が使える。(川重C-2は民間仕様を諦めたそうな)

        • by yasiyasi (5450) on 2019年06月06日 11時04分 (#3628850)

          消防飛行艇を使用する想定の一つであろう震災火災時には、大量の漂流物で(特に夜間の)離着水が不可能になるから、陸上から運用するしかない。

          え、被災地の海面におろすんですか?

          「飛行場が使えるほど被災地から離れた陸上」よりは少しだけ近くの、安全そうな水面(東日本大震災でいえば、茨城県沖や青森県沖とか。日本海側でも可)を使えるのでは?

          親コメント
        • by hgsdrk (13085) on 2019年06月04日 19時51分 (#3627688)

          >消防飛行艇を使用する想定の一つであろう震災火災時には、大量の漂流物で(特に夜間の)離着水が不可能になるから、陸上から運用するしかない。

          消防飛行艇最大の強みである、ミッション中の反復給水がしづらいなら、いっそのこと、グローバルスーパータンカー使うのもいいような気もしますねえ。
          https://flyteam.jp/news/article/73982 [flyteam.jp]

          ああ、政府専用機を改造すれば良かったのかも。。。。。。

          親コメント
          • by yasiyasi (5450) on 2019年06月06日 10時57分 (#3628846)
            グローバルスーパータンカー(ボーイング747-400)を運用できて、大量の消火剤を短時間に積み込めるような飛行場って、それほど数もなく、あっても利用スケジュールが制限されているのでは。
            飛行場の制限から、使い勝手が悪い機体になりそうな気がします。
            親コメント
          • by Anonymous Coward

            アメリカさんから退役した強襲揚陸艦買ってきた方がよさげ

        • by Anonymous Coward

          震災火災なんて下に人が埋もれている様な所では、空中散水はちと使えないよ。

          でも、大規模散水はC-130辺りに任せるってのは無難だとは思う。
          近場での繰り返しはヘリでやれば良いのだから、纏めてって所は輸送機用の散水キットをコンテナ化でもして搭載した方が速度的にも良いだろ。
          自衛隊の基地にコンテナ置いて維持して、定期的に訓練するだけだし。

          まあメーカーへの補助って意味ではあんまり意味は無いだろうけど。

      • by Anonymous Coward

        危険なのは、火が燃えていることじゃなく、大型機をVFRで山岳地帯を低空飛行させることだけどな。

    • by Anonymous Coward

      広範囲に大規模な散水が可能な

      ってんだから、でかいのが欲しいんだろ。

      というか(金の問題をおいておくとして)どこで運用する気なんだろ?
      大島とか島に基地作るのかね?
      島嶼部における救急・救難にも使えるだろうから(金の問題が無視出来れば)欲しいだろな。

      • by Anonymous Coward

        そういうのは超用途が限られていて、尚且つ、数でカバーできるんだよ。
        って事で大抵の現場ではもっと事例の多い規模で見積もるから、結局売れない、と。

  • by Anonymous Coward on 2019年06月04日 19時18分 (#3627647)

    さすがに厳しくないか?これが出動するような災害だと被害の規模も大きいのだろうけれど。
    消防庁が運用しているヘリ8機分ぐらいの価格かも。ちなみにポンプ車の価格は4000万円。はしご車で2億円だ。

    • by Anonymous Coward on 2019年06月04日 23時31分 (#3627828)

      普通に消防庁の予算を年間20億増やしたほうが費用対効果が高かったりして。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そんな気がするわ
        自衛隊に手伝ってもらえるように整備したら
        自衛隊と消防がいっぺんに忙しいことなんてそんな無いやろ
        あったらどっちが持ってても同じだし、消防専用機と専用機構を作るのはコスパ悪そう

      • by Anonymous Coward

        防災関係予算を使って防衛産業を買い支えようってだけの話じゃ。

    • by Anonymous Coward

      自衛隊が運用する分には、US-2は滑走路の破壊された遠方の島とか、
      太平洋のど真ん中に着水して人を揚げ下ろしする任務があるから、
      高コストでも仕方がないんだよな。他に方法がない。
      しかし消防庁の場合は沖ノ鳥島の火災を消火するわけじゃあないわな。

      • by Bill Hates (2038) on 2019年06月04日 23時55分 (#3627853) 日記

        沖ノ鳥島って中国が放火しなければ火災は生じそうにないんですけど、その場合は消防さんは出向かない方が良さそうです。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        それこそ自衛隊に装備すればよいのでは? 問題は出動理由だろうけどこいつが必要な状況ってまさに災害派遣の適用対象じゃないか

        救急に使えなくなるのが難ではあるだろうが費用面はクリアできるだろう

        • by simon (1336) on 2019年06月04日 23時19分 (#3627820)

          それこそ自衛隊に装備すればよいのでは? 問題は出動理由だろうけどこいつが必要な状況ってまさに災害派遣の適用対象じゃないか

          救急に使えなくなるのが難ではあるだろうが費用面はクリアできるだろう

          自衛隊が装備するなら輸送機C-130に後付の消火剤散布ポッド積んだほうがマシですよ。
          MAFFS [wikipedia.org]というモジュラー式の消火装置積んだほうが格安です。
          同じ予算で5機用意できますよ。
          1機のUS-2より5機のC-130のほうが多くの火を消せますし。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      南海トラフを想定してるんじゃない?
      地上の防災・交通インフラが使えない場合を想定すると、減災手段は限られる。
      遠方からの運用にならざるを得ないので、ヘリの航続距離じゃ厳しい。

      • by Bill Hates (2038) on 2019年06月05日 23時29分 (#3628617) 日記

        陸空自衛隊が多数所有しているCH-47とUH-1 [mod.go.jp]での消火出動は平成30年4月12日に岩手県宮古市で発生した山林火災 [mod.go.jp]や平成31年5月31日東京都檜原村における山林火災 [mod.go.jp]などでの実績がありますし、消火ではありませんが東日本大震災で東京電力福島第一原発3号機の冷却を目的とした放水 [asahi.com]を行ってもいます。
        ヘリコプターでは航続距離が短いとおっしゃるかもしれませんが、南海トラフ地震を想定した場合ですと、CH-47JAであれば航続距離が約1,000kmらしいので、第1輸送ヘリコプター群がある千葉県から南海トラフ地震で津波の被害を受ける可能性はあるらしい明野駐屯地 [ise.mie.jp]周辺までは複数回の放水を行っても往復可能らしいですし、南海トラフ地震で大きな被害は予想されていない八尾駐屯地 [osaka.lg.jp]までなら複数回の放水を行ってから飛んでいくことも可能らしいです(ただし燃料タンクが小さい旧型のCH-47Jだと行動範囲が狭くなる)。燃料の補給はあちらこちらで受けられますので既にある装備でもかなり柔軟な運用が可能だと思います。
        静岡県だと千葉あるいは八尾から1時間で飛んで行ける範囲内なので、飛行艇を派遣するより飛行速度は遅くてもヘリコプターの方が早く到着するかもしれません。
        複数機を派遣できるので質より量の展開も可能でしょうし。

        小笠原諸島などの離島では航空自衛隊の空中給油プローブ付きのUH-60Jくらいしか飛んで行けそうにないので飛行艇のアドバンテージがあるのですが、費用対効果を考えると航空自衛隊のCH-47(川崎重工で製造した100機 [khi.co.jp]のうち航空自衛隊には15機程度 [mod.go.jp]しかないらしい)を増やす方が現実的(平成29年度の導入ではCH-47JAは6機で445億円 [mod.go.jp]とのことなので約380億円あれば5機導入できそう)なような。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ヘリならアッサリと現地に拠点作れるけどな。
        どっかの公園や学校の校庭でも十分。
        遠方からって言っても、流石に100km圏内にはそこそこ使える所もあるだろう。
        ぶっちゃけ、燃料と最低限の整備士が居れば良いのだし。
        それ以前に自衛隊や海上保安庁だって運用出来る船舶を沢山持って居る。
        だからその予算でヘリ増やした方が消防の効率的には良いと思うよ。

        まあでもUS-2の生産の足しってのがもともとの目的のお話なんだろうけども、
        なんで消防庁に言わせてんだか。

        • by Anonymous Coward

          現地に拠点て、その資材や燃料の運搬や設営にどのくらい時間かかるやら。
          それじゃ間に合わんでしょ。

          • by Anonymous Coward

            ヘリで運ぶし第一弾はその前に散水でもなんでもすりゃよいだろ。
            先遣隊が燃料切れになる前に場所を確保して置けば良いだけ。
            バケツリレーでも何でも、ヘリで運ぶのには飛行艇みたいな海も飛行場も必要ではないんだから。

            時間が惜しい?それならUS2なんか使わずにC130使った方が早いね。

    • by Anonymous Coward

      費用対効果で言えばF-35を105機買うよりははるかにましじゃないかな。

      耐用年数短すぎて大変らしいし。

      • by Anonymous Coward

        役割や目的が全く違うものを比較して、なにがどう「まし」なのかわからない

        • by Anonymous Coward

          日本国は少数の高性能迎撃戦闘機に国防を担わせる事をドクトリンとしている。
          本来はF-22を導入する予定だったが適わなかった。
          F-35を105機買うより、F-16級を500機配備した方が有効とする説もあるが、航空自衛隊基地の増設に伴う騒音被害など国民負担も大きい。

          • by Anonymous Coward

            それと消防飛行艇に何の関係が?

    • by Anonymous Coward

      消防庁が運用しているヘリ8機分ぐらいの価格かも。

      今回の件は総務省消防庁が消防飛行艇を導入するべきって話で、現在ヘリコプターを運用している消防庁は、正しくは東京消防庁航空隊(東京都の下部組織)。
      総務省消防庁はヘリコプター5機を所有しているが、各自治体に貸し出しており、運用しているのは各自治体の消防救急組織。

  • by Anonymous Coward on 2019年06月04日 22時36分 (#3627788)

    ホバリングの可否は関係ないんでしょうか?
    US-2ってホバリングできませんよね?

    ホバリングのできるヘリコプターやオスプレイの方が役に立ちませんか?

    • by Anonymous Coward on 2019年06月05日 0時16分 (#3627869)

      ホバリング・VTOL能力は有用だが、最も求められるのは、単位時間当たりの(水を主とする)消火剤投下能力。
      前線で給水・給油が出来るヘリ・VTOLは、一般にローテーションは上がるが、搭載能力及び(特にヘリの)速度は低い。

      # 当然財務省主計局は拒否するだろうが、現実問題現代及び今後の日本で「消防団」の維持は不可能だから、消防庁・自衛隊などの中央省庁に日本全土に展開可能な消防飛行隊を設ける必要が生じてきている。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        正直、点に対する消火能力は今後も整備する必要があると思いますが、面に対する消火能力は、言うほど必要でしょうか?
        大都市に関しては建築基準法による耐火建築物や消防法の規制で、燃えてからどうにかするのではなく、燃えないようにする規制が強化されています。

        消防団の維持が困難になってきていることから、大規模火災に対する備えとして消防飛行機の備えが必要というのは、若干、理論の飛躍と言うか、議論の余地があると思います。

        • by Anonymous Coward

          馬鹿か、消防団で賄ってきたのは地方。
          現地対処が無理ということで遠方から出向くことになるから移動速度も必要だし一回当たりの消化能力も必要になる。
          さらに言えば山火事とか面に対する対処が必要になってくる。

      • by Anonymous Coward

        >消防庁・自衛隊などの中央省庁に日本全土に展開可能な消防飛行隊を設ける必要が生じてきている。

        糸魚川火災 [srad.jp]の時に50機体制を提唱したバカ奴がいるが、消火能力/費用対効果過小じゃろ。

      • by Anonymous Coward

        消防団はあんまり関係ないかと。
        今でも山火事で消防団がやってることなんて、鎮火に向けた活動と言うより、人家のある法に延焼しないようにする方向で、これは消防飛行艇があってもかわんない。

        • by Anonymous Coward on 2019年06月05日 15時06分 (#3628245)

          実は山火事では、消防飛行艇でやって居るのもちょっと規模は大きくても消防団のやって居るのとそう変わらないんだよね。
          結局は延焼防止の為に一定の安全地帯を作ることにしか使えない。
          面で消火出来れば良いのだけど、現実的にはとてもとても。
          って事で一週間以上たっても燃え続けて居たりと。

          地道に可燃物をどかせられる分、実は人間の方が確実性が高かったりもする。

          親コメント
    • by albireo (7374) on 2019年06月05日 2時54分 (#3627911) 日記

      上昇気流に煽られる危険があるので火災の上空でホバリングするってだけで無謀なんじゃないかな?

      --
      うじゃうじゃ
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      消防飛行機の消火はちょうどA-10のガン・ランみたいな感じでやる
      US-2はヘリでホバリングの渦を避けながらソナーを吊るすのと同レベルの超低速飛行はできるが
      ホバリングではなく直線上に爆撃するのでペイロードがガタ落ちするVTOLである必要は全くない

      • by Anonymous Coward

        そうすると原発建屋や石油コンビナートに対する放水のようなピンポイントではなく、山火事や広域火災に対しての消火活動用なんですね。
        オンリーワンなのか。

  • by Anonymous Coward on 2019年06月05日 7時10分 (#3627945)

    消防庁の予算、国民一人あたり年間100円ぐらいなのか。少なすぎないか?

    • by Anonymous Coward on 2019年06月05日 7時47分 (#3627956)

      そりゃ今まで消防庁は管理業務しかしていない。
      実際に予算取って動いていたのは、各地方自治体他。
      それが地方の空洞化で金を注ぎ込んでも消防団が維持できなくなって、消防庁自体に実働部隊を設けざるを得なくなった、てのがこのお話。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        消防団とあまりネタかぶらん気がするけどな
        ヘリ増強ならまだわからんでもない

        • by Anonymous Coward

          数少ない大物装備だと、使用許可が出るまでが凄く大変とかになって、実質使えないって事になりかねないし。
          現場に近い所にある装備の強化の方が実際の効率には繋がり易いのは確かだろうね。

          大体その位の大惨事ってのであれば自衛隊に協力要請出せば良いだけだろうし。

    • by Anonymous Coward
      増やしたところで消防団の飲み代に消えるだけだしなぁ
  • by Anonymous Coward on 2019年06月05日 10時50分 (#3628091)

    新明和工業買いで

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