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NASA、ニュー・フロンティア計画の次期ミッションにタイタン探査機「Dragonfly」を選定 24

ストーリー by hylom
スペースコロニーとは関係ないのか 部門より

AC0x01曰く、

NASAは6月28日、ニューフロンティア計画の4つ目のミッションとして、土星の衛星タイタンを探査する「Dragonfly(ドラゴンフライ)」を選定したと発表した(プレスリリースイメージ動画朝日新聞CNNYahooニュース)。

Dragonflyはトンボの意味で、その名の通り、八つの回転翼がついた飛行可能なドローン型探査機によるミッションとなっている。タイタンは重力が小さいものの、窒素を主成分とする濃い大気が存在しており、ドローンは一度に最大8kmの距離を、総計175kmに渡って飛行して、様々な地点の調査を行う。赤道付近のShangri-Laと呼ばれる地域に着陸する予定。

探査機の打ち上げは2026年、タイタン到着は2034年ということでだいぶ先の話だが、タイタンの雲の下の姿がどうなっているのか、期待が高まるところである。

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  • やっぱり広い室内をガスで充填して実験するんですかね。
    素人の想像ですが、タイヤやキャタピラと違って、プロペラでの飛行は大気成分や重力の違いが敏感に出そうな気がします。
    雨風の条件なんかも実験難しそうですね。

    • マーズ2020でローバーとともに火星に打ち上がる予定の火星ヘリコプター [engadget.com]は真空チャンバーに火星の気温と気圧に設定された二酸化炭素を詰めた上で、低い重力は弾性ワイヤーで吊るすことで再現した。火星は雨や雪は降らないのでこれでいいのだろう。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ちょっと待て。となるとメタンの雨が降るタイタンを飛ぶこいつはどんな実験室を作ればいいんだ?これは手強いぞ。

  • by tori_sanpo (39645) on 2019年07月03日 13時56分 (#3644995) 日記

    トンボに限らず昆虫の羽根は4枚
    小学生に笑われる

    #やぼ

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 14時33分 (#3645015)

    電源はどうするんだろうと思いましたが、直接の駆動はリチウム充電池で、一度飛行したら原子力電池で1週間くらいかけて充電するらしい。
    表面重力が地球の7分の1でありながら地球よりも濃い大気を持つ、タイタンならではの離れ業ですね。地球じゃ重すぎて飛べなそう。

    ちなみに原子力電池は円筒状のものがしっぽのように後部にくっついていて、この形状もトンボを思わせる一因かと思いました(トンボにしてはずいぶん太くて短いけど)。

    • by Anonymous Coward

      遂に原子力航空機が実用化するのね。(無人機で、原子炉ではないけれど)

    • by Anonymous Coward

      >表面重力が地球の7分の1でありながら地球よりも濃い大気を持つ

      最大の謎はこれだよね。大気の量が多いなら、なぜ、小さな重力で地表に引き付けられているのかが疑問になる。宇宙に飛び散ってしまうんじゃないか?

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 14時17分 (#3645009)

    ブレスがうざい

    • by Anonymous Coward

      全体攻撃は嫌ですよね

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 14時26分 (#3645011)

    着陸したら瀧と卓球が待っているぜ

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 14時49分 (#3645026)

    メタン、エタンなどの湖があるらしいけど、
    海(オー)が見つかるとおもしろいのにな。

    The Flight of the Dragonfly (Rocheworld) はロシュワールド(ハヤカワ文庫)の原題

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 15時22分 (#3645058)

    を搭載ですね!

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 15時35分 (#3645065)

    窒素くう

  • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 17時40分 (#3645163)

    地球だと潤滑油を使いますが、これだけ気温が低いとさすがにモービル1でもどろーり?
    どうするんだろう?摺動部はつくらないで、ベアリングのような潤滑剤ナシでどうにかするのかな。
    この辺、解説お願いします>エ□い人

    • by Anonymous Coward on 2019年07月03日 18時37分 (#3645233)

      ベアリング(軸受)は、一般に潤滑剤使ってます。
       スリーブベアリング(すべり軸受)
       ボールベアリング(玉軸受)
       ローラーベアリング(ころ軸受)
      あたりは、グリースを詰めているのが普通。
      あるいは液体の油を漏れないように詰めるか、漏れるものとして循環させるか。

      で、低温で使えそうなやつはというと、
      最初から固体の固体潤滑剤(二硫化モリブデン、黒鉛、等)を使うか、
      あるいは、接触させない(浮かせる)磁気軸受にするか、
      ぐらいかな。

      液体メタンや気体メタンを軸受に圧送してもいいけれど、地球での制作、動作試験が難しそう。
      (地球での、水や空気を使ってるタイプ)
      窒素ガスならいけるのか? いや、温度変わるとレイノルズ数が違うからなぁ

      と、うん十年前の潤滑工学の講義で聞いた程度の非専門家が知ったかしてみました。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        軸荷重が小さいのでナイロンやPOM材のような自己潤滑性の高い樹脂か、オイルレスベアリングという名で流通している潤滑性の高い金属の焼結材に潤滑剤をがん浸したもの(の特別あつらえ品)のような気がします。
        温度も圧力も低そうなので樹脂だとは思いますが。
        輸送中を含めたシールの問題と温度が測ってびっくりである可能性を考えると、普通の液体潤滑は怖いかなと。

        • by Anonymous Coward

          自己レス
          値段気にしなくていいので、グラファイト削り出しが一番適切ですね。
          鉛筆のイメージでグラファイトだとゴリゴリ削れそうですけれど、あれは粉末を樹脂で固めていて、意図的に減るようにしているからでで
          ちゃんとした結晶を適切な軸荷重で使うなら削れも割れもしないです。

    • by Anonymous Coward

      pdfですまんけど、宇宙機だとこんなかんじらしい。pdfすまぬ。
      人工衛星用軸受の最近の動向 [ntn.co.jp]

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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