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医療

部位によって大きく異なるがん5年生存率、平均66.1%、膵臓がんは9.6% 20

ストーリー by headless
生存 部門より

hylom曰く、

国立がん研究センターが、2009~2010年にがんと診断された患者の5年生存率を発表した(がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計読売新聞オンラインの記事)。

全体的に見ると、がん5年生存率(相対生存率)は66.1%。部位や病期(ステージ)による生存率もそれぞれ発表されており、生存率が高いのは前立腺がんや乳房がん、子宮体がん、子宮頸がん、大腸がん、胃がんなど。これらは1期に発見された場合の生存率が9割を超えている。

一方で生存率が低いのは膵臓がん、肝臓がん、肺がん、食道がん、膀胱がん。特に膵臓がんは1期に発見された場合でも5年生存率は43.3%で、2期で19.3%、3期で5.7%、4期で1.7%、全体でも9.2%と、唯一1桁になっている。
同時に2012年3年生存率の調査結果も発表されている。こちらは第3期がん対策推進基本計画に基づいて迅速な情報提供を行うためのもので、集計部位には喉頭、胆嚢、腎、腎盂尿管が追加されている。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 肝臓がん (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2019年08月10日 20時00分 (#3667458)

    父が春先に食道静脈瘤破裂を起こし、その原因として肝臓がんが疑われるということで検査した所ガンが見つかったため処置しましたが
    今は患部に電極刺して高周波(通常行うのはラジオ波と呼ばれ400-500kHz、父がやったのはその強化版のマイクロ波と言っていたので、GHz帯だと思います)をかけてガンを焼いてしまう(※)のが主流のようです。
    がん化した部位をかなり精密に狙って処置でき、正常な部位への影響も少ないとの事で化学療法よりもずっと安全だと言ってました。実際父の術後の経過は良好で、肝機能はガンと判る前の飲んだくれてた頃よりずっと良いくらいです。
    2010年までだとラジオ波による処置が全国的に普及しているか怪しい時期なので、今だと初期の肝臓ガンに関してはもう少し生存率は上がってるような気がします。
    (※ 本当に焼くような温度なのか、あるいはがん細胞が死滅する温度に達してるたけなのかまでは確認できる空気ではなかったので、してません)

    なお、最初は患部がやや大きかったので外科手術で取り除く方針でしたが、外科医いわく「肝臓がんの外科手術は手術だけで4人に1人が死にます。他に手があるならば止めた方が良いです。」とのことだったので、有効なのは分かっているけれどその病院でもあまり実績のないマイクロ波による処置となりました。

    • Re:肝臓がん (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2019年08月10日 21時56分 (#3667471)

      「肝臓がんの外科手術は手術だけで4人に1人が死にます。他に手があるならば止めた方が良いです。」

      これは多分、1970年代のお話ですね。

      最近は劇的に改善 [jsh.or.jp]しているようです。

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      • Re:肝臓がん (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2019年08月11日 0時16分 (#3667495)

        しかし執刀する外科医本人が「4人に1人が死にます」って言ってるなら、
        その外科医がやればやはりその数字なんじゃね?

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        • by cudjo (2713) on 2019年08月11日 12時07分 (#3667556)

          「(わたしが執刀すると)4人に1人が死にます」か。怖っ。
          まあ、単に手技が下手で電極療法(?)が得意な医者なのかもしれないけど。

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          • by Anonymous Coward

            今日5つ目の仏様ですか...

          • by Anonymous Coward

            ガン発見以降の話は東京都の肝臓がんの地域医療センターに指定されている病院での話なので、そこで駄目なら多分どこでも駄目でしょう。
            悪い噂は昔から特に無い所です。大きな医療事故も聞いた記憶がないです。

            あと、ラジオ波/マイクロ波と化学療法その他は内科、開腹して切り取るのと移植は外科と完全に分けられてますから、全く別の人です。
            ですから外科から内科に対して外科手術甘く見過ぎだゴラって事なんでしょう。
            さすがに単なる患者の子供でしかない私が色々聞くのは気が引けるので、その辺の詮索はしてませんしする気もありませんけれど。

    • by Anonymous Coward on 2019年08月11日 0時43分 (#3667499)

      今どきはこれが主流というわけではなく、主流の1つとして腫瘍の大きさと数と全身の調子に応じて選択肢に(時には首位に)上がるという感じですね。物理的な制約からおおむね 3cm くらいまでの腫瘍にということになっていて、その場合も(より確実かもしれないが侵襲は圧倒的に大きい)手術とどっちがいいかはケースバイケース。ともかく早めに見つかってよかったです.

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      • Re:肝臓がん (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2019年08月11日 1時30分 (#3667503)

        MRIの画像で見た限り、もうちょっと大きかったと思います。
        具体的な大きさは教えくれれなかったのですが、本人の前で希望が持てそうにない事聞くのはどうなんだ、と判断してしまったので聞いてません。

        ガンは近くに並んで2箇所あり、合わせるとコブシよりは小さいけれど全長3cmで収まらない感じ。
        なので最初は外科手術を想定したようですが、外科から差し戻された後マイクロ波ならもっと大きな範囲もいけるだろうと内科の中で判断したと言ってました。
        その時に周波数上がったら届く範囲狭くなんじゃね?って聞いたら医療工学には詳しくないので、とゴメンナサイされてしまいました。出力が上がった効果の方が大きいみたいです。

        あと外科手術は4人に1人ではなく10人に1人だったかもしれません。
        選択肢から外す判断をするには十分な数字だったのは覚えてますが、さすがに本人横にしてメモ取るのも気が引けたのでその辺はあまり自信がありません。
        今はラジオ波や化学療法等他の選択肢が取れない場合に行うものになっているようなので、軽度の人は手術しない傾向になっているためラジオ波が普及する以前より生存率は下がってる可能性は高いです。

        親コメント
  • by hahahash (41409) on 2019年08月11日 8時26分 (#3667523) 日記

    画数の少ない文字をなんとなく読んだ時点で、
    『5年生』と認識してしまって、

    小学館学年誌的な『がん5年生』という雑誌を連想してしまった……

  • by hig (25417) on 2019年08月12日 11時01分 (#3667795) 日記

    日記にも何度か書いてますが、精巣がんステージⅢBになり手術と抗がん剤治療後に緩解、10年後も生存しております。
    10万人に1人と比較的珍しい癌になりますが、治療法が確立しており予後は良い方ですね。
    症状はあまりなく転移が早いので、転移後の臓器不全による症状で発見になることが多いみたい。
    私の場合も、腹部リンパ節転移による腰痛と肺転移による咳でかかりつけの家庭医に掛かり、精巣にしこりありと申告したところ発見に至りました。
    転移する進行が速いので、あと二週間遅かったら脳とか他にも転移してヤバかったと思います。

    一方同様に症状がなく進行する膵臓がんは確立された治療法がなく、発見され時には時すでに遅し状態になるようです。
    知り合いで2人ほどいますが、発見後1年ぐらいで亡くなっています

  • by Anonymous Coward on 2019年08月10日 15時48分 (#3667394)

    >国立がん研究センターが、2019~2010年にがんと診断された
    何で逆に進んでるんだろうって思ったけど、
    2009~2010年の間違いですね。

  • by Anonymous Coward on 2019年08月11日 14時11分 (#3667577)

    なんでこんな死亡率高いのかね?
    見つかりにくいから?

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