木星表面に巨大な黒い影 34
色々な出来事が続く木星 部門より
Anonymous Coward曰く、
NASAの木星探査機ジュノーが9月11日に撮影した画像によると、木星表面に直径3,540kmの巨大な黒い円が現れたようです(CNN)。
この正体は、木星の衛星イオの影とのこと。しかしアレゲな諸兄は別のものを連想したのではないでしょうか。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Anonymous Coward曰く、
NASAの木星探査機ジュノーが9月11日に撮影した画像によると、木星表面に直径3,540kmの巨大な黒い円が現れたようです(CNN)。
この正体は、木星の衛星イオの影とのこと。しかしアレゲな諸兄は別のものを連想したのではないでしょうか。
Anonymous Coward曰く、
マサチューセッツ大学ローウェル校の研究チームが、望遠鏡を乗せた気球を打ち上げた(TechCrunch、マサチューセッツ大学ローウェル校の発表)。
この望遠鏡は「PICTURE-C(Planetary Imaging Concept Testbed Using a Recoverable Experiment-Coronagraph)」と呼ばれており、NASAが研究資金を助成しているもの。望遠鏡のサイズは長さ約4m、幅が約1mで、重量は800kgほど。気球を使って大気圏外に望遠鏡を打ち上げ、そこで観測を行う。観測ができるのは数時間だけとのことで、その後はパラシュートで降下する。降下後の望遠鏡は回収して再利用するようだ。
歴史的な航空機や自動車を収集・保存している米国の非営利団体Collings Foundation(コリングス財団)が保有・運用していたB-17爆撃機が着陸に失敗、空港施設に衝突して少なくとも7人が死亡する事故が発生したとのこと(朝日新聞、AFP)。離陸直後に何らかのトラブルがあり、航空に戻ろうとしたが着陸に失敗したという。
B-17は第二次世界大戦前に米軍による運用が開始された爆撃機。コリングス財団はこの機体を使った見学・搭乗ツアーを実施していた。
Anonymous Coward曰く、
Twitter社の幹部の1人が、英国陸軍の情報戦部隊に予備将校として所属していたことが明らかになった(Newsweek、GIGAZINE、Slashdot)。
この幹部は、中東や北アフリカ向けの編集責任者を務めているGordon MacMillan氏。氏は2013年にTwitterのヨーロッパ・中東・アフリカ向け編集部門のトップに就いていた。氏が所属しているという情報戦部隊は2015年に設立された「第77旅団」で、情報戦や「非致死な方法」による戦法を研究する部隊だという。
英陸軍はTwitterとの間に特別な関係があることは否定しており、Twitter社も氏が英陸軍に関連していることについては問題はないとしている。
headless曰く、
2019年のノーベル生理学・医学賞は米国のウィリアム・ケイリン氏とグレッグ・セメンザ氏、英国のピーター・ラトクリフ氏が共同受賞した。授賞理由は体細胞が利用可能な酸素レベルを検知し、適応する仕組みの発見(プレスリリース、詳細情報)。
生体が低酸素状態に反応すると造血因子(ホルモン)エリスロポエチン(EPO)が増加し、赤血球の産生が促進される。ホルモンによる赤血球量調整の重要性は20世紀初頭から知られていたが、酸素(O2)によりコントロールされる仕組みは謎のままだった。セメンザ氏とラトクリフ氏はそれぞれ別の研究グループでEPO遺伝子を研究し、EPOが生成される腎臓だけでなく、実質的にすべての組織に酸素を検知する仕組みが備わっていることを発見。セメンザ氏はEPO遺伝子と並ぶ特定のDNAセグメントが低酸素状態への反応を仲介することを示し、このDNAセグメントに結合するタンパク質複合体をHIF(hypoxia-inducible factor)と名付ける。HIFを構成する2つのDNA結合タンパク質は、HIF-1αおよびARNTと名付けられている。
正常な酸素レベルではプロテアソームにより急速に分解されるHIF-1αだが、酸素レベルが低下するとユビキチンが結合して分解すべきではないことを示すタグとなる。酸素レベルに応じてユビキチンが結合する仕組みを解明するきっかけとなったのがケイリン氏の研究だ。フォン・ヒッペル・リンドウ病(VHL)を研究していたケイリン氏は、がん細胞に機能するVHL遺伝子がない状態では低酸素状態に制御される遺伝子が異常に高いレベルで発現し、VHL遺伝子を再導入すると通常のレベルに戻ることを示した。これにより、ラトクリフ氏の研究グループはVHLとHIF-1αが物理的に相互作用し、正常な酸素レベルでHIF-1αが分解されるために必要なことを示す。
ケイリン氏とラトクリフ氏は2001年、正常な酸素レベルではHIF-1αの特定の2か所にヒドロキシ基が追加され、VHLによる認識と結合が可能になることを示す論文をそれぞれ発表した。さらなる研究によりラトクリフ氏や他の研究者は、通常の酸素レベルで急速なHIF-1α分解を助ける酵素(いわゆるプロリルヒドロキシラーゼ)を特定している。
3氏の研究成果は生命にとって最も重要な適応プロセスの一つを解明し、酸素レベルが細胞の代謝と生理学的機能に与える影響を理解するための基礎を築いた。また、貧血やがんを含む数多くの疾病との戦いに有望な新しい戦略への道を開いたとのことだ。
決済サービスPayPayの2019年3月期決算は、367億8,700万円の赤字だったことが発表された(官報ブログ、プレジデントオンライン)。
売上収益は5億9,500万円だったのに対し、販売費および一般管理費は371億5,700万円だった。
Anonymous Coward曰く、
総務省が2013年に運用を開始した「政府共通プラットフォーム」では、インターネットから遮断された環境を提供する「セキュアゾーン」という機能があるが、この機能が1度も使われることのないまま廃止されていたことが報じられている(NHK、MSN)。
ガチガチにし過ぎて誰も使わないというダメなセキュリティ対策の典型みたいな事例。導入を推進した総務省すら使わなかったというのはちょっと酷い。
報道によると、この機能は2015年度に約18億円の予算を計上して開発がスタート。2017年度に完成した。利用には専用回線でのアクセスが必要で、またデータの入力や修正には担当者が直接設置場所に出向いて作業を行う必要があるといった手間があり敬遠されたようだ。
なお、2016年12月14日の政府官報では、「政府共通プラットフォームにおけるセキュアゾーンの整備に係る作業請負及び機器・ソフトウェア賃貸借の調達」について東京センチュリーリースが20億685万5,294円で落札したとされている。
過激な皮肉や風刺で人気のアニメシリーズ「サウスパーク」で、中国の政治弾圧やハリウッド映画の中国向け検閲などがネタにされたのだが、その結果中国国内で同番組が検閲対象になったそうだ(産経新聞、BBC、Hollywood Reporter)。
問題となったのは、米国で10月2日に放送された「Band in China」と題された回。スタンがデスメタルバンドを組み、それが地元のレコードレーベル社長の目に留まり伝記映画を作ることになるが、その映画を中国でも公開したい社長は映画を中国人好みに改変しつつ、中国の検閲に合致した内容に変更しようとする。一方、スタンのパパ・ランディは大麻を中国で売ってビジネスを拡大しようと思いつくも、中国の空港でスーツケース内の大麻を見つけられ拘束されてしまう。ランディは再教育施設に送られ「更正」プログラムを受けるが、そこで囚われていたクマのプーさんとピグレットに出会う。ミッキー・マウスが習近平におべっかを使い、ランディははちみつを使ってプーさんを殺す。これにより中国で商売が認められ、トラックに詰められた現金がランディの大麻農場に送られてくる。そして前話で移民局にとらわれていたカートマンとカイルの帰還後、19年ぶりに音楽グループ「フィンガーバン」を結成しその伝記映画を作ろうとするが結局諦めてしまう、というストーリーだった。
サウスパークが検閲対象となった結果、百度百科のサウスパークのページは削除され、バイドゥやDoubanやビリビリ動画といった動画サイトにアップロードされていたサウスパークの動画は一斉に削除された。さらに掲示板や検索エンジンでは関連する内容が一斉に表示されなくなったそうだ。
これに対し、サウスパークの制作者であるトレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏は7日、「NBAのように、中国の検閲が我々のホームや心の中にまでやってくることを歓迎します。私たちも自由や民主主義よりもお金を愛しています。習氏は熊のプーさんに全く似ていません」「中国さんよ、これで仲直りできるかい」との公式謝罪を発表。中国政府を徹底的にこき下ろしている。
なお、NBAの名前を出したのは、ヒューストン・ロケッツのダリル・モーリーGMが香港デモをTwitterで支持したところ、中国バスケットボール協会と中国のスポンサーが提携打ち切り圧力をかけてきたという問題に触れたもの(BusinessInsider)。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs