Google創業者のラリー・ページ氏とセルゲイ・ブリン氏、AlphabetのCEOおよび社長から退任 3
潔い 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
headless曰く、
米連邦捜査局(FBI)ポートランド支局がスマートTVのセキュリティおよびプライバシーについて注意喚起している(プレスリリース、Softpedia、SlashGear)。
スマートTVはマイクやカメラを備え、音声操作やビデオチャットを利用することもできる。中にはカメラ映像で顔認識を行い、ユーザーごとにお勧めの番組を提示するものもある。これらの機能により、TVメーカーやアプリ開発者に監視されるリスクに加え、スマートTVが容易な侵入の糸口としてサイバー犯罪者に悪用されるリスクもあるという。FBIポートランド支局ではスマートTVに対する攻撃の例として、チャンネルやボリュームを操作して子供に不適切な番組を見せるといったものから、カメラやマイクを使用したサイバーストーキングといったものまで挙げている。
このような脅威を避けるため、消費者には以下のような対策を推奨している。
- スマートTVが持つ機能の確認と、その機能を制御する方法を知ること
- デフォルトのセキュリティ・プライバシー設定のまま使用しないこと
- カメラを無効化したくても無効化のオプションがない場合、黒いテープを貼るなどの対策をすること
- メーカーによるセキュリティアップデートの提供状況を確認すること
- メーカーやストリーミングサービスのプライバシーポリシーを確認すること
スマートTVの話ではないが、FBI前局長のジェームズ・コミー氏はWebカメラのプライバシー対策としてテープでふさぐことを推奨していた。
Anonymous Coward曰く、
中国では人工知能(AI)技術を使った監視や拘束を行なっているという(Yahoo!ニュース)。
中国全土でというわけではなく、弾圧が伝えられる新疆ウイグル自治区での話でのようだが、犯罪を犯した人物ではなく、疑わしいと判定された人物を収容所に送っているという。マイノリティ・リポートやPSYCHO-PASSのような話であるが、既に現実になっているのだろうか?
Anonymous Coward曰く、
2018年に「Hagex」というハンドルネームで活動していたブロガーが刺殺された事件では、福岡地裁が11月20日に懲役18年の判決を下していたが(過去記事)、被告および検察の両者がこれに対して控訴せず、この判決が確定した(Yahoo!ニュース、産経新聞)。
18年は長いのか、それとも短いのか。18年後のインターネットはどうなっているのだろう。
アニメ「鬼滅の刃」でイスラム教の宗教的な音声が使われていたとして、Blu-ray・DVD第4巻が出荷停止・回収されることが決まった(ITmedia、ニューズウィーク日本版)。
「アザーン」という、礼拝への呼びかけを行う音声を素材として編集して使っていたとのこと。同様のトラブルは2015年にアニメ「ノラガミ ARAGOTO」でも発生していた(過去記事)。
キングジムが電子ペーパーを使用したデジタルノート「freno(フリーノ)」を発表した。ディスプレイ部分のサイズは6.8インチ(1440×1080ドット、265dpi)で、ワコム製のデジタイザとデジタルペンを採用。4096段階の筆圧検知機能も備え、紙に書いているかのような表現が可能だという。現在クラウドファンディングで購入者を募っており、3万8,000円で1台のfreenoを入手できる(ITmedia)。
内蔵メモリに加えてmicroSD/microSDHCカードへのデータ保存や、無線LAN経由でのデータのやり取りも可能なようだ。
headless曰く、
Appleは3日、2019年モデルの13インチMacBook Proでバッテリー残量があってもランダムに電源が切れる問題の対処法を公開した(Appleのサポートドキュメント、Mashable、9to5Mac、Mac Rumors)。
問題が発生しているのは7月に発売されたThunderbolt 3ポートを2つ搭載するモデルのみで、4つ搭載するモデルでは発生しないようだ。対処法としては、まずバッテリー残量が90%以上の場合は90%未満になるまで使用してから電源アダプターを接続し、すべてのアプリケーションを終了する。あとはカバーを閉じてスリープモードにし、最低8時間充電してからmacOSを最新版に更新するというものだ。
macOSを最新版に更新しても問題が解消しない場合はAppleへ連絡するようにとのこと。なお、同モデルはキーボード修理プログラムの対象にもなっている。
Amazon Web Serviceがコードレビュー自動化サービス「Amazon CodeGuru」を発表した(Publickey)。まずはプレビュー版との位置付けで提供が開始される。
機械学習を使ってソースコードをレビューし、アプリケーションのパフォーマンスに関する提案を行うという。機械学習モデルはオープンソースプロジェクトやAmazon内部で使われている数千のアプリケーション、数百万のコードレビューを使って学習させているとのこと。
CodeGuruでチェックできるものとしては、リソースのリークや潜在的なレースコンディション、無駄なCPUサイクルの利用などは挙げられている。まずはJava向けにサービスを提供し、今後ほかの言語にも対象を広げるという。
利用料金は1サンプリング時間あたり0.005ドル+コード100行あたり月0.75ドル。また、最初の90日間は無料で試用できる。
先日、リクナビの「内定辞退率予測」問題、利用していた企業側も厚労省の調査対象にという話があったが、個人情報保護委員会が12月4日、リクナビを提供するリクルートおよびリクルートキャリアと、内定辞退率予測サービスを利用していた35社に対し勧告・指導を行なったと発表した(個人情報保護委員会の発表、ITmedia)。
発表ではリクルートおよびリクルートキャリアについて、「企業側において特定の個人を識別できることを知りながら、提供する側では特定の個人を識別できないとして個人データの第三者提供の同意取得を回避した」、「ハッシュ化すれば個人情報に該当しないとの誤った認識の下、サービス利用企業から提供を受けた氏名で突合し内定辞退率を算出していた」などとし、「法の趣旨を潜脱した極めて不適切なサービスを行っていた」と指摘されている。
また、サービス利用企業に対しては、「利用目的の通知又は公表等が不適切であったことや個人データを外部に提供する際の法的検討ないし当該法的整理に従った対応等が不適切であった」と指摘されている。
Anonymous Coward曰く、
東京都新宿区で12月4日18時30分ごろ、観光バスが停車していたハイヤーに追突する事故が発生した。バス・ハイヤー共に乗客はいなかったが、ハイヤーの運転手は死亡。追突したバスの運転手はインフルエンザにかかっており、当時38度以上の高熱があったという(NHK)。
このバスの運転手は午前6時30分に出勤し、午前中からバスの運行業務に当たっていた。事故を起こす前後の記憶がないとも話しているという。
NTTデータ傘下の日本電子計算が提供しているクラウドサービス「Jip-Base」でストレージ障害が発生し、このサービスを利用している全国約50の自治体のシステムで影響が出ているという(日本電子計算の発表、日経新聞、日経xTECH)。
ストレージシステムのファームウェアに不具合があり、データへのアクセスができなくなったのが原因。先日「HPEのサーバーやストレージで使われているSSDで不具合、SHRT_MAX+1時間の稼働でデータ喪失」という話もあったが、今回の障害はHPEのストレージ問題とは関係ないという(日経xTECHの続報、日本電子計算の発表2)。
障害の影響で、中野区では戸籍関連の証明書の発行ができなくなったほか、中野区・練馬区で区の運営する一部のWebサイトが閲覧できなくなる、愛知県岩倉市・津島市・蟹江町・東浦町・美浜町や福井県若狭町で転出入の届出や税務処理ができなくなるといったトラブルが発生している。
NOBAX曰く、
神奈川県庁の行政文書などが保存されたHDDがネットオークションで転売されていることが確認されたと朝日新聞が報じている。
このHDDは県が富士通リースから借りていたサーバーで使われていたもの。今春に交換のためサーバーから取り外され、富士通リースが情報機器の廃棄・リユースを手がけるブロードリンクにデータの完全消去、もしくはHDD自体を破壊してからの廃棄を依頼していた。このブロードリンクの担当者が一部を持ち出して転売したという(ブロードリンクの発表、朝日新聞の続報)。
ネットオークションでこれらのHDDを落札した男性が中身を確認し復元ソフトを使ったところ、神奈川県の公文書とみられる大量のファイルが保存されていたことが分ったという。
HDD内のデータの容量は27テラバイトで、法人名が記載された税務調査後の通知や、個人名や住所が記載された自動車税の納税記録、企業の提出書類、県職員の業務記録や名簿類などが含まれていたという。
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである