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テクノロジー

米ボルグワーナー、ターボチャージャーに発電機能付き電動モーターを追加した「eTurbo」を発表 38

ストーリー by hylom
ここもハイブリッドに 部門より

米自動車部品メーカーのボルグワーナーが、電気モーターを組み合わせた乗用車向けのターボチャージャー「eTurbo」を供給する契約を締結したと発表した。量産は2022年を予定しているという。

ターボチャージャーは何らかの動力を使ってタービンを回し、それによって空気を取り込んで圧縮してエンジンの燃焼室に送ることでエンジンの出力を上げる機構。eTurboは機械式ターボチャージャーの回転軸に発電機にもなるモーターを直結した構造になっており、モーターでタービンの回転を補助・制御できるほか、タービンが高速に回転している状態では発電して電力の形でエネルギーを回収することも可能。これによって応答性の改善や余剰エネルギーの効率利用が期待できるようだ。

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  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時28分 (#3761477)

    F1のPUで使ってるMGU-Hではないのかな?

    • by Anonymous Coward

      それが実用量産車レベルに降りてきたって話。

      • by Anonymous Coward

        トラックなんかには有ったと思ったが。

      • by Anonymous Coward
        市販車でいうとアウディSQ7あたりが初ですかね。
    • by Anonymous Coward

      F1のMGU-Hは駆動用モーター(MGU-K)回せる発電量があるけど
      今回のは精々補器動かすぐらいっぽい

  • by hakikuma (47737) on 2020年02月13日 19時21分 (#3761622)
    世界的なEVの流れの中で
    こういうのが推されて出てくるのはトランプ政権なアメリカ企業ならではだ。
    • by Anonymous Coward

      電動アシストターボってF1で5年以上使われてて
      市販車に応用される噂は枚挙に暇がないで、ようやく出てきたかって印象なんだけど。

    • by Anonymous Coward

      関係ないでしょ、内燃機関の高効率化はまっとうに考えればまだ必要。
      ##バッテリーのエネルギー密度あと10倍欲しい

      • by hakikuma (47737) on 2020年02月14日 15時35分 (#3762236)
        全体的な見方ではなく一方的な見方ではEVの方が断然効率高いので。
        この程度の内燃機関延命的な技術は世の中では見向きもされません。

        しかもEU各国ではあと10~20年くらいかけてガソリン車・ディーゼル車は販売禁止の方向ですよ。
        EUを抜けたUKもしかり。
        内燃機関の車など、これらの市場においてはその程度の期間しか売れないことになります。
        しかも期間の末期ギリギリまで売れ続けるとは思えず、末期に近づくにつれて大幅に売上は落ちていく可能性が大なわけで。
        そこへいくとUSは大統領がEVを推しているようには見えないので、US市場においてはまだこういう技術の発展はありそうということです。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時16分 (#3761464)

    ターボ発電機

    • by Anonymous Coward

      想像するだけで物凄い技術だなぁ。熱問題、モーター直結となると超高速で回転するモーターコアの耐久性、直結だからギアは無さそうだけど、万一ギアで減速するならギアの耐久性や騒音問題。かなりハードル高そう。

      • by Anonymous Coward

        ホンダがF1で使ってるMGU-Hは航空機事業側の協力があってやっと壊れなくなったなんて話はある

  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時17分 (#3761465)

    ターボチャージャーは何らかの動力を使ってタービンを回し、それによって空気を取り込んで圧縮してエンジンの燃焼室に送ることでエンジンの出力を上げる機構。

    そうするとスーパーチャージャーはターボチャージャーの下位概念なんでしょうか?

    • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時37分 (#3761489)

      これはタレコミ文が間違っていますね。
      ターボチャージャーは排気を利用した過給機のみを指し、スーパーチャージャーは出力軸から取り出した動力やモーターといった機械式過給機を意味することが殆どです。

      #本来、過給機全般をスーパーチャージャーと呼んでいたのでターボチャージャーが下位概念と言えますが、今日では使い分けがなされていますね

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「ターボチャージャー式スーパーチャージャー」なんて言ったら冗長なだけだし
        その結果わざわざスーパーチャージャーと言うだけで「ただし排気タービンによる
        ターボ方式以外のものを指す」っていう暗黙の了解が出来てるんだよな

        • by Anonymous Coward

          スーパーチャージャーを和訳したら過給機だし、ターボ式過給機っていえば済むので
          「ターボチャージャー式スーパーチャージャー」なんて言い方もともとしませんよね。

          暗黙の了解は車業界特有ではないかな?
          マーケティング用語として広まったもので技術的な用語とは別物と思ってます。

          # とはいえターボって車のそれで触れる言葉なので、技術的理解には害悪だよなぁ

          • by Anonymous Coward

            暗黙の了解じゃないの?
            ってことは車以外ではターボチャージャーもスーパーチャージャーと呼ぶことが多いってこと?
            過給機なら分かるけどほんとかなあ

            • by Anonymous Coward

              「本来は~」な話で言えばターボチャージャーは飛行機が空気の薄い高高度でレシプロエンジンを動かすために開発されたもの。
              今でもジェットエンジンと呼ばれているものの主流はターボジェットエンジンやターボファンエンジン。

              語源としてはタービンブースト(turbine boost)の略なので「タービンによって動かす過給機」となる。
              まあ長い間に広まって意味がブレてくるのもよくあること。

              • by Anonymous Coward

                スーパーチャージャーと言った場合は過給機のうちターボ式を除くことを暗に示してるという了解が無いって本当なの?って聞いたのに
                どうしてターボチャージャーの解説を始めちゃうのかなぁ

              • by Anonymous Coward

                そういうことなら過給機というのが内燃機関に多くの空気を送るための圧縮装置のことで、その中でもタービン回すのがターボだから
                それ以外はスーパーチャージャーくらいしかないということで合ってる気がする。

    • by Anonymous Coward

      スーパーチャージャーではタービンではなくコンプレッサーで圧縮します。
      タービンもコンプレッサー(圧縮機)の一種ではあるんですが、出力軸の回転でタービンを機能させるにはかなり増速させる必要があるので、スーパーチャージャーでは他の方式の圧縮機を使います。

      とはいえこういう「排気ガス以外の動力源によるターボ」みたいなのが出てくると定義や線引きがあいまいになってくることもよくありますね。

      • by Anonymous Coward
        #3761465のACです。
        わかりやすい解説、ありがとうございました。
      • by Anonymous Coward

        クランク回転を増速させ、いわゆるターボチャーチャーと同一構造のコンプレッサーホイールを回す遠心式S/Cってのがありますよ。

    • by Anonymous Coward

      変わり種に「プレッシャーウェーブスーパーチャージャー」という、
      動力を使うスーパーチャージャーだけど排気ガスの力も使うというのがありました。
      http://www.f1greatcars-museum.com/technical/turbo/Comp.htm [f1greatcars-museum.com]

      https://carview.yahoo.co.jp/ncar/catalog/mazda/capella/chiebukuro/deta... [yahoo.co.jp]
      「二年もしたらすごい騒音でした。
      「ジュルルルルルル・・」という大きな音で100m離れてても聞こえ、
      家の

      • 実家で使ってましたが、エンジンオイルの劣化が音の変化でわかるなかなか楽しい車でした。
        サイレンみたいな構造のせいか回転数に応じたヒュンヒュンという音がするのですが、オイルの劣化に伴ってその音がしなくなり加速も鈍ってたみたいです。当時は免許持ってなかったんで、助手席での感想ですが。
        定期的なオイル交換と共に音と加速が戻るのは興味深かったです。
        「すごい騒音」なんてのは5〜6年経っても出ませんでしたけどねぇ。なおディーゼル騒音はしっかりしていたので、静かな車とは言えませんが、しかしスーパーチャージャーのせいじゃありません。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      容積圧縮機と燃焼室と空気エンジンで構成される内燃機関(或いは熱交換器に置き換えた外燃機関)を何と呼べばいい?(ターボチャージャーと排気タービンに置き換えればガスタービンになる)

    • by Anonymous Coward

      歴史的には排気タービン動力式のスーパーチャージャー(過給機)なのでターボチャージャーという名称になった経緯があります

      ちなみに採用例の多いルーツ式のスーパーチャージャーは名前に反して単なるブロアーでありそれ自体には圧縮効果はありません
      ブロアーの密閉度が高いので逃げ場の無い押し込んだ空気が結果的に圧縮されているだけです
      マツダのMS-8で使っていた通称リショルム式はそれ自体に圧縮効果があります
      アフターマーケット向けの遠心圧縮式も圧縮効果あります

      通常クランク軸から動力を取りますが、電動スーパーチャージャーというのも存在しておりAUDIで採用されている記憶があります

  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時25分 (#3761472)

    エネルギー源が流体でないとタービンではありませんし、当然ターボチャージャーでもないですね。
    なんの動力かわからない場合はスーパーチャージャーと呼ぶのが妥当なのですが、機械式スーパーチャージャー(ルーツブロワー)を単にスーパーチャージャーと呼んでしまう文化があって難しいです。
    件のeTurboは普通の(流体をエネルギー源とした)ターボチャージャーにモーターによるアシストをつけていわゆるターボラグを解消しようとしたもので、発想としては遅くとも80年代くらいにはあったような気がします。(当時はエネルギーの回収という考えはなかったかも)
    実用化できたなら感慨深い。

    • by Anonymous Coward

      ターボチャージャーの入力と出力を繋ぐ軸を両軸電気モーターにするんでしょ?
      モーターを使わなかったら純粋ターボジェットで発電したらガスタービン発電機じゃん
      そもそも電気ターボでも扇風機でもタービンを使っていればターボだろ

  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 16時29分 (#3761479)

    MGU-Hですね

  • by Anonymous Coward on 2020年02月13日 18時44分 (#3761584)

    みんな考えそうなものだけど今まで表立って出てこなかったのはどういう要因なんでしょ。
    モータースポーツの場合はレギュレーションとかがあるだろうけど。

    • by Anonymous Coward

      熱と耐久性とC/Pでは?

    • by Anonymous Coward

      20年くらい前に当時の課長が某デンソーの電動アシストターボのデモ用実車に乗ったのですが
      ネックは電力供給方法だと言われたそうです
      だいたい1kWあればアンチラグシステムとして使い物になるのですが、12Vだと80A以上になるのでその電流を安定して供給する方法が無かったからです
      48Vシステムならば電流的になんとかなるので商品化されたのでしょう

      • by Anonymous Coward

        アンチラグならミスファイアリングシステムでいいんじゃないかと。
        ※燃費考えろ

        • by Anonymous Coward

          触媒の熱劣化で無理です
          最近の車は法規でOBDIIの触媒劣化診断対応でチェックエンジンが点灯するので、触媒交換しないと車検通らなくなりました
          燃費は正圧域をガンガン使う走り方なら気にする程ではありません

          • by Anonymous Coward

            そうだ。
            触媒までガソリンで冷やせるくらいに燃調濃くして。
            #兄貴のRX7みたいにリッター2km切ったりしてな。

  • by Anonymous Coward on 2020年02月14日 10時37分 (#3762020)

    永久機関を思い出した

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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