アトラス彗星、崩壊の可能性 21
消えゆく彗星 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって飛行機の運行数が減っているが、その影響で航空機が収集していた観測データの数量が減っているという。これによって天気予報の精度が悪化する恐れもあるようだ(NHK、Yahoo!ニュース)。
航空機由来の観測データの数が全世界で42%減、欧州に限定すると65%減という数字も出ている。もし航空機からのデータがなくなった場合、北半球の上空の風と気温の予測精度は最大15%、地上気圧の予測精度は最大3%低下するそうだ。
headless曰く、
アイルランド首相(Taoiseach)のレオ・バラッカー氏はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による緊急事態が収束するまで医師としても働くそうだ(The Irish Times、RTÉ、The Guardian、Euronews)。
バラッカー氏は医師として働きながら地方議員も務めていたが、国会議員に当選してからは医師としての仕事をやめ、2013年には医師登録を抹消されていた。しかし、COVID-19の感染拡大を受けて3月に再び医師登録しており、保健サービス委員会(HSE)で電話相談担当として週に1回半日勤務するとのこと。バラッカー氏の家族や友人には医療関係者が多く、少しでも力になりたいという気持ちだけでなく、実際の業務に携わることで保健サービスの現状を「検温」できるとの考えもあるようだ。業務に関して定期的な報告や取材などはなく、緊急事態の間は淡々と週1回の業務をこなすとのことだ。
Anonymous Coward曰く、
デイリーポータルZにて、「似ている兄弟をAI(機械学習)で分類する」ことを試みた記事が掲載されている。
タイトルの通り、顔が似ている兄弟の写真を顔認識システムに学習させてどの程度の精度で認識されるかを試したもの。実際、写真を見る限りこの兄弟はかなり似ているが、1000枚の画像を用意して学習させたところ、AIはそれなりの精度で2人を識別できたという。
ただ、横顔は正しく認識されにくかったようだ。これはなんかわかるような気がする。
なお、AIシステムにはGoogleのCloud Auto MLを利用したとのこと。
taraiok曰く、
アメリカの教育現場では、学生の欠席の多さが慢性的な問題となっている。新型コロナウイルスの影響で現在、全米の学校の大部分が閉鎖されており、その代替としてオンライン学習などが行われている。しかし、オンライン学習になった結果、これまでにないほど多くの生徒が授業を欠席しているという(The New York Times、Slashdot)。
欠席率の高い学生の多くは低収入の家庭で、インターネット接続へのアクセスが不安定な環境であったり、自宅のコンピューター設備の不足などからオンライン学習に参加できない。ロサンゼルスでは先週、高校生の約3分の1がログインしていないという報告があった。オハイオ州ミンフォードでは、インターネットプロバイダーがサービスを提供していない森林地帯に多くの学生が住んでいるという解決の困難な課題も出ているという。すでに教育者の間では、夏休みの短縮や一部またはすべての学生の留年といったことも検討されるようになってきているようだ。
昨年9月、中国の大手通信インフラ企業らが、国連機関ITU(国際電気通信連合)に対し、「未来のネットワークを作るための新しいIP(Internet Protocol)」を作るための議論を行うことを提案した(提案書、日経新聞、星暁雄氏によるnote記事)。
この提案では、現在のネットワーク技術は電話とコンピュータのみに向けてデザインされているが、昨今ではいわゆるIoT機器などそれ以外のデバイスの利用が増えており、こういった機器での利用において既存のIPは非効率であること、現在のネットワークシステムでは特定の「変換器」を介さないと通信できないような「島」が生まれるリスクがあること、ネットワークにおいてより高いセキュリティや信頼性が必要であることの3つを理由として新しいインターネットプロトコルの策定に向けた議論を行うことを呼びかけている。
これに対し、インターネット関連技術の策定を行なっているIETF(Internet Engineering Task Force)は現状の技術でこれらの問題は十分に対応可能であり、また既存のIP技術を置き換えるような新技術を作ることこそが「島」を生んでしまうと反対している。
「外出自粛」が呼びかけられている今日この頃だが、街の人通りは減っているものの、それでもまだ外出している人はいる状況だ。これに対し、マスコミによる「繁華街に人がいる姿を撮影した映像」が「外出自粛に従わない人」の背中を押してしまっているのではないか、との意見が出ている(ITmedia)。
なお、メディアの報道に関しては、「デマを否定する報道」であっても、それによってかえってデマが広まってしまう、という調査結果も報告されている(Yahoo!ニュース)。
Anonymous Coward曰く、
以前『世界一危ないドメイン「corp.com」、約2億円で売りに出される』という話題があったが、Microsoftがこのドメインの購入を行なったとのこと。 セキュリティ研究者のBrian Krebs氏が米国時間4月7日に伝えた(ZDNet、Krebs on Security、Slashdot)。
先の記事でも報じられていたが、Windowsのネットワーク管理機能であるActive Directoryでは「corp」という名前がデフォルトのローカルネットワーク名として使われていたため、「corp.com」というドメインには世界中の端末から様々な情報が送信される状況になっていたという。
ZDNetがcorp.comに関してMicrosoftに照会したところ、同社は「顧客のセキュリティ強化に向けた継続的なコミットメントの一環として、corp.comドメインの獲得も実施した」と回答したそうだ。
Anonymous Coward曰く、
米国で医療用マスクシェア1位の医療用マスクメーカーが、(4月頭の時点では)マスクの増産をする予定はないと語っている(GIGAZINE、Dallas Morning News)。
同社の社長はこの理由について、アウトブレイクの時は皆製品を欲しがるが、落ち着くといつも顧客はより安い中国製品に戻ってしまうためと説明している。実際、過去にマスク需要が急増した際にはシフト制で増産を行なったことがあったが、問題が落ち着いた時には売上が下がり経営が困難な状況に陥ったという。
ただ、その後同社は方針を転換し、政府からの要請を受けてマスクの増産を行うことを決めたとのこと(Dallas Morning Newsの続報)。
ソースを見ろ -- ある4桁UID