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医療

藤田医科大学、低濃度のオゾンガスでも新型コロナの感染力を抑える効果があるとの実験結果 41

ストーリー by nagazou
感染防護 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

藤田医科大学は26日、人体に影響のない範囲の低濃度のオゾンガスを使うことで、新型コロナウイルスを抑えることができるという研究を発表した。これにより、人の集まる場所でも新型コロナの感染拡大を防ぐことができるらしい(藤田医科大学NHK)。

これまでも1.0〜6.0ppmという高濃度のオゾンガスは、新型コロナウイルスに対して効果があることが分かっていたそうだ。しかし、この濃度だと人体への毒性があるのではと懸念されていたという。

今回の藤田医科大学の実験では、湿度80%の環境で日本の作業環境基準である0.1ppmという濃度のオゾンガスを散布した場合、10時間後に4.6%までウイルスの感染性が低減したという。さらに条件の厳しい米国基準である0.05ppm処理でも、5.7%まで感染性が低減したとしている。ただし、湿度が55%まで下がると抑止効果は53%まで半減してしまう模様。

藤田医科大学病院では、9月初旬から病院内の待合所や病室などで、オゾン発生器を使って実際に感染防護に運用していくとしている。

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  • 効くんですかね。
    あれらはオゾン発生器なのかな。

  • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 12時30分 (#3878277)

    いわゆるマイナスイオンが発生する家電製品が動作している付近で、自分は気管支喘息の発作が誘発されます。
    同一メーカーの同じ○○イオンでも、製品によって問題ない場合もあります。
    オゾンによる誘発は稀なのか、喘息だ伝えてあっても知らぬ間に入院していた病室にオゾン脱臭機が設置されていて、発作で気が付いたことがありました。

  • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 13時00分 (#3878304)

    そもそもウイルスの感染性は何もしなくても低下します。

    大事な事は「何もしなかった場合」(対照群)に比べて「オゾンガスを使った場合」にどうなるか?です。
    ニュースでは「オゾンガスを散布した場合、10時間後に4.6%までウイルスの感染性が低減」と言ってますが
    もしかしたら、散布しなくても、同じくらい低減しているかもしれません。

    対照群を調べてない実験や、それに言及していないニュースは、科学的には大した意味を持ちません。

    このニュースをみて、オゾン発生器に効果があると誤解した人は気をつけましょう。
    似非科学に騙されやすい素質をもっています。

    • by tmiura (6268) on 2020年08月29日 0時35分 (#3878748) 日記

      仮にも医科大学が医学研究としてやっているんだから対照群用意してないわけないんじゃないの、と思って記事のリンク先にあるプレスリリースを見たら、その中の写真に「コントロール用気密容器」ってのがちゃんと並んでる。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      リンク先の
      >研究の背景
      >オゾンガスは多くの病原体を不活化する効果があることが知られており、新型コロナウイルスにも効果があることがすでに報告されています。
      とあるから効果があることは分かってて、当然何もしない場合のウイルスの感染性の低減のデータは既にあると見るのが自然じゃない?

      • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 13時38分 (#3878328)

        高濃度のオゾンガスそのものをブシャーッと吹き付ければウイルスが死ぬのは常識
        ただし人間の肺にもダメージが入るからそんなもんで空間除菌すれば健康被害になる
        だから超低濃度オゾンで人間にだけほぼノーダメージにできんのか? ってのがこの研究
        だから「人間にはほぼノーダメ」と「ウイルスには高ダメージ」の両方を証明する必要がある

        で「ウイルスには高ダメージ」は証明されたのか?
        ウイルスは宿主が居ないと放置しても勝手に死ぬんだが本当に自然死より早く死んだと言えるのか?
        と聞いてるのが元コメ

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          だからそれは別にどこかに資料があるんじゃない?
          知らんけど。
          聞いてみれば?

    • by Anonymous Coward

      それを言ったら「何もしなかった場合」の定義も必要ですよね。
      しかし、それは簡単にはできません。
      10時間後に4.6%まで低減するなら、少なくても多少の効果はあるのでは?
      ということでしょう。
      「何もしなかった場合」における感染性の低減にバラツキが多すぎて比較になりません。

      • by Anonymous Coward

        何もしなかった場合は何もしなかった場合だろ

        • by Anonymous Coward

          何もしなかった場合は、低減しない場合が必ずあります。
          オゾンガスを散布した場合、減るなら効果があります。
          解らない事を考えても、意味がありません。

          • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 15時08分 (#3878389)

            >何もしなかった場合は、低減しない場合が必ずあります。

            ウイルスは宿主なしでは増殖し得ない(自己増殖できない)偏性細胞内寄生性をもつのが特徴です.
            そして,通常,紫外線や乾燥などの環境的要因によって不活化(死)します.
            ですので,逓減しないのであれば生物学的発見でしょう.

            ここでの対象群としては,「オゾン濃度 0.000 ppm で X 時間放置する」(=何もしなかった場合)でしょう.
            その場合,CT値はどうするのでしょうか?

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              それは、ことばのあやで、ほとんど低減しない場合という意味です。
              その程度は、判っているはずです。
              重要なのは、ほとんど低減しない場合があり、それに気づかないという問題です。
              区別が付けられず、必要でなら、とりあえず対策するしかありません。
              何もしなくても、低減する事実があることを知っていても何の役も立ちません。

              • by Anonymous Coward

                > 重要なのは、ほとんど低減しない場合があり、それに気づかないという問題です。

                新型コロナウイルスは「ほとんど低減しない」の?その根拠となるデータは?と問われたとき,対照群(オゾン濃度以外の条件を揃えたコントロール群)が必要となるのです.おなじように,本当にオゾンの影響なの?というときに対照群が必要となるのです.

                > 区別が付けられず、必要でなら、とりあえず対策するしかありません。

                オゾンのような濃度を誤れば有毒になる物質をお金をかけて散布するわけですから,コストやリスクを取ってでも得られるそれなりの効果が求められます.ウイルスが不活性化するかといって,効果がある薬をやたらめったら使うというのは「皮肉 [bbc.com]」にすぎません.

                # ところでこの病院は院内環境を湿度80%に設定するのだろうか・・・.

                今回の実験(のリリース)では,科学的に説得的な根拠が欠けているのです.

              • by Anonymous Coward

                「何もしなかった場合」という対照群は基準として役に立たないと言ったのです。
                「…対照群が必要となるから」というのは何が言いたいのでしょうか?
                必要でも出せなければ、確実な根拠にならないだけの話でしょ!
                それから、オゾンで対処しなければいけいとも言ってません。
                何を勘違いしているのでしょう?
                「科学的に説得的な根拠が欠けている」というのは同感です。
                多少の効果は推測できるよと言っただけです。

              • by Anonymous Coward

                「対照群が必要となる」ことが理解できないなら口を挟むべきでは無いよ
                あなたは自分がどんなおかしい主張をしているのか理解するだけの知識すら持っていないんだ

    • by Anonymous Coward

      医学研究でコントロールとってないとかあり得んでしょ

      • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 15時27分 (#3878400)

        別ACです

        対照実験を忘れているはずないのに一言も触れられていないのは、低濃度オゾンの効果(効き)が相対的に弱く見えてしまうからでしょうねえ。

        低濃度とは言え 0.1ppm だと結構生臭いと思います、慣れるかなあ?
        病院内を高温多湿で生臭くすればコロナだけでなく不要不急の来院者も減らせるでしょう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          低濃度とは言え 0.1ppm だと結構生臭いと思います、慣れるかなあ?

          http://www.rgl.co.jp/html/page123.html [rgl.co.jp] によると、0.01~0.02ppmはやがて馴れるそうです。

          • by Anonymous Coward

            >0.1ppm 明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感じる

            鼻や喉に刺激を感じる病院は嫌だな。

      • by Anonymous Coward

        特に話題のジャンルに関しては、適当ぶちかましてくる輩がいるからチェックは必要でしょう。
        日本専用縦軸グラフ出してくる医者とかいるし。

        • by Anonymous Coward

          グラフが読めない医者もいるからな(国会か部会で大ぼら吹いたあの人

          • by Anonymous Coward

            大ぼらって死者20万人とかの話か?

            感染が拡大して季節性インフルエンザ並みの数千万人の感染者が出れば
            確率から低く見積もっても20万人ぐらいの死者が出るって単純な話だけど。

            感染力を考えれば十分に有りうる可能性だよ。

    • by Anonymous Coward

      新型コロナウイルスは空気中で最大3時間生存
      https://gigazine.net/news/20200330-sars-cov-2-aerosol/ [gigazine.net]

      えええ…。

      • by Anonymous Coward

        少なくとも3時間って書いてあったぞ。
        ちゃんと読んできて。

        ちなみに実験データが乏しそうで信頼性に欠くことはわかります。

      • by Anonymous Coward

        低濃度のオゾンガスが、直接じゃなくて間接的に新型コロナウイルスを延命してたりしてなw
        空気中の新型コロナウイルスの敵の方など?がオゾンガスで先に消滅して

  • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 12時17分 (#3878266)

    沢山コピーしているとコピー機から薬品みたいなニオイしますよね。
    濃度に換算するとどれくらいになるのか分かりませんが...(0.001ppmくらい)

  • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 12時35分 (#3878282)

    「53%」ってのが何の比率なのか不明瞭なので元の発表読んでみたけど、
    「湿度55%だと感染性に対する抑止効果が弱まるが、
     それでも0.1ppmで4時間後には感染性が53%になる(半減する)程度の効果はある」
    って話のようなので「抑止効果は半減」だと意味が違うのでは。

    • by Anonymous Coward

      4.6%が53%になるんだから、文字通り効果半減でしょ。抑止率が95.4%から47%になるんだから。

      • by Anonymous Coward

        藤田医科大学の発表に

        湿度が55%では、オゾンガスによる除染効果が減弱しましたが、オゾンガス0.1ppm処理では、CT24(4時間後)で53%まで感染性が半減しています。

        と書いてあるので、半減したのは効果ではなくウイルスの感染性(TCID50)と明言されている。
        それに、4.6%というのは湿度80%のCT60(10時間後)での値、
        53%というのは湿度55%のCT24(4時間後)の値なので、直接比較するのはおかしい。

    • by Anonymous Coward

      湿度80%なら 95.4% (=100-4.6)のウィルスが不活性化されるのにたいして
      湿度55%なら 47% (=100-53)のウィルスしか不活性化できない。ウィルスの不活性化率でみるなら約半分。

      正確さか親切かを考えてだと思いますが、肝心の部分が省略されていて、結果として解りにくい表現ですね。

    • by Anonymous Coward

      普通は、半減=半分に減る。
      「約50%に半減した」ならまあまあ通じるけれど、「10%に半減した」とか言われると意味不明になる。

      log10(100) = 2, log10(10) = 1 だから半減・・・なのか?

    • by Anonymous Coward

      http://www.acc.ncgm.go.jp/pdf/SHC-COVID_20200416.pdf [ncgm.go.jp]
      によると、ステンレス上でのTCID50半減期は5.6時間
      つまり湿度55%では半減までの時間が1時間強減るって話だろう
      それで半減って事は半減期が3時間くらい減って、2-3時間になるんではないか?
      藤田医科大のプレスのグラフともだいたい一致すると思う

      • by Anonymous Coward

        その資料には空気中でのウイルスの半減期は1.2-1.3時間とあるのに、なぜステンレス上の例を出すのか。

        • by Anonymous Coward

          そりゃあ、藤田医科大の実験がステンレスだからだよ(プレスリリースに書いてある)

  • by Anonymous Coward on 2020年08月28日 15時03分 (#3878386)

    活性酸素に関係する健康商品はいろいろありますが、宣伝文句が変化したりするんでしょうか。

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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