JOC、女子選手の画像ネット拡散の対策へ。法務省では盗撮罪も検討対象に 93
盗撮の概念が変わるのか 部門より
陸上選手などの女性アスリートが、競技会場で性的な目的で盗撮される事例があるという。このため日本オリンピック委員会(JOC)は先月、スポーツ界全体で本格的な対策に乗り出すことも報じられている(産経新聞、NHK、共同通信)。
具体的には盗撮画像が加工されて販売されたり、SNS上で拡散するという被害も出ているとされる。産経新聞によれば、盗撮の被害事例は20年以上前からあり、日本陸上競技連盟もスタート位置真後ろの観客席を撮影禁止にしたほか、カメラを登録制するなどの対策を取っていたという。
現行の「盗撮」規定では選手のユニホーム姿を撮影することは盗撮に当たらないため、罪に問うことは難しいという。そうした中、法務省は「盗撮罪」の創設も検討課題には挙がっている模様。橋本聖子五輪相はJOCがスポーツ界全体での対策に乗り出すことを歓迎した。ただ現状ではどういった対策が取られるかは不明であるようだ。