
65年ぶりに新たな死海文書が見つかる 30
タイミング 部門より
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北海道大学と東北大学がミャンマー航空宇宙技術大学(MAEU)と共同で開発した50kg級超小型衛星2機が、ミャンマーの軍事クーデーターの影響で軌道投入できず、JAXAにより国際宇宙ステーション(ISS)で日本の実験棟「きぼう」に置かれたままになっているそうだ(Reutersの記事、 SlashGearの記事)。
2機は先端的観測装置を搭載した地球観測用小型衛星で、ミャンマー発の人工衛星でもある。ミャンマーの農林水産業や大規模自然災害軽減に用いるため、ミャンマー政府がプログラムの予算約17億円を負担した。衛星は2月20日打ち上げのCygnus補給船でISSに届けられたが、2月1日にクーデターが発生していたため、軍事政権が人権侵害に利用することへの懸念から軌道投入計画が保留になったとのこと。
衛星は軍事用途向けの設計になっておらず、データは日本の大学が処理するためミャンマー側で直接アクセスすることはできないが、軍事目的の使用を禁じる契約にはなっていないという。日本はミャンマーとの結びつきが強く、政府は暴力を批判する一方で、米国などのような制裁措置をまだ打ち出していない。なお、日本の大学側はクーデター発生以降、MAEUの学長と連絡がつかなくなっているとのことだ。
LINEのトークなどの個人情報が中国技術者によって閲覧できる状態だったことが報じられたが、これを受けてLINEは、ユーザーの個人情報の取り扱い状況を発表した。日本のデータセンターに保管されているのは以下の通りであるという(LINE、朝日新聞、ケータイ Watch)。
トークテキスト・LINE ID・電話番号・メールアドレス・友だち関係・友だちリスト・位置情報・アドレス帳・LINE Profile+(氏名、住所等)、音声通話履歴(通話内容は保存されません)、LINE内サービスの決済履歴 等
なお発表によれば、トークに投稿されたすべての画像と動画は韓国内のサーバーに保管されていることが判明した。韓国のデータセンターで保管されているデータは以下の通り。
画像・動画・Keep・アルバム・ノート・タイムライン・LINE Payの取引情報
朝日新聞によれば、2012年ごろに「トーク」で画像や動画を扱えるようになってからずっとネイバーのサーバー上に保管されていたという。同様に「LINE Pay」の取引情報も韓国内のサーバーに置かれていたとしている。LINEは中国の件とも合わせて、プライバシーポリシーが利用者に伝わっていないとしてその記述を見直すとしている。また韓国に置かれているデータは今年半ば以降に日本国内に移していくとしている。
スマートフォンやPCのディスプレイのように使える繊維と布を中国・復旦大学の研究チームが開発しました。この布を使った衣服は袖口にメッセージのやりとりを表示したり、腕にマップを表示したりすることが可能です。
発展したら光学迷彩できる?
クーリエジャポンの記事によると米サウスカロライナ州で、銃殺隊による死刑執行を認める法案が上院で承認されたそうだ。死刑囚は薬物注射、電気椅子、銃殺隊の中から一つを選ぶことを求められるのだという。記事によると、薬物注射による死刑に使用される薬物の提供を企業が拒んでいるため死刑執行が滞っているためらしい(The Washington Post)。
米国レコード協会(RIAA)が正規の音楽ストリーミングサービスで公開されている音楽トラックへのリンク計100件以上について、GoogleにDMCA削除要請を送っている(TorrentFreakの記事、 削除要請[1]、 [2]、 [3]、 [4])。
自動処理で送信される削除要請では誤検知により、正規に公開されている著作物や送信元が自ら公開しているWebページ、全く無関係なURLなどが対象になることもある。一方、今回リストアップされているURLはリミックス版やカラオケ版、カバー版といったもののようで、実際に著作権を侵害しているものなのか、許可を得て公開しているものなのか明確ではない。
削除要請には海賊版サイトのURLと正規音楽ストリーミングサービスのURLの両方が含まれており、正規サービスとしてはSpotify(60件)やDeezer(52件)、Apple Music(21件)のURLが多く、Amazon MusicとTIDALも各数件みられる。これらのサービスにもRIAAが削除要請しているかどうかは不明だが、いくつか確認した限りSpotify以外のトラックは削除されていた。
Spotifyで削除されているのはポッドキャスト(10件)のみ。Spotifyで削除要請の対象となっているトラックのアーティストはほとんどが「認証アーティスト」となっており、中には月間リスナー数が100万人を超えるアーティストもいる。GoogleのインデックスからはSpotifyを含め、リストにあるページへのリンクが削除されていた。
NVIDIAがRTX 3060のベータ版ドライバーで暗号通貨Ethereum採掘時のハッシュレート制限を解除したと話題になったが、誤って開発用コードをリリースしてしまったものだったそうだ(The Vergeの記事[1]、 [2]、 Neowinの記事)。
NVIDIAではゲーマーが入手しやすくするためとして、ハッシュレート制限を発表。ドライバーだけの問題ではなく、ドライバーとチップ、BIOS(ファームウェア)のセキュアなハンドシェイクが行われるため容易には迂回できないと説明していた。しかし、PC Watchが具体的な内容には触れなかったもののドライバーやBIOSの改造なしに迂回する方法が発見されたと報じ、ComputerBaseがWindows Insider Programを通じてリリースされたベータ版ドライバーGeForce 470.05を使用するだけで迂回できることを確認していた。
NVIDIAによれば、470.05には内部の開発向けに一部の構成でRTX 3060のハッシュレート制限を解除するコードが誤って含まれていたという。ドライバーは削除されているが、既にオンライン上で共有されており、NVIDIAがこのドライバーの使用を止めることはできないとみられている。
AKIBA PC Hotline!によると、制限をかけたことで市場に出回っていたGeForce RTX 3060が、このベータ版ドライバ流出を受けて、秋葉原でも16日に一気に在庫がなくなったそうだ。記事によると16日だけで50本以上売れた店舗もあるそうだ(AKIBA PC Hotline!)。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy