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軍事

ロシア、F-35対抗の新型ステルス戦闘機「LTSチェックメイト」を発表 84

ストーリー by nagazou
結構でかい? 部門より
7月20日、モスクワで開幕した「MAKS2021」国際航空展示会で、ロシアは新型ステルス戦闘機「LTS(軽攻撃機)チェックメイト(ЛТС Checkmate)」を発表した。スプートニクによれば、型式はSu-75となっている。公式動画の表記から開発はロシアの統一航空機製造会社のスホーイ部門と思われる(公式動画FlyTeam産経新聞スプートニク)。

ロシア機としては久しぶりとなる単発エンジン機で、米国のF-35を強く意識した輸出向けとなっている模様。初飛行は2023年を予定している。航続距離は2700キロメートルから2900キロメートル、武装搭載量は7400キログラム、最大速度はマッハ1.8などと報じられている。価格は2500万ドル(約27億5500万円)~3000万ドル(約33億600万円)と諸外国の製品より安価な価格設定となっている模様。

あるAnonymous Coward 曰く、

モスクワ航空ショーでロシア統一航空機製造会社が新しい単発のステルス戦闘機T-75を発表した。
輸出名はチェックメイトといい、政治的な理由でF-35が買えない国がターゲットになっていると思われる。

チェックメイトの特徴は二つあり、一つは機関銃が内蔵式ではなく、吊り下げ式となることだという。
ベトナム戦争のときにミサイルの時代だからと機関銃を機内に内蔵せずに、アメリカ軍はひどい目にあい、その後に作られた戦闘機は機関銃を内蔵するように戻った。
設計者によると、内蔵された砲の使用はパイロットの高い技能を前提としているため断念したとのこと。
この辺は輸出用を意識してのことだろうか。

もう一つの特徴は、自律型ロジスティクスサポートシステム「Matreshka(マトリョーシカ)」だ。
このシステムはF-35でいうところのALIS(Autonomic Logistics Information System)やODIN(Operational data integration network)に相当するもので、兵站支援業務を司る情報システムのようだ。
ちなみにALISは問題山積で、何十億ドルもの予算を投じて調達したF-35のスペアパーツがALIS上で行方不明となっており、いったいどこに納品されたのか、よくわかっていないという。
開発元のロッキードマーティンは、ALISを追加費用なしでODINにリプレースする予定だという(ALIS nextがODINになった説もあり)

チェックメイトの価格は日本円で約33億円となる。ロシアでは、15年間で有人バージョンのチェックメイトが300機製造される計画とのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 下の爆弾倉の蓋が開くと、自機そっくりの小さなドローンが出てくるのかと思った。
    そしてそのドローンの中からも…

    • by Anonymous Coward

      今週のびっくりどっきりメカ!?

  • 無人バージョンも予定してるってことかしら。

    • by Anonymous Coward

      最近の開発事例で無人機考えない事は無いだろう。

      • by Anonymous Coward

        いや、無人機への発展バージョンなんて考えない事例ばかりじゃないかな。無人専用機のほうが安いから。
        #有人機の無人化なんて、実例は標的機ぐらいしかないんじゃ?

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 16時41分 (#4078442)

    別の小型無人戦闘機をファンネルの様に同時に8機コントロール可能で
    戦闘機yよりも前方に旋回する事で情報収集や、オプションのAIリンクを
    使用する事で自動攻撃が可能とかもうねすげーです。

    小型無人戦闘機の方は、人間を載せない分旋回能力がえぐいので
    おそらくF-35は落とされるかのうせいがあります

  • 少々、本体が安くても、状態維持に金がかかると、相殺されてしまうのだが。
  • ああ、もうひとつ。

    この値段で、この性能なら、
    シンプルに息の根が止まるのは、韓国製品かな。
  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 14時15分 (#4078220)

    それを更にコストダウンさせた感じ。
    あれはMIGだったけど、今は同じグループなんだったっけ。
    なんかロシアのBAEってイメージが。

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 14時34分 (#4078256)

    ロシアの新型機チェックメイト、1990年代に米ノースロップ社が発表した格安戦闘機などとの類似性が指摘される。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/19d367dff6ce99b3f7d4fb8d6bbb85e3b6a0e4b8 [yahoo.co.jp]

    • by Anonymous Coward

      YF-23にはあんまり似てないよ。
      むしろF-32とF-35足して2で割ったとか、VTOL捨ててF-32を引き延ばしたって方が似ている。

      既に書かれている様に、昔の試作機ベースにコストダウンのためにF-32的デザインを取り入れてみたとかの感じかな。

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 14時46分 (#4078277)

    LTS といえばフツーは Long Term Support だよね

    • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 14時54分 (#4078290)

      もうチェックメイトなんで…

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      エースコンバット界隈だとレーザー、と思ったけどあっちはTLS(Tactical Laser System)だった

      • by Anonymous Coward
        TLSはTrue Love Storyじゃないの?
        • by Anonymous Coward

          スラドなら先に出すべきは Transport Layer Security だろ…

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 14時48分 (#4078279)

    >設計者によると、内蔵された砲の使用はパイロットの高い技能を前提としているため断念したとのこと。

    なんで内蔵の方が吊り下げより高い技能が要請されるの?
    米国機みたいな翼の付け根への内蔵だとコックピットから見て横から弾が出て、吊り下げ式だと下から弾が出るけど、下の方が視差の修正をしやすいとか?
    あるいは、左側にある銃を撃つ場合の機首が左に回転してしまう力よりも、吊り下げ式の機首が上を向く力が働く方が対処しやすいとか?
    ドシロートがまったく思いつかないような理由がなんかあるのかな?

    • by 90 (35300) on 2021年07月27日 15時32分 (#4078343) 日記

      内蔵機銃がないと警告射撃ができないので、要撃ができませんね。IRSTらしきコブはありますが、こいつはフロッグフットの後継で、戦闘機ではないのかもしれません。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        うすのろ(爆撃機)相手だと良いけどね。斜め機銃とか砲も有効。

        あと地上攻撃用なら首を振れたほうが良いか。AC-130とか横に向いてるし。

        • by Anonymous Coward
          デファイアントは本人がうすのろだったのが最大の英国面
    • by Anonymous Coward

      俯角を付けやすいから、かな。内蔵だと地上戦で低く飛ばないといけないんだと思う。

      そもそも地上戦に戦闘機の機銃を使うのかって問題があるけど、まあ、使うんでしょ。

      • by Anonymous Coward

        安くなければって事は、金ない所はこれ一機種でなんでもやらせることになるだろうしな。

        下手すりゃステルス無視してフル爆装で使う方が多いまで有る。

    • by Anonymous Coward

      単純に、下手くそだと機関砲使ってもあたらないので、どうせ無駄なので外しちまえ、ってことじゃないの?

      吊り下げ式ポッドは、どうしても機関砲が必要な任務のために付けられるよ、って程度の話では。
      要撃での警告とか、地上攻撃とか、ヘリ追い回すとか。

      実際、戦闘機同士で機銃でドッグファイト、って時代でもないし。
      見通し距離外の遠距離からミサイルどーん。

      • by Anonymous Coward

        グリペンなんかも無いからな。

        • by Anonymous Coward

          F-4「わしも無かったよ」

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 15時31分 (#4078340)

    政治的な理由でF-35が買えない国ってどこだろう。
    ベネズエラ、イラン、シリア、あとは旧ソ連構成国とか?

    >初飛行は2023年を予定している
    予定は未定とは言え、ある程度キッチリ合わせてくるんでしょうね。
    何だかんだ言っても航空大国ですし。

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 16時21分 (#4078423)

    一つの文章の中で、用語が混ざってて
     機関「銃」なのか
     機関「砲」なのか
    統一しろや。(12.7mm多連装の時代だったら銃でよいが、朝鮮戦争までだよね?)
    (銃と砲の境目は、今の日米英独だと20mmかな? 露はどうだろう?)

    • Re:銃or\砲 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2021年07月27日 18時48分 (#4078602)

      50口径(12.7mm)までは銃でそれ以上が砲という線引きがされていたはずで、記事にあるベトナム戦争のF-4の話はその前の世代のF-86だと固定装備が12.7mm機関銃なので「機関銃」という表現がされていて、今回の記事のものは単にそれ以上の口径のものを搭載するので「砲」という表現なのだと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      F-35の機銃がオプションになったりしてるのにベトナム戦争のときの話をしだすあたり素人では。

    • by Anonymous Coward

      どのみちそんなの国どころか軍単位で表現変わるんだから厳密に考える意味なんぞない。
      まあ記事一つの中の表現としては合わせるって意味でなら少しは意味はあるだろうけど。

    • by Anonymous Coward

      一つの文章の中で、用語が混ざってて
       機関「銃」なのか
       機関「砲」なのか
      統一しろや。

      聞かん坊なら問題なかろう

  • ここでF-117が戦闘機扱いされていないのは、暴論なのか?妥当なのか?

    • by Anonymous Coward

      F105は爆撃機だったしF111が戦闘機では無いのと同様にF117は戦闘機では無い

      • by Anonymous Coward

        F-111以前のセンチュリーシリーズは、基本「アメリカ軍がひどい目にあっていた」時代の戦闘機。

    • by Anonymous Coward

      対地攻撃機にもF番をつけるのは米空軍の伝統らしいよ。

      • by Anonymous Coward

        戦闘機とは航空優勢獲得のための航空撃滅戦を実施するための機材で
        機動性やステルスで迎撃を回避し重防御の敵飛行場を爆撃できる能力を持ち
        機種によっては余技として空対空戦闘もできる。

        空中戦で敵機を叩き落す空軍は愚かな空軍
        地上にあるうちに破壊してしまう空軍は賢き空軍

    • by Anonymous Coward

      空対空の近接戦闘は随伴の無人機が担うんじゃねーの?
      スクランブルとかどうすんのか知らんけど

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 17時34分 (#4078505)

    敵にステルス性能を悟らせたくない平時・アラートは、銃を吊り下げて盛大にレーダーを反射して飛べば、
    自機のステルス性能がばれない

    ステルス性能が必要な戦時には、銃を外してステルス機として運用が可能

  • by Anonymous Coward on 2021年07月27日 18時03分 (#4078536)

    Su-57からSu-75へと番号がトんでるけど、どういう命名規則なの?

    かっこいい実験的な試作機が1杯なら素敵だけど

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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