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スリランカで政府が有機農業推進のため化学肥料の輸入禁止を決定、紅茶生産量が半減するとの指摘も 36

ストーリー by nagazou
高騰しそう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

南アジアのスリランカは今年4月に、有機農業を推進するために化学肥料・農薬・除草剤の輸入を突然禁止した。しかし移行期間なしでの禁止であったことから、主要輸出品の紅茶生産量が半減するとの予想も出るなど、大混乱に陥っているようだ(AFP通信, BBC, 経済ニュースで知るスリランカ)。

スリランカでは今年7月時点でまだ9割の農民が化学肥料を使用しており、特に米・ゴム・お茶の栽培で広く使われているという。同国では兼ねてから地下水の汚染なども問題になっており、政府は4月に化学肥料・農薬・除草剤の輸入を決定した。しかし、他国の例では数年の移行期間を設けて、または移行期間があっても移行できないのが通例であるにも関わらず、即時の輸入禁止が行われたようで、農業に深刻な影響が出始めているという。

スリランカの主要な輸出品である紅茶では、10月頃にも生産の落ち込みが数値で現れると懸念されており、このままでは年間平均生産量は約3億kgから半減してしまうとまで言われている。スリランカはコロナの影響で深刻な経済危機に見舞われており、外貨不足による輸入品高騰や食糧不足に陥っているという。輸入禁止の発表では、化学肥料の輸入に費やす年間4億ドルが節約できるというコメントもあったという事で(4月の現地ニュース)、環境対策よりも外貨確保が理由ではという気がしてしまうが、これでは損失の方が大きいのではなかろうか?

情報元へのリンク

  • アメリカなどでは、有機栽培品は、そうでないものの1.5倍から2倍の値段で売っているけど、セイロンティー=有機栽培かつ希少品ということで、販売価格が上がって今までより儲かるってことにはならないのかな?

    ここに返信
    • 有機栽培だからお茶の味が良いということはないので、それだけで2倍の値段では売れないでしょう。(私は買わない...というか買えない)
      これに合わせて流通を改善したり、品質向上ができるかどうかというところですが、資金的に難しいのではないでしょうか。
      まあ、政治的な動きなので、落ち着くところに落ち着くとは思いますが。
      • 自称スリランカティー(実は中国製)が忽ち需要を満たしてしまうだけ。
        魚沼産コシヒカリが何故か総生産量の何倍も流通している様に。

        • by Anonymous Coward

          日本各地に魚沼という地名が存在するとかかな。

      • by Anonymous Coward

        米なんか、平均すれば有機栽培米のほうがまずいからな。

        おいしい米の必要条件として、タンパク質の量が少ないというものがあるが、
        タンパク質の含有量を減らすには、土が肥えていればいいなんて単純な方法ではだめで、
        窒素・リン酸・カリウムそれぞれが、必要な時期には十分あって、そうでないときには
        できるだけ少なくするようなコントロールが必要。有機栽培ではそれが難しい。

      • by Anonymous Coward

        有機栽培だからお茶の味が良いということはないので、

        この辺は難しいね

        ・薬剤を使わないポリシーの値段
        ・薬漬でスカスカの風味を避ける育成としての手段の値段
        ・上記を偽って儲ける値段

        いろいろですからね

        値段分の価値があるかどうかは
        価値を分かって買う者、踊らされる者の
        趣向と財力次第かと

        # まぁ中には本当に美味しいのもあるにはある

      • by Anonymous Coward

        そりゃ、有機栽培という特定顧客に向けての希少価値が主なんだからね。
        スリランカ全体でやっちゃダメでしょう。

        味はちゃんと栄養分を管理した方がおいしいでしょ。有機だと管理がすごく大変ね。

    • 逆に農薬を一気に禁止したせいで害虫に食らいつくされ、そもそも売るものがない状態になる可能性もありますよ

    • by Anonymous Coward

      国内の食料自給率が激減して食料輸入額が急増するけど、それと比べて黒字になるほど高価な買い手がつくかというと、相場ってのがあるから無理でしょう。

    • by Anonymous Coward

      フェアトレードみたいな消費者側に生産者尊重の意思があれば、生産者も儲かるかもしれませんね

      ただ、コーヒー豆だと末端価格は先物取引市場で決まるけど生産者に渡るお金はほぼ変わらない、みたいな状態だったと思います
      紅茶も同じだとすれば、生産者から買い上げられる単価が変わらず量だけ減るので、結果収入がガクッと減るという状態にならないかが心配です

      • by Anonymous Coward

        原価がちょっと高いだけで消費者にとっては意味ないフェアトレードってまだやってんの?

        • by Anonymous Coward

          行きつけの豆屋にも常時1~2銘柄置いてあるので、生産者に意味があるならと思って時々買ってます。

    • by Anonymous Coward

      生産減を補うほど、価格は上がらないんじゃないですかね。

    • by Anonymous Coward

      化学肥料のかわりに有機肥料を輸入すると、肥料代が大幅にあがる

      また化学肥料は撒くだけでいい、みたいな使う手間を省いたものが多いので、
      撒くだけじゃなく土に漉き込んだりが必要な有機肥料は手間もかかる

    • by Anonymous Coward

      日本では、高級スーパーで有機栽培品を売ってて、庶民的なスーパーで普通のを売ってるので、
      生産者価格じゃなく小売価格ではかなり差があるな

      生産地価格でどのくらい違うのかは不明

  • 債務の罠 (スコア:2, 参考になる)

    by NOBAX (21937) on 2021年09月14日 14時30分 (#4112288)
    スリランカは2017年、中国からの巨額融資を返済できず、南部のハンバントタ港を
    中国国有企業・招商局港口に99年間貸し出すことを決めた

    高利貸しから借りた金を返せずに、
    道具箱を質屋に入れてしまった大工のようなもの
    中国からの甘い誘いの過程で、政府要人はキックバックで
    一族が潤うという発展途上国にありがちな状況
    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月14日 14時14分 (#4112266)

    ・化学肥料で育てられた大豆・小麦・トウモロコシ等の非可食部や余剰分や廃棄分を有機肥料に加工
    ・化学肥料で育てられた飼料作物を食べた牛・豚・鶏・羊の糞や非可食部、余剰分や廃棄分を有機肥料に加工
    こんな感じで、有機肥料は化学肥料に依存してる

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      慣行栽培や減農薬栽培でも、堆肥や有機成分入りの肥料を普通に使って
      いて農業全体視点では、化成肥料使用量の削減と作物の品質向上に
      向かっているので有機肥料が増えるのは歓迎すべきこと。
      お高いけどね。でも緩効性の被覆肥料や有機肥料で、結果的に投入する
      肥料成分量は減って、ウチでは、コストは、近年やや下がった印象。

      有機栽培は、宗教の戒律っぽいところがあるので
      折り合いは哲学的につけるのでは?

  • by Anonymous Coward on 2021年09月14日 14時26分 (#4112281)

    化学肥料輸入禁止なら、
    化学肥料プラントと、燃料の石炭?が売れるかな。商社さんガンバレ。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      輸入禁止というところが味噌で、国内で作る分には有機肥料じゃなくても良い感じなんですかね?
      エコというより、やっぱり外貨流出の対策だったりして…。

      それで危機ってことは、国内の工場は全然足りてないんでしょうけど。

      • by Anonymous Coward

        AFP通信の記事先頭には

        スリランカは、国内の農業をすべて有機生産とする世界初の国となることを目指している

        とあるので、国内製造の化学肥料もいずれは禁止になるのではないかと
        そういった意味で、今は(かなり急進的な)移行期間にあたるのかな

        • by nim (10479) on 2021年09月15日 16時09分 (#4113237)

          > スリランカは、国内の農業をすべて有機生産とする世界初の国となることを目指している

          アンドラとかサンマリノとかならあっという間に実現できそう。

        • by Anonymous Coward

          きっと、こんな感じかなと想像

          コンテナを大量に積んだ船が第三国に行く途中で時化に遭遇して港に避難してきました。
          しかし、船が修理が必要になった。
          積んでいたコンテナは、たまたま港の倉庫が空いてないので政治家一族が持つ倉庫に一時保管する許可が政治家から出る。
          政治家一族の輸送会社の車で輸送中に、たまたま政治家一族の茶畑の近くを通る道が使われる(もしくは茶畑の横に、たまたまある倉庫に一時保管される)。

          あくまでも移動したのはコンテナです。コンテナの中身や重量は、確認しませんでした。信頼関係ですから。
          あくまでも一時保管で輸入品でない

          • by Anonymous Coward

            実はその積み荷は肥料用の硝酸アンモニウムで、誰が管理するか、処理するかを棚上げしたまま長年放置されていました
            そんな中身を知らずに保管倉庫の補修をしていると、火が付いてしまい……

            # あったあった事故 [wikipedia.org]

        • by Anonymous Coward

          紅茶半減はまだ幸せな方で、工業的な窒素固定やらないと19世紀並みの人口しかささえられなくて国民の9割くらい餓死しないか?

  • by Anonymous Coward on 2021年09月14日 14時40分 (#4112301)

    世界中のう○こがスリランカに輸出されるのか

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月14日 17時49分 (#4112507)

    同国では兼ねてから地下水の汚染なども問題になっており、政府は4月に化学肥料・農薬・除草剤の輸入を決定した。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月15日 0時41分 (#4112814)

    有機栽培は、大きく分けて、
    無農薬・有機肥料栽培(農薬も化学肥料も使わない)と、
    有機肥料栽培(化学肥料はダメだけど農薬はOK)の
    2種類があって、これらが混在してるのでやっかい

    無農薬栽培とか大規模にするにはほぼ無理なのでは?
    有機肥料栽培は、味・品質・収量に妥協すれば可能

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      植物も自衛する仕組みがあるから、結果として食われてない無農薬栽培の作物には農薬的な化学物質が自前で合成されてるというオチかも

    • by Anonymous Coward

      化学肥料がダメで農薬がオーケーな農産物って、
      要するに味はまずくて、有害(かもしれない)薬品が付着している(可能性がある)
      ってことだから、まさに誰得なんだよね。

      健康宗教はよくわからん。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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