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教育

文学が禁じられた「現代の国語」教科書に、羅生門など5つもの小説が検定を通り疑義 144

ストーリー by nagazou
疑義 部門より
朝日新聞によれば、来年度から「現代の国語」が高校の必履修科目となるそうだが、その教科書に「羅生門」といった古典作品を載せた上で検定が通った社があるとして議論になっているらしい。現代の国語科目では学習指導要領に「文学的な文章は除く」と示されており、現代の社会生活に求められる論理的な文章及び実用的な文章が求められていたという(朝日新聞)。

にもかかわらず、芥川龍之介の「羅生門」、原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」、夏目漱石の「夢十夜」、村上春樹の「鏡」、志賀直哉の「城の崎にて」といった五つの作品が検定に通った。通ったのは第一学習社製のた「現代の国語」の教科書4点のうち1点。このことに競合教科書会社が疑問を指摘したとのこと。文部科学省のあいまいな結論にも批判が出ている模様。

あるAnonymous Coward 曰く、

しかも前世紀・一世紀以上前の古典文学、芥川龍之介の「羅生門」1915年、夏目漱石の「夢十夜」1908年、志賀直哉の「城の崎にて」1917年は、現代の国語ですらない。
まあこれは文科省の検定官がアホ。

  • by NOBAX (21937) on 2021年09月16日 15時35分 (#4114000)
    高等学校「現代の国語」に関する教科書検定の考え方 について [mext.go.jp]

    今般の学習指導要領改訂の趣旨を踏まえれば、
    高等学校「現代の国語」の教材としてこのような形で小説が盛り込まれることは本来想定されていないところであるが、
    「現代の国語」の教科書として文学作品を掲載することが一切禁じられている訳ではないことから、
    本小委員会としては、学習指導要領に照らして直ちに欠陥であるとは判断せず、
    当該図書について合格と判定したものである。

    (教科用図書検定調査審議会 第一部会 国語小委員会)

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 16時40分 (#4114079)

      国語は「国語総合」として「現代の国語」と「言語文化」に分かれていて、
      他の会社は『羅生門』を「言語文化」に入れてるみたいなんですね。
      そういう事情なら、やっぱり問題はあるかと。

    • by Anonymous Coward

      禁止されていなければ何をやってもアリなのか?
      明文化されていないルールの隙を突いた格好で
      本来の趣旨に反しているわけだから
      問題がないわけではないだろう

      • 古典の基準が不明確だっただけでは??
        更に穿った見方をするなら「現代の国語」と云う科目を設けた理由・理念が不明確だったのかも。

      • by Anonymous Coward

        ルールの隙、突いてますかねこれ
        真正面からぶつけたら文科省が勝手に通しただけでしょう

        • by Anonymous Coward

          まあ文科省の方針が個々の検定員・検定チームに徹底されているとは限らないし、兎に角国語の教科書は文学作品でなければならないとする教科書会社第一学習社が、そういう教員上がりの教育委員会向けに、偶然そういう検定チームと意気投合して、通ったって事だな。

      • by Anonymous Coward

        「現代の国語」では「現代の社会生活に必要とされる論理的な文章及び実用的な文章」であれば,文学作品でもいいんじゃない?

        「当該発行者のホームページにおいて、学習指導要領の趣旨に沿っていないかのような宣伝がなされるなど、現場に疑義を生じさせる事態となった」のは問題。
        ちゃんと審議会でも指摘している。

        # そもそも論理国語と文学国語が排他的に分割できるという想定がアレなんじゃないのかな。

  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 15時13分 (#4113974)

    三省堂の内容を見たが、平田オリザとか押井守の文章を読ませるなら、夢十夜や羅生門でいいわ。

    https://tb.sanseido-publ.co.jp/hspr/assets/data/04-singenkoku_pamphle.pdf [sanseido-publ.co.jp]

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 15時15分 (#4113976)

    検定官曰く「ふむふむ、Fateを載せてないな。では合格。」

    # んなアホな…

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      Fateは文学、CLANNADは人生

  • by hahahash (41409) on 2021年09月16日 15時54分 (#4114027) 日記

    文学が禁じられた「現代の国語」
    という表現が文学的でカッコイイな。と思った。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      ギターを爪弾きながら読みがたりをするのですね

      #それは『禁じられた遊び』

    • by Anonymous Coward

      「地球をあげます」って言っちゃいけないんだっけ

  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 15時17分 (#4113978)

    と思ったら現国って「現代文A」の略か。微妙に名前が変わったわけね。中身は何が変わったんだろう。

    #現代文Aは近代以降だから1900年代の文章は含まれる。

    > 「現代文A」の目標は,教科の目標を主として読むことと言語文化との二つの面で受けている。
    > まず,読む対象として近代以降の様々な文章を示し,それらを読むことによって,我が国の言語
    > 文化に対する理解を深めることと,生涯にわたって読書に親しみ,国語の向上や社会生活の充実を
    > 図る態度を育成することとを示している。
    https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFi... [mext.go.jp]

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 15時24分 (#4113989)

    「最近の若い者は小説を読まない」って嘘だよね。
    本屋に行ったらラノベとかネオ文芸とか、山のように出ている。
    紙の本だけでは飽き足らず、なろうだのカクヨムだののサイトも花盛り。
    別に学校で無理やり読ませなくても小説の未来は明るい。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      その辺の読者は今や30〜40代がメインと聞いた記憶が
      # 本当かどうかは知らない

    • by Anonymous Coward

      読んでるのが若者とは限らんよ

      • by Anonymous Coward

        読んでるのが若者とは限らんよ

        書いている方が若者とは限らんよ

    • by Anonymous Coward

      好きな時に好きなジャンクフードだけ食べたらカロリーは取れるけど栄養バランスはボロボロ
      ちゃんとプロの調理した料理を決まった時間で食べさせる習慣づくりが大切

    • by Anonymous Coward

      量だけじゃなくて質も見ないといけないってことでは
      発行されているラノベなら編集が頑張っているから文章としての質もある程度担保されているけど、
      なろうとかカクヨムのような投稿サイトだと誰かがチェックしているわけではないから文章自体の粗が非常に目立つ

      あとは投稿サイトのラノベって非常にわかりやすくて、頭を使わずに読める作品が多い
      世界観がストーリに必要最低限のシンプルなものになっていて、書かれている以上のイベントや情報が存在しないような
      馬鹿にしているわけではなく好みの問題だけど、世界観が練り込まれていて主人公以外にも「生きている」ことが感じられるような作品だと、あーだこーだと頭を使って読めるので好きですね

      とはいえ 5 行以上の文章を読まない、なんて言われる現代、文章に触れる機会としては優秀だと思います

      • by Anonymous Coward
        誰でもネットに文章を垂れ流せる今の時代、プロが添削した誤りのない文章なんか読んでも何の訓練にもならず
        hylomのtypoをリアルタイムでエラー訂正しながら読む技術を鍛える方が重要なのでは
        • by Anonymous Coward

          訓練というからには実用性を重視しているのだと思うが、
          最も実用性が求められる「仕事で書く文章」は自分と出自も立場も異なる人に物事を説明するものが大半だから、
          hylomのtypoをリアルタイムでエラー訂正しながら読む技術なんてそれこそ何の役にも立たんよ。

          • by Anonymous Coward
            これが読む話してんのに唐突に書く文章の話をねじ込んでくる
            家ゴミ和ゴミなろうゴミに脳を破壊された読者の見本です。
      • by Anonymous Coward

        質の判定をどうやってやればいいかというと、自由市場に並べて一番高い評価を受けたものが一番質がいいとみなす、という方法しかないんじゃないか、
        大衆に迎合しているとか商業主義とか、批判はいくらでも思いつくけど。
        なろうとかカクヨムとかの場合、商業主義って批判も違う気がする。

        文章の質というと、山田悠介だっけ、「リアル鬼ごっこ」の作者。デビュー時に酷評されてたのは知ってるけど、生き残ってるよね、確か。

        • by Anonymous Coward

          文章の質(正確さ)は小説の面白さに直結しないと思います
          読んだ時にすんなり入ってくるか、一々訂正したり気に障ったりとストレスになるかの違いかな
          なので山田悠介氏の文体の酷さと小説の面白さは別ですね(メディアミックスしてしまえば、そこの問題は隠せるし)

          # 余りに訂正が多い文章だと、面白くても読むのが億劫になるので避けますが

  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 15時38分 (#4114003)

    現代の社会生活に求められる論理的な文章及び実用的な文章が求められていた

    本来、新聞の記事や社説がこれを担ってきたのだが、昨今の新聞は偏った記事が多くなって使いたくないというのが本音だったり。

    まぁ、技術者にこそ必要な技能だよ、読める文章を書くってのは。
    自分の考え(仮説、見解や考察、結論)を正しく相手に伝えるために。

    ここに返信
    • 私が「現代の国語」の執筆とりまとめを任されるなら、

      ・不動産契約の重要事項説明書
      ・連帯保証人として判を押すときの契約書
      ・投資信託の目論見書
      ・入院・手術の同意書
      ・ソフトウェアのインストールReadme
      ・選挙候補者の選挙公約

      等に「罠あり」「罠なし」の2versionを並べて、「どちらがどういう罠で自分が被る損害額は最大どれくらいになるか」をみつけるクイズ形式にしたいなぁ

    • by Anonymous Coward

      ところがな、推理小説或いは調書の状況説明文や歴史小説の家系説明文や数学(特に幾何学)の証明文など、絵・図表無しで多くの人に理解不能な現代文はどうしても存在する。
      「現代の国語」を態々設けて、現代文読解力を教育する必要がある所以である。
      はっきり言えば、古典文・古代中国語文など後回しでよいし、そう改められ「言語文化」に弾き出された。
      近代文学は国語教師に受けは良いらしいが(第一学習社はそれを狙ったらしい)。

      • by Anonymous Coward

        元コメは「読める文書」を書くことに絵や図表を添付することを禁じてはいないぞ…
        立派な絵や図表があっても的確な説明がないと何書いてるんだかサッパリ分からないことはよくあるし。

      • by Anonymous Coward

        高校2年生の国語教科書に、吉本ばななの短編が載っていた。
        曖昧な文章を詳しく解読して、その内実を問う設問は、かなり難しく感じた。

        これがすいすい解ける生徒は、法律文書などもすいすい理解できると思う。

  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 17時35分 (#4114127)

    現代の社会生活に求められる論理的な文章及び実用的な文章が求められていたという

    英語でいうところの technical writing ?いや固すぎるか・・・

    # 個人的には霞ヶ関文学を悪例として載せてほしい(文言を増やして煙に巻く、質問に答えない、論点ずらし)

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2021年09月16日 17時36分 (#4114128)

    青空文庫 羅生門の後に
    https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/22_15282.html [aozora.gr.jp]

    この集にはいっている短篇は、「羅生門」「貉」「忠義」を除いて、大抵過去一年間――数え年にして、自分が廿五歳の時に書いたものである。そうして半は、自分たちが経営している雑誌「新思潮」に、一度掲載されたものである。
     この期間の自分は、東京帝国文科大学の怠惰なる学生であった。講義は一週間に六七時間しか、聴きに行かない。試験は何時も、甚だ曖昧な答案を書いて通過する、卒業論文の如きは、一週間で怱忙の中に作成した。

    ここに返信
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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