「食べログ」のアルゴリズム変更は独禁法違反、評価下げられた事業者に賠償命令 130
ほかの業種にも影響与えそう 部門より
原告側の主張によれば、食べログの評価アルゴリズム変更したことにより、2019年5月21日、経営する21店舗のチェーン店のうち19店舗の点数が一斉に下落した。もっとも下落幅が大きかった中目黒店では3.51から3.06に低下したという。東洋経済の記事によれば、当時は東京の飲食店の場合、上位2割あたりで3.25、真ん中あたりが3.08の点数だったという。3.51は美味しいと判断され、3.06は並みと見られることから影響は強かったようだ。
今回の裁判では、アルゴリズムを一方的に変更することは「優越的地位の乱用」を禁じた独占禁止法に違反すると指摘しており、評価点を決めるルールの「アルゴリズム」の妥当性が問われた初の司法判断となったようだ。