クリミア半島とロシアを結ぶ唯一の橋が攻撃。ロシアは報復としてウクライナ都市部を攻撃へ 111
エスカレーション 部門より
朝日新聞の記事によると、ロシアが占領しているクリミア半島とロシアを結ぶ唯一の橋であるクリミア橋で大規模な爆発と火災が発生したそうだ。この爆発と火災で少なくとも3人が死亡し、橋の道路の一部は崩落しているようだ。この橋はウクライナのロシア軍への主要な補給路となっており、ロシア軍にとって大きな打撃となる可能性がある。
爆発は8日に起きた。ロシアは列車の運行を同日中に再開したと発表した。複線なので被害の少ない片側だけを使っていると見られる。自動車の通行に関しても同様に片側車線を使って再開した。ただし重量のある大型トラックなどに関しては通行を制限しているようだ(毎日新聞、テレ朝NEWS、テレ東BIZ[動画])。
原因については諸説でているが、ロシア側は爆発物を積んだトラックが現場で爆発したなどと説明している。また9日にはウクライナ側による「テロ」と断定する発表をおこなった。初期段階ではウクライナ軍の出した声明から、黒海艦隊旗艦のモスクワを撃破したのと同様、ネプチューンミサイルで攻撃したとの説もあった(テレ朝NEWS)。しかし、爆発後に上がった映像などから、橋の下で大爆発があったなどの指摘も出ている。この爆発が起きる少し前に、ウクライナ側とみられる舟形のドローンがロシア側に発見され、爆破されている(BBC、ミリレポ[動画])。
なおロシア側は10日、ウクライナの首都であるキーウのほか、東部ドニプロや北部ジトミル、西部フメリニツキー、リビウ、オデッサといった各地の都市に対してミサイル攻撃をおこなっている。ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、ロシア軍が計75発のミサイルを発射したとする分析を発表した。この攻撃により17人以上が亡くなっているとみられている。ロシアのプーチン大統領は、クリミア大橋攻撃の報復措置であるとする発表をおこなっている。この攻撃ではロシア軍が「ベラルーシ領内」からイラン製ドローンを用いて攻撃がおこなわれた模様(産経新聞、NHK、AFPBB News)。