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NTT

水深30m程度の海中で1Mbps/300mの通信に成功 36

ストーリー by nagazou
成功 部門より
NTT、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズは、海中音響通信技術に関する共同実験をおこなったそうだ。浅海域(水深30m程度)と呼ばれる海中で、伝送速度1Mbps/300mを達成することに成功したという。同時にこの技術に対応する完全遠隔無線制御型水中ドローンも開発されたとしている(NTTリリースケータイ Watch)。

これまで通信の高速化や安定化を妨げる要因となっていた海洋生物が発するインパルス性雑音の影響や、海面の反射波によるドップラーシフトなどに関して、遅延波の影響を除去する時空間等化技術と、環境雑音耐性向上技術を組み合わせることで、従来の10倍以上の伝送速度となる1Mbps、距離300m無線伝送実験に成功したとしている。
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  • by Anonymous Coward on 2022年11月07日 13時42分 (#4355794)

    ソナーで周囲を探っているイルカにとっては大迷惑な技術だ。

  • by st1100 (45287) on 2022年11月09日 19時37分 (#4357342)

    従来の有線制御型の水中ドローンでは航走が困難であった岩礁や構造物が入り組んだ狭いエリアにおいても

    そんな大変な場所じゃなくても、潮の流れが速い時の運用に期待。

    水の粘性抵抗は大きい。潮の流れが速いと、Φ4mm弱のファイバーケーブルが、吹かれてしまい無駄にケーブルが持っていかれてしまう。ドラムのケーブル残量が無くなり予定の深度と距離に行けなくなったり、無駄に持っていかれたケーブルが余計な抵抗になってうまくドローンを操作できなくなったりして、ドローンの運用に支障する。

  • by Anonymous Coward on 2022年11月07日 14時16分 (#4355814)

    空気中よりは速いとはいえ1500m/sec程度。
    なので距離を稼ごうとしたらどうしても海上に中継器を置く形になるかな。

    • 水中の音速が約1500m/sなら、通信距離300mだと遅延0.2秒。1Mbpsだと25kByte [google.com]くらい、経路上に情報が溜まっている計算になります。

      往復させれば50kBくらいのメモリとして使えそうです、これ。読み出しサイクルが0.4秒とすさまじく遅いですけど。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2022年11月07日 15時54分 (#4355872)

      水面下300mの潜水艦から水上の無線中継ブイに通信するためには使える技術だろうか。
      有線ブイを浮かべないと送れなかった大容量が、従来より安全に送れるようになる。
      不明な音紋を後日持ち帰るまで待つことなく送信し解析結果をその場で受け取れる。
      割と有益そうな軍事転用技術に思える。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        アクティブソナーを打ちまくって、ここにいますよと宣伝するのかな?

        そういう状況ならもう浮上してしまえば良いんじゃないの。

        • by Anonymous Coward

          いやそうじゃなくて、潜水艦が水温躍層に潜んで耳を澄ませているとき、艦内データベースに一致しない音紋を拾ったら、これまでと違う活動域に出てきた緊急を有するUnknownかもしれないので、司令部を問い合わせする際に浮上せずに済めば発覚の危険度が減る。

          • by Anonymous Coward

            今どきと言うかだいぶ前からストレージのコスト的には艦内データベースの容量が足りんって事は無さそうだけど、地上で分析する必要性って何なんだろう。
            機密や管轄?
            それとも人員?あるいは演算資源?

            でもまぁ何であれ水上のアンテナブイまで有線張らなくてもいいってのは良いかもね。
            結果的にケーブル張って使い終わったら回収したほうが痕跡少なくて良いって話になる可能性もあるけど。

  • 沿海域のソナーとしても使える技術かも。

    • by Anonymous Coward

      沿海域のソナーとしても使える技術かも。

      ミリタリでレーザーが使われてるのは機雷探知ですね
      昔から衛星からグリーンレーザーを使って潜水艦への指令を出すという話はあったが、水面から水深300mまでの伝送が出来る目処がたてば実現の可能性が高くなる

      • by Anonymous Coward

        なんでレーザーが出てくるんだ。

        それにソナーならソナーで研究してるだろうに。

    • by Anonymous Coward

      海岸近くはノイズ大きそうだから有望かも
      いずれにせよ水際防御とかは大事だし

  • by Anonymous Coward on 2022年11月07日 17時07分 (#4355914)

    https://marinediving.com/topics/28263.html [marinediving.com]

    KDDIも似たような技術発表してるようなんだが、KDDIのほうは到達距離5m、20m以上を目標にしたいと。
    発表タイミングが悪すぎるな。

    • by Anonymous Coward

      音波は通信できるデータ量が少ないから光を使ってるって言ってるじゃん
      涙目になるかどうかは1Mbpsより充分に速いかにかかってるけど、リンク先の記事ではわからんね

  • by Anonymous Coward on 2022年11月07日 21時14分 (#4356070)

    本当に使われないことを祈っていました。
    30mの水中でもiPhoneなら緊急通信がで救助を要請することができます。

    酸素を供給してくれよ...

    • 30mの水中でもiPhoneなら緊急通信がで救助を要請することができます。

      その前に、水深30mでも壊れないiPhoneを作らないとね。
      今のところ、数mくらいならイケるかも [apple.com]だけど、30mは無理じゃないかなぁ。

      酸素を供給してくれよ...

      酸素だけ供給されても、まともに呼吸はできないよ。必要なのは酸素ではなく空気ね。
      いずれにしても、水深30mで呼吸できる空気を供給する装置は、数百気圧を扱う大掛かりなものにならざるを得ないので、iPhone程度の大きさじゃ数秒も呼吸できないんじゃないかな。

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      • by Anonymous Coward

        iPhoneに限らず、スマホをダイコンとカメラのかわりにするため、ハウジング入れてダイビングに持ち込むのは、もう珍しくない。
        普通のレジャーダイビング用のハウジングなら45mまではOKが普通。

        • 「酸素を供給」てなことを言ってるくらいだから、一般の海難事故を想定してるんじゃないかと思ったけど、どう?

          それに、この技術は音響を利用するわけだし、ハウジングとの相性がかなり問題になりそうだけど、どう?

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      • by Anonymous Coward

        数百気圧も必要になるんですか。
        推進30mってことは3気圧でいいのでは。

        ある程度の時間呼吸できるだけの空気量をiPhone程度のサイズに保持しようとすると
        数百気圧必要になるってことかな。

        • by Ryo.F (3896) on 2022年11月08日 19時48分 (#4356648) 日記

          推進30mってことは3気圧でいいのでは。

          4気圧な。
          大気圧1気圧と、水深30m分≒3気圧で4気圧。

          ある程度の時間呼吸できるだけの空気量をiPhone程度のサイズに保持しようとすると
          数百気圧必要になるってことかな。

          iPhoneサイズ前提だと2桁以上足りない。数万気圧レベル。
          スキューバダイビングで30m潜る場合、内容量10lタンクに200気圧詰めて、潜水時間が30~40分間くらい。
          iPhoneは外形寸法で100ccだから、仮にガワの厚みが0mmでも、100倍レベルの圧力が必要。
          もっとも、スキューバダイビングのタンクの厚みは、薄い部分で4~5mm程度。
          そうなると、厚み7.8mmのiPhoneだと空気1ccたりとも入らない。

          仮に厚みを極薄にして、100ccタンクに数万気圧詰めることができたとすると、今度は事故が怖い。
          200気圧のタンクが破裂しても命に関わる大怪我になったりするけど、それ以上の大破裂。

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          • by Anonymous Coward

            軌道エレベーターが作れる強度の素材を使って、ペットボトル型容器の水ロケットを作ると、人工衛星を打ち上げられる圧力にも耐えるとか。
            それぐらい、カーボンナノチューブやグラフェンの何万倍も重量当たりの強度がある、夢の素材が必要そうですね。

            • 素材もそうなんだけど、形も重要なんだよね。
              理想的には球形。
              そうでなければみたいな円筒を基本にした形が良い。
              ペットボトルやスキューバダイビングのタンクみたいに。
              でも、iPhoneはどっちでもない。
              そう言う意味でも難易度が高い。

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        • by Ryo.F (3896) on 2022年11月08日 20時39分 (#4356665) 日記

          ちなみに、200気圧の空気を4気圧下で呼吸できるわけではなく、スキューバダイビングでは、レギュレータと言う装備で水圧に応じた圧力まで下げて呼吸する。

          また、200気圧の空気を水圧と同圧まで使い切ることは無く、通常は安全のため50気圧程度残す。

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      • by Anonymous Coward

        ゲージ圧で僅か3気圧強あれば送気できる30mの水中に、「水深30mで呼吸できる空気を供給する装置は、数百気圧を扱う大掛かりなものにならざるを得ない」となる論理をお伺いしたい。

        • ゲージ圧で僅か3気圧強あれば送気できる30mの水中

          キミら揃いも揃ってウッカリさんだな。
          水深30mなら4気圧な。大気圧を忘れただろ?

          「水深30mで呼吸できる空気を供給する装置は、数百気圧を扱う大掛かりなものにならざるを得ない」となる論理をお伺いしたい。

          逆に、高々100cc程度のiPhoneの中に4気圧の空気を詰めて、水深30mにおける非常時の対策になると考えた論理をお伺いしたい(笑)。

          おおまかに言って、4気圧で30分間呼吸するなら、少なくとも1気圧で2,000L程の空気が必要。
          これを水深30mまで持って行くと、4気圧で500L程になるけど、iPhoneの大きさの5,000倍ほど。
          スキューバダイビングではこれを、10Lタンクに200気圧で取り扱う。
          私はこれを「数百気圧を扱う大掛かりなもの」と表現したけど、キミの考えた最強の3気圧(正しくは4気圧)装置はその数千倍大掛かり。

          これがご所望の「論理」だけど、ご理解していただけたかな?

          親コメント
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