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2022年12月11日の記事一覧(全6件)
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アメリカ合衆国

米クラスアクション訴訟、AirTag によるストーカー被害の責任を Apple に問う 16

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被害 部門より
AirTag を悪用したストーカーの被害にあった 2 人の米女性が Apple を提訴している (訴状: PDFArs Technica の記事Neowin の記事Mac Rumors の記事)。

訴状によれば、Apple が AirTag を発表するとストーカーによる悪用を懸念する声がサイバーセキュリティーの専門家やドメスティックバイオレンス被害者の支援団体などから寄せられたが、Apple は AirTag が「ストーカープルーフ」だなどと称して製品を発売。しかし、Apple のストーカー対策は十分ではなく、AirTag を悪用した追跡の被害が相次いだ。Apple はさまざまな対策を発表したが、いずれも十分な効果を上げるには至っていない。米国では AirTag によるストーキングの末に被害者が殺害された事件が少なくとも 2 件発生しているという。

原告はいずれも AirTag を悪用した元パートナーからのストーキング被害にあっており、原告が AirTag を取り除いても次々と新しい AirTag で追跡されたという。Apple デバイスによる Find My ネットワークで追跡を行う AirTag は他社製品と比べて効果が高く、Apple のデバイスを所有していれば簡単に追跡を実行できる。また、AirTag は価格が安く、被害者が見つけて破棄しても簡単に代替品を投入できる。一方、Apple は悪用を防ぐ十分な仕組みを搭載していない。

そのため、原告は Apple が被害を防ぐための責任を果たしていないことや、欠陥のある製品の販売、不当利益、原告のプライバシーの侵害など、合計 12 件の不当行為で Apple を訴えている。訴訟はクラスアクション訴訟の形をとっており、ストーキング被害にあった全米の iOS ユーザーのクラスと Android ユーザーのクラス、ストーキングのリスクがある全米の iOS ユーザーのクラスと Android ユーザーのクラス、ストーキング被害にあった 36 州 の住民のサブクラスとニューヨーク州住民のサブクラスの認定を求めるほか、AirTag の販売差止や損害賠償などを求めている。
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EU

EU の充電端子共通化、スマートフォンへの義務付けは 2024 年 12 月 28 日から 40

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共通 部門より
電子機器の充電端子を USB Type-C に共通化する EU 指令 2022/2380 が 7 日、欧州連合官報に掲載された (Mac Rumors の記事The Verge の記事9to5Mac の記事Ars Technica の記事)。

指令は 20 日後の 12 月 27 日に発効し、24 か月後の 2024 年 12 月 28 日には携帯電話・タブレット・デジタルカメラ・ヘッドフォン・ヘッドセット・ハンドヘルドビデオゲームコンソール・ポータブルスピーカー・電子書籍リーダー・無線キーボード・無線マウス・ポータブルナビゲーションシステム・イヤフォンについて、有線充電端子を USB Type-C にすることが義務付けられる。また、発効から 40 か月後の 2026 年 4 月 28 日にはノート PC にも適用される。この指令は法案の段階から 2024 年末にノート PC を除く全カテゴリ、2026 年春にノート PC で有線充電端子を USB Type-C にすることが示されていたが、義務付け開始日は指令発効のそれぞれ 24 か月後と 40 か月後、指令発効は官報出版の 20 日後と定められていたため、具体的な日付はこれまで明確になっていなかった。
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ソフトウェア

一太郎2023 発表、花子はバージョンアップを見送り 87

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更新 部門より
fukapon 曰く、

ジャストシステムは 12 月 1 日、恒例の一太郎2023へのバージョンアップを発表した。

今年の目玉はかつて修太と呼ばれた文書校正機能の強化と活用。70 年ぶりに改訂された「公用文作成の考え方」に対応したことを同社は筆頭にあげているが個人ユーザには利点と言いがたく、6 月にリリースされた JUST Office 5 にてお披露目となっている機能。得意としている公共セクターでの劣勢も伝えられる中、世間の目を意識した発表なのだろうか。「JUSTチェッカー」として校正機能を一太郎外で使用する機能も提供される。具体的な使用手順は説明されていないが、スクリーンショットを見るに「ATOKイミクル」同様、文字列を選択してホットキーで呼び出すタイプにみえる。同社が「オンラインの文書作成にも着目」とする通り、ブラウザ上でのブログやメール作成などでは便利そうである。

ATOK はエンジンが Tech Ver.33 に更新され「ATOKパーソナライズドコア」を搭載した。学習機能を一歩深めて、日頃高頻度で入力している単語と関連のある単語への変換が優先される機能である。携帯電話、スマートフォンの流れか、連文節変換よりも単文節変換を好むユーザ層も含めての改良ではないかとみられる。昨年ついにサブスクリプション化(ATOK Passport)に舵を切ったバンドル版 ATOK であるが、今年はさらに進めて、ATOK Passport の契約を前提に ATOK のライセンスを含まない一太郎「ATOK Passport ユーザー優待版」が登場している。そのため一太郎のみでの値付けも表に出ており、DVD-ROM / ダウンロード版で 4,500 円である。昨年個人向け ATOK が完全に Passport 化した際に注目されていた法人向けについては、ATOK Pro 5 / ATOK Medical 3 として Tech ver.32 に更新されたライセンス版が 6 月にリリースされている。

一太郎および ATOK は多少の新機能もありながら盛り上がりに欠ける内容となったが、スイートである「一太郎2023 プラチナ」では例年にない大きな変化があった。花子の 2023 年版へのバージョンアップが見送られたのである。プラチナのバンドル版では「花子Personal」という名前に変えられているが、単体版は花子2022 のままとなっており、Personal の内容も 2022 のままと見られる。花子は 1999 年に Win32 化されてからは一太郎同様に毎年バージョンアップしてきただけに驚くべき事態だ。花子と組み合わせての「透過編集」は一太郎の主要機能の一つでもあるだけに花子の今後は気になるところである。もっとも近年の花子はバージョンアップしても花子そのものへの改良がほとんどなく、2022 でも変化は素材集と画面キャプチャソフトの呼び出しのみにとどまっていた。

余談ではあるがタレコミ子は「三省堂国語辞典第八版」欲しさに一太郎2023 プラチナを予約した。機能の重なる JUST Office より医学辞典をバンドルしてくれよと思いつつ。

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EU

Appleのセルフサービス修理プログラム、欧州でも開始 6

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開始 部門より
Apple は 6 日、Self Service Repair プログラムの欧州 8 か国での開始を発表した (ニュースリリースThe Guardian の記事The Verge の記事Neowin の記事)。

対象となるのはベルギー・フランス・ドイツ・イタリア・ポーランド・スペイン・スウェーデン・英国の 8 か国で、Self Service Repair Store を通じて修理マニュアルやApple純正の交換用部品を入手可能となる。200 点以上の部品は iPhone 12 / 13 や M1 / M2 チップ搭載 Mac ノートブックなどの修理に対応し、顧客は Apple Store や正規サービスプロバイダーと同じマニュアルや部品、工具を使用した修理を体験できるとのこと。

ただし、修理の経験がない多くの顧客に対しては、Apple が認定した修理サービスプロバイダーの利用を推奨している。Apple は過去3年間で正規のサービス拠点を倍近く増やしており、欧州では Apple の顧客の 10 人に 8 人が正規サービスプロバイダーから 30 分以内の場所に住んでいるとのことだ。
16379057 story
バグ

米ワシントン州、2019 年以来初めてオオスズメバチが確認されない 1 年に 19

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年末 部門より
米ワシントン州農務省 (WSDA) は 7 日、今年は 2019 年以来初めてオオスズメバチが確認されなかったことを発表した (ニュースリリースThe Verge の記事)。

米国でオオスズメバチは侵略的外来種であり、ミツバチの巣を襲って短時間で全滅させることもあるため農家や養蜂家が警戒している。ワシントン州では 2019 年 12 月にオオスズメバチの死骸が見つかったことを受けて州内全域にわなのネットワークを張り巡らせるなど監視を強めている。カナダ国境に近い州内のブレイン市では 2020 年に米国で初めてオオスズメバチの巣が見つかっており、2021 年にはさらに 3 つの巣を発見・駆除している。今年はそれ以来初めてオオスズメバチが 1 匹も捕獲されず、確認された目撃情報もない 1 年となったが、米国のガイドラインでは外来種の確認されない年が 3 年続くまで根絶とみなされないため、まだまだ先は長い。

ワシントン州ではオオスズメバチに限らず侵略的外来種の昆虫を根絶するため、わなのネットワークが活用されている。ヤキマ郡では今年、俗に Japanese beetle と呼ばれる日本在来のマメコガネ (Popillia japonica) を 23,000 匹捕獲。捕獲数は 2021 年から増加しているが、検出数はわずかに減少しているという。また、マイマイガ (Lymantria dispar) の捕獲数も昨年の 6 匹から今年は 30 匹まで増加したそうだ。一方、WSDA が対策プログラムの対象にしている外来種の中でも、シタベニハゴロモ (Lycorma delicatula) のように州内で見つかっていないものがあるとのことだ。
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プログラミング

12 月の TIOBE Index、C++ が初めて Java を上回る 87

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逆転 部門より
12 月の TIOBE Index で、C++ が初めて Java を上回った (The Register の記事)。

C++ は長年、Java と C の 2 強に続く 3 位をほぼキープしてきたが、近年は Python の上昇により 4 位に押し出されていた。しかし、この 2 年ほどは徐々にレーティングを伸ばしており、12 月は前年同月から 4.21 ポイント増の 11.94 %。1.70 ポイント増で 11.82 % の Java をわずかに上回って 3 位に再浮上した。

2015 年からトップを走っていた Java は 2020 年に入って急速にレーティングを落として C に抜かれ、続いて Python にも抜かれて 3 位に落ちていた。Python はその後 C を抜いて 1 位に上昇しており、12 月は前月から減少したものの 2 位 の C とは 0.1 ポイント差の 16.66 % で 1 位を守った。前年同月比ではトップ 4 いずれも増加しているが、Java だけが停滞傾向となっている。

5 位の C# は 1.48 ポイント減 (4.92 %)、6 位の Visual Basic は 1.46 ポイント減 (3.94 %) と大幅に減少した。7 位以下の増減幅は小さく、増加幅が最も大きいのは JavaScript の 0.90 ポイント増 (3.19 %、7 位)、減少幅が最も大きいのは Swift の 0.86 ポイント減 (0.91 %、15 位)。なお、2022年を代表するプログラミング言語の座はPythonとC、C++の争いになっているとのことだ。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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