9日午前7時前から、Twitterのサービス上でツイートができないなどの報告が相次いだ。大多数の人に「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」というエラーメッセージが表示される状況になっていた。通知やダイレクトメッセージが届かないといったトラブルのほかにも、ユーザーをフォローしようとすると「上限に達しました」とするエラーが出たり、ツイートの投稿に失敗する、TweetDeckにログインできないなど、同時多発的な不具合に見舞われていた(
TwitterSupport、
産経新聞、
窓の杜)。
この問題に関して、Twitterの公式サポートから午前8時半ごろ、一部のユーザー間でTwitterが期待どおりに機能していない可能性があるとする告知がおこなわれた。修正に取り組んでいるとしているとし、その後に問題はほぼ解消された。ただイーロン・マスク氏がTwitterを買収後、
外部アプリの排除や
APIの機能制限などの仕様変更がおこなわれているほか、トラブルが相次いでいることからユーザー間の不満が高まっている。また大規模なレイオフを実行後、メンテナンスが追いついていないのではと指摘する報道も複数出てきているようだ(
Bloomberg、
ITmedia)。
また9日から有料化すると予告されていた「Twitter API」に関して、Twitterは無料利用を現地時間2月13日まで延長すると発表した。「Twitter Dev」より発信されたもので、有料化後の方針に関しても発表がおこなわれた。13日以降は、低レベルAPIが利用できる有料のベーシックアクセスと月額100ドルの「Twitter Ads API」アクセスが提供される。先日話題になった
制限付きの無料版の提供も予告された。この無料版では一つの認証済みユーザートークンに対して、1か月あたり1500ツイートまで作成できる内容になるとのこと。ただそれ以上の内容に関しては告知されていない(
Twitter Dev、
窓の杜)。