
ドイツで意図的に危険な遊具を残す試み 75
ストーリー by nagazou
過保護問題 部門より
過保護問題 部門より
日本ではジャングルジムなどの遊具が危険だとして取り外される傾向にある。その一方でドイツではあえて危険な遊具を残すという試みが実施されているらしい。ベルリンの郊外の遊び場に備えられたアスレチック「Triitopia.01」は、心配性な親にとっては悩ましい存在だ。このTriitopiaは、6歳以上の子どもたちを対象に作られたもので、いろいろな障害をくぐり抜けて、地面から7メートルほどの高さにあるプラットフォームにたどり着くという仕掛け(The Guardian、GIGAZINE)。
こうした遊具が認められているのは、過去5年間にドイツで広がっているトレンドによるものだという。同国では教育者や企業、都市計画者の多くが、たとえ骨折するようなことがあっても、子どもたちに困難な状況を乗り越えることを教える、挑戦的な空間を創造するべきだと考えるようになってきているらしい。
こうした遊具が認められているのは、過去5年間にドイツで広がっているトレンドによるものだという。同国では教育者や企業、都市計画者の多くが、たとえ骨折するようなことがあっても、子どもたちに困難な状況を乗り越えることを教える、挑戦的な空間を創造するべきだと考えるようになってきているらしい。
致命的なケガを負わない程度の危険を残す (スコア:5, 参考になる)
上記スラドの記事本文には書かれていませんが、GIGAZINEの記事には「ただし、ネットを配置することで、子どもが2.26メートル以上の高さから落ちることはないような設計になっているそうです。」と書かれており、この考えが重要なのです。
「炊飯器から出る蒸気で子供が火傷をし、一生残らない火傷痕が残ってしまった」というのは致命的な危険です。しかし、蒸気が出ないようにすれば危険はなくなり、蒸気が出るものの大火傷をしないくらいの熱い温度では致命的でない危険となります。
例:「熱さカット排気」IHジャー炊飯器 | 金賞(経済産業大臣賞) セーフティデザイン賞 | キッズデザイン賞検索サイト https://kidsdesignaward.jp/search/detail_090136 [kidsdesignaward.jp]
この致命的でない危険が、子供に危険を教える上で重要な要素です。際限なく危険な状況に子供を置いて学ばせることではないです。
安全な遊具? (スコア:2)
危険の全くない安全な遊具なんて作れると思えないけどなぁ....
段差が1段あるだけでもけがの危険はあるし、
何もない平地でも、走ってこければけがをする。
木も植えられないし、砂場に柵も作れない。
ジャングルジムにせよ、シーソーにせよ、
子供たちが楽しい、遊びたいと思う遊具って、
少しスリルがあるぐらいがちょうどいい。
安全な遊具ほどつまらないものはないような。
(金がないとは言えないし、安全のためと言っておこう) (スコア:4, 興味深い)
遊具の安全に関するガイドラインとして
国交省の指針 [mlit.go.jp]と、
日本公園施設業協会の自主基準 [jpfa.or.jp]が有名だけど。
ジャングルジムは危険!設置不可!としているのではなく、
子供の遊び方でどういった事故があるから、接地地面はコンクリではなく砂やラバーにしましょうとか、
街路灯、樹木の近くにはせっちは避けましょうとか配慮すべき事項がかかれている。
遊具の摩耗による劣化・故障がないか定期的に点検しましょうとかもある。
はたして撤去された遊具の中で、「危険だから」という単純な理由ではなく、
公園を改修する金がない、人員不足で公園をすべて点検できない。新しい基準に適合した遊具配置考えるのメンドイといった理由のものはどれだけあるだろうか。
Re:安全な遊具? (スコア:2)
少しぐらい危険でもいいんじゃねってのはそうなんだけど、
ジャングルジムで首吊りになったりすることもあるし、
シーソーで頭挟んだりすることだってあるのでなかなか難しいちゃ難しいよね
悪くして打撲や骨折で済むぐらいならいいじゃんいいじゃんと思うけど、
そういうの作ると死ぬとかその一歩手前まで行っちゃうことも出てくるからねぇ
最悪のリスクを数え上げるのが頭いいみたいな今の日本の雰囲気だとどうですかね
自分の子供はそこまで活発でもなかったから危険なことも無かったが
# 自分は生き残ってよかったぐらいむちゃしてた
Re: (スコア:0)
まあ遊具だけの問題でもないしなぁ。
自分の小学生の頃は2階の教室の窓から校庭に飛び降りたりしてた。
そのぐらいの高さならちゃんと飛んで着地すれば大丈夫という目算があってこそだったけど、
飛び降り方や着地の仕方を遊びながら経験してたからこそって部分がある。
自分にとって安全・危険のラインを知るには少しずつ無茶なこと経験しないと分からんよね。
身体能力だったり、パニくらずに冷静にやれる限界みたいなのはやってみないと自分にも分からないし。
Re:安全な遊具? (スコア:2)
親父譲りの無鉄砲で、小供の時から損ばかりしていそうですね。
Re:安全な遊具? (スコア:1)
ありがとうございます。夏目先生の墓前で謝ってきます。
Re: (スコア:0)
運も含めた生存選択が減ったせいで種全体が弱ってるみたいなのはないんかね
Re: (スコア:0)
運が遺伝するんですか!?
Re: (スコア:0)
生存競争できずに、優勢遺伝って何という状況
運は遺伝でなく、つかみ取るものだ
Re:安全な遊具? (スコア:1)
ほんとに運がいい人は表に出ない、というオチ。
# ネタバレすまん
Re:安全な遊具? (スコア:2)
今週近所に新規に市設の公園がオープンしました
テニスコート2~3面分くらいの小さな公園ですが
道路と公演を隔てる柵があるだけで遊具はまったくなく、ただの空き地です
遊具がないので逆説的に安全なのかな
近くにも同じような規模の公園は何カ所もありますが、滑り台や鉄棒はあるな
Re:安全な遊具? (スコア:1)
安全を極めている感じですね....
子供たちはどうやって遊ぶのかなぁ。
鬼ごっこはできそうだけど。
Re:安全な遊具? (スコア:1)
・ペット禁止
・ボール遊び禁止
・リサイタル禁止
とか、注意書きがたっぷりあったりしませんか?
Re:安全な遊具? (スコア:2)
ベンチもトイレもありません
ついでに人もいません
ロングリードで犬を走らせるのはいいかも
Re:安全な遊具? (スコア:1)
日本にも、敢えて危険な滑り台ならあるね。
バナナの形をした滑り台だけど。
なんで危険なのかはググれば写真が出てくると思うので、見て判断して。
Re: (スコア:0)
本当に問題視すべきなのは
その遊具なのか
それとも「なんで危険なのかは見て判断して」って言えるようなものを
実物を前にしても危険と判断出来ない、遊ばせる親や無頓着に遊んで事故起こす子供が量産されてる事なのか
Re: (スコア:0)
バナナ滑り台で息子のバナナが危険ということを想像するのが難しい
Re:安全な遊具? (スコア:2)
バナナは知らなくてもマンゴーは知ってるのでは
Re: (スコア:0)
本当に問題なのは行政に責任転嫁してくる連中でしょう。
Re: (スコア:0)
チーンという効果音が聞こえてくるようだ
Re: (スコア:0)
とはいえ、ドイツ人のやることは極端から極端に走ることが多い気がする。
無料で親の監視を義務付けるか、有料で遊具毎に監視員を置く、というのが本来望ましい姿なんだろうなあ。
Re: (スコア:0)
むしろ今回はずいぶん慎重だなと思ったけど
Re: (スコア:0)
遊具なんてつまらなくていいのさ。今は楽しい遊びがいくらでもあるんだから。
スリルを得るためにリスクをトレードオフに掛けるなんて文明人向きじゃないよ。
Re: (スコア:0)
ところがですね、1~4歳ぐらいは楽しいいろんな遊びはまだ複雑すぎて遊べないので、遊具じゃないとダメなんですよ。
Re: (スコア:0)
その歳の子にはそもそも論から安全な環境を与えてやるべきではないですかね。
Re:安全な遊具? (スコア:1)
その歳の子は、ちょっとは痛い目に逢えよというのが本件。
遊具が危険だからではない (スコア:1)
怪我した子の親から賠償を訴えられるから
遊具基準法 (スコア:1)
アンサイクロペディアにある遊具禁止法に関する記述を一度読んで。
序文に
不適切な公園遊具のために毎年、十数人にも上る膨大な数の幼児や児童が死傷したことは、社会にとって深刻な事態だったのである。
とあるように、ゼロリスク症候群のなれの果てが上手に記載されているから。
https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E9%81%8A%E5%85%B7%E5%9F%BA%E6%BA%96... [uncyclopedia.info]
Re:遊具基準法 (スコア:2, 興味深い)
すまんが、虚構新聞の記事なら編集長のスタンスが分かっているんで
そこに出ている記事がどっちを向いているのかわかるんだが、
アンサイクロペディアの記事って編集責任者のない集合知(だから面白いことは加速度的に集まるが)なだけに
・現代社会に対し、真摯に記述して、シニシズムな記事なのか
・多くの真実の記述のなかに、ジョークやウィットを混ぜた心身的に健康的な記事なのか
・ダークなブラックジョークなのか
か、一瞥ではわからんねん。
>アンサイクロペディアにある遊具禁止法に関する記述を一度読んで
それはどの方向?
Re:遊具基準法 (スコア:1)
それは読んだ人が解釈すべきではないでしょうか。
あれは、無謬であることが求められる事典ではないのですから。
単なる読み物であり、SFやショートショートと同じでただ単に読んで楽しむべきの物です。
そこから何か洞察して得ることがあるかもしれませんが、それは読み手の責任。
自分はあれ読んで洞察を得たからあなたも読んでみれば何か得られる「かも」と言っているのであって
それを保証するものではない。
あそこには砂金が落ちていた。拾いだせるかはあなた次第
Re: (スコア:0)
うーん
何かのギャグでしょうか?
リスクとハザード (スコア:1)
https://www.mlit.go.jp/common/000022126.pdf [mlit.go.jp]
都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第2版)、平成26年6月、国土交通省
3.遊具における事故と安全確保の基本的な考え方
3-1 遊具の安全確保に関する基本的な考え方
遊具の安全確保に当たっては、子どもが冒険や挑戦のできる施設としての機
能を損なわないよう、遊びの価値を尊重して、リスクを適切に管理するととも
にハザードの除去に努めることを基本とする。
(略)
(解 説)
1) 遊びの価値の尊重
①完全にリスクを除去することは、事故の回避能力を育むといった点から
問題があり、(略)
2) リスクとハザードの取り扱い
(略)
②重大な事故につながるおそれのある物的ハザードを中心に除去する。
社会>個人 (スコア:0)
大多数の子供に成功体験を与えて社会を良くするためなら自分の子供が死ぬか一生を棒に振るような怪我をしても許せる、と考えられるかどうかですよね。
まあ今回の考えに賛同している人の大半は自分の子供にだけは悪いことは起こらないという認知バイアスに陥っているのでしょうが。
Re:社会>個人 (スコア:1)
別に自分の子供かどうかは今回考える必要はないですよ。
自分の子供だから特別扱いしてほしいという気持ちは分かりますが。
Re: (スコア:0)
自動車は危険だから禁止しべきってのと同レベルの意見だな。
自分の子供だけは事故にあわないと思ってんの?
Re: (スコア:0)
色々と経験はさせたいとは思うけど現実は理想通りいかないよね。
自分の子どもが小さいとき、大きなケガじゃなくて、
小さなケガだったら経験値になるからいいんじゃないかぐらいには思ってた。
幸い、大きなケガはなく育ってくれたけど、致命的なケガとかされたら、と思うと…
害生物から残す試み (スコア:0)
テラで絶賛進行中デス!
困難を乗り越える経験はいいとは思うけど (スコア:0)
それが別に体力面での困難じゃなくてもいいんじゃねとは思う。
Re: (スコア:0)
精神だけじゃなくてもいいと思いますよ。
これさえやってればみたいなのはないんで。
いろんなアプローチが必要です。
Re: (スコア:0)
身体能力ってとても重要だと思うが?
ちょっと転んだだけで大怪我する子供が増えてんだよ。
顔面から地面に落ちたりして。
何故かって遊びによる体験が激減しているから咄嗟に手を出すことすらできないんだ。
車にはねられたって軽傷で済むか死ぬかは状況の運もあるが身体能力の差が物を言うだろう?
歳をとったらちょっと転んだだけで骨折寝たきりコースだ。
現代のひ弱な連中の老後はどうなるやら。
Re:困難を乗り越える経験はいいとは思うけど (スコア:2)
1行目には同意できるが、長々と書いてある具体例が自己の体験や伝聞や想像に基づいていて中身がない。ちょっと転んだだけの脳震盪が発見されやすくなった、という話ならあり得なくもないが。一度スポーツ医学や公衆衛生学、統計学を学ばれてみては。
Re: (スコア:0)
それは身体能力っていうより精神面の問題のような気がする。
不慣れなことに慌ててとっさに対応ができないみたいな話で、転んだときに手を付く能力自体がなくなってるわけじゃないんじゃないかな。
練習でやったことがないことは本番でもできない的な? 少し違うかな?
まあ話の結論としては変わらないんだけども。
Re: (スコア:0)
なぜドイツはナチスを禁じるんだ?
危険な遊具(SNS) (スコア:0)
そうですよね、たとえ炎上するようなことがあっても、子どもたちに困難な状況を乗り越えることを教えるべきですよね
Re: (スコア:0)
煽り耐性ってのは子供に必要でしょうね
ネットで無防備にショックを受ける避けられない機会はあるだろうし
死亡的遊具 (スコア:0)
# タイトルオンリー
同一グラウンドで同時に (スコア:0)
硬式野球とやり投げと円盤投げと砲丸投げと弓道とアーチェリーを同時に行うような話だな。
単に撤去費用が捻出できないってだけだろ? (スコア:0)
子供の安全よりもお財布事情優先です、とは言えないからお為ごかしに走ってるだけにしか見えんな。
子供の成長には適度な危険が必要 (スコア:0)
こんな本もあります。「子どもが体験するべき50の危険なこと」 https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%8C%E4%BD%93... [amazon.co.jp]