米グローバル・ファウンドリーズがIBMを提訴。知財を不法に共有したとして 17
ストーリー by nagazou
提訴 部門より
提訴 部門より
米半導体大手GlobalFoundries(GF)が19日、米IBMを提訴した。IBMがトヨタ自動車やソニーグループなど日本企業8社が出資して設立した半導体メーカー、Rapidus(ラピダス)に知的所有権および営業秘密を不法に共有したと訴えている(ロイター、朝日新聞)。
GF側の主張によると、IBMは2015年に半導体事業をGFに売却。GFはその際、IBMと共同開発した技術の独占的な権利を譲り受けたにもかかわらず、その技術をIBMの提携先であるIntelやラピダスに提供したと主張している。IBMとラピダスは昨年12月に提携を発表、2ナノメートルの半導体製造で協力している。ロイターによるとIBMはこの件に関して「申し立てには全く根拠がない」と反論しているという。
Rapidus(ラピダス)は存在するのか? (スコア:0)
Rapidus(ラピダス)って設立登記したばかりで知財に関わるような研究開発・生産活動なんてまだやってないと思ってたのだが、GlobalFoundries(GF)は秘密研究施設や秘密試作ラインの存在を嗅ぎ付けたのだろうか?
Re: (スコア:0)
インテルを訴えるついで、じゃないかと思うけど。
Re: (スコア:0)
日本の半導体の凋落を忸怩たる思いで見てきた人が、今までのコネを最大限活用して人と金を集めて満を持して立ち上げた会社らしいです。
事業の方は計画通り進んでいて、今のところ計画通りのプロセスをおお概ね計画通りの時期に立ち上げられるようです。
やり方が以前の日本の半導体製造会社的ではなく、TSMCやサムスンのように外部から買うべき技術をキチンと買ってる模様。
それより大口の顧客がいない事の方を心配されてました。
#情報源も誘われたらしいが、今の仕事が楽しいから断ったとの事。60歳間近なのに仕事内容は研究で管理職の仕事は免除されてるらしい。でも最近副社長に任じられてた。
#在籍している会社とRapidusの間で取引はあり、色々技術を売っているので内情はおおよそ把握できている模様。
Re: (スコア:0)
> 今のところ計画通りのプロセスをおお概ね計画通りの時期に立ち上げられるようです。
Rapidusが計画している2nmのロジックプロセスって、
TSMC、Intel、Samsung みたいな最先端プロセスに関して経験と実績のある企業が
10兆円規模の投資をしてやっと立ち上げられるかどうか(失敗の可能性も十分ある)というもの
だと思うんですが、経験も資金もずっと少ないRapidusが、
現時点で「計画通りのプロセスをおお概ね計画通りの時期に立ち上げられる」なんて
言えるものなんでしょうか?
もっと集積度の低い10nmだって、Intelは2013年の段階だと2015年には立ち上げてファウンダリ
サービスを始める予定だったのに、結局それなりに生産できるようになったのは2019年のIce Lakeから、
クロックが上がるようになったのは2020年のTiger Lakeからと4~5年も遅れたわけで…
Re: (スコア:0)
それだけのお金を集めてから行動に移ったみたいです。少なくとも工場建設に必要な3兆円は無いと機材発注すら出来ませんから、あると考えた方が良いでしょう。
また技術屋の中心人物は凋落を見ていただけでなく、機会があれば最新プロセスを立ち上げられるように、最新のプロセスの立ち上げにはお金以外に何が必要なのかの情報収集と検証も継続していた模様。
楽観論者が希望論で立ち上げた企画ではなく、現実主義者が実現可能な線を熟考して組み上げた企画ですね。
インテルの10nmプロセスの遅れは全てやり直しになったからです。
10nm世代(他社7nm世代)からはそれま
Re: (スコア:0)
GFがSamsungの技術を導入して14nmを生産したのでライセンス料の負担で儲からなかったが、Rapidusも全部買ってきた技術ではTSMCやSamsungと同等のコストで製造できるだろうか。
顧客も、実現性を疑っているだけでなく、見積もり価格でも負けているから相手にされていない。
政府の支援がどの程度本気なのかが鍵だが、TSMCの招致のための当て馬にされているだけという気がする。
Re: (スコア:0)
まあ見てりゃルネサスとかジャパンディスプレイになるかどうかわかる
Re: (スコア:0)
GFについては、説明するまでもないと思いますが、IBM、サムスン、GF3社のCommon platformという枠組みでやっていたのに、新しいプロセスの開発と立ち上げを担当していたIBMが半導体の量産から撤退したことから話は始まります。
その後の何も出来無さを見る限りGFはIBMが開発に当たり何をしているのか、文字の上ではともかく実際には何も分かっていなかったのでしょう。
サムスンはCommon Platformとは無関係なメモリー部門もあるため最低限どこに行けば何が買えるかは分かっていたと思われ、そこからお金をつぎ込んでなんとかサムスンが自前で立ち上げたプロセスを、GFはCommon
Re: (スコア:0)
どう考えてもライン立ち上げのパイプクリーニングのために、金を払ってでも使ってもらう段階だしなあ。
毎年数兆円分ゴミを作り続けても事業は継続すると信じてもらうために、数百兆円の政府の債務保証をつけてもらう必要がある。
軌道に乗ったら値上げすることを客が納得するには、最初にこの価格で継続できるはずがないというぐらい安値で売るしかない。
Re: (スコア:0)
数百兆円の債務保証で時価総額16兆円のインテルを買収したらいいんじゃね?
Re: (スコア:0)
報道されていないだけで、出資社の中に一年くらいファブをほぼ専有して作りたいものがある会社がある可能性が微粒子レベルで……存在しないな。素粒子レベルならあるいは。
トヨタ自動車、デンソー、ソニーグループ、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ銀行の中だと、あり得るならトヨタというかデンソーかなあ。大穴で三菱UFJ(が出資予定のプロジェクト)。
ソフトバンクがいるから筆頭株主権限でこの前のインテルやTSMCみたいにarmと開発契約結ぶと少しは売り込みも楽になるだろうけど、立ち上げに工数取られて協業にまでは手が回らない予感。
Re: (スコア:0)
> IBMとラピダスは昨年12月に提携を発表、2ナノメートルの半導体製造で協力している。
という公表された事実に対するクレームだろうに、なんで「存在を嗅ぎ付けた」なのかわからないな。
あなただけに特別にお譲りします! (スコア:0)
「申し立てには全く根拠がない」というのは、そんな約束してないのか、漏らしてないのかどっちなんだろう。
Re: (スコア:0)
とりあえず訴えてみた、ってところだろう。
製造各社はクロスライセンスしているけど (スコア:0)
IBMは5nmでサムスンに技術提供したはずだが訴えられてない。
サムスンとGFが協業にあるからだろうか。
日本にはまだなにか残ってるだろうか
Re: (スコア:0)
米IBM、半導体受託製造大手の米グローバルファウンドリーズ(GF)、韓国・サムスン電子などで構成される研究コンソーシアムは、線幅5ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体チップを可能にする業界初の製造プロセスを開発した。 [nikkan.co.jp]
IBM, GF, Samsungは5nmプロセス実用化を一緒に研究した仲間。
その成果を勝手にIBMがRapidusに売ろうとしてるんじゃねーの?とGFが怒ってる。
まあ、IBMとGFの間は、
GF迷走してる? (スコア:0)
GFとIBMの間の契約がどうなっているか第三者からは計り知れないので的外れかもしれませんが。
IBMがお金を払って工場をGFに引き取らせたのも、赤字でも既存製品の製造を持続する契約だった。
IBMがGFに渡した先端プロセスの技術の権利も、開発した技術により製造する契約だったんじゃないか。
GFは14~16nmの開発ではIBMの技術を実用化出来ずSamsungの技術を導入して製造した。
その後も、10~12nmでは実用化出来ずに開発をスキップしたし、7nm以降は開発を断念した。
多分、GFの義務不履行で、IBMから入手した技術の権利の契約は失効したんじゃないだろうか。
IBMはそう判断してRapidusと新たに契約したが、GFは開発の一時停止だから以前の契約は有効という主張だと思う。
Rapidusは母体となる研究機関も製造工場も技術もお金もないのに、なにか出来上がる気がしない。