パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2023年5月28日の記事一覧(全6件)
16627428 story
統計

2023年第1四半期のスマートウォッチ市場はインドで大きく成長、インドのブランドが世界2位に上昇 42

ストーリー by headless
成長 部門より
Counterpoint Research の推計によると、2023 年第 1 四半期のスマートウォッチ市場はインドで前年同四半期比 121% 成長したそうだ (プレスリリースNeowin の記事)。

全世界のスマートウォッチ市場は 2 四半期連続で前年同四半期比減となったが、インドでの成長により 1.5% 減にとどまったという。インドでの需要増によりインドの国内ブランド Fire-Boltt が前年のほぼ 3 倍に成長。9% のシェアを獲得して Samsung を抜き、一気に 2 位へ浮上した。

Samsung のシェアも 9% だが、台数で Fire-Boltt を下回ったようだ。Samsung は北米で出荷台数が 15% 増加したものの他の主要市場では減少し、全体では 15% 減となったそうだ。ただし、シェアは 1 ポイント減にとどまる。1 位の Apple は前年比 20% 減、第 1 四半期比としては 3 年間で初めて 1,000 万台を割り、シェアは 6 ポイント減の 26% となった。

前年 3 位の Huawei は中国で 14% 減少したものの、インドや、ラテンアメリカ (LATAM)、中東およびアフリカ (MEA) で増加し、全体では 9% 減にとどまったとのこと。トップ3から陥落したため具体的な台数やシェアは記載されていないが、大幅な減少ではないようだ。
16627548 story
著作権

米訟務長官曰く、GoogleがGeniusの歌詞をコピーして使っても契約違反とは限らない 19

ストーリー by headless
契約 部門より
歌詞表示サービス Genius が Google と LyricFind を訴えた裁判について、米訟務長官が Genius 側の上告を棄却すべきだとする法廷助言書を連邦最高裁判所に提出している (Ars Technica の記事法廷助言書: PDF)。

この裁判は Genius が独自に文字起こしした歌詞データを無断で使われたと主張して Google と LyricFind を訴えたものだ。Genius は記号を見た目で区別しにくい別の記号に置き換えたウォーターマークを歌詞に埋め込み、無断使用を特定した。ただし、Genius が歌詞の著作権を保持しているわけではなく、Google と LyricFind は著作権者からライセンスを受けて歌詞を利用している。

そのため、Genius 側は歌詞データの商用利用を禁じたサイトの利用規約を理由として契約違反でニューヨーク州裁判所に 2 社を提訴したが、著作権に関する訴訟だという Google の主張が認められて連邦地裁に移動した。連邦地裁ではGeniusの請求内容を保有していない著作権を主張するようなものだと判断して棄却、控訴裁判所でも契約違反や不当競争の訴えは認められなかった

法廷助言書は Genius の利用規約が各ページにリンクを設置し、合意しなくてもコンテンツを利用できる「ブラウズラップ」契約であることを指摘。データの無断使用は契約違反であり、米著作権法 301 条 (a) が適用されない権利の侵害だとする Genius の主張に対し、その主張を満たすには対象を契約先に限る権利が必要であり、全世界に対する権利を主張するのも同然のブラウズラップ契約はその主張に適したものではないと述べている。
16627674 story
Android

Google Playでリリース後、1年近くたってマルウェア化したアプリ 16

ストーリー by headless
変化 部門より
Google Play で無害なアプリとしてリリース後、1 年近くたってマルウェア化したアプリについて、発見した ESET が報告している (WeLiveSecurity の記事Ars Technica の記事The Verge の記事The Register の記事)。

このアプリ「iRecorder - Screen Recorder」(Internet Archive) は 2021 年 9 月 19 日に Google Play で最初にリリースされ、2022 年 8 月頃にはバージョン 1.3.8 でマルウェア化していたという。当初は名前の通りデバイスの画面を録画するアプリだったが、その後カメラからのビデオ撮影機能なども追加されたらしい。

マルウェア化したバージョンはオープンソースの遠隔操作ツール AhMyth Android RAT をベースにしたコードが追加されたもので、ESET は AhRAT と名付けている。AhRAT は C&C サーバーに接続してマイクから録音した音声 (調査時点では 60 秒) を送信するとともに新しい設定ファイルを受信する。指定された拡張子のファイルを送信する機能も搭載されていたほか、設定ファイルには実装されていないコマンドも含まれていたそうだ。

アプリ開発者が無害なアプリを Google Play でリリースし、1 年近く待ってからマルウェアに変えるのは珍しいという。以前 Google Play で公開されていたバーコードスキャナーアプリのマルウェア化や Chrome ウェブストアで公開されていた拡張機能のマルウェア化が話題になったが、これらの場合は途中で開発元が変わっている。なお、「iRecorder」という名称のアプリは Google Play で複数公開されているが、このアプリは削除済みだ。
16627712 story
ニュース

ニュージーランド、人口 1 人当たりのヒツジの数が 5 頭未満まで減少 48

ストーリー by headless
減少 部門より
st1100 曰く、

ニュージーランドで人口 1 人当たりの羊の数が昨年 は 5 頭未満となり、統計を開始した 1850 年代以降最少となった (AFPBB News の記事)。

1982 年には 22 頭だったとのこと。

ヒツジがニュージーランドの地を初めて踏んだのは 1773 年。ジェームズ・クックが 2 回目の訪問でオスとメス各 1 頭の羊を放したが、数日で死んでしまったという。毒草を食べたとみられる。1850 年代には養羊業が成立し、以来 ニュージーランド 経済で重要な役割を果たしてきた。ヒツジの数はピークとなった 1982 年に 7,000 万頭を超えていたが、2022 年 6 月時点で 2,530 万頭まで減少。オーストラリアのヒツジはニュージーランドの 3 倍だが、オーストラリア人 1 人当たりのヒツジの数は 3 頭程度にとどまるとのことだ。

16627848 story
Windows

Windows 10/11、タスクバーの秒表示によるバッテリー駆動時間の差は2%程度という実験結果 58

ストーリー by headless
実験 部門より
オプションの更新プログラムとして 24 日にリリースされたWindows 11 ビルド 22621.1778 (KB5026446) にはタスクバーの時計に秒を表示するオプションが追加されている。このオプションには「電力消費が増加します」とのただし書きが表示されるが、実際にどの程度影響があるのか Neowin の Taras Buria 氏が実験している (Neowin の記事)。

テスト環境は Intel の第 11 世代 Core i3 プロセッサーと 16GB の RAM を搭載した HP Pavilion x360。まず、Windows 11 をクリーンインストールしたら 100% まで充電し、画面の輝度を最大に設定して機内モードを有効化。AC アダプターを取り外したらストップウォッチのみを実行して放置する。バッテリーが空になったら再び 100% まで充電して再起動し、秒表示を有効にして同じことを繰り返す。ここまでの手順を 3 回繰り返したらクリーンインストールする OS を Windows 10 に変えて同様に 3 回繰り返すといったものだ。

サンプルが少なく正確さはどの程度か不明だが、すべての回で 8 時間前後のバッテリー駆動時間が秒表示を有効にすると 8 ~ 10 分短くなっている。具体的には Windows 11 で 1.892% 短縮 (1.829% の間違いと思われる)、Windows 10 で 1.902% 短縮とのこと。他にもさまざまな要素がバッテリー駆動時間に影響するため、2% 程度の差に気付くことはないだろうと Buria 氏は述べているが、ストップウォッチの画面が表示されていることを考えると意外に大きな差ともいえる。スラドの皆さんはこれだけの差が出ると予想しただろうか。
16627964 story
人工知能

ChatGPTで判例を集めた弁護士、嘘の判例だらけという前代未聞の事態に 186

ストーリー by headless
架空 部門より
弁護士が裁判で使用する判例をChatGPTに依頼して集めたところ、大量の偽物をつかまされる事態となったそうだ (The Verge の記事The New York Times の記事Neowin の記事裁判所文書)。

この裁判は 2019 年 8 月 27 日のエルサルバドル発ニューヨーク行きアビアンカ航空 670 便に搭乗し、機内食の配膳用カートをぶつけられた男性がアビアンカを訴えたものだ。アビアンカ側は出訴期限を過ぎていると主張して棄却申立を行い、男性側の弁護士は反論すべく8件の判例の要約を提出した。ところが、アビアンカ側が実際の判例を見つけられないと主張し、6件が架空の判例であることが判明した。

当初、弁護士はニューヨーク州上級裁判所で訴訟を提起したが、資格のない連邦地裁へ移送されたため同僚に弁護を任せ、調査を担当することになったという。法曹界では生成 AI の利用が進んでおり、弁護士も ChatGPT を利用することになる。しかし、弁護士はこれまでに ChatGPT を使ったことがなく、虚偽の情報が含まれる可能性があることを知らなかったそうだ。

弁護士は (問題が提起されてから) ChatGPT に判例が本物であるかどうかを確認しているが、ChatGPT は一部を訂正しつつすべての判例は本物だと主張している。だますつもりはなかったと弁護士は謝罪し、ChatGPT の利用を深く後悔しているとも述べたという。

判事は判例も引用も嘘ばかりという前代未聞の事態だと述べ、懲戒のための聴聞を 6 月 8 日に設定したとのことだ。
typodupeerror

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

読み込み中...