女子プロレスラー木村花さんの自殺事件において、母親がSNSでの中傷の証拠として提出した画像が捏造されたものだった可能性が浮上している。この画像は、木村花さんの死後に送信された中傷投稿を示しており、花さんを中傷する内容が含まれていた。母親は2021年8月、Twitter上で花さんを中傷したとして、大阪府内の女性ら一家4人を相手取り、約300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしていた(
読売新聞)。
母親側は投稿画像で確認したアカウント情報を基に、投稿者の情報開示を東京地裁に請求。その情報を元にISPにも氏名や住所の開示を請求、女性ら一家が投稿者であると判断して提訴に踏み切っていた。しかし、女性側はこの画像の真正性を否定していた。
女性側の代理人弁護士が調査した結果、画像には通常表示される投稿の日時が欠けており、使用されたアカウントは非公開であり、過去5か月間にわずか2回しか投稿がなかったという。一般的に有名人を中傷する投稿者は頻繁に情報を発信する傾向があるため、女性側はこの画像が実際に存在しないものであると主張している。
訴訟では母親側が訴えを取り下げる意向を示したが、女性との間で条件が合わなかったことから取り下げは行われなかった。女性側は捏造された画像に基づいて不当に提訴されたとして、880万円の損害賠償を求める反訴を行っている。