Video Game History Foundation (VGHF) と Software Preservation Network (SPN) が共同で実施した調査によると、米国で 2010 年以前にリリースされたクラシックビデオゲームの 87% が絶版になっているそうだ
(
VGHF のブログ記事 [1]、
[2]、
The Register の記事、
Ars Technica の記事、
報告書ダウンロードページ)。
調査はコミュニティによるビデオゲームデータベース
MobyGames のデータを用いたもので、1960 年代から 2000 年代にかけて米国でリリースされたタイトルのうち 1,500 本 (2010 年リリースの 1 本を含む) を抽出。また、商業的な関心が低く発売中のタイトルも少ない「見捨てられたエコシステム」の例として Commodore 64 向けのタイトル 400 本、商業的な関心は高いが発売中のタイトルはそれほど多くない「放置されたエコシステム」の例として Game Boy ファミリー (GBAまで) 向け全タイトル 1,873 本、タイトルが継続的に再リリースの対象になる「アクティブなエコシステム」の例として PlayStation 2 向けタイトル 400 本 (2010 年と 2011 年にリリースされたタイトル計 4 本を含む) についても調査している。
タイトルが現在も一般に入手可能と判断する条件としては、再リリースまたは元のゲームと基本的に同じ内容のリメイク版がリリースされていることに加え、コレクター向けの限定版やソースコードのみの公開ではなく、一般的なユーザー向けのプラットフォーム上で利用可能なことが挙げられている。この条件で入手可能なクラシックビデオゲームは 13.27%、Commodore 64 向けタイトルは 4.50%、Game Boy ファミリーは 5.87%、PlayStation 2 は 12.00% となる。Game Boy ファミリー向けタイトルは
3 月のニンテンドー 3DS シリーズおよび Wii U 向けニンテンドーeショップのサービス終了で半減したそうだ。
今回の調査はビデオゲームの保存を行う図書館や博物館などの組織に対する著作物利用の免除拡大が必要であることを示すことが目的だという。クラシックゲームの 13% が入手可能であれば入手性としてはそこそこと思われるが、ビデオゲームの歴史はベストセラーだけでない。
ゲームパブリッシャーは歴史的なビデオゲームの保存を十分に行っていると主張するものの、今回の結果はそれが不十分であることを浮き彫りにしたとのことだ。