MRJ計画失敗、技術者に「謙虚さに欠けていた」と元社長が激白 116
ストーリー by nagazou
失敗 部門より
失敗 部門より
過去に取り上げたように、2023年2月に国産初のジェット旅客機である「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の計画が中止となった。この開発中止に関する元三菱航空機社長の川井昭陽氏の回顧記事がテレビ愛知にて掲載されている(テレビ愛知、動画版)。
この記事によると、計画の中止の原因は、型式証明書の取得に関する一枚の書類の問題だったという。型式証明書は旅客機の安全性を証明するための審査で、アメリカ連邦航空局(FAA)から発行される。川井氏は、この型式証明の取得が難しく、それを取得することがプロジェクトの最大の難関だったと説明している。
MRJ計画の中で川井氏はFAAと対等に話すことのできる、ボーイングで経験を積んだ経験豊富なアメリカ人技術者をプロジェクトに参加させることを試みた。しかし、日本の技術者たちとの間で溝が生じ、意見の相違が浮き彫りになったという。
川井氏は、技術者たちが過度の自信を持っており、飛行機を造ることと、安全性を証明していくことの違いを理解していなかったと述べている。結果、計画は成功せず、開発に費やした約1兆円の事業費とともに、日本の地位が低下した国家的な損失になったと述べている。
あるAnonymous Coward 曰く、
この記事によると、計画の中止の原因は、型式証明書の取得に関する一枚の書類の問題だったという。型式証明書は旅客機の安全性を証明するための審査で、アメリカ連邦航空局(FAA)から発行される。川井氏は、この型式証明の取得が難しく、それを取得することがプロジェクトの最大の難関だったと説明している。
MRJ計画の中で川井氏はFAAと対等に話すことのできる、ボーイングで経験を積んだ経験豊富なアメリカ人技術者をプロジェクトに参加させることを試みた。しかし、日本の技術者たちとの間で溝が生じ、意見の相違が浮き彫りになったという。
川井氏は、技術者たちが過度の自信を持っており、飛行機を造ることと、安全性を証明していくことの違いを理解していなかったと述べている。結果、計画は成功せず、開発に費やした約1兆円の事業費とともに、日本の地位が低下した国家的な損失になったと述べている。
あるAnonymous Coward 曰く、
MRJ開発を見ていて三菱航空機・三菱重工の中にも民間機ビジネスを分かってる人と分かってない人が混在してるんだなとは感じてましたが、この社長さんはMU300の開発に関わった分かってる人だったのですね
営業関係でも雇った外国人経験者が表に出るようになったのはこの社長さんの頃かな?
YS-11の頃からの形式証明の苦労話はいろいろ伝わっていて、航空機メーカーに集まるような飛行機好きなら誰でも知っているものだと思っていたのですが、そうでは無かったようですね
結局、ホンダに集まった飛行機好きと比較して、三菱の飛行機好き技術者は質が低かったということになりますが(戦闘機作る分には関係ない話か)
言い訳がましい (スコア:4, すばらしい洞察)
技術者に責任を押し付けてどうする
そんなものは経営の問題だろう
技術者の能力がないのなら、ボンバルディアと提携するとかM&Aで取得するとか選択肢はあったはず
結局、経産省に唆されてウェスティングハウスに手を出して破綻した東芝と同じ構図で
経産に乗せられて、成算もなしに事業を始めたのが敗因だろう
Re:言い訳がましい (スコア:2, 興味深い)
型式証明に関して言えばトップが政治的手腕がまるで無かったのが原因
STOL飛鳥でも分かる通り締め出しの厳しさは尋常じゃない
ホンダは北米の合弁会社を設立して通した位
当初から経営陣の無能さに尽きる
Re:言い訳がましい (スコア:1)
社長が意見を通すことが出来なかった内部体制の方が気になります
Re: (スコア:0)
ミツビシにとっては、このしゃちょーさんも中間管理職に過ぎなかったんだろうなあ、と少しだけ同情。
Re:言い訳がましい (スコア:2, 参考になる)
> ミツビシにとっては、このしゃちょーさんも中間管理職に過ぎなかったんだろうなあ、と少しだけ同情。
マジでそんな感じらしく、別の記事
https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/57318/ [chunichi.co.jp]
では、なんと社長なのに人事権がなかったとボヤいてますね。
この記事によると、この人自身は技術者出身で国産ビジネスジェットMU300の開発に携わり
> 当時、川井より5歳年上で先生役となった元ボーイングの技術者は、機体の性能と安全性のバランスを取りながら、
> 当局を納得させつつ、自分たちの要求を通していく。この論理的なやり方を目の当たりにした川井は大いに刺激を受け、
> そのノウハウを必死で吸収した。そして81年、ついにTC取得にこぎ着けた。
という経験をしたそうです。
(TCとは型式証明のこと)
そしてMRJでも、外国から型式証明取得の経験のあるボーイングの技術者を招いたそうですが
以下のような結果に終わったとのこと。
> 開発の中心を担っていた名航出身の40~50代の日本人技術者たちは、(中略)
> 誰ひとりとして「先生」の助言に耳を傾けなかった。
> 「どうして三菱航空機の技術者は言うことを聞かないんだ」。
> 素直に教えを受け入れない現場を前に、元ボーイングの技術者らは、あきれて日本を後にした。
MRJの開発には7人の社長が関わったんですが、川井氏はそのなかの3代目で、
2年3カ月間社長を務めたあと、その座を降りた(親会社の意向で降ろされた?)そうです。
Re: (スコア:0)
まぁ、殿様、商人、野武士と分けられる重厚長大の大手で殿様となる人が居たら、その人の意向だけで、型式認証と趣味とどっちに進めるかは殿様に従うよね。
Re: (スコア:0)
半導体産業が没落した時のアレでしょ
バブル崩壊後、半導体の設備投資規模の急膨張に及び腰になって「選択と集中」を錦の御旗にして競争から逃げた
これが半導体一本でメシを食ってる会社だったら、撤退は死を意味するので、意地でもかじりつく
だが日本では大企業の一部門にすぎなかったので、新プロセス工場が数千億円となると半導体部門の一存では決められず、膨大な時間を政治で浪費した挙句「総合的な判断」で却下される
一方、サムスン電子は財閥の一部門でありながら社長の権限が強大で、素早く動いて1993年に東芝を抜いてDRAM世界シェア1位になった
台湾TSMCも同じく
技術者を制御できなかったというのは結果で、原因は、三菱という財閥の構造
Re:言い訳がましい (スコア:2)
日本の半導体産業といってもDRAMのこと
4MBで天下を取ったが、16MBにするときに国内のメーカーは呉越同舟すればいいのに
互いに牽制しあってまとまらなかった
アメリカは製造会社が死に絶えてしまったので、設計と設計ツールで覇権を取ることにして
海外に製造拠点を作ることにした
日本がDRAMを売らなければ米国のミサイルは飛べないと言い出す極右がいたりして
日本は候補から外された
当時、弱小だったサムソンに技術支援をしたしたし技術者も受け入れ教育して送り返した
韓国政府も日本を追い抜くチャンスと見て税制や補助金で支援した
台湾のTSMLやオランダのASMLも同じ構図
最近、米国が日本と組もうと言い出したのはもはや日本には米国に楯突く力はないと見たから
Re: (スコア:0)
どちらも同じストーリー上にある要素。何が良ければうまくいったかはよく考えるべきでしょうね。
財閥の中だったら絶対に成功できないというわけでもないでしょう。
ゼロ戦は三菱重工が開発した訳だし。
Re: (スコア:0)
軍隊が無限の予算をくれるとか?
Re:言い訳がましい (スコア:1)
経営の問題があったとして、
技術者に(よその会社や国に比べて)そういった意識が足りなかったという振り返りの視点は重要じゃないの?
それともそんな事実は無かった?
Re: (スコア:0)
敗軍の将だから、兵を語るんじゃないかな。
(違
Re: (スコア:0)
敗軍の将は兵を語らずの逸話に沿うと、
韓信「MRJが失敗した責任は、社長の策を入れなかった技術者のせいで、社長のせいではないですよ、だから語ってちょ」
Re: (スコア:0)
> 技術者の能力がないのなら、ボンバルディアと提携するとかM&Aで取得するとか選択肢はあったはず
三菱の小型ジェット開発では当初ボーイングから協業のオファーがあったと記憶しているが。
ボーイングのオファーを蹴って日の丸プロジェクトにしてしまったのは、三菱と経産省じゃないかな。
Re:言い訳がましい (スコア:1)
Re: (スコア:0)
いつかのふじつうみたいな
あとはおちていくだけかな
社長自身も航空機を作った技術者だからの言い分でしょ (スコア:0)
優れた技術者が優れた経営者というわけでないというのはそのとおりだが.
Re: (スコア:0)
でもITのエンジニアの世界でも動くこと優先で品質の担保をどうするか考えてない人は山ほどいるし、
時と場合によってそういう人の方が重宝されるのはあるあるじゃない?
そしてそういう人は往々にしてコントロールが難しいのもあるある。
別に押し付けてるんじゃなくてそういうマインドセットが組織的にできてなかったって自戒も込めて言ってると思うよ。
Re:言い訳がましい (スコア:1)
ここで動くというのは、型式証明を取るってことだよ。
動いてない。
Re: (スコア:0)
そのうち技術者側からも「社長のせいで失敗した」が出てくるだろう
総括 (スコア:2)
これほどの大失敗をブッこいたんだから、社内的に総括した報告書作ったりしてるのかな?
見てたいけど、絶対に外部には出ないだろうなぁ
Re:総括 (スコア:1)
この会社は前に豪華クルーズ客船2隻の建造で大赤字出したときは報告書作成して公開してくれました。今も公式サイトに載っています。わりと良心的。
客船事業評価委員会の報告に関する説明会について [mhi.com]
Re:総括 (スコア:2)
へえ、けっこう手の込んだやつを作ってたんですね。
MRJの損失は遥かに大きいはずだから、ぜひ作って欲しいな。
Re:総括 (スコア:2)
かってに人の意見を捏造すな。笑
FAAの要求ギャップとトップ主導の英断 (スコア:2)
航空機部品産業における生産管理・品質保証ガイドブック-経済産業省- [meti.go.jp]
航空宇宙産業は各国特有の規制もあり、今回は北米のFAAに準拠した品質マネジメントシステムを規定し、それが履行されていることを証明する文書記録、監査対応なども必要だと思った。
このガイドブックは一般的な話しの範囲だけど、FAAならではの要求や空気感(これはボーイング技術者がFAA担当官とやりとりできていることから文書化されない照会対応などが含まれる)を求められるのがあるのだろう。
実際のところはどうか不明だが、ボーイング技術者(≒FAAの要求)の「そのやりかたでは駄目だ。FAAは受け入れない」という指摘は、日本の技術者にとっては「今さらそんなこと言われても困る。それをやり直すには出戻りが大きすぎる」などが頻発したのではないか。
ホンダジェットがアメリカ合弁会社でアメリカ主導でFAA型式証明とったようなやり方は理にかなっている。そのようなトップの英断はやはり社長クラスの経営陣が行う必要があって、その点では今回の社長は何言ってんだかという感想はあります。
審査のドタバタ (スコア:1)
テレビ愛知は結構攻めていて、国と三菱の間のドタバタも特集している。
「【MRJ計画中止】国交省の審査トップが証言 審査現場は「最後の最後まで混乱が続いていた」 [youtube.com]」
――三菱航空機に知見がないと感じる部分はありましたか?
清水 所長:
「あまり申し上げると審査の個別の話になってしまうので申し上げられませんけれども………
そうですね………。
それ(知見不足)で、手戻りが起こってしまったと思い当たる節はあります」
役人にここまで言われちゃうとは…
Re:審査のドタバタ (スコア:1)
ありがとう。
単純に要求に対する設計についてツッコミを入れられ(て答えられなかっ)た、というだけではないんですね。
どういうツッコミを入れられるのかとか、複数の観点を総合して設計に落とし込む知見やノウハウが三菱にもJCAB(国土交通省)にも無かった。
そのことに気づいて重工社長直轄事業にして外国人技術者を投入(2016)、名航のレジェンドチーフの代わりにアレックス・ベラミーを投入(2018)した時にはもう遅かった。
おまけにその後日米の技術者の間に確執まで生んでいたと。
以下を読んでみました。
総じて[政]の無責任、[民(経営)]の対処の不足、[官]・[民(技術)]の経験不足という印象ですね。
三菱だけJCABだけが悪いのではないし、FAAの「謎かけ」も決して無茶を言っているのではない。
基礎知識,時系列情報
Mitsubishi SpaceJet - Wikipedia [wikipedia.org]
2023
なぜ国産旅客機「MRJ」は失敗したのか 現場技術者に非はなかった? 知られざる問題の本質とは [merkmal-biz.jp]★
このやり方では「ラピダス」も失敗する…最強官庁・経産省の肝煎り事業がことごとく大失敗する根本原因 [president.jp]
三菱ジェット、たたまれた「翼」 曲折の15年 三菱重工、国産ジェット機撤退 まとめ読み [nikkei.com]
2021
強者のルール MRJ認証官悩ませた「謎かけ」 ものづくり記 第1部 三菱重工・名航③ [nikkei.com]★
2020
総額1兆円投下のスペースジェット、開発失敗で凍結…三菱重工、正気を失った経営が原因 [biz-journal.jp]
(↑この記事も、経営だけが悪いとは言っていません。)
2008
MRJへの不安 [air-nifty.com]
日経の記事は読みごたえ抜群ですね。上記まとめ読みから。
飛行機を作っていたと思っているようではまだまだ認識が甘い (スコア:0)
自分たちが造っていたものは空を飛ぶゴミであって民間航空機を名乗る資格など無い代物だったと正しく認識するところから始めないと何も変わらない。
紙切れ一枚の問題じゃないんだよ。
Re: (スコア:0)
偉そうにどちら様でしょうか?
Re: (スコア:0)
神様です
Re: (スコア:0)
メーデー民だよ。
俺達は型式証明が血文字で書かれていることをよく知っている。
組織の問題では? (スコア:0)
当初の開発と承認プロセスは別の部隊がやるのが普通だが、MRJの場合は当初の開発部隊が承認プロセスに絡んでたの?
そんなんうまくいくわけないじゃん、必要な専門性が違うんだから。
組織の構造の問題でそれは社長の問題。それを技術者に責任転嫁してるように見える。
Re:組織の問題では? (スコア:1)
設計者がFAAに認めてもらいうる設計をしなかった、ということでしょ? 機体配線を始めとして。
Certificateのことを単なる事後承認だと誤解してるの?
Re: (スコア:0)
設計者がFAAに認めてもらいうる設計をしなかった、ということでしょ? 機体配線を始めとして。
別記事で国交省の(日本国内の)型式証明の審査担当者のインタビューがあったが、その件に関しては参考になった
https://www.youtube.com/watch?v=6Fv0sC2pznU [youtube.com]
こちらは(画像)国土交通省の耐空性審査要領の一部。第3章の強度の項目には、次のような記載があります。
()
ただその証明の方法は示されていません。
清水 所長:
「我々からここの部分はダメですと言った時に、我々が想定している内容ではない直し方をしてくることは当然ございます」
Re: (スコア:0)
定形回答が古くて無意味だったり逆効果なケースも当然あるとは思うけどな。
だが、たとえそうでも、それ込みで審査に通るように設計するのが仕事。
だから仕事をするにあたっての発想の良し悪しじゃなくて、
すべき仕事をしなかった、する体制に持ち込めなかった、それだけの事。
Re: (スコア:0)
設計者なんて
ヤレ
ハイ
じゃないのか。
三菱の技術者ってどんな権限持ってたんだよw
Re: (スコア:0)
> 設計者なんて
> ヤレ
> ハイ
> じゃないのか。
命令をまったく聞かなかったわけじゃなくて、
型式証明が取れない、すなわち安全性の面での問題点の指摘をクリアできないことが分かると
設計変更して再度型式証明取得にチャレンジというのを何度も繰り返していました。
それでもずっと型式証明を取得できなかったようです。
この川井氏が社長だったのは、そういうサイクルの初期の頃だったので
技術者たちはまだ型式証明取得を甘く見ていたんでしょうね。
最後の方になるとさすがに安全性の証明が一筋縄ではいかないことが分かったんじゃないかと思いますけど
その頃になると川井氏も、川井氏が招いたボーイングの技術者もいなくなっていたってことなんでしょうか。
Re:組織の問題では? (スコア:1)
当時の転職サイトの状況を覚えているならわかるかもしれませんが、
あの頃MRJは前歴の業種問わずとりあえず「エンジニア」と言える「技術者」なら片っ端からかき集めてました。
# 全く畑違い(自動車)の自分達や大学時代の同期・同業他社・取引先、手あたり次第に声がかかっていて、一時ネタになりました…
そんなことをしていた様なので、当然ながらFAAの型式証明どころの話じゃなかったんじゃないかなと思います。
悪いのは技術者じゃなくてプロジェクト管理と人事担当じゃないかなぁ…
Re: (スコア:0)
社長に従うのではなく、自本部だか自部門だかのボスに従ってたのではないですか?
Re: (スコア:0)
つまり「ヤレハイ」じゃあ民間の飛行機は飛ばないってこったな
Re: (スコア:0)
社内の品質保証部門が設計レビューをする体制にするんですよ。
品質保証部門が承認しないと進まないようにしとくの。
ふつうの設計者が品質保証なんてわかってるわけないんだから、
「技術者たちが〜理解してなかった」とか何言ってるんだってこと。
Re:組織の問題では? (スコア:1)
>ふつうの設計者が品質保証なんてわかってるわけないんだから
なわけあるか。設計者はどういう意図で設計基準が決められ品質が保証できるか理解している。
だからこそちゃんと設計基準を守って設計する。設計基準を守れば品質保証できなければならない。
設計基準を守ったのに品質保証されなければ、そりゃあ設計部門の技術者は怒るしごねる。
品証部門がまともな設計基準を作れないってことだから、そんな品証部門は駄目だろう、って話。
Re: (スコア:0)
組織の問題だが、飛行機作りはリーダの能力が大事で、それなのに組織の三菱で対処しようとしたのが間違い。
ホントなのかな...? (スコア:0)
ITもそうだけど航空宇宙分野もアメリカさんのほうが技術・経験・実績すべてにおいて桁違いに上なのは明らかなわけで。
ましてやアメリカでの型式証明だし。
それなのに過度の自信があってアメリカさんのいうこと聞かないなんて滑稽な人材いるかな?
Re: (スコア:0)
大した文量が無いのでわからないことばかりですが、リンク先読む限りでも実際に述べている対立は「社長の言うことを技術者が聞かなかった」みたいな話だけなんですよね。
アメリカの技術者と日本の技術者の間には「溝のようなものを感じた」とものすごくぼんやりしたことしか言っていない。
なので実情は経営も含めてもっと複雑な対立があったんじゃないかなぁ。
仮に「過度の自信でアメリカの技術者の指示に従わない」場面があったとしても、問題のごく一部に過ぎなかったように思えます。
Re: (スコア:0)
この人途中参画なんでしょ。
それでアメリカから人つれてきて、言うこと聞けやってやらかして社内で対立作った話じゃないの、これ。
足元で何が行われていたか全無視で米国人ありがたがるだけで、日本の技術者を媚び諂いが出来ない連中と蔑んでたからああなったんじゃ。
「あいつのせいで」はまだ聞く耳もってもいいだろうけど、「だから僕は悪くない」だから話にならんよ、こいつ。
Re:ホントなのかな...? (スコア:1)
> 「FAAからは組織論や働き方についてまで文句を言われた」みたいな愚痴がインタビューで漏れてたし。
アポロ宇宙船を飛ばすような意味でのシステムエンジニアリングって実際そういうものだよね。
真摯に受け止めたんじゃなくて愚痴の対象にしてたってことは、技術者といっても
飛行機生産システム全体のエンジニアリングの必要性は理解できてなかったことなんでしょうか。
そのインタビューを読んでみたいですが、どうすれば読めるんでしょう。
経営力不足 (スコア:0)
「飛行機を作るのは簡単です」とまで言ってこのざまじゃ
明らかに足りないのは経営力、政治力、調整力、統括力だな
Re: (スコア:0)
まあそうですね
同時に技術者の能力の問題に焦点を当てない理由も無いですが
Re: (スコア:0)
技術者の素直に言うことを聞く能力不足だな。
技術者といっても何も作れない技術者だけど。
負債は作れるか。