英航空管制システムの障害で多数の欠航が発生 3
バグなのかサイバー攻撃なのか分からない事例が増えた 部門より
英国の航空管制システムで 8 月 28 日朝から技術的な問題でトラフィックの制限が必要となり、数多くの欠航が発生したそうだ (NATS の更新情報、 The Guardian の記事、 The Register の記事、 The Verge の記事)。
具体的には航空機の飛行計画を自動処理して飛行経路などの情報を管制官に伝えるシステムが動作しなくなり、手作業による処理が必要になったという。英航空管制サービス NATS では英国時間 28 日 12 時 10 分に問題発生を明らかにし、15 時 15 分までに問題を特定して修正を適用したと発表している。航空分析企業 Circum のデータによれば、14 時 30 分までに全体の 1 割程度にあたる 232 の出発便と 271 の到着便が欠航になったそうだ。
初期の調査結果では、受け取った一部のフライトデータに関連して問題が発生したとみられるが、現時点でサイバー攻撃を示す要素はないとのことだ。