コマツがホンダと共同開発した電動マイクロショベル「PC05E-1」 41
電化 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Cloudflare による保護のメカニズムを Cloudflare を用いてバイパスする手法について、発見した Certitude が解説している (Certitude Blog の記事、 Bleeping Computer の記事)。
Cloudflare を利用して Cloudflare のバイパスが可能になる原因は、すべてのテナントが利用可能な共有インフラストラクチャーにある。攻撃が成立するにはターゲットが特定の保護の仕組みを使用していることに加え、攻撃者がターゲットの IP アドレスを知っている必要はあるものの、攻撃者は Cloudflare でカスタムドメインを作成して DNS A レコードでターゲットの IP アドレスを指定するだけでいい。あとはすべての保護を無効化したカスタムドメインを通じて攻撃を実行すれば、ターゲットのオリジンサーバーを攻撃できる。
攻撃が可能になる問題を含む保護機能としては、トランスポート層の「Authenticated Origin Pulls」とネットワーク層の「Allowlist Cloudflare IP addresses」が挙げられている。前者は「非常にセキュア」と区分されているが、証明書のオプションで Cloudflare の証明書を選択すると攻撃が可能になる。顧客が自前で用意したカスタム証明書を使用することで攻撃は回避できるが、使用は API で設定する必要があり、多くの顧客が Cloudflare の証明書を選択していると考えられるとのこと。
「中程度にセキュア」と区分される後者の場合、Cloudflare の IP アドレス範囲からの接続のみをオリジンサーバーが許可することによる保護機能だ。そのため、Cloudflare を利用した接続はすべて許可されてしまう。攻撃は Cloudflare Aegis を使用すれば回避できるが、すべての顧客が利用できるわけではない。
Certitude は HackerOne 報奨金プログラムを通じて報告したが、Cloudflare が報告を緊急の対応を必要としない「参考になる (Informative)」と区分してバグをクローズしたため、一般公開することにしたという。Cloudflare に対しては、これらの攻撃から保護する仕組みの導入を推奨している。
2023 年ノーベル生理学・医学賞はハンガリーのカタリン・カリコ氏と米国のドリュー・ワイズマン氏が共同受賞した。授賞理由は COVID-19 に効果を示す mRNA ワクチン開発を可能にしたヌクレオシド塩基の改変に関する発見 (プレスリリース)。
1980 年代には細胞を培養することなく効率的に mRNA を作り出す in vitro 転写と呼ばれる手法が導入され、mRNA をワクチンや治療目的で使用する研究も進められた。しかし、in vitro 転写による mRNA は不安定であることなどに加え、炎症反応を引き起こす問題があったため、医療目的での開発は限定的だった。
1990 年代初め、ペンシルベニア大学の助教だった生化学者のカリコ氏は研究資金提供者に医療目的での mRNA 技術開発の重要性を納得させるのに苦心していたが、樹状細胞に興味を持っていた免疫学者のワイズマン氏が同僚となって研究は新たな展開を迎えた。
カリコ氏とワイズマン氏は in vitro 転写による mRNA を樹状細胞が異物と認識することに気付く。哺乳類の細胞内で RNA の 4 つの塩基は繰り返し化学的に改変されるが、in vitro 転写による mRNA では改変されないことに注目した 2 氏は塩基を改変した mRNA を作成。これを樹状細胞に導入したところ、炎症反応がほぼ起こらなくなることが判明した。2 氏は後に塩基を改変した mRNA では未改変の mRNA と比べてタンパク質の生成量が大幅に増加することも確認している。
2 氏の研究成果は前例のない速度でのワクチン開発を可能にし、COVID-19 パンデミック中に効果的な mRNA ワクチン開発に重要な役割を果たした。ノーベル会議事務局長のトーマス・パールマン氏は個人的にカリコ氏を知っており、研究者として認められずに苦労する様子や、2013 年にバイオンテックの(シニア)バイスプレジデントに就任した時のエピソードも語っている(動画)。
ステマになるかどうかの判断がはっきりしてないけど大丈夫か?
フランス周波数局 (ANFR) は 9 月 29 日、Apple が用意したソフトウェアアップデートにより iPhone 12 の比吸収率 (SAR) が基準値に収まることを確認できたと発表した (プレスリリース、 Neowin の記事)。
ANFR は最近実施した検査で iPhone 12 の四肢 SAR が基準値 (4W/kg) を上回る 5.74W/kg だったと発表。フランスでの販売禁止と販売済み端末への是正措置を命じた。ただし、ジャン-ノエル・バロー仏デジタル担当大臣は簡単なソフトウェアアップデートで基準値に収めることが可能だと示唆しており、Apple もアップデートで対応する計画を示していた。 ANFR が新たに実施したテストでは、アップデートの適用で iPhone 12 (A2403) の四肢 SAR は 3.94W/kg まで低下したという。あとは Apple がフランスの iPhone 12 ユーザーすべてにアップデートを提供すればよく、ANFR はフランスでの販売禁止を解除できるとのこと。ただし、Apple は iPhone 15 発表に合わせ、フランスを含むオンラインストアでの iPhone 12 販売を終了している。
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代名詞や助詞を省略すると誤解の元になりやすい
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