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2023年11月4日の記事一覧(全5件)
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医療

ゼロCOVID政策緩和後の中国、胎児内臓逆位の症例が急増したとの報告書 39

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反転 部門より
中国でゼロ COVID 政策緩和ののち、数か月の間に胎児内臓逆位の症例が大幅に増加したそうだ (報告書Ars Technica の記事)。

内臓逆位は内臓の配置が左右反転するという非常に稀な症状だ。報告書では上海市の国際和平婦幼保健院と長沙市の湖南省婦幼保健院の産科センターで妊娠 20 週 ~ 24 週に行われる超音波診断のデータ 2014 年 1 月 ~ 2023 年 7 月分を調査している。その結果、胎児内臓逆位の症例数は 2023 年の最初の 7 か月で 2014 年 ~ 2022 年の年間症例数中央値の 4 倍を超えていたという。症例数は 2023 年 4 月にピークとなり、通常より多い状態が 6 月まで続いた。具体的には 2023 年 1 月 ~ 7 月で 56 件の胎児内臓逆位の症例があり、うち 52 件は完全内臓逆位、4 件は部分内臓逆位だったとのこと。

中国ではゼロ COVID 政策が緩和された 2022 年 12 月初めから 2023 年 2 月初めにかけて SARS-CoV-2 感染数が急増し、人口の 82% が感染したという。先天性内臓逆位は異常な形態発生の分布や内臓の側性化にかかわる繊毛の機能不全と結び付けられている。SARS-CoV-2 が垂直感染するかどうかについては結論が出ていないが、妊娠初期の胎児の感染や SARS-CoV-2 による母体の炎症反応が影響している可能性もある。ただし、胎児内臓逆位の症例増加と SARS-CoV-2 感染増加の因果関係を示す証拠はなく、さらなる分析が必要とのこと。

なお、症例が増加したといっても内臓逆位の症例は依然として非常に稀とのことだ。
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Firefox

Mozilla CEO曰く、Firefoxユーザーが求める検索エンジンはGoogle 97

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既定 部門より
Firefox は 2014 年から 2017 年まで既定の検索エンジンをそれまでの Google から Yahoo に変更しているが、Mozilla CEO のミッチェル・ベイカー氏によるとこの「失敗」により Firefox ユーザーが望む検索エンジンは Google であることが判明したという (Ars Technica の記事)。

この発言は米政府と各州が Google を訴えたアンチトラスト訴訟で、証人として出廷したベイカー氏が述べたもの。Google は同社の検索エンジンが他社よりも優れているため大きなシェアを獲得したと主張して、Firefoxの検索エンジン変更を例に挙げており (PDF)、ベイカー氏の証言はこれを裏付けるものだ。

2017 年の ComputerWorld 記事によれば、Yahoo は Googleよりも 1 億ドル多い年 3 億 7,500 万ドルを収益分配する条件で Firefox で既定の検索エンジンとなる 5 年間の契約を 2014 年に結んだのだという。この契約では、Firefox ユーザーにも少ない広告や少ないデータ追跡といったメリットが提供された。

しかし、Yahoo は徐々に約束を反故にし、検索エクスペリエンスも劣化していったという。ベイカー氏自身も Yahoo で検索することにうんざりして Google に設定変更したそうだ。契約は 5 年間だったが、他社が Yahoo を買収する際には有利な条件での契約解除が可能であり、2017 年に Verizon が Yahoo を買収したのを契機に契約を解除して Google と再び契約したとのこと。

ベイカー氏によれば、Yahoo がデフォルトだった 2014 年 ~ 2017 年には Firefox を使い続けるユーザーが目に見えて減少したという。この減少は Yahoo との契約だけではないが Firefox ユーザーが期待する検索エンジンが Google であることを明確に示したものであるとのことだ。
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インターネット

BraveブラウザーのAIアシスタントLeo、一般提供開始 8

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提供 部門より
Brave は 2 日、Brave ブラウザーの AI アシスタント Brave Leo をすべてのデスクトップ版ユーザーに提供開始すると発表した (Brave のブログ記事Neowin の記事The Verge の記事)。

Leo は Meta の Llama 2 を用いる AI アシスタントで、質問に答えるほか、ウェブページや動画の内容の要約などができるという。新たに月 15 ドルのプレミアム版が追加され、サブスクライバーは Anthropic の Claude Instant が利用可能だ。ユーザーの質問はリバースプロキシを通じて匿名で送信され、Leo の応答はすぐに破棄されるなどプライバシーに配慮した作りになっている。Leo の使用にアカウントは必要なく、プレミアム版はリンク不可能なトークンを用いて認証するため、利用状況とユーザーが結び付けられることもない。

Leo はバージョン 1.60 以降のデスクトップ版 Brave でサイドバーから呼び出し可能だ。ただし、段階的なロールアウトを行っているところなのですぐに利用できるとは限らないようだ。手元の環境ではまだ利用可能になっていないため、安定版での動作は確認できないが、Brave Nightly の Leo は日本語で会話できる。一方、Brave Beta の Leo は日本語ができないと主張している。いずれも Llama 2 13B ベースとなっていた。安定版の Leo はどうだろうか。

なお、Brave では Windows 版のユーザー環境に無断でインストールした VPN のシステムサービスを今後のアップデートで削除すると約束していたが、まだバージョン 1.60 では削除されないようだ。
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バグ

トヨタ、交換用バッテリーにショートの危険があるとしてRAV4およそ185万台を米国でリコール 24

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寸法 部門より
トヨタは 1 日、2013 年式 ~ 2018 年式 RAV4 の一部について米国でのリコールを発表した (リコール情報Ars Technica の記事)。

リコールの原因は交換用 12V バッテリーの一部に上部の寸法が他よりも小さいものがあることだという。これを交換用に使用し、留め具の締め付けが不十分な場合、走行時にバッテリーが動いてしまう可能性がある。バッテリーが動くとバッテリーのプラス側端子が留め具に接触してショートする可能性があり、火災の危険が増すとのこと。

トヨタでは現在対策の準備を進めており、準備ができたらディーラーでバッテリーの留め具とトレイ、プラス端子のカバーを改良版に無償で交換する。対象はおよそ 1,854,000 台。影響を受ける顧客には 12 月下旬までに通知するとのことだ。
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Windows

Windows 11のメディア作成ツール、使ってる? 52

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メディア作成、してる? 部門より
Microsoft は Windows 11 2023 Update (バージョン 23H2) を 10 月 31 日から提供開始したが、ダウンロードページから入手可能なメディア作成ツールを使用して作成したインストールメディアはバージョン 22H2 のままになっている (Neowin の記事 [1][2])。

Microsoft によれば、現在パッケージサイズの最適化を行っており、11 月 15 日のリリースを計画しているという。ただし、Windows 11 は Windows 10 とは異なり、特に面倒な操作をしなくてもダウンロードページでインストールメディアの ISO イメージがダウンロードできる。個人的にはこの現象を確かめるためメディア作成ツールを久しぶりに使用したのだが、スラドの皆さんは Windows 11 のメディア作成ツールを使用しているだろうか。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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