HP CEO 曰く、プリンターの販売はHPのサプライを使わせるための投資である 47
断言 部門より
CNBC のテレビ番組に出演した HP CEO のエンリケ・ロレス氏がプリンターの販売について、HP 製サプライを使わせるための投資であるとの考えを示している (動画、 The Register の記事)。
HP はプリンターのファームウェアアップデートでたびたびサードパーティ製互換カートリッジをブロックしており、昨年発覚した動的セキュリティ対応プリンターのファームウェアアップデートによる互換カートリッジブロックに関しては今年に入って米国でクラスアクション訴訟が提起されている。
ロレス氏によれば、HPのプリンターとカートリッジには多数の知的財産が含まれており、これらを侵害する互換カートリッジではプリンターを使用できないようにする必要があるという。これは長年にわたって作り上げられたビジネスモデルの一環であり、HP のプリンターは HP のサプライを使用するためのものだと初めから明確にしているとのこと。
このビジネスモデルは損失を出してでもプリンター本体を販売し、プリンターサプライで収入を得るというものだ。HP ではプリンターの販売を投資と考えているが、顧客が HP のサプライを使用しなければ悪い投資になってしまうとのことだ。