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2003年8月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2003年8月22日のタレコミ一覧(全15件)
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宇宙

Mars Global Surveyorによる火星表面撮影への提言を募集

タレコミ by yosuke
yosuke 曰く、
NASAはNASA Seeks Public Suggestions For Mars Photosと題するプレス・リリースを発表し、Mars Global Surveyorでの火星表面撮影に対する提言の募集を開始しました。
Mars Global Surveyorは搭載しているMars Orbiter Cameraによって、1997年から火星軌道上で120,000枚を超える写真を撮影してきました。しかし、高解像度の写真はまだ火星表面全体の3%しかカバーしきれていません。MGSチームは今回の募集によって、多くの目を使うことで興味深い地形を見逃すことを防ぎたい考えのようです。
登録は、Malin Space Science SystemsにあるMars Orbiter Camera Target Request Siteの下方にあるリンク先から。リクエストの作成は、マップをGlobal->Regional->Localとクリックしていき、最後に理由を書き込むことで行います。Localのマップでは、高解像度写真の撮影範囲がどれほど狭いかがよくわかります。なお、対応ブラウザはIEのみで要Javascript。
769890 submission
セキュリティ

IEに「緊急」の脆弱性、任意のコードが実行される恐れ

タレコミ by 78K
78K 曰く、
ZDNetの記事によると 20日、Internet Explorerにおいて2 つの脆弱性が発見された模様。
1つはWebサーバから返されるオブジェクトの種類を適切に確認せず、攻撃者のサイトを訪問すると任意のコードが実行される可能性がある、というもの。
もう1つはクロスドメインセキュリティモデルに関連した脆弱性で、ブラウザのキャッシュからファイルを取得する際に異なるドメインの情報にアクセスし、最悪の場合 My Computer 領域で悪意のあるコードを実行される可能性がある、というもの。
この2つの脆弱性については 既に累積パッチ(822925) (MS03-032)が出ている。
また Microsoft は同日、 Microsoft Data Access Component(MDAC) に含まれるバッファオーバーラン脆弱性についても「重要」の警告を発している。これも既にパッチ (823718) (MS03-033)がリリース済みである。

つい先日 MSBlast の一件があっただけに、また近いうちに Windows Update してまわる日がやってくるのではないかと気の小さい私は心配してしまいます。今よりもっと広く一般の人がセキュリティというものについて深く関心を持って頂ければ幸せになれるかと。
769889 submission
ニュース

国民投票(ぜひ住むとしたら?)

タレコミ by dama4slash
dama4slash 曰く、
ぜひ住むとしたら?
・NTT収容局1km以内
・ヨドバシ/さくらや2km以内
・郵政公社の集配局3km以内
・メーカーサポート拠点4km以内
・秋葉原まで256歩
・コンビニまで64歩
・xxxの部屋まで8歩
かぶっていたら済みません。選択肢はアレンジも。
769888 submission
モバイル

国民投票「寝付けない夜は・・・。」

タレコミ by snowy
snowy 曰く、
国民投票「寝付けない夜は・・・。」 1、読書 2、ラジオorテレビ 3、夜食 4、ハック(そのまま徹夜) 5、思い切って散歩orドライブ 6、ひたすら空想に耽る 7、snowyに添い寝
769887 submission
変なモノ

新宿アルタにモナーが登場

タレコミ by heath_yam
heath_yam 曰く、
今日から3日間、モナーが新宿駅東口の新宿アルタビジョンに登場する。放送時間は10:18、11:18、12:18、13:18、14:18、15:18、16:18、17:18、20:18、21:18。1回の放送は60秒の予定だ。
公式サイト
769886 submission
BSD

FreeBSD へのアクセス制御リストの導入

タレコミ by BSD
BSD 曰く、
FreeBSD -CURRENT には アクセス制御リスト機能が組み込まれている。 4-STABLE では実験的に一部の機能が組み込まれただけであったが、5-CURRENT では 実用に耐えるものになっている。 この機能に関する Daniel Harrisによる 短い説明文書を紹介したい。

まず、FreeBSD においてこの機能を使うには、 ファイルシステムとして UFS2 を選択する ことで簡単に設定できる。マウントされていない状態の UFS2 に対して、 "tunefs -a enable /TARGET-FS" とコマンド入力することで可能になる。 UFS1 でも設定できるが、こまごました準備作業が必要である。

さて、既にアクセス制御リストが設定されているファイルを見てみよう。 getfacl(1) を使えばよい。例えばこんなふうになる。

$ getfacl acl-test
#file:acl-test
#owner:1000
#group:1000
user::rw-
user:nobody:rw-
group::r--
group:wheel:rw-
mask::rw-
other::r--
従来のパーミッション設定以外に、ユーザnobody に読み書きを許可し、グループwheel にも 読み書きを許可していることが分かる。
では、どうやってその設定が行われたか考えてみよう。 setfacl(1) を使って、以下のように設定したのであろう。
$ setfacl -b acl-test
$ setfacl -m user:nobody:rw-,group:wheel:rw- acl-test
最初のコマンドでアクセス制御リストをリセットし、 次のコマンドで nobody と wheel に読み書きの許可を 与えたわけである。

このように便利なアクセス制御リスト機能であるが、dump、restore、tar等のツールや NFS によるアクセスではサポートされていないので注意が必要である。 samba ではコンパイル時にオプション指定すればアクセス制御リストがサポートされ、 ウィンドウズPCの持つアクセス制御リスト機能と違和感なく結合して使用することが できる。
伝統的な UNIX のパーミッションビットによるアクセス制御は単純でありながら柔軟で、 工夫次第でほとんどの場合に対応が出来ていた。しかし、複雑な設定ができるアクセス制御リスト 機能があれば、よりセキュアな設定が出来るため、今後ますます深刻になるデータの管理や システムの安全性確保の面では役立つことと思う。

769885 submission
ニュース

もしやそれは電磁波過敏症?

タレコミ by mpls
mpls 曰く、
asahi.com の記事によると、家電製品や携帯電話などから出る電磁波に 反応し
体調が悪くなる、 「電磁波過敏症」というものがあるそうだ。
コの業界では、「電磁波浴びてるから女の子が生まれる確率が高い。」といったような話が
ありますが、実際に電磁波が体調に影響してしまうことがあるんですね。
そういえば、携帯で30分ほど話したら、たまに頭が痛くなるんだよなぁ。
769884 submission
アメリカ合衆国

停電で腐ったNYの食材

タレコミ by brake-handle
brake-handle 曰く、

日経およびYahoo!経由の共同通信記事によると、先のアメリカ・カナダ大停電により食材が腐ったとして、ニューヨークのレストラン35店が電力会社コンエディソンおよびファーストエナジーに対して損害賠償を求める訴えを起こした。各レストランの損害額は6千-5万米ドルと見られている。

レストラン側は、電力会社の過失および適切な電力供給サービスを怠ったことが損害の原因としている。これに対し、コンエディソンは停電は自社の責任ではないとし、争う構え。しかし、共同通信の記事によると、ファーストエナジーは停電の直前に自社管内での異常発生を他の電力会社に全く伝えていなかったそうだ。ミシガン州の電力会社インターナショナル・トランスミッションは、ファーストエナジーから異常の報告があれば大停電が防げていたかも知れないと述べている。

769883 submission
インターネット

ウィルス告知サービスのありかた

タレコミ by
あるAnonymous Coward 曰く、
先日ほど、以下のようなメールが届きました。
あなたが送信したメールにウィルスチェックプログラムが以下の
ウィルスを検知しました。

発信元 (From) : (内緒)
送信先 (To) : (自粛)
ウィルス名 : WORM_SOBIG.F
ファイル名 : thank_you.pif 中ににウィルスが検知されました
検知年月日 : **/**/**** **:**:**
処理 : deleted

なお処理が「reject」の場合、メール本文が受信者に届いておりません。
また「delete」の場合、添付ファイルが削除されて送信されています。
ファイルの添付をやめるか、ウイルスに感染していないファイルを添付
して再度送信してください。
また、受信者にも以下のようなメールが届くようです。
あなた宛のメールにウィルスチェックプログラムが以下のウィルスを
検知しました。

発信元 (From) : (内緒)
送信先 (To) : (自粛)
ウィルス名 : WORM_SOBIG.F
ファイル名 : thank_you.pif 中にウィルスが検知されました
検知年月日 : **/**/**** **:**:**
処理 : deleted

なお、ウィルスは基本的に自動削除されますが、駆除できない場合は
添付ファイルが削除されます。その際には、送信者に再度発信を依頼
するようお願い致します。
御存知の人もいるでしょうが、SOBIGはヘッダのFromを偽装しますので、
書いてあるアドレスは無関係です。(偶然一致することもあるが)
事情を知っているのであれば気にせず放置することもできましょうが、
知らない者が文面だけ見ると名誉毀損行為にもなり得るかと。
そのうちトラブルが起きそうな悪寒。
769882 submission
お金

国民年金、保険料払いたいと思います?

タレコミ by brake-handle
brake-handle 曰く、

老後や不慮のケガ、事故による障害を保証してくれる国民年金日本に在住している20歳以上60歳未満の人は全て加入することになっている。特に、厚生年金や共済に加入せず、扶養もされていない人(第1号被保険者)は自分で保険金を納めなければならない。しかし、周知の通り未納者が増加し、2000-2001年度の2年間(国民年金の保険料を納付できる期間)では1兆9千億円の未納金が生じている。未納率にすると37.2%。

未納金の増加や基金運用の失敗にともない、財務省2004年年金改革にて厚生年金も含めた全ての年金支給開始年齢を平成25年度に67歳へ引き上げる方針になった(厚生労働省の発表従来は65歳)。また、国民年金未納者に対する個人生命保険の控除除外や、保険料の税金化を求める動きもある。

しかし、未納者が全くもって保険は要らないと決めつけているのではない模様。先の控除除外の記事の末尾にあるが、国民保険の未納者のうち52.7%は生命保険、11%は個人年金に加入しているそうだ。これらの人達は、国民年金よりも民間の保険の方が魅力的であると考えているのであろう。実際、基金の運用実態や計画の不透明さ、運用の硬直化が国民年金への信用を落していることが経団連の意見書「公的年金制度改革に関する基本的な考え方」で指摘されている。また、個人的な心配ながら、物価の下落につけこみ、国民年金の給付において公的年金の物価スライドが運用失敗などの隠れみのに使われてしまうのではないかという恐れもある。

果たして、「義務である」という理由は国民年金の保険料を支払うに足りるのだろうか。それとも民間の保険、さらには自己責任の方が安心できるのだろうか。

769881 submission
Windows

Windowsの自動アップデートをデフォルトに

タレコミ by brake-handle
brake-handle 曰く、

CNET Japanの記事によると、MicrosoftはWindowsのアップデートをデフォルトで自動化することを検討している模様。MSBlasterの流行により、パッチが出ていてもそれを適用していないユーザがあまりに多いことを受けての動き。

自動アップデートはWindows XPリリースの際にも検討されていた。しかし、Microsoftが自分のPCを知らぬうちにいじるのではないかという懸念が払拭できず、結局XPではオプションとして提供されるに留まった。また、自動アップデートが勝手に起動できるような穴があったり、パッチを盲目的に信用できないミッションクリティカルなシステムが相手では、自動アップデートは却って厄介なものになるかも知れない。

アップデートを自動化するなら、再起動せずにパッチを当てる方法を考えてもらわないといけませんなぁ。

769880 submission
プライバシ

RIAAの召喚状申請に立ち向かう個人

タレコミ by brake-handle
brake-handle 曰く、

CNET Japanの記事によると、カリフォルニアの匿名女性が、RIAAが申請している個人情報開示を求めた召喚状はプライバシーの侵害であり、違憲であるとして異議を申し立てた。

召喚状の申請はDMCAに基づくもの。DMCAでは、著作権侵害の調査を目的として、判事の許可なしに資料を召喚することを認めている。これに対し、匿名の女性は、召喚状に基づく個人情報の提出に当たり、異議を申し立てる法的機会があるとして今回の行動に出た。

ISPもこの法的機会の存在は理解しているようで、VerizonAOLなどは会員の意志に基づき召喚状に対して異議申し立てができるとしている。しかし、RIAAはあくまでDMCAを優先させたいのか、召喚状から期日を削ったり、ISP会員が情報公開の手続きに関与すべきではないなどとしている。

769879 submission
ニュース

子供の見ているサイトをこっそり監視するソフト

タレコミ by Futaro
Futaro 曰く、
ホットワイアード日本語版 この記事 によりますと、 米国アクションテックテクノロジー社 は、子供が見ているWebサイトを横から盗み見られるソフトウエア Kid Defender を発売した、とのことです。このソフトを、子供の使うPCと親の使うPCの両方にインストールしておけば、隣の部屋からも職場からも、子供の見ているWebをしっかり監視できる、とのことです。

誰ですか?彼女の部屋に行ったときに、このソフト持って行こう、なんて考えている人は?後で痛い目を見ますよお。とか、いろいろ使えそうですね。どなたか面白い使い方を教えていただければありがたいのですが。
769878 submission
ニュース

ATM(現金自動預払機)のインフラにもフレッツ

タレコミ by kamuy
kamuy 曰く、
日経コミュニケーション on the Web から。島根銀行は保有している店舗外ATM27カ所について、通信インフラを「フレッツ・ISDN」で構成し直しているとのこと。最近は色々と収益性向上についてのプレッシャーのかかっている金融業界ですが、そろそろ本気で考えはじめたということでしょうか。セキュリティ的には問題ないとのことですので今後は他行にも広がるかも知れません。
ところで、私のような素人の目からすれば、金融系のインフラというのは当然のように専用線で構築されるべし、みたいな感じがあるのですが、最近はそうでもなくなってきたということでしょうか? それとも、以前から結構ある?
769877 submission
Linux

和訳: SCO の「証拠」に対する Bruce Perens 氏の反論

タレコミ by edmeister
edmeister 曰く、

本家でもとりあげられていますが、 一昨日も話題になった SCO が権利侵害 あると主張しているコードに対する Bruce Perens 氏の詳細な分析が 発表されました。

この文書の翻訳をしてみましたので、公開します。 Perens 氏がこの文書で論じているのは 1) 開示されたコードはもともと SCO のものではない、もしくは、2) すでに SCO がオープンソースで開示したものだったこと、 さらに 3) SCO がコードの所有権を主張する法的根拠は合理的ではない、という三つの点です。 法律用語など、解釈が難しいところは原文も残してありますので、この訴訟の是非を考える材料にしてみてください。

SCO のラスベガスでのスライドショーに対する分析

Linus Torvalds とオープンソースコミュニティーのみんなの助力の元に、
Bruce Perens, Perens LLC 記す

あなたはこの資料を再発行してもよろしい。あなたはここから引用しても、体裁を編集しても、あなたのプレゼンテーションに沿うように翻訳してもよろしい。 あなたは私の意見を故意に曲解する方向にこの資料を編集してはならない。

8月 18日にラスベガスで行われた SCO によるプレゼンテーションは、Linux 開発者による侵害を主張していた。 Microsoft PowerPoint フォーマットによるプレゼンテーションは ここ (GZIP 圧縮)か, ここ (非圧縮)か, または (Adobe Acrobat の) PDF フォーマットで ここにある。, またブラウザから見れるように変換されたものは ここにある。 私のかわいそうな貧弱な DSL 接続をこの重荷から開放してくれた WebFarmHosting.com と vanGennip.nl に感謝する。

SCO はこのプレゼンテーションを IDG News Service の Bob McMillan に秘密保持契約なしに提供した。 Bob はそれについて私にコメントを求めた。彼の記事は ここにある。

私はまず SCO が「コピーされた」としているソフトウェアから分析を始めよう。 SCO はこの中で「コピーされた」としているコードの最も良い例を発表していると考えていいだろう。 しかし私は見せられた二つの例のうち、片方はまったく SCO の所有物でないこと、もう片方は合法なライセンスの元に Linux で使用されていることを簡単に調べることができた。 もしこれが SCO の見せられる最善の例だというなら、彼らは敗訴するだろう。

スライド 15 は Unix System V から Linux へと "Obfuscated Copying" [隠蔽工作をしつつコピー] している実例だとしている。 SCO はさらにコードの詳細を隠蔽すべくこのスライドのフォントをギリシャ文字にしているが、それはすぐに解除できた。 SCO の連中がフォントの変換などすぐにできることを知らないらしいのは愉快だ。 彼らが私のコンピュータのセキュリティー担当でなくてほっとする。

このスライドで示されているコードは Berkeley Packet Filter (バークレーパケットフィルター)と呼ばれ、よく BPF と略される インターネットファイヤーウォールを実装している。 SCO は BPF を所有していない。それはローレンス バークレー研究所でアメリカ政府の援助の元に開発されたもので、 もともとはスタンフォードとカーネギーメロン大学で開発された「enet」と呼ばれるもっと古いバージョンから派生したものだ。 BPF が初めて搭載されたのはカリフォルニア大学バークレー校で開発された 4.3 BSD システムだ。 SCO は後にこのソフトウェアを Unix System V にコピーしたのである。

この BPF ソースコードは研究所のウェブサイトの ここでみることができる。 そのデザインについての論文は 1993 に出版されていて、ここでみることができる。

BPF は BSD ライセンスに属している。そのライセンスによって、SCO は Unix System V に対して 1996 年にコードを合法的にコピーすることができた わけだが、SCO 自身はコードを所有しているわけではない以上、彼らは他人がそれを利用するのを妨げるいかなる権利ももっていない。

というわけで、この件については SCO の「パターン解析」チームは Linux と SCO における BPF の実装が似ていることは正しく推論できた。 しかし私は BPF の由来について数分の google.com でのウェブ検索で明確にすることができた。 どうしてこの「パターン解析」チームがおなじことをできないのだろう?彼らが単に確かめようとしなかったというのは信じがたいことだ。 System V に BPF ソースコードをコピーする際に SCO が研究所への帰属を示す文面を削っていることも大いにあり得る。 そうでなければ[パターン解析]チームがすぐに気付いたはずだからである。

Linux 上の BPF はもともとの BPF コードの obfuscation (隠蔽工作)をしたものではない。 これは Linux 開発者の一人 Jay Schulist の手によるクリーンルームな再実装で、研究所のドキュメンテーションを注意深く追ってはいるが、 もともとのソースコードとは何も共有していない。 スライド 15 に示されている System V と Linux の BPF はおなじ仮想マシンの命令セットを実装していて、それは インターネットのパケットをフィルター (許可、拒否、変更、転送) するものである。 そして VM のドキュメンテーションはフィールド名さえも明記している。だから Schulist の実装と研究所の実装は酷似しているのである。 Schulist が研究所のコードをそのまま使っていたとしても、それはそれで合法だったのだが、Linux で使われているバージョンは Linux 開発者独自 のものなのである。SCO が権利を主張できるような法的な状況は存在しない。

スライド 10 から 14 は Unix System V のメモリアローケーション関数と、Linux におけるよく対応する内容を示している。 この内容のいくつかは SCO の手によって故意にギリシャ文字を使って obfuscate (隠蔽工作)されているが、私はそれを 普通のフォントにもどした。

これらのスライドには、いくつかの C の文法上のエラーがあるのでコンパイルは成功しない。 よって Linux のどこにも対応すべきソースコードは存在しないのだが、彼らがどのコードのことを言いたがっているのか私たちには見当がついた。 それは AT&T が権利を有していて、Caldera、現在は自らを SCO と呼んでいる会社によって BSD ライセンスのもとにオープンソースで提供 されているものである。よって Linux 開発者はそのライセンスに基づいてコードを利用する合法な権利を有している。 SCO の著作権や企業秘密の侵害はここには存在しない。

今のところ我々がみつけたこのコードの最も古いバージョンは Donald Knuth によって 1968 年に出版された The Art of Computer Programming に記載されている。Knuth はきっと、さらに以前の研究論文に基づいてこれを書いたのだと思われる。 彼は C言語を使っていないので、細かい点で違いはあるものの、アルゴリズムは同じである。 スライドに見られる実装は 1973 年に AT&T の Dennis M. Ritchie か Ken Thompson によって書かれた。 もともと dmr/malloc.c と呼ばれていた 1973 年版の関数は このファイル で見ることができる。 このコードは Unix version 3 と呼ばれる、機械可読な Unix としては最も古いものに由来している。 そのシステムの完全なソースはネット上で ここで見ることができる。 2002 年に Caldera はこのコードを このライセンス の元にオープンソースとして 公開した。Caldera というのはもちろん、現在自分を SCO と呼んでいる会社だ。 このライセンスは問題となっているコードを、Linux 開発者が利用することをとても明解に許可している。 なぜ Caldera が公共に Unix ソースコードを公開したかについての歴史的な情報は ここにあり、きっと SCO の訴訟に関しても有益な情報を含んでいる と思われる。

1990年代初頭に、AT&T の Unix Systems 研究所 (USL) は、 BSD システムを販売している会社である BSDI とカリフォルニア大学を相手どり、 この問題のコードとその他カリフォルニア大学バークレー校の BSD システムに関連する訴訟を起こした。。 SCO の主張と AT&T の当時の主張はとても似ている。だが AT&T は敗訴した

AT&T は実際のところ訴訟の課程で問題のコードの著作権を失っていたことが判明した。というのも、それらのコードには正式な 著作権表示がなかったからである。現在はそれは問題にならない。というのも、著作権法の改正とともに、全ての著作にデフォルトで著作権が認められ るようになったからである。とはいえ、当時の裁判長の判決は:

よって、私は原告が [Unix バージョン] 32V の著作権を保護するに十分な類似性を示すことができなかったと判断する。 原告による著作権侵害の主張は、差止請求権の根拠にならない。

原文:
Consequently, I find that Plaintiff has failed to demonstrate a likelihood that it can successfully defend its copyright in [Unix version] 32V. Plaintiff's claims of copyright violations are not a basis for injunctive relief.

結果として、裁判長の判決と、ベルン条約に修正が加わって AT&T のコードも著作権を主張し得るものとなった 1996 年の間、 コードは十質的にパブリックドメインに入っていた。その期間中と、それ以前の Unix から派生したコードは合法ということになる。

さらに AT&T は大学から帰属の明記なしに多数のコードをコピーしていたことがわかり、よって AT&T は和解するという決断をした。 和解では、大学はいくつかのファイルに AT&T の著作権表示を加えることに合意し、システム全体は BSD ライセンスの下で提供が 続けられることになった。またAT&Tは大学側に法廷費用を支払うことに合意した。 訴訟に関するいくつかの詳細な点は ここ で見れる。

この訴訟の対象となった AT&T のコードは、SCO の現在のシステムにも存続している。 SCO の「パターン解析」チームはこのコードを発見し、Linux に存在するコードと似ているという正しい推論をした。 しかし彼らはそのコードがすでに他の人々にも合法的にコピーできるように公開されていたかどうかを確かめるという ステップを踏まなかったのである。

問題となっているコードは、最も最近の開発版の Linux カーネルからは技術的な理由ですでに除去されている。 それは別の関数と重複しており、そもそも採り入れるべきものではなかったからである。 そのコードは実際には販売されていない SGI のあるシステムと、もう一つは非常にまれなシステムのために利用されていたもので、 本流の Linux カーネルでは用いられていなかった。

スライド 20 で SCO は、IBM, SGI, そしてその他の Unix ライセンス取得者によって手を加えられた Linux コードの、 実質的に全てが彼らに属していると主張している。 こうした寄贈コードは 110万行を越えており、1549ファイルにわたっていて、Linux 2.2 から 2.4 までのリリースの間に新しく開発されたコードの 約 2/3 の量に該当すると主張している。 しかしどうして SCO が他社と他の個人の著作物であるこれら全てのコードを所有しているといえるのだろうか? スライド 6 に説明されている SCO の法的根拠としては、 これらすべての会社が開発した Unix ソースコードからの派生物は全て、 AT&T Unix ライセンスの元では AT&T に、さらに後には SCO に強制的に譲受されるというのである。 スライド 6 の鍵となる文はここである:

このような権利には、本ソフトウェアを改変したり、本ソフトウェアに基づいて派生物を作成することが含まれる。 ただし最終的な制作物が本条項に基づき元である本ソフトウェアの一部分として扱われることを条件とする

原文:
Such right to use includes the right to modify such SOFTWARE PRODUCT and to prepare derivative works based on such SOFTWARE PRODUCT, provided the resulting materials are treated hereunder as part of the original SOFTWARE PRODUCT.

SCO の理論によるならば、Unix ライセンス取得者の作ったコードが Unix に触れたとたん、それはとたんに SCO の所有物となり、元の著作者がそれを他の目的に使うことを拒むことができるということになる。

しかし SCO の法的根拠は成り立たない。 というのも彼らは、もしある著作物が SCO に著作権のあるコードを含んでいないのならそれは派生物とはいえないという事実を無視しているからである。 これは特にスライド 20 に明らかに示されている。 そこで SCO は JFS、つまり IBM のジャーナリングファイルシステムの所有権を主張している。 Linux で用いられている JFS のバージョンはもともと OS/2 オペレーティングシステム のために開発されたもので、後に Linux に移植されたものである。 それは System V の JFS の実装とはコードを共有してはいないのである。 SCO の主張は彼らが発表で触れている他の構成物でも同じように成り立たない。 例えば RCU、すなわち Read Copy Update という、マルチプロセッサシステムで互いのプロセッサが干渉しあわないようにするソフトウェアは Sequent という、後に IBM に買収されたされた会社によって開発された。 Sequent は RCU を Dynax という Unix から派生したオペレーティングシステムで開発した。 彼らは後に RCU を Dynux から取り除き、すなわち SCO の所有するいかなるコードからも分離して、Linux に搭載した。 同様に、SGI の XFS、eXtent FileSystem も IRIX という Unix から派生したオペレーティングシステムから分離されて Linux に加えられた。

SCO の主張は、著作権の存在するソフトウェアは決して分離させることのできるものではなく、 Unix ライセンス取得者の作ったコードが SCO Unix かもしくは Unix に少しでも関連したものに触れた時点から、 それは完全に SCO の所有物であり、コードの著作者も SCO の認可なしにはそれを他の用途に使ってはいけないということである。 SCO の主張は知的所有権に関するいかなる合理的な理解の範疇をも越えたものである。 法廷でこの主張が通ることは難しいだろう。

この文書に対する SCO の回答は、 「我々は Unix を所有しており、それがどんな形をかはわかっている。これは水かけ論だ。」 (原文: We own Unix and would know what it looks like, and It's his word against ours.) だった。 しかし私は皆さんに私の言葉に頼っていただこうとは思っていない。 私は証拠に対するリンクを皆さんに示した。 そのほとんどは、私の影響の及ばないウェブサイトから提供されている。 よく吟味して、あなた自身の結論を導いてほしい。

Bruce Perens

Links
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