MIYU 曰く、
カリフォルニアで行われている「Microprocessor Forum」で、
AMDのCTOであるフレッド・ウェバー氏が行った
「Towards Instruction Set Consolidation」(命令セットは1つにすべし)
という基調講演のレポートが
PCWatchに掲載されている。
概略は、x86
アーキテクチャが
「Windows OSとともにデスクトップPCなどで現在最も普及している命令セット」であり、
「今後はストレージやハンドヘルドといったデバイスにも進出していく予定」であり、
「将来はネットワークやユビキタスといった分野でも使用されるようになる可能性
がある」
ので、マイクロプロセッサのアーキテクチャをx86に統一し、
複数のアーキテクチャに対応したOSを作ったり、
アプリケーションを書いたり、バリデーションを行なったりというコストを
省き、業界に大きなメリットをもたらそう、
というもののようだ。
現在使われているPower、MIPS、ARMなどの他の命令セットのベンダーからは、
もちろん好意的な受け取り方をされてはいないが、
「ここ数年のマイクロプロセッサの進化は、
いずれもマイクロアーキテクチャの進化によりもたらされたものであり、
命令セットアーキテクチャの進化によるものではない」というウェバー氏の指摘は、当を得ているように思える。
だからといって一足飛びに、「どの命令セットを採用しても、プロセッサの製造コストやパフォーマンスに
与える影響はわずかでしかないのだから、
命令セットはx86に統一してしまおう。」ということになるのは、
個人的には(昔の開発現場でのトラウマもあって)躊躇してしまうのだけれど。
今実際にお仕事をなさっている方々は、この提案を
どんな風に受け取られるのだろうか。
記事中のアーキテクチャは「命令セットの仕様」の意味で使っています。