DNA半導体化のメカニズム発見
タレコミ by maia
maia 曰く、
独立行政法人 物質・材料研究機構のプレスリリース(8月13日)によれば、コンピュータ・シミュレーションによる研究で、DNAの電気抵抗を制御するメカニズムが見出された。
DNAは、実験によって10のマイナス4乗から10の6乗Ωcmという、10の10乗も異なる抵抗率を示す。今回の研究によって、生体内のDNAは絶縁体であるが、生体外の乾燥環境では、DNAと結合しているある種の金属イオン(マグネシウムや亜鉛)の存在によって、DNAの塩基に正孔(電子が抜けた状態)が導入され、半導体となる事が分かった。正孔の数は水が周囲にない金属イオンの数に一対一で対応しており、乾燥度による抵抗制御の可能性がある(→詳しいPDF文書)。いずれにせよ、実験による検証が期待されるが、バイオテクノロジーによるnmサイズのDNA微細回路の可能性が示された事は興味深い。