ブッシュ大統領が日本からのアクセスを遮断?
ネオテニーの(と言えばいいのか? :-) )伊藤穣一氏が自身の英文のblogで、アメリカのジョージ・ブッシュ大統領の公式サイトに日本からつながらないと書いている。実際、タレコみ人の方でも(午前1時30分の時点で)つながらないと確認している。anonymization.netを経由するととりあえずは見えるようだが(あたりまえか)、さて事実はどうなのだろうか?
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ネオテニーの(と言えばいいのか? :-) )伊藤穣一氏が自身の英文のblogで、アメリカのジョージ・ブッシュ大統領の公式サイトに日本からつながらないと書いている。実際、タレコみ人の方でも(午前1時30分の時点で)つながらないと確認している。anonymization.netを経由するととりあえずは見えるようだが(あたりまえか)、さて事実はどうなのだろうか?
世間では(◎_◎)を女の子の天敵ゴキブリて呼ぶんだね カキコがあってびっくりしちゃったしなるほどて感じだよ〜f^_^; PC http://tarupon.hp.infoseek.co.jp/ 携帯 http://tarupon.hp.infoseek.co.jp/i/
高度技術研究所JGSは、画像・音声などのデータを、関数・数式の和に近似する技術を開発したという事です。DCTなども似たようなものですが、任意の関数を組み合わせる……というのは、初めてじゃないでしょうか。 「音の波を周波数情報に変換せず、そのまま波の形状を安定化した上で音楽情報を圧縮する技術です。現在、WAVE形式の音データを200分の1〜1600分の1に圧縮することに成功しています。」 という事なので、これが本当なら圧縮技術の革命とも言える、画期的な研究でしょうが、以前あったZeoSyncのような匂いもします。 アルゴリズムや計算量は公開されていなく、サンプルのFlashに添付された音声比較のバイナリは一致するという事なので、信頼度は低いように思えます。特許検索も月曜日までメンテ中という事なので、技術的な詳細は後日明かされそうですね。
既に旧聞の方も大勢いらっしゃるかと思いますが、少なくとも去る7月の時点で、MicrosoftがC#の拡張新言語のプレビュー版を発表していた模様です。その名はCω(C omega)。
これで便利になるかデスマーチ腐海化が進むかは、わかりませんが。
さて、Java陣営はこの動きに対してどう出るのでしょうか。
本家でも紹介されていますがP2PのウェブキャッシュであるCoralがパブリックベータに入ったようです。 使い方は簡単で、ホスト名に.nyud.net:8090をつけるだけです。 例えば、slashdot.jp.nyud.net:8090とすると/.jpのメインページとなります。
海外ボツ!Newsのこの記事によれば、オーストラリア人の発明家が圧縮空気を使って動くエンジンの開発に成功し、これを小さな(もちろん人が乗る)バギーに載せ、実用化された、とのことです。
可動パーツが二つだけのロータリーエンジン様のもので、大きさはシチュー鍋ぐらい。重量13キロ、5L/V8エンジンと同じパワーが出るそうです。しかもコストは、通常のディーゼルエンジンの1/60。記事そのものが短いため、ここいらの記述は記事の内容そのまんまの引用ですが、お許しを。
これ、セグウェイとかに使うといいかも。内容も興味深いけれども、他にどんな用途がありますかね?
大手ベンダーのヒューレットパッカードがDebian GNU/Linux with HP Extensionsの24時間365日サポートサービスを提供するようです。恐らくDebian導入の一番の足枷となっていたサポートサービスに関する部分が改善された事は、大規模システム等への普及に向けて非常に大きな一歩となるでしょう。
Debianをベースにしたディストリビューションは増えていますが、それらが市場にどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目したい。
すでに前から周知の事実のように語られていたことではあるが、ITmediaの記事よると、ついにマイクロソフト自身がLonghornのリリース時期を2006年と発表した。 他にもasahi.comやMainichi MSNでも取り上げられている。本家でも話題になっているが、リリース時期よりも今回のニュースの中ではLonghornで実装予定だったファイルシステム:WinFSが落ちたことが大きい。先般RTM (Release to Manufacturing)したWindows XP SP2の開発の影響を受けて、スケジュールの大幅な遅れが心配されていたが、影響力が大きいクライアントOSのこと、さすがにリリース時期の優先を決断したと見られる。 デベロッパー向けにはあわせてWindows XPとWindows Server 2003でAvalon、Indigoの利用を可能にするWindows WinFX developer technologiesも発表された。/.諸兄はWindowsを商売道具にされている方も多いかと思うが、こちらの方に興味を持たれる方も多いかと思う。
さて、マイクロソフトはNEWS.comの記事中で"Don't call it "Shorthorn"などと言っているが、スケジュールに遅れが出ているのは否めないところだ。月並みで恐縮だが、/.諸兄は今回の発表を如何受け取られているだろうか?
ところで上記のMainichi MSNのニュースは、タレコミ人が見たときにはまだWinFSがウインSFになったまま。わざとか?
ちょっと訳あって消費者金融の個人情報の取り扱いを調べてみました。
質問)解約後の個人情報の扱いについて
1) 解約後も個人情報を保持する事について利用者に告知してますか?
2) 実際にどの個人情報を保持してますか?
3) 解約後の個人情報を保持する目的は?
4) 保持期間はどうなってますか?
5) 解約後の個人情報の削除を求められた時の対応は?結果は後述しますが、結構甘いな〜という感じ。 消費者金融に限らず、銀行、証券、カード会社等同じような個人情報を 扱う会社を利用してる(していた)人は頭に入れておくべきでしょう。 必要なら各業者に問い合わるといいかも。
さて回答結果。個々の業者を叩く気はないので名前は伏せます。 また4社に問い合わせましたが、うち1社については「支店に 問い合わせて下さい」という回答しかもらえなかったので無視。
>1) 解約後も個人情報を保持する事について利用者に告知してますか?
3社とも告知していないとの事。契約時の説明、解約時の説明等 一切ないようです。>2) 実際にどの個人情報を保持してますか?
3社とも申し込み時に記載する氏名、生年月日、住所、電話番号、 勤務先、年収、他社の借り入れ状況といった情報とそれに変更が あった場合はそれを解約時までアップデートしたもの。それから 実際の利用状況(いついくら借り入れ、いついくら返済等)。>3) 解約後の個人情報を保持する目的は?
A社:いままで当社を利用してきた事実なので保持。
B社:特に理由なし。
C社:法律で保管義務があるものについてその期間保持。また以前利用していた人は融資条件が変わるため必要。>4) 保持期間はどうなってますか?
「3〜5年」「最後の利用から最低10年」「削除しない」。> 5) 解約後の個人情報の削除を求められた時の対応は?
3社とも「特別な理由が無い限り削除には応じない」との事。ちなみに1社については最初「解約後は氏名と生年月日だけ保持」なんて 言っておきながら細かく聞いていくと「解約後何年間かは全ての情報を 保持」と言い換え、それでも話が矛盾してるので別の部署に確認した所 「ずっと全情報を保持してます」なんてあっさり認める始末。 予想通りプライバシーマークをつけてる会社なんてこんなものか(笑)
また1)や5)の質問に関連して「来年4月に施行の個人情報保護法では 保持してる個人情報の告知義務、それに削除を求められた時の対応が 必要になりますがどうなりますか?」と聞いてみたんですが、 それについては電話が変わって上の人(?)が出てきて「告知って 解約した人にも必要なんですか?それに個々にDM等で告知しなきゃ いけないんですか?」ってなぜこっちに質問するっ! 削除の件も(予想通り)「何も聞いてません」という回答だけでした。
ここは500円もらえるチャンスが増えると喜ぶべきなのか…
日経新聞の報道によれば、中部電力が超重質油(ヘビーオイル、オイルサンドも含まれる)の低粘度化と脱硫技術の実用化に目処をつけ(2003年7月29日のプレスリリース)、2008年にも商用化に入るとのこと。中部電力の技術(一般向け解説ページ)は超臨界水を用いることで、超重質油の分子を分解し、既存のA重油なみの粘度と硫黄含有率までの改質を可能とした。超重質油資源はカナダ、アメリカ、ベネズエラ、ロシアなどに多く分布し、可採埋蔵量は、通常利用されている石油の可採埋蔵量に匹敵する約9,500億バレルに達するが、従来は利用が困難であり、僅かな量の採掘しか行われてこなかった(→JAPEXの事業)。事業化した時のコストは1バレル当たり20ドル台を目指しており、石油価格が30ドル台であれば十分に競争力があるとのこと。
ちなみにであるが、地下エネルギー資源としては、天然ガス、石炭、メタンハイドレートも重要だ。埋蔵量は順に多くなる。もちろん二酸化炭素排出量の観点では、原子力や省エネ技術がやはり重要であることは付け加えておきたい。
先月本家スラッシュドットで行われたインタビュー記事、Wikipedia Founder Jimmy Wales Respondsの翻訳をお届けします。今回のゲストは、freeなオンライン百科事典Wikipediaの創始者であるJimmy Wales氏です。Wikipediaの中で起こる様々な物事や、これからのWikipediaの行く先について、12個の質問に回答しています。今回もすらっしゅどっと翻訳部の皆さんには多大なご協力を頂きました。どうもありがとうございます。それではインタビューの内容をお楽しみください。 序文Wikipedia は素晴らしいプロジェクトです。そして、Wikipedia 創始者である Jimmy Wales へのスラッシュドットの読者の質問 -- あなた方が投稿した中の最も高くモデレートされた12個の質問への Jimmy Wales の回答 -- もまた素晴らしいものです。
1) 寄付 - by southpolesammy現在の寄付の状況はどうですか。また、広告抜きで資金調達が増加しなかったらWikipediaの将来はどうなりますか。
Jimmy Wales:われわれはいつもハードウェアのための資金に困ってる。ぼくが今でも帯域とホスティングのための費用を出していて、当面はそうしていくつもりだけど、サイトを運営するのに必要なハードウェアに対しては、コミュニティからの寄付に頼っているんだ。
われわれの規模は驚異的に伸びつづけている。
Roblimoからこのインタビューを持ちかけられてうれしかった理由の一つに、これまでわれわれに対してとりわけスラッシュドットのコミュニティが気前よさを示してくれていた、ということがあるんだ。ここの読者たちは、われわれのやっていることの重要性を理解してくれて、GNUスタイルの自由という思想がフリーソフトウェアコミュニティをはるかに越えて広がっていくことの重要性を理解してくれている。
援助資金の寄付に関心を持っていただけるなら、どうかサイトを訪れて、資金がどう生かされているか確かめてほしい。
2) 宣伝? - by obliWikipediaについての噂はどのように広まってきましたか。Wikipedia は宣伝のために実際にお金を使ったことがありますか。広告があったかどうか思い返すと、私は広告を見た覚えがないのですが。
Jimmy Wales:うん。われわれは宣伝にお金を払ってない。今までに払ったこともないし、十中八九これからも払わないだろう。広告は必要じゃなかったし、また必要になることもないと思う。
大事なのは、われわれが興味深くて刺激的なことをやっていて、それによって、フリーソフトウェアを使ってフリーライセンスのもとで活動するコミュニティプロジェクトに何ができるのかを示しているということなんだ。近頃は、フリーなライセンスの原則を用いて素晴らしいソフトウェアを書くことが可能だと誰もが知っているけど、われわれはさらに、ほかの領域でも知識の共有という考え方が人を動かしうるということを証明しつつあるんだ。
3) 従来の百科事典に対する補完なのか競合なのか - by ewanrgWikipedia は、World Book や Encyclopedia Britannica と比べたときに、競合する相手だと考えていますか、補足する手段だと考えていますか。
Jimmy Wales:ぼくはそれらの百科事典を競争相手と見なしたい。5年以内にはそれらは存在しなくなっているだろうという点を除いてね。
ソフトウェアがほかと違っているのは、ネットワークの外部性をはじめとする、無料の代替物への移行を難しくする各種「束縛」作用があるという点だ。人々は Microsoft の製品にとても満足していて、もし乗り換えたらそれまで習得してきた技術(ctrl-alt-delとかね!)をすべて捨てて、他人とファイルを共有できなくなるんじゃないかと恐れているんだ。
でもぼくたちのコミュニティが作っている物は違う。時代遅れの古い百科事典から Wikipedia に乗り換えるコストはない。ただクリックして読むだけで、望みのものが手に入る。友達が乗り換える前に自分が乗り換えることも可能なのに、新しく学んだ知識は完全に互換性があるんだ。
4) 品質管理 - by Raindanceまず最初に、ユーザーからの投稿や校正をオープンにするコミュニティ製の百科事典というコンセプトは素晴らしいと思います。これは実際、オープンソースにそっくりだし、Wikipedia はOSモデルが他の文脈にも適用できることの本当に良い例となっています。
しかし、百科事典の事情とソフトウェアの事情は違います。はっきりと違います。私が特に興味を引かれるのは品質管理です。コードがまずいときには気づきますよね。コンパイルできないときとか、予想外の挙動を示したときとか。
Wiki の記事はどういう場合に品質が落ちますか。そしてそれはどうやったらわかるのでしょう。品質管理が Wikipedia の大きな問題であるとお考えですか。品質管理プロセス中にコミュニティを一段と深く組み込んでいく(たぶんスラッシュドットのモデレーション/メタモデレーションシステムと似たようなものになると思いますが)予定はありますか。
Jimmy Wales:そうだね。百科事典の記事の品質が低いというときには、明らかに目に見えるケースがたくさんあり、はっきりととらえにくいケースがいくつかある。はっきりしているケースには、単純に間違った情報や、文法の間違い、強い偏見などが含まれる。微妙なケースとしては、軽度の偏見や、さえない文章などが含まれるだろう。
品質管理は、数あるわれわれの内部作業の全てだ。このサイト上の全てのページは "Special:Recentchanges" に現れ、個人ユーザーは、特定のページに目を光らせるのに使える(実際使っている) 'watchlists' を持っている。
ぼくが今取り組んでいるのは、校閲の「次なる段階」についてのコミュニティに向けての最初の試案作り。バージョン "1.0 stable" リリース実現に真剣に取り組むのに必要となるものだ。このコンセプトはソフトウェアの世界と非常に類似している。現在のサイトは常に最新の nightly build であり、もちろん流動的なものだけど、校閲と検証が済んで品質が確認された安定性のある版を公開することも必要なんだ。
その草稿は2週間以内に公開し、コミュニティからフィードバックと修正を受け、そのあとでプロジェクト全体の投票を行う予定だ。
このプロセスは、いくらかスラッシュドットのモデレーション/メタモデレーションのようなシステムを伴うかもしれないけど、おそらく投票指向の手順というよりもむしろ編集指向の手順になるんじゃないかな。
5) 対象のバランスをとるには? - by mangu特定の欠けている話題についての項目を書いてもらうための取り組みを何かしていますか。市販の百科事典を調べると、あらゆる種類の人間の知識についてカバーされています。一方 Wikipedia では、たとえばスラッシュドットの荒らしについての項目がいくつも見つかります。未だ書かれていない他の(重要な)分野もあるというのに。
Jimmy Wales:この問題は、次第に解決されつつある。確かに、スラッシュドットの荒らしについての適切な情報はかなりたくさんあるけど、全ての重要な話題について同じことがいえる。もちろん、他の領域に比べて不足しているものが多い領域もあるけど、それを見つけて解決していく取り組みは、コミュニティ内で現に進行中だ。
思うに、Britannica に収録されていてわれわれが全くカバーしていない話題を見つけるのは、かなり難しくなっているだろう。まあちょっと見渡せば、同じ話題を扱っていてわれわれの記事よりも優れている数少ない記事を Britannica で見つけることは、いまでも難しいことじゃない。でもずいぶん難しくなったし、それはこれからも変わらないだろうね。
というわけで、質問に直接答えると、答えはイエス。特定の項目について記事を書いてもらうための取り組み、われわれがまだカバーしていない領域とカバーすべき領域を具体化するための取り組みは常になされている。
6) 絶え間の無い論争... - by Rageon物議を醸す問題(中絶、宗教など)について立場の異なる人たちの間で絶え間なく起こる論争をどのように解決していますか。またこれからどのようにするつもりですか。現在のシステムは、同じ人たちが同じページを修正してまた修正し返したりを繰り返すことができるシステムになっているようですが、変更を予定していますか。
Jimmy Wales:われわれのコミュニティでは、そのような議論を積極的にやめさせている。人が犯す社会的な過失として最も大きなものの一つは、嫌われている「堂々巡りの論争」だ。しかししょせん人間は人間で議論する生き物。すべての議論を排除する方法はこれから先もないということを理解する必要がある。
7) 人々を参加させること - by Anonymous CowardWiki にただ貢献してもらうだけではなく、貢献し続けてもらうために最も有効な方法は何ですか。
Jimmy Wales:愛。技術者の世界で愛について甘っちょろいことをいろいろ言うのはあまり受けがよくないけれど、率直に言って愛こそプロジェクトをまとめていくのにとてもとても重要な部分だ。
Wikipedia の使命は、ただ素晴らしいウェブサイトを制作することよりもはるかに大きいものだと常に考えてきた。もちろん素晴らしいサイトを制作しているし、制作を大いに楽しんでいるけど、われわれを動かす大きな要因は、建設的なやり方で世界に影響を及ぼすという、より大きな使命だ。
ぼくがねらっているのは、Wikipedia のコピーを地球上のすべての個人に、彼らの言語で配布することだ。そして、Wikibooks プロジェクトから生まれたフリーの教科書が、内容のコストを根底から切り捨てることによって、発展途上国の教育に革命をもたらすように使われることだ。
このような大局的な理想を掲げると、われわれがやっていることを人々が熱烈に支持してくれるようになる。そして、個人的な違いや上で述べたような論争を棚上げすることができる。そして、仕事を進めるために妥協することを可能にする。
編集合戦に苛立っている人々にぼくがしばしば助言するのは、きれいな飲み水なしで生きている人や、教育という適切な手段を知らない人について考えなさい、われわれの活動はいつかそのような人を助けることになるかもしれない、ということだ。そうすれば罵倒合戦が遠景に退くだろうと思って。
世界中のすべての個人に人間の知識の集積へのフリーなアクセスが与えられる、そんな世界を想像してほしい。それこそがわれわれのしていることなんだ。
8) 広告業者、スパマー、サーチエンジン、ああ! - by RomSteady私は Wiki のコンセプトが好きですが、現在の実装について少々心配しています。
現在、クローラーが Wiki を混乱させており、スパマーが Google ランキングを上げるために Wiki に自サイトへのリンクを埋め込み、広告業者は誰かが通りかかって削除するまで Wiki に広告を設置している、といういくつかの例を私たちは目の当たりにしています。
将来このようなことを防ぐために Wiki にどのような修正を加えることができると考えていますか。
Jimmy Wales:もちろん、そんな問題を解決するのは本当に簡単だと思っている。最初の仕掛けの一つは、外部へのリンクが含まれているかどうか、誰かが入力した Wiki テキストを解析すること。外部へのリンクが含まれていたら、その場合に限ってだけど、captcha の回答が必要だということにする。
2番目のステップは、誰でも編集できるように門戸は広く開放しておくが、外部リンクを投稿する資格をコミュニティに信頼された人だけに制限すること。信頼されたユーザーが、信頼の領域を広げるのを本当に容易にしておくことが大事だ。なぜならば、参加を促したいのだから。
Wiki でうまく機能するとぼくが考えているのは基本的に、人々が正しく振舞うと信頼することと、耐えられる限り彼らを信頼することだ。それで頭を痛めたり彼らがぶち壊しにしないかと怯えさせられたりしない限りはね。なぜって、それでうまく機能しているもの。
人は元来邪悪な存在じゃない。最小限の調整手段さえあれば、コミュニティを分断させたいと望むごくわずかの少数派をあしらうことができる。
9) ウェブサービスは? データフォーマットは? - by sh0rtieHTML以外にもデータアクセスサービスの提供を考えたことがありますか。IMDBのような、他の成功を遂げているコミュニティベースのサイトでは、(構造化されたやり方で)Eメールでクエリーを送ることができるし、今ではこれらの機能に特化したアプリケーションも数多く存在します。優れたプログラマーがアプリケーションを作成できるように、他のフォーマット(XML/SOAP/TELNET/TXTなどなど)でのデータ提供を考えたことはありますか。そうすることで、データを新しくて面白い方法で利用できるようになるかもしれません。
Jimmy Wales:うんうんうん。100%大賛成です。Wikitech-l という技術に関するメーリングリストがあるので、参加して、仕様について質問してほしい。われわれはそういったものを迅速かつ正確に実装しようとしているけど、そうするのを助けようと申し出てくれる開発者がさらに加わってくれたら最高だろうな。
10) 中国とWiki - by Stargoat中国が Wiki を遮断したことについてどう思いますか。またその効果があったとして、Wikipedia が中国人と世界のコミュニティ双方に提供できる、あるいはできないサービスに対してどういう効果を及ぼすと考えますか。
Jimmy Wales:中国での遮断が続いたのはほんの2〜3日間で、中国語版 Wikipedia の管理者が禁止令の存在を訴え出るまでのことだった。
ぼくがこのことについて考えていることには2つの要素がある。1つめは、検閲者が Wikipedia を遮断するなら彼らは恥さらしもいいところ、ということだ。なぜならばわれわれは彼らが検閲したいと主張するようなものではまったくないから。Wikipedia を検閲することは、偏向していない事実に基づく情報それ自体が検閲者を怯えさせているということを彼らが自認しているということだ。われわれは政治的プロパガンダではないし、オンラインギャンブルでもないし、ポルノでもない。百科事典なんだ。
2つめに、どんな場所のどんな政府からの要求だろうと、それに応えて自由の原則・言論の自由の原則・包括性及び中立性の義務を曲げたりなどしないことは、われわれの使命全体にかかわる道徳的義務だと考えている。われわれは活動が引き起こす結果もひっくるめて、「自由な」百科事典なんだ。
11) Wikipedia に不足しているように見える分野 - by wcrowe他の百科事典は制作にあたって出典を列挙します。Wikipedia はこのための手段を持っていないようです。そして、記事中に出典が列挙されているのを見たことがありません。私がこう考えているのは正しいでしょうか。なぜ出典を列挙しないのですか。出典の列挙はこのプロジェクトの信頼性を上げるでしょう。
Jimmy Wales:それは認識違いだと思う。われわれはだいたい他のほとんどの百科事典と同じくらい出典を現に列挙していると思う。しかし、もっと出典があった方がいいという意見には同意する。われわれが1.0 stableリリースに向かって前進していく際に、目標の一つは、出来る限り「もっと学ぶにはどこに行けばいいか」、つまり、おおもとの研究からの引用などについてのより広範囲な情報を付加した項目を、より多く提供することであるのは間違いない。
12) 金銭問題 - by Achoi77Wikipedia がこれまでになく大きくなってきたという事実を踏まえると、資金繰りに安定を欠くことがプロジェクト全体の崩壊を引き起こすかもしれないという潜在的な懸念は、現実味を帯びているのでしょうか。(広告のように)検討されて、完全に却下されたけれども、後になってまた再検討するしかなかった不本意な緊急時対策はありましたか(それはどんな種類のものでしょうか)。
Jimmy Wales:Wikipedia はこれまでになく大きくなったから、望む性能を保つのに十分なサーバーを維持することは、常に懸念材料としてある。
しかし同時に、大丈夫だろうという絶対的な確信がある。その理由は、誰もが Wikipediaを愛しているということだ。今年の1月に2万ドルの募金を世界に呼びかけたときに、1週間足らずで5万ドル近くが集まった。
現在われわれは助成についてあらゆる可能性を探っているところで、いまこの記事を読んでくれている皆さんにも一考をお願いする次第だ。面倒でなければ、プロジェクトを訪れてどういった支援ができるかを見出だしてはいただけないだろうか。
広告についての質問はときどき議論に上るけれども、あまり「私達は生き残る為に広告を受け入れる必要があるのか」という話にはならない。この答えは明確に「ノー」だ。
広告についての議論は、実際にはむしろ、現にこんなにトラフィックがあり、これほどの成長を目の当たりにしているのだから、広告を受け入れることに決めたら慈善的な組織としてどれだけのことができるようになるだろう、といった類いのものだ。われわれのコスト構造は従来のどんなウェブサイトと比べてもものすごーく低いから、もしコミュニティが広告を受け入れることに決めたら、Wikipedia Foundation に大きな富をもたらすだろう。
そうしたらその金は発展途上国の書籍やメディアセンターに資金供与するために使うかもしれない。一部は追加のハードウェアを買うのに使うかもしれないし、一部はわれわれが使命を遂行するために用いるソフトウェアの開発費用を賄うのに使うかもしれない。われわれのように比較的裕福でインターネットにつながった世界の安楽な状態から、自らに対して問わなければならないことは、Wikipedia の純潔に侵入してくる広告に対して感じる不快感や嫌悪感は果たしてその使命よりも大事なものなのか、という問いだと思う。
でも、ことはもっと複雑で、われわれのここまでの成功も、大体において活動の純粋性に負っているんだ。広告収入を受け入れれば、受けられる可能性のあった寄付を失うかもしれない。こみいった問いなんだ。
でもそれは、生き延びるためにはどうしてもこの問いに答えなきゃいけない、といった種類の問いじゃない。今までどおりにやっていけばいいんだ。もちろん皆さんからの援助があればね。:-)
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者